スキルが覚醒してパーティーに貢献していたつもりだったが、追放されてしまいました ~今度から新たに出来た仲間と頑張ります~

黒色の猫

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61話・いざ模擬戦

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作者より(捕捉)

 特に読まなくても問題ないですが、59~60話の言い回しなど少し変更してます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 昨日は寝付けなかったとはいえ、充分な睡眠はとれたので体調が悪い訳じゃないが、今日する事を考えると、朝から少し緊張していた。
 それでも食後の軽いストレッチのような事を済ませた所で、セウンさんが来てくれ、そのおかげかなのか、それとも軽いストレッチのおかげかなのか分からないが、緊張も和らいできていた。
 今日やる事について、心の中で、よしやってやるぞと改めて気合いを入れ直していた。すると、すぐにスキルを試したり、模擬戦をする訳ではなく、勉強をする事になり、院の中へと1度戻っていく。
 そこで、今私がどこまで勉強を出来るのか聞かれたので、正直に答えると、私は、この世界の文字から教えて貰う事になった。
 それを真剣に取り組んでいたのだが、ご飯を食べているせいかあまり勉強に集中出来ず、そのせいで、模擬戦の事をすっかり忘れており、模擬戦をする事になると再び緊張してきた。
 先にどっちをするのかという話になり、セウンさんの案で、模擬戦からする事になった。
 軽いストレッチをしていた場所へと出ると、私は、少し距離をあけフィアンマさんと向き合った。
 深呼吸しつつ緊張を少しでも和らげ、セウンさんの開始の合図を待っていると、セウンさんより模擬戦のルールが決まっていないのではとの事で、改めてルールを決めてから模擬戦の開始を待つ。
 少し間、周りの雑音以外耳に入ってこなかったがすぐに、

「初め!!」

 とセウンさんの掛け声と共に、模擬戦が開始される。
 今の私だと、たとえ逆立ちしてもフィアンマさんに勝てる筈もない為、開始の合図と共に駆け出し、フィアンマさんに攻撃をしかける。
 フィアンマさんは、一切攻撃してくるなく受けに徹している。
 私は、今持てる力や技を使いながらフィアンマさんに攻撃をしていくが、久しぶりの空手だという事や手足が短くなっている為の弊害のせいもあり思うような攻撃も出来ず、悉く躱されたり、軽く受け流されたりと効果が全くなかった。

「ほれほれこんなもんかい? もっとお前の力を私に見せておくれ」

 フィアンマさんは、そう言い私を煽ってくるけど、

「はぁ… はぁ…」

 軽く肩で息するくらい疲れている。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー作者より

 少し気になって調べてみたら、勉強は、空腹時の方がいいそうです。
 空腹時の方が、集中力・記憶力が上がるそうですので、本編の勉強の仕方はあまり効率が良くないようなので、皆様はお気をつけ下さい。
 ですので、本編の場合は、勉強を教える人が多い方がいいと思ったフィア婆様が少し勘違いしていたとでも思って下さい。
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