スキルが覚醒してパーティーに貢献していたつもりだったが、追放されてしまいました ~今度から新たに出来た仲間と頑張ります~

黒色の猫

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90話・提案

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 マオからの遠話で、クソ野郎の居場所が判明した。
 そして、マオにロンたちの事に対し、1つ嘘をついたまま遠話を終え、終えたタイミングである考えが思い浮かんだ。

「「終わったか?」」

「あぁ、待たせたな。クソ野郎の場所が分かった。ロンたちの言った通りだったよ」

「「そうか」」

「それで、俺は今からあのクソ野郎をぶちのめしに行くけど、ロンたちに1つ提案があるんだが、その前に1つ聞きたいんだがいいか?」

「「聞きたい事? 何でしょうか?」」

「ロンたちは、もう敵対する気はないんだよな?」

 今のやり取りでそんな感じはないとは思うが、本人の口から聞いておきたかったので確認してみる。

「「ないな」」

「そうか。なら提案なんだが、一緒にあのクソ野郎をぶちのめさないか?」

 どの程度残された時間があるのか分からないが、最後の時まで身を隠すくらいなら、少しでも恨みを晴らせるようそう提案してみる。

「「私たちがか?」」

「あぁ、そうだ。どうだ?」

「「…そうだな。時間もどうせ残ってないんですし、悔いを残さないようやってやるよ」」

「そうこなくっちゃな。なら行く前にこれでも着てくれ」

 服と呼ばれるものはすでに原型を止めていない程ボロボロなので、フード付きのローブを渡しておく。

「「悪いな」」

「別にいいよ。なら行くか」

「「あぁ」」

 着たのを確認してから、今度も屋根へと飛び乗りあのクソ野郎がいる場所へと向かっていく。
 向かっていく途中で、軽く打ち合わせをしておく。
 門に到着し、外に出てから、

「なら俺は先に行くから、ロンたちは、打ち合わせ通り後から来てくれ」

「「分かった」」

 俺はそのままロンたちを置き去りにして駆けていく。





 少しして、戦闘の跡が残る場所へとやってきた。
 そのまま騎士のような人たちがいる場所へと行こうとした所で、

「見かけない顔だが、お前は誰だ?」

 大柄の男が俺の前に現れた。

「…冒険者だ」

 急いでいるし逆にお前こそ誰だよと思ったが、余計な争いを起こす必要もないので答えておく。

「そうか、冒険者か。それで、この先に何のよう何だ?」

「この先にいる奴にようがあるんだ」

「ほう。因みに、ランクは?」

「Dランクだ」

「Dか… お前がこの先に何のようか知らないが、悪いがここから先はかなり危険だ。ギルドマスターとして低ランクのお前をこの先に行かせる訳にはいかないな」

「そうか…」

 こいつがギルドマスターなのかと思うと同時に、善意で止めてくれているようなので、どうしたものかと悩む。
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