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80話・久々
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「一応確認しておくけど、お前ここでなにしてんだ?」
「それはこちらも同様の事の事をお聞きしたいですね」
余裕綽々とした感じで答えはするが、キョロキョロと目は動いていた。
「答える気がないならそれでいい。どうせ答えようが答えまいが、お前をボコるのは変わりはないんだからな」
「そうですか。それは怖いですねぇ…」
口ではそう言っているが、いつでもこちらの攻撃に対応できるよう重心を落とし身構えている。
「眠れ」
とりあえず、ボコるとは言ってみたものの、外も立て込んでいるようだし、捕獲が第一目標なので、効くかどうか分からないが一応試しておく。
「やはり効果なしか…」
スキルを使うが発動した様子がなかった。
やはり以前会った時のように、結界か何かを張っているのだろう。
「…何をしたのか知りませんが、どうやら失敗したようですね」
そう言うあいつの顔は、少しにやけていた。
「みたいだな。まぁ、予想はしていたから気にはしてないさ。それより構えているだけでじゃなくて、お前から来たらどうだ? それとも、その手に持っている物は玩具か何かだったのか?」
失敗するかもとは思っていたから、今言った通り気にはしていないが、あいつからにやけながら言われると少し腹が立ったので、挑発しておく。
「…そんな安い挑発には乗りはしませんよ。それより、私の魔法袋と道具を奪ったのは貴方で違いないでしょうか?」
「さぁな。そうかも知れないし違うかも知れない。まぁどちらにしろ力付くで答えさせてみたらどうだ?」
「チッ…」
「それとも、前みたいに逃げるか? まぁ、逃がすつもりもないけどな」
刀を構えると、あいつも構える。
「おっと、でもその前に」
あいつに逃げられる可能性を少しでもなくす為に、いつもは腕輪になってくれているゴーレムのセンにイメージを送り、いかにもゴーレムという姿をとって貰う。
「これじゃあまだ小さいか…」
ただ取り込んでいるアダマンタイトが少なかったようで、小型のゴーレムが出来上がっていた。
「いったい何を…」
驚愕しているあいつを無視し、アイテムボックスからセンに取り込まさせる追加のアダマンタイトを取り出し、センに取り込まさせる。
すると、センの体は次第に大きくなっていき、入り口を塞ぐ程の巨体となった。
「よし。じゃあ、セン。誰一人ここを通さないようそこで待機していてくれ」
俺のお願いに、センはコクりと頷いてくれる。
「じゃあ、待たせた」
これで、後ろを気にしなくてもよくなったので、あいつをボコる事に集中出来る。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー作者より
セン ・・・ 以前入手していたゴーレムの核で作り出したゴーレム。普段は、セウンの腕輪になっている。
「それはこちらも同様の事の事をお聞きしたいですね」
余裕綽々とした感じで答えはするが、キョロキョロと目は動いていた。
「答える気がないならそれでいい。どうせ答えようが答えまいが、お前をボコるのは変わりはないんだからな」
「そうですか。それは怖いですねぇ…」
口ではそう言っているが、いつでもこちらの攻撃に対応できるよう重心を落とし身構えている。
「眠れ」
とりあえず、ボコるとは言ってみたものの、外も立て込んでいるようだし、捕獲が第一目標なので、効くかどうか分からないが一応試しておく。
「やはり効果なしか…」
スキルを使うが発動した様子がなかった。
やはり以前会った時のように、結界か何かを張っているのだろう。
「…何をしたのか知りませんが、どうやら失敗したようですね」
そう言うあいつの顔は、少しにやけていた。
「みたいだな。まぁ、予想はしていたから気にはしてないさ。それより構えているだけでじゃなくて、お前から来たらどうだ? それとも、その手に持っている物は玩具か何かだったのか?」
失敗するかもとは思っていたから、今言った通り気にはしていないが、あいつからにやけながら言われると少し腹が立ったので、挑発しておく。
「…そんな安い挑発には乗りはしませんよ。それより、私の魔法袋と道具を奪ったのは貴方で違いないでしょうか?」
「さぁな。そうかも知れないし違うかも知れない。まぁどちらにしろ力付くで答えさせてみたらどうだ?」
「チッ…」
「それとも、前みたいに逃げるか? まぁ、逃がすつもりもないけどな」
刀を構えると、あいつも構える。
「おっと、でもその前に」
あいつに逃げられる可能性を少しでもなくす為に、いつもは腕輪になってくれているゴーレムのセンにイメージを送り、いかにもゴーレムという姿をとって貰う。
「これじゃあまだ小さいか…」
ただ取り込んでいるアダマンタイトが少なかったようで、小型のゴーレムが出来上がっていた。
「いったい何を…」
驚愕しているあいつを無視し、アイテムボックスからセンに取り込まさせる追加のアダマンタイトを取り出し、センに取り込まさせる。
すると、センの体は次第に大きくなっていき、入り口を塞ぐ程の巨体となった。
「よし。じゃあ、セン。誰一人ここを通さないようそこで待機していてくれ」
俺のお願いに、センはコクりと頷いてくれる。
「じゃあ、待たせた」
これで、後ろを気にしなくてもよくなったので、あいつをボコる事に集中出来る。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー作者より
セン ・・・ 以前入手していたゴーレムの核で作り出したゴーレム。普段は、セウンの腕輪になっている。
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