スキルが覚醒してパーティーに貢献していたつもりだったが、追放されてしまいました ~今度から新たに出来た仲間と頑張ります~

黒色の猫

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49話・ゴミ

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 フィオーリさんへと連絡を取る為に路地裏に入る。
 そして、連絡を終えた所で、柄の悪い人族に絡まれてしまう。
 フィオーリさんが襲撃する前に、騒ぎを起こしたくない私は、とりあえず話を聞くことにした。
 すると、案の定金品目的であり、もし渡さない場合は、私に直接危害を加えようとしているみたいだった。

「はぁ… 1つお聞きしてもいいですか?」

 実力差すら分からないゴミに、1つ尋ねる事にした。

「チッ… 何だ? 言っとくが、金目の物を持ってないって言うのはなしだぜ。お前が魔道具らしき物を扱っているのはバッチリ見てんだからな」

 どうやら、私が連絡を取っている所を見ていたから話しかけてきたようだ。

「そうなんですね。でも、私が聞きたい事はそっちじゃないです」

「ほう… なら何だんだ?」

「私が聞きたいのは、こんな早くからそんな事をして大丈夫なのか聞きたいだけです」

「は?」

「…ですから、こんな街中で盗賊紛いの事をして大丈夫何でしょうか?」

 イライラを募らせながら、再度同じ事を尋ねる。

「ぷっ… ぶっはははは!!」

 すると、目の前のゴミは、突然笑いだし、周りもそれにつられ笑い出す。

「あぁ、悪い悪い。ここにきて、まさかそんな事聞かれるとは思わなかったからな。それで、俺たちがこんな事をして大丈夫だったけか?」

「はい。それでどうなんですか?」

「普通なら、大丈夫じゃないだろうな。だけど、この時間帯は、兵たちの巡回も緩いし、皆忙しく動き回っているから、見て見ぬふりをする奴の方が多いんだよ。それにここは、大通りから外れているから、もし助けを呼んだとしても、雑踏や朝の活気にかき消されるから意味がないぞ」

「そうなんですね」

「でももし、お前が大声を出して助けを呼ぶって言うのなら、その前に、このナイフを突き刺すからよく考えて行動しろよ?」

「分かりました」

 今の話から、フィオーリさんの襲撃に紛れずとも、少しくらい騒ぎを起こしても大丈夫そうだと分かったので、懐へ手をのばす。

「そうそう、最初からそうすれば… へ?」

 懐から取り出した短剣で、躊躇いなく目の前のゴミの心臓を突き刺す。
 そして、引き抜くと同時に、後ろに下がり、突然の事に驚いている他のゴミ共も処理していく。
 ものの数秒で、ゴミ共は、もの言わぬむくろへと生まれ変わった。

「いらぬ時間を取られてしまいましたね。まぁでも、いい死体が手に入った事ですし、有効活用しましょうかね」

 こいつらを使って、街中でも騒ぎを起こす事を考え付いた。
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