【R18】SM学園

新しい生活

特別寮の扉が閉まった瞬間から、僕の生活は一変した。
　ここは、ただの学舎ではない。調教師である聖弥さんの監視と管理の下、僕は完全に「奴隷」として生きる場所になったのだ。

　（聖弥さんが喜んでくれることが、僕の喜び――それだけで、すべてが意味を持つ。）

　朝の目覚めから、夜の眠りまで、全てが命令に従う日々。僕はただ彼の期待に応えたくて、体中の細胞が燃えているようだった。

　　　　◇　◇　◇

　「玲、起きろ。今日は朝食の準備から始める。」

　優しい声のはずなのに、その声に逆らう選択肢など存在しない。
　僕は素直にベッドから起き上がり、指定された制服のシャツを着る。

　特別寮のキッチンは彼の手が届く範囲にあった。朝食の準備、彼の好きなメニューの選択、皿洗い、掃除。僕がやることは山ほどある。

　でもそれが苦ではなかった。むしろ、このお世話を通して聖弥さんの生活の一部になれることが嬉しかった。

　　　　◇　◇　◇

　「玲、テーブルに出して。」

　「はい、聖弥さん。」

　彼はリビングのソファに座って、スマートフォンを見つめている。
　僕は慎重に皿を運び、彼の前に置く。

　「よし。」

　彼のその一言で、僕の胸が満たされる。

　食事中も彼の細かな要求に応えるのが僕の役目だ。お茶を入れ直したり、使ったティッシュを片付けたり。彼の笑顔が見たいから、どんなに疲れても頑張れた。

　　　　◇　◇　◇

　午後は特別授業だ。僕は彼の隣にひざまずき、指示を受ける。

　「次は、もっときめ細かく動け。動作一つ一つに意味がある。お前の身体は俺の意志を映す鏡だ。」

　「はい、聖弥さん。」

　言葉通り、僕の動きは次第に精密さを増していく。
　服従の型が身体に染み込み、僕の心は安らぎを覚えた。

　　　　◇　◇　◇

　「疲れたか？」

　彼の声がかかる。僕は首を振る。

　「いや、聖弥さんのためなら、どんなことでもできます。」

　「そうか。それが聞きたかった。」

　その言葉で僕はまた胸がいっぱいになった。
　僕の頑張りが彼の喜びにつながること。それが何よりの生きがいだった。

　　　　◇　◇　◇

　夕方、僕は彼の部屋で身の回りの世話をした。
　服の補修、靴の手入れ、疲れを癒すための軽いマッサージ。

　「手つきが悪いな。」

　時折、厳しい指摘もあるけれど、それは僕をもっと良くしたいからだと知っている。

　「すみません、もっと丁寧にやります。」

　「頼むぞ、玲。」

　　　　◇　◇　◇

　夜になり、寝室に入ると、僕は彼の隣で静かに膝を折った。

　「今日もよく頑張ったな。」

　彼の手が僕の髪を撫でる。僕はその感触に体が震え、深く息を吐いた。

　「僕は聖弥さんのために、生きています。」

　「俺の奴隷として、生きろ。」

　その言葉に、僕は心からの従順を誓った。

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　この生活がずっと続く――それが僕の幸せなのだ。