101 / 453
36話・ゴーレム戦 1
しおりを挟む
鎚と同じ色のゴーレムは、顔を下にむけて俺を見て、目であろう部分を光らせた。
「あ、今絶対俺の事敵認証したな…」
俺は、鎚を壊さないように、アイテムボックスに入れ、モノクルを取り出しておく。
ゴーレムは、俺めがけて拳を振り下ろしてくるが、動きはそこまで早くない。俺は、とりあえず、後ろに飛び退きながら、モノクルに魔力を流し、ゴーレムを鑑定する。
名前:ー 種族:アダマンタイトゴーレム
年齢:ー 性別:ー
LV: 85 HP: 250 MP: 0
力: 150 器用: 10 防御: 400 敏捷: 50
知力: 30 精神: 10 運: 10 魅力: 10
スキル:自己再生、豪腕Lv3、身体操作
称号:守護者
「やっぱり、アダマンタイトか…」
俺は、モノクルをアイテムボックスに戻し、
「眠れる力《ソーン》・能力向上」
とりあえず、3倍まで能力をあげる。
ゴーレムの拳は、俺が先程までいた床を砕いた。
やはりというか、パワーは、中々のもんだ。
ゴーレムは、後ろに下がった俺に気付いたようで、今度は逆の腕を振り上げる。
「眠れる力・武具覚醒… 鉱石キラー、切れ味強化、耐久力強化」
俺は、剣も強化し、振り下ろされたゴーレムの拳めがけて、剣を振り上げる。
スパッ
ゴーレムの拳は、少し抵抗を感じながらも、斬れたのは斬れたのだが、ただ斬っただけで、拳は止まならかった。咄嗟に、剣を持っていない方の腕でそれを受け止める。まぁ、正確に言えば、睡眠の霧でだけどな。
よく見ると、斬った部分が元通りになりつつあった。
自己再生か? それならと、俺は、止まったゴーレムの腕に飛び乗り、肩まで駆け上がり、今度は肩から腕を斬り落とす。腕は、音をたて床に落ちる。俺は、落ちると同時に、腕から離脱する。
「次は、反対の腕も…」
逆の腕も斬り落とそうと、振り返るとゴーレムは、俺が落とした腕を持ち上げ、斬り口に当てていた。すると、腕は、何事も無かったかのように、元通りになっていた。
「今のでも、再生するのか… 核を直接狙うか…」
核とは、ゴーレムの心臓みたいなものだ。これを壊す事で、ゴーレムは動きを止める事が出来る。
いやでも、あのゴーレムは、アダマンタイトで出来てるし、素材として集めておくべきだよな…
「なら、斬って即回収だな…」
俺は、振り下ろされた拳を今度は受け止めず、そのまま腕に飛び乗る。
飛び乗ったら、先程同様肩まで駆け上がり、切り落としながら、即アイテムボックスに回収する。
「よし、成功」
問題なく、回収する事が出来た。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー作者より(訂正)
ハンマー → 鎚 に変更してます。
「あ、今絶対俺の事敵認証したな…」
俺は、鎚を壊さないように、アイテムボックスに入れ、モノクルを取り出しておく。
ゴーレムは、俺めがけて拳を振り下ろしてくるが、動きはそこまで早くない。俺は、とりあえず、後ろに飛び退きながら、モノクルに魔力を流し、ゴーレムを鑑定する。
名前:ー 種族:アダマンタイトゴーレム
年齢:ー 性別:ー
LV: 85 HP: 250 MP: 0
力: 150 器用: 10 防御: 400 敏捷: 50
知力: 30 精神: 10 運: 10 魅力: 10
スキル:自己再生、豪腕Lv3、身体操作
称号:守護者
「やっぱり、アダマンタイトか…」
俺は、モノクルをアイテムボックスに戻し、
「眠れる力《ソーン》・能力向上」
とりあえず、3倍まで能力をあげる。
ゴーレムの拳は、俺が先程までいた床を砕いた。
やはりというか、パワーは、中々のもんだ。
ゴーレムは、後ろに下がった俺に気付いたようで、今度は逆の腕を振り上げる。
「眠れる力・武具覚醒… 鉱石キラー、切れ味強化、耐久力強化」
俺は、剣も強化し、振り下ろされたゴーレムの拳めがけて、剣を振り上げる。
スパッ
ゴーレムの拳は、少し抵抗を感じながらも、斬れたのは斬れたのだが、ただ斬っただけで、拳は止まならかった。咄嗟に、剣を持っていない方の腕でそれを受け止める。まぁ、正確に言えば、睡眠の霧でだけどな。
よく見ると、斬った部分が元通りになりつつあった。
自己再生か? それならと、俺は、止まったゴーレムの腕に飛び乗り、肩まで駆け上がり、今度は肩から腕を斬り落とす。腕は、音をたて床に落ちる。俺は、落ちると同時に、腕から離脱する。
「次は、反対の腕も…」
