スキルが覚醒してパーティーに貢献していたつもりだったが、追放されてしまいました ~今度から新たに出来た仲間と頑張ります~

黒色の猫

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14話・卵

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 目が覚めると、改めて若さの素晴らしさを感じながら、朝食を食べる。食べ終わると、

「おばちゃん、弁当の方はどう?」

「あぁ、少しだけど出来てるよ。今持ってくるよ」

 帰ってきたおばちゃんは、3食分の弁当を持ってきた。

「悪いね、セウン。よくよく考えたら容器がそこまで無いから、多くは作れないみたいだよ」

「分かりました。なら、後で買っときます」

 少しの苦笑いを浮かべるおばちゃんから、弁当を受け取り、容器を買ってから、ダンジョンへむかった。
 14階層へ転移する前に、10階層をチラッと見ておく。扉も閉まっており、扉の前には、2組ほどのパーティーがいたので、そっと引き返してから、14階層へ転移する。

「さて、今日も頑張りますか!!」

 俺は、15階層へ下り早速、能力向上・武具覚醒を行い、レベル上げ・お金稼ぎを兼ねた攻略を開始する。
 昨日は、宝箱を見つける事が出来なかったので、慎重に探索をしていたので、1階層の攻略時間がかかってしまう。そのおかげもあったのか、17階層で初めて宝箱を発見した。

「あったのは嬉しいけど、木の上はないだろ…」

 不自然に、1本だけ高い木があったから、何気なく能力の高さをいかし木の上に登ってみると、やや隠すように宝箱が置いてあった。宝箱に手を置き、武具覚醒を使い、良さげなアイテムがないか見てみる。でも、聞いた事のないアイテムもあり、いまいちどれがいいのか決まらない。

「ん、これは…」

 この中で、興味深い物があったので、それを選択してみる。

「従魔の卵」

 その後、宝箱を開けてみると、中には変な模様の入った鶏卵程の卵が入ってあった。
 卵を手に取り、取り出しておいたモノクルを装備し、魔力を流すして卵を見てみる。

アイテム名:従魔の卵
説明:近くの魔力を吸い取り、成長する卵。吸い取った魔力質によって従魔が変化する。また、魔力を流す事によって卵の成長スピードが変化する。孵化するのに必要な魔力量がたまると孵化する。
希少度:幻想級ファンダズマ
 
「思ったよりも、希少度が高いんだな…」

 俺は、試しに魔力を流してみる。
 どんどん、吸われていく感じはあるが孵る気がしなかった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー作者より(捕捉)

森林ダンジョンについて

・全30階層
 (ボス出現階層10・20・30)

・出現モンスターのLV

1~9階層 LV5~40
10階層ボス エルダートレント LV50
レアボスの場合 通常ボスのLVの1.2倍→LV60

11~19階層 LV40~60
20階層ボス ????? LV70
レアボスの場合 通常ボスのLVの約1.2倍→LV85

21~29階層 LV60~80
30階層ボス ????? LV90
レアボスの場合 通常ボスのLVの約1.2倍→LV110

ちなみに、森林系ダンジョンでの宝箱出現率は、低いです。

従魔の卵… 完全にペット枠です。
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