スキルが覚醒してパーティーに貢献していたつもりだったが、追放されてしまいました ~今度から新たに出来た仲間と頑張ります~

黒色の猫

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102話・約束?

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 鬼神化を試すのか聞いてみると、ラスは少し考えてから、やると答えた。
 予想した答えと違った為、つい痛みがまた襲ってくるかもしれないけどいいのかと聞いてしまう。
 聞いた後すぐ、こんな事聞くんじゃなかった少し後悔してくる。
 だけどラスは、

「確かにセウンさんの言う通り、痛みがまた襲ってくるかもしれません。ですが、自分の力を把握して使いどころを見極めないといけませんし、折角セウンさんが授けて下さったんですから出来れば使いこなしたいんです」

「そ… そうか」

 確かに俺の力でスキルを覚えはしたが、別に授けた訳ではないんだが…

「それに、これを使いこなす事が出来れば、セウンさんとの約束も守れるかもしれませんから」

「約束…」

 一瞬ラスが何を言っているのか分からなかったが、

「もしかして、フィア婆様の件か?」

 思い当たったのが、打倒フィア婆様だったのでそう聞いてみると、

「はい、そうです」

 ラスは、何当たり前の事をと言いたげな顔のまま答える。

「どういう事?」

「フィアンマ様がどうかされたんですか?」

「なんの事じゃ?」

 打倒フィア婆様の話を知らない3人は、俺とラスのやり取りを聞き、首を傾げながら聞いてきた。

「ん、あ… その…」

 何て答えようか迷ったが、特に秘密にしている訳でもないし、何なら、フィア婆様本人すら知っている話なので、3人にそのまま説明すると、3人とも納得してくれた。
 その後は、もう少しだけポテチを食べながら休憩した。





 休憩後、テーブルなどをアイテムボックスへと片付けて、ラスの要望通り、スキルを試すのを再開した。

「すーはー… それじゃあ、行きます!!」

 1度、深呼吸を挟んだ後、ラスは、躊躇わずに、鬼神化を発動させる。
 発動後、すぐに体の様子を聞いてみるが、特に問題はないようなので、鬼神化の段階を上げていった。





「お師匠様、ラスが!!」

 鏡に写るラス君が、スキルを解除した瞬間、倒れた事に驚いた茨がぐるんっと顔を私の方にむけてくる。

「落ち着きなさい、茨。近くにいる回復魔法の使い手が癒してくれてますから、大丈夫ですよ」

 鏡を指差しながら、大丈夫である事を伝えると、再び顔をぐるんっと元に戻し、鏡に写るラス君が回復していく様子を視て、

「あ、本当だ。良かった…」

 茨は安堵する。
 完全に回復し、ラス君が自分で動き出したのを視て、

「でもお師匠様、今のはいったいどういう事ですか? 私たちが、あのスキルを使って解除した時は、あんな事起きませんでしたよ?」

 茨の質問に対し、後ろにいた他の4人もそうだそうだという風に、頭を縦に振っていた。
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