スキルが覚醒してパーティーに貢献していたつもりだったが、追放されてしまいました ~今度から新たに出来た仲間と頑張ります~

黒色の猫

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閑話・マレン(過去編) 8

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 私は、ゴブリンから逃げ、逃げた先にあった大きな洞窟に逃げ込んでいた。逃げる最中荷物を捨ててきたので、手元には、ナイフしか残っていなかった。
 それよりも今は、少しでも回復に努める為、入り口から見えない場所で、壁を背に座り込んで息を整える。
 整えている間も、外の音を気にしておくのを忘れない。
 どのくらい時間がたったのか分からないが、特にゴブリンらしき鳴き声は聞こえてこない。

「はぁ… どうやら、ちゃんとゴブリンをけたみたいね…」

 それならと、回復に努める為、私は、体を横にする。
 横になると、すぐに瞼が重たくなってきた。私はそれに、負けないように抗うが、疲労や極度の緊張もあったせいか、私の瞼は次第に閉じていった。





 ツンツン

「ん…」

 頬に、何かがあたる感触がある。

 ツンツン

 また、頬に何かがあたる感触がする。

「お母さん… まだ、早いよ…」

 私は、頬をつついているであろうお母さんに、そう言ってから寝返りを打つと、

「痛っ!!」

 体に鈍い痛みが走る。
 痛みのせいで、軽く目が覚めた私は、うっすら目を開けてみるが、真っ暗だった。
 目の前へと、ゆっくりと手を伸ばすと、すぐに硬く、ざらざとした感触があった。
 なんでって思いながらも、徐々に意識がはっきりしてきて、今自分が置かれている状況を思い出した。
 私はすぐに、痛む体に鞭打って、体を起こし、薄暗い洞窟内を確認する。
 近くしか見えないが、見渡した範囲に、ゴブリンらしき姿はなさそうだ。

「良かった…」

 安堵すると同時に、少しおかしな事に気付く。
 今周りを見渡した際、何かあったような…
 私は、もう一度周りを見渡すと、先ほどまで私がむいていた方向に、うっすらと金色におびてある何があった。
 私は、その金色の物体が続く先へと、ゆっくりと顔を上げると、大きくて真っ赤な2つの何かが、そこにあった。
 それだけでなく、暗闇に目がなれたのか、その金色の全貌を目の当たりにした。





 いつもの静かな場所で、眠っていると私の張ってある糸内に、何かが侵入した気配がする。
 他の奴みたいに、自分の縄張りを主張するつもりもないが、近くで騒がれるのも煩わしいので、少し面倒臭く感じながらも、体を起こし、その方向へとむかう。
 そこにいたのは、複数のゴブリンだった。ゴブリンたちは、私の姿を見るなり、一目散に逃げていく。
 ゴブリンは、食糧にする価値もないので、その姿をバラバラにしておく。
 私が寝ている洞窟周辺を見て周り、出会うゴブリンたち全てをバラバラにしてから、私は、いつもの洞窟へと戻っていった。
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