スキルが覚醒してパーティーに貢献していたつもりだったが、追放されてしまいました ~今度から新たに出来た仲間と頑張ります~

黒色の猫

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104話・久々の登場

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 本当に分かっているのかどうか分からないが、茨は、とびきり元気に返事をする。
 まぁでも、熊や虎たちの面倒をみる事で、茨も、そこのところは成長していると思うので、大丈…
 …夫かとも思ったが、やっぱりまだ少し、手加減に関して心配な部分もあるので、ラス君が来た時は、ちゃんと目を光らせておこうと思う。

「あ、お師匠様!! ラスたちが何か食べ出したけど、あれって何ですか?」

 話に区切りがついた所で、他に気になる事が出来たようで、私に聞いてくる。
 私も、分かる範囲でそれについて答えながら、再び訓練が始まるのを待った。





 休憩後、スキルを試すのを再開する。
 鬼神化を発動するも、最初と同じで、痛みなどが襲ってくる様子はない為、

「鬼神化・第三解放《サード》!!」

 ラスは、神通力が使える段階まで一気に上げていった。
 一応ここでも、体の様子について確認しておく。
 返答は、先程と同じで、特に痛みなどはないとの事だった。
 まだ2回目で、断定はするには少し早いかもしれないが、スキル発動中は、何かしらの理由で、痛みが襲ってこないとみていいかもしれないなと考える。
 その事について話してみると、4人とも同じ意見だった。
 後は、スキル解除後に、また痛みが襲ってくるかどうかだが、その前にまずは、残っている神通力を試してみる事を優先する。

「それじゃあ、残っている神通力を試そうか?」

「はい!!」

「まずは、天耳通てんにつうからだったか?」

 休憩中に、試す神通力の順番を決めたので、そう聞いてみるが、

「はい、そうなんですが、よくよく考えたら、その相手が…」

「あぁ、そうか。確か天耳通は、どんな声をも聞く事が出来るだったな。あ、なら丁度いい相手がいるぞ。ちょっと、待ってくれ」

「分かりました」

 俺は、スピカに念話を送る。

"なぁ、スピカ今いいか?"

『…どうしたの?』

 俺は、今の状態を簡単に説明する。

"…てな訳で、知り合いのスキルを試す為に、スピカに協力して欲しいんだけどいいか?"

『構わない…』

"ありがとう、スピカ。なら、そこから出てきてくれるか?"

『今出る…』

 スピカがそう言った後、すぐ俺の目の前に、黒い渦が現れる。
 その渦を見て、ラスは驚き、他の3人も驚きながらも、一斉に身構える。

「あぁ、悪い悪い。これは、俺の従魔の力だから、身構えなくても大丈夫だぞ」

 そう言いながら、俺は黒い渦に手を入れ、スピカが手に乗った感触があるのを確認してから、黒い渦から手を出した。
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