逆の腕も斬り落とそうと、振り返るとゴーレムは、俺が落とした腕を持ち上げ、斬り口に当てていた。すると、腕は、何事も無かったかのように、元通りになっていた。
「今のでも、再生するのか… 核を直接狙うか…」
核とは、ゴーレムの心臓みたいなものだ。これを壊す事で、ゴーレムは動きを止める事が出来る。
いやでも、あのゴーレムは、アダマンタイトで出来てるし、素材として集めておくべきだよな…
「なら、斬って即回収だな…」
俺は、振り下ろされた拳を今度は受け止めず、そのまま腕に飛び乗る。
飛び乗ったら、先程同様肩まで駆け上がり、切り落としながら、即アイテムボックスに回収する。
「よし、成功」
問題なく、回収する事が出来た。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー作者より(訂正)
ハンマー → 鎚 に変更してます。
10
あなたにおすすめの小説
私はもう必要ないらしいので、国を護る秘術を解くことにした〜気づいた頃には、もう遅いですよ?〜
AK
ファンタジー
ランドロール公爵家は、数百年前に王国を大地震の脅威から護った『要の巫女』の子孫として王国に名を残している。
そして15歳になったリシア・ランドロールも一族の慣しに従って『要の巫女』の座を受け継ぐこととなる。
さらに王太子がリシアを婚約者に選んだことで二人は婚約を結ぶことが決定した。
しかし本物の巫女としての力を持っていたのは初代のみで、それ以降はただ形式上の祈りを捧げる名ばかりの巫女ばかりであった。
それ故に時代とともにランドロール公爵家を敬う者は減っていき、遂に王太子アストラはリシアとの婚約破棄を宣言すると共にランドロール家の爵位を剥奪する事を決定してしまう。
だが彼らは知らなかった。リシアこそが初代『要の巫女』の生まれ変わりであり、これから王国で発生する大地震を予兆し鎮めていたと言う事実を。
そして「もう私は必要ないんですよね?」と、そっと術を解き、リシアは国を後にする決意をするのだった。
※小説家になろう・カクヨムにも同タイトルで投稿しています。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
妾の子だからといって、公爵家の令嬢を侮辱してただで済むと思っていたんですか?
木山楽斗
恋愛
公爵家の妾の子であるクラリアは、とある舞踏会にて二人の令嬢に詰められていた。
彼女達は、公爵家の汚点ともいえるクラリアのことを蔑み馬鹿にしていたのである。
公爵家の一員を侮辱するなど、本来であれば許されることではない。
しかし彼女達は、妾の子のことでムキになることはないと高を括っていた。
だが公爵家は彼女達に対して厳正なる抗議をしてきた。
二人が公爵家を侮辱したとして、糾弾したのである。
彼女達は何もわかっていなかったのだ。例え妾の子であろうとも、公爵家の一員であるクラリアを侮辱してただで済む訳がないということを。
※HOTランキング1位、小説、恋愛24hポイントランキング1位(2024/10/04) 皆さまの応援のおかげです。誠にありがとうございます。
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
俺の婚約者は地味で陰気臭い女なはずだが、どうも違うらしい。
ミミリン
恋愛
ある世界の貴族である俺。婚約者のアリスはいつもボサボサの髪の毛とぶかぶかの制服を着ていて陰気な女だ。幼馴染のアンジェリカからは良くない話も聞いている。
俺と婚約していても話は続かないし、婚約者としての役目も担う気はないようだ。
そんな婚約者のアリスがある日、俺のメイドがふるまった紅茶を俺の目の前でわざとこぼし続けた。
こんな女とは婚約解消だ。
この日から俺とアリスの関係が少しずつ変わっていく。
御家騒動なんて真っ平ごめんです〜捨てられた双子の片割れは平凡な人生を歩みたい〜
伽羅
ファンタジー
【幼少期】
双子の弟に殺された…と思ったら、何故か赤ん坊に生まれ変わっていた。
ここはもしかして異世界か?
だが、そこでも双子だったため、後継者争いを懸念する親に孤児院の前に捨てられてしまう。
ようやく里親が見つかり、平和に暮らせると思っていたが…。
【学院期】
学院に通い出すとそこには双子の片割れのエドワード王子も通っていた。
周りに双子だとバレないように学院生活を送っていたが、何故かエドワード王子の影武者をする事になり…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる