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第2章:第5節
二学期の始まりの出来事
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九月初日____
夏休みが終わり、栖蘭学園の始業式がたった今終わり、教室にて朝のホームルームの時間になる。
「今日のホームルームはこれで終わりにして、夏休みの課題の一つであるドリルを提出してもらう。各後ろの席に座ってるものにドリルを回収するから、そいつに渡しとけよ!」
一番後ろの席に座ってる人が席を立ち、順番にドリルを回収される。因みに私は転校と同じ窓側の席の一番後ろ。私が転校する前に席替えしていたようで、私は提出されるドリルを回収しながらそろそろ席替えの時期だなと頭をよぎり始める。
自分の列のドリルを回収した私は教卓まで歩み寄ってその上に置いて、自分の席に着席した。
「尚、ドリルを提出しなかった奴は明日まで持って来ること。それ以降は忘れても、ドリルを持って来てもらうからな!」
そう言って神楽先生は、教卓の上にあるドリルを整理整頓してから手に持って教室を後にした。
一限目の担当の先生が来るまで、教室はガヤガヤと話が飛び散る。
「なぁ、夏休み中に学生寮で見かけねぇ奴らが来てたんだけど……」
「それって、図体がデカイ奴とジメジメしてる奴か?」
「そうそう、そいつらの隣には凛々しい美女もいたんだよ!」
「ああ、それ知ってる!濱田さんと菜穂ちゃんが学生寮の説明を受けてるとこ俺、見たぜ!」
ふと窓側の席の近くでモブキャラ達の話をチラッと聞いた私は、三つ子達が学生寮に来てたんだと何気にそう思い始める。
(学生寮に来たということは……ここに転校して来るのも、そうかからないよな。)
私は授業の準備しながら一限目に使用する教科を机の上に出して、いつでも出来るように万全な状態にする。
それから五分後に担当の先生が入ってきて、授業を開始した。
※※※※※※※※※※
いつも通りに授業を終えて、帰りのホームルームに神楽先生が教卓の前に立つ。
「明日は席替えするつもりだから、今日は席替えの場所を決めるぞ!」
教室の空気はソワソワ感が漂い始める。『何処になるかな?』『隣になると良いね』『一番前だけは当たりませんように!』などなど、クラスメイト達の会話が聞こえてくる。
神楽先生はチョークを手にして、黒板に枠を書き始める。学年によって違うが、三年は一クラスにつき三十六~七人まとめられている。
私が転校してきたことにより、このクラスの人数は三十六から三十七に一人増えた。
「席替えの場所を決める前に、視力が悪い奴はいるか?」
神楽先生は黒板を一旦書き終えて、クラスメイトを見渡すと五人が手を上げて、赤のチョークを手にして主に教卓の前に枠を囲む。
「黒板まで来て、今赤く囲った所に名前を書くように!」
そう言って神楽先生は教卓から離れて、窓側に寄ってあみだくじを作り始める。
(どこでもいいや…………)
私は頬に肘をつきながら枠に書かれている黒板を見つめる。
それから数分経って、五人の名前が書き終えると神楽先生は作ったクジを教室に入って来た際に手にしていた穴を開けた正方形の中に入れる。
「今書かれてる五人以外は出席番号順で教卓の前にきて、箱の中にあるクジ引いて、クジに書かれている番号に黒板で自分の名前を書くように!」
クラスメイト達は出席番号順に席を立って、教卓まで歩み寄る。因みに私は転校してきたので出席番号は一番最後の三十七だ。
(一番最後だから、クジ引かなくても分かるんだよね。)
私は次々と枠に名前を埋められた黒板を見て、ジッと見つめる。私の順番が近づいて来た時、後ろの席はほとんど埋め尽くされていて、真ん中から前は空白になってきていた。
ふと凪がクジ引いて、チョークを手にしてクジに書かれた番号の枠内に[桃野]と名前を書く。凪がかいた下には[香月]と書かれていて、いずれも教室のドアのすぐ近くで凪は一番前の席になっている。
(うわぁ、これはキツイかも…………)
私はいつも言い合いをしてる二人を想像して、なんとも言えない表情を浮かべる。登下校の時でさえ、二人の言い合いを後ろから聞いているのだ。昼食の時はいいとしても、同じ席となるとストレスが溜まるのは確実である。
(訂正する、あの二人以外の席がいい……!)
ミナトの左隣の枠は空白になっていて、その空白の周りにはほとんど埋め尽くされていた。そこ以外で空白なのは窓側の前の席。私の順番が来たので教卓まで歩み寄って、箱に手を突っ込んで最後の一枚のクジを引いた。
夏休みが終わり、栖蘭学園の始業式がたった今終わり、教室にて朝のホームルームの時間になる。
「今日のホームルームはこれで終わりにして、夏休みの課題の一つであるドリルを提出してもらう。各後ろの席に座ってるものにドリルを回収するから、そいつに渡しとけよ!」
一番後ろの席に座ってる人が席を立ち、順番にドリルを回収される。因みに私は転校と同じ窓側の席の一番後ろ。私が転校する前に席替えしていたようで、私は提出されるドリルを回収しながらそろそろ席替えの時期だなと頭をよぎり始める。
自分の列のドリルを回収した私は教卓まで歩み寄ってその上に置いて、自分の席に着席した。
「尚、ドリルを提出しなかった奴は明日まで持って来ること。それ以降は忘れても、ドリルを持って来てもらうからな!」
そう言って神楽先生は、教卓の上にあるドリルを整理整頓してから手に持って教室を後にした。
一限目の担当の先生が来るまで、教室はガヤガヤと話が飛び散る。
「なぁ、夏休み中に学生寮で見かけねぇ奴らが来てたんだけど……」
「それって、図体がデカイ奴とジメジメしてる奴か?」
「そうそう、そいつらの隣には凛々しい美女もいたんだよ!」
「ああ、それ知ってる!濱田さんと菜穂ちゃんが学生寮の説明を受けてるとこ俺、見たぜ!」
ふと窓側の席の近くでモブキャラ達の話をチラッと聞いた私は、三つ子達が学生寮に来てたんだと何気にそう思い始める。
(学生寮に来たということは……ここに転校して来るのも、そうかからないよな。)
私は授業の準備しながら一限目に使用する教科を机の上に出して、いつでも出来るように万全な状態にする。
それから五分後に担当の先生が入ってきて、授業を開始した。
※※※※※※※※※※
いつも通りに授業を終えて、帰りのホームルームに神楽先生が教卓の前に立つ。
「明日は席替えするつもりだから、今日は席替えの場所を決めるぞ!」
教室の空気はソワソワ感が漂い始める。『何処になるかな?』『隣になると良いね』『一番前だけは当たりませんように!』などなど、クラスメイト達の会話が聞こえてくる。
神楽先生はチョークを手にして、黒板に枠を書き始める。学年によって違うが、三年は一クラスにつき三十六~七人まとめられている。
私が転校してきたことにより、このクラスの人数は三十六から三十七に一人増えた。
「席替えの場所を決める前に、視力が悪い奴はいるか?」
神楽先生は黒板を一旦書き終えて、クラスメイトを見渡すと五人が手を上げて、赤のチョークを手にして主に教卓の前に枠を囲む。
「黒板まで来て、今赤く囲った所に名前を書くように!」
そう言って神楽先生は教卓から離れて、窓側に寄ってあみだくじを作り始める。
(どこでもいいや…………)
私は頬に肘をつきながら枠に書かれている黒板を見つめる。
それから数分経って、五人の名前が書き終えると神楽先生は作ったクジを教室に入って来た際に手にしていた穴を開けた正方形の中に入れる。
「今書かれてる五人以外は出席番号順で教卓の前にきて、箱の中にあるクジ引いて、クジに書かれている番号に黒板で自分の名前を書くように!」
クラスメイト達は出席番号順に席を立って、教卓まで歩み寄る。因みに私は転校してきたので出席番号は一番最後の三十七だ。
(一番最後だから、クジ引かなくても分かるんだよね。)
私は次々と枠に名前を埋められた黒板を見て、ジッと見つめる。私の順番が近づいて来た時、後ろの席はほとんど埋め尽くされていて、真ん中から前は空白になってきていた。
ふと凪がクジ引いて、チョークを手にしてクジに書かれた番号の枠内に[桃野]と名前を書く。凪がかいた下には[香月]と書かれていて、いずれも教室のドアのすぐ近くで凪は一番前の席になっている。
(うわぁ、これはキツイかも…………)
私はいつも言い合いをしてる二人を想像して、なんとも言えない表情を浮かべる。登下校の時でさえ、二人の言い合いを後ろから聞いているのだ。昼食の時はいいとしても、同じ席となるとストレスが溜まるのは確実である。
(訂正する、あの二人以外の席がいい……!)
ミナトの左隣の枠は空白になっていて、その空白の周りにはほとんど埋め尽くされていた。そこ以外で空白なのは窓側の前の席。私の順番が来たので教卓まで歩み寄って、箱に手を突っ込んで最後の一枚のクジを引いた。
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