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3話・突入したのに…
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色々あったが、俺たちは、当初の予定通りに、スライムのいるダンジョンへむかった。
◆
「ここが、ダンジョンなんですね」
「あぁ、そうだよ。この国のダンジョンの入り口は、全て洞窟型だから、外から見たらそこまでの違いはないけど、中は全く違うんだ。あ、因みに、俺も見た事ないんだけど、他にも神殿型や塔型とかあるみたいだぞ」
「そうなんですね」
「あぁ。それじゃあ、入ろうか」
「は… はい!!」
声が上擦っており、かなり緊張しているように見える。
「ラス。俺もいるんだし、そこまで緊張しなくて大丈夫だぞ」
「そ… そうですよね」
「あぁ。入る前に、深呼吸してみたらどうだ?」
「分かりました。やってみます」
ラスは言われた通り、数回深呼吸する。
「どうだ、落ち着いたか?」
「はい」
「なら、今度こそ行こうか?」
「はい!!」
ラスを連れて、ダンジョンへ入ろうとした所で、
「あ!! 悪いラス、やっぱり、少し待ってくれるか?」
ストップをかける。
「どうかしたんですか?」
「あぁ、もしかしたら入り口近くにモンスターがいるかも知れないから、ちょっと先に1人で見に行ってくるよ」
「そういう事ですね。分かりました。待ってますね」
「あぁ、じゃあ行ってくる」
ラスにそう告げ、1人でダンジョンへと入っていく。
◆
近くに、モンスターや他の冒険者の姿はなかった為、ダンジョンから出て、今度はラスを引き連れて、ダンジョンへ入る。
「ここが、ダンジョンの中なんですね… 何か、思ってた通りというか、何だか普通ですね」
俺の後ろから続いて入ってきたラスは、キョロキョロしながらそう言ってきた。
「まぁ、この洞窟系ダンジョンの中は、壁の一部が光ってはいるけど、それ以外は、普通の洞窟とかとあまり変わらない見た目みたいだしな」
「あ、そうなんですね」
「ん? でも思っていた通りって、ラスは、どこか洞窟とかに行った事あるのか?」
ちょっと気になったので、そう聞いてみると、
「あ、いえ、そう言う訳じゃないです。だ、以前やっていたゲームで出てきた場所と雰囲気が似てるなって思っただけです」
「へぇ、ラスもそんなゲームとかしたりしてたんだな?」
「はい!! よくスマホで、某クエスト5をやってました!!」
「お、まじか。俺もそれはやったよ」
小さい頃にもやって、大人になった後も、リメイクされた物をやった記憶がある。
「本当ですか!!」
「あぁ、それで結局結婚相手に迷って、セーブデータを全員分作ったりしたよ」
「あ、分かります!! 私もそれやりました!!」
少しの間、モンスターを探索せずに、入り口の端に避けて、某クエスト会談で盛り上がった。
◆
「ここが、ダンジョンなんですね」
「あぁ、そうだよ。この国のダンジョンの入り口は、全て洞窟型だから、外から見たらそこまでの違いはないけど、中は全く違うんだ。あ、因みに、俺も見た事ないんだけど、他にも神殿型や塔型とかあるみたいだぞ」
「そうなんですね」
「あぁ。それじゃあ、入ろうか」
「は… はい!!」
声が上擦っており、かなり緊張しているように見える。
「ラス。俺もいるんだし、そこまで緊張しなくて大丈夫だぞ」
「そ… そうですよね」
「あぁ。入る前に、深呼吸してみたらどうだ?」
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「どうだ、落ち着いたか?」
「はい」
「なら、今度こそ行こうか?」
「はい!!」
ラスを連れて、ダンジョンへ入ろうとした所で、
「あ!! 悪いラス、やっぱり、少し待ってくれるか?」
ストップをかける。
「どうかしたんですか?」
「あぁ、もしかしたら入り口近くにモンスターがいるかも知れないから、ちょっと先に1人で見に行ってくるよ」
「そういう事ですね。分かりました。待ってますね」
「あぁ、じゃあ行ってくる」
ラスにそう告げ、1人でダンジョンへと入っていく。
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近くに、モンスターや他の冒険者の姿はなかった為、ダンジョンから出て、今度はラスを引き連れて、ダンジョンへ入る。
「ここが、ダンジョンの中なんですね… 何か、思ってた通りというか、何だか普通ですね」
俺の後ろから続いて入ってきたラスは、キョロキョロしながらそう言ってきた。
「まぁ、この洞窟系ダンジョンの中は、壁の一部が光ってはいるけど、それ以外は、普通の洞窟とかとあまり変わらない見た目みたいだしな」
「あ、そうなんですね」
「ん? でも思っていた通りって、ラスは、どこか洞窟とかに行った事あるのか?」
ちょっと気になったので、そう聞いてみると、
「あ、いえ、そう言う訳じゃないです。だ、以前やっていたゲームで出てきた場所と雰囲気が似てるなって思っただけです」
「へぇ、ラスもそんなゲームとかしたりしてたんだな?」
「はい!! よくスマホで、某クエスト5をやってました!!」
「お、まじか。俺もそれはやったよ」
小さい頃にもやって、大人になった後も、リメイクされた物をやった記憶がある。
「本当ですか!!」
「あぁ、それで結局結婚相手に迷って、セーブデータを全員分作ったりしたよ」
「あ、分かります!! 私もそれやりました!!」
少しの間、モンスターを探索せずに、入り口の端に避けて、某クエスト会談で盛り上がった。
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