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61話・お茶会?
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シェーンの勝利宣言で食後の運動が終了した。
「いやぁ、久しぶりに、良い運動になったよ。ありがとう、セウン」
フィア婆様は、手を差し出してきたので、
「それは、良かったです」
そう言いながら、手を握り返した。
「お疲れ様です、セウンさん。フィアンマ様」
手を離した所で、シェーンが近づいてきて、俺たちに、タオルを渡してくれる。
「ありがとう、シェーン」
「悪いね、シェーン」
お礼を言いながら、タオルを受けとり、3人で孤児院へと戻った。
◆
子供たちは、まだ寝ていたので、フィア婆様の案で、お茶会をする事になった。シビルさんも誘おうかと思ったが、子供たちと一緒に寝ていたので、3人でする事になった。
お茶会のお茶などは、フィア婆様が準備してくれる。
俺のお茶会のイメージは、おほほ言っているお嬢様たちが、紅茶飲んで菓子を食べながら、お喋りしている感じだ。でも、フィア婆様が準備してくれた物は、紅茶などではなく、
「緑茶と煎餅ですか…」
前世で、見慣れた物だった。
しかも、何気に急須や湯呑みまであるよ。
「驚かせようと思ったのに、セウンは知ってるのかい。博識なんだねぇ」
「た… たまたま、見た事があっただけですよ」
「そうなのかい? ここらでも、珍しい物だと思うんだけどねぇ… シェーンは、どうだい?」
「リョクチャやセンベーですか? すみません。私は、どちらとも聞いた事がないですね… フィアンマ様。それは、どういった物なんですか?」
フィア婆様は、よくぞ聞いてくれましたと言わんばかりに、説明を始める。
フィア婆様の説明をまとめると、緑茶や煎餅は、ここから東にあるとある国の特産品だそうだ。その国に、フィア婆様が立ち寄った際、それらを飲み食いして、気に入ったみたいで、知り合いの商人から仕入れてもらっているそうだ。
「さて、説明はこんな所だね。それじゃあ、2人とも、飲んでみて」
フィア婆様は、そう言って急須から湯呑みに緑茶を注ぎ、煎餅と一緒に差し出してくる。
俺は、躊躇いなく湯呑みに手を伸ばし、緑茶を飲む。
久々に、飲んだけど美味しい。まぁ、久々って言っても前世では、ペットボトルに入っていた物くらいしか飲んでないいんだけどね。煎餅にも手を伸ばし、食べる。
「どうだい?」
フィア婆様が、感想を聞いてきたので、
「美味しいですね」
正直に答える。
「そりゃあ、良かったよ。ほら、シェーンも遠慮しなくてもいいよ」
「はい。頂きます」
シェーンは、どうやら猫舌なのか、何度か息を吹きかけてから、緑茶を飲み出した。
「いやぁ、久しぶりに、良い運動になったよ。ありがとう、セウン」
フィア婆様は、手を差し出してきたので、
「それは、良かったです」
そう言いながら、手を握り返した。
「お疲れ様です、セウンさん。フィアンマ様」
手を離した所で、シェーンが近づいてきて、俺たちに、タオルを渡してくれる。
「ありがとう、シェーン」
「悪いね、シェーン」
お礼を言いながら、タオルを受けとり、3人で孤児院へと戻った。
◆
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「緑茶と煎餅ですか…」
前世で、見慣れた物だった。
しかも、何気に急須や湯呑みまであるよ。
「驚かせようと思ったのに、セウンは知ってるのかい。博識なんだねぇ」
「た… たまたま、見た事があっただけですよ」
「そうなのかい? ここらでも、珍しい物だと思うんだけどねぇ… シェーンは、どうだい?」
「リョクチャやセンベーですか? すみません。私は、どちらとも聞いた事がないですね… フィアンマ様。それは、どういった物なんですか?」
フィア婆様は、よくぞ聞いてくれましたと言わんばかりに、説明を始める。
フィア婆様の説明をまとめると、緑茶や煎餅は、ここから東にあるとある国の特産品だそうだ。その国に、フィア婆様が立ち寄った際、それらを飲み食いして、気に入ったみたいで、知り合いの商人から仕入れてもらっているそうだ。
「さて、説明はこんな所だね。それじゃあ、2人とも、飲んでみて」
フィア婆様は、そう言って急須から湯呑みに緑茶を注ぎ、煎餅と一緒に差し出してくる。
俺は、躊躇いなく湯呑みに手を伸ばし、緑茶を飲む。
久々に、飲んだけど美味しい。まぁ、久々って言っても前世では、ペットボトルに入っていた物くらいしか飲んでないいんだけどね。煎餅にも手を伸ばし、食べる。
「どうだい?」
フィア婆様が、感想を聞いてきたので、
「美味しいですね」
正直に答える。
「そりゃあ、良かったよ。ほら、シェーンも遠慮しなくてもいいよ」
「はい。頂きます」
シェーンは、どうやら猫舌なのか、何度か息を吹きかけてから、緑茶を飲み出した。
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