1 / 69
記憶喪失
しおりを挟む
「ん.......ここは」
「あ!起きました?灰羽奏汰さん」
「なんで名前を?」
あっそうだ僕、車に跳ねられてそれで.......
あれ?なんにも思い出せない。
「ここは病院ですよ。すぐに先生を呼んできますね!」
「えっあ、はい」
自分の名前やママ、パパの名前は覚えてるのに他がなんにも思い出せない、なんでだろう。
痛った!!足.....折れてる。それと上半身なんか固定されてる。
「ママ!」
「あ~良かった!心配したんだから」
「もう大丈夫だと思うよ!」
「じゃあそれを確認しに診察室に行こうか」
「わかった!」
初めて車椅子に乗る。少し楽しみな奏汰。
「結構難しいな、車椅子動かすの」
意外と動きやすくてびっくりした。
「奏汰は大丈夫なんですか?」
「結果から言いますと右足骨折、上半身....主に肋骨が複数折れています。入院して徐々に治していきます。そしてここからが重要なんですが..........」
「はい...」
「奏汰さんは重度の記憶喪失です」
「えっ!!!戻る可能性はあるんですか?!」
「十分にあります。ですか奏汰さんの場合少し特殊なんですよ」
「特殊と言うと?」
「普通、頭の中に記憶が管理されている所があるんですけど、奏汰さんの場合生まれつきなのか管理する場所が少ないんですよ。車に跳ねられる前は日常生活に支障をきたすほどでは無かったんですけど、今回の大怪我で頭も打ってしまったみたいで少なかった記憶保管庫が見当たらなくて、記憶が無くなっている。という状況です」
「じゃあ私の事を覚えていたのはなんでですか?」
「確証はありませんが記憶保管庫以外の脳が覚えていたんでしょう。親は一番一緒にいますからね」
「なるほど」
「それじゃあ奏汰さんは一回その記憶保管庫を探すために頭部を検査しますが、よろしいでしょうか?」
「大丈夫です。お願いします」
「じゃあ奏汰くんはこっちについてきてもらえる?」
「分かりました」
「奏汰くんは今からあの大きい機械の丸の中に入るんだよー」
「痛くない?」
「大丈夫。痛くなるような機械じゃないから!」
「そう、なら良かった」
「じゃあ入るよ~!」
「怖い怖いめっちゃ怖い!」
「大丈夫大丈夫、入るだけだから。私もここにいるから.....ね」
「うん....」
「「・・・・・・」」
「はい!終わりー」
「あー怖かった....」
「よく頑張ったねー!」
頭を撫でられる奏汰。
「それじゃあさっきの診察室に戻ろっか!」
「はい」
「残念ながら、今の所見つかりませんでした」
「そうですか.....」
「まあ今後見つかる可能性もありますし、急に思い出したりするかもしれないので入院して経過観察しながら外傷を治していきましょう」
「はい...よろしくお願いします。ありがとうございました」
「ありがとうございました」
診察室を出るお母さんと奏汰と看護師さん。
「じゃあとりあえずこれお願いします。服とかタオルです」
「はい、お預かりします」
「それじゃあママ、結美のご飯作らないといけないから変えるわね」
「わかった」
「ちゃんと言うこと聞くのよ」
「わかってる」
「それじゃあね!」
「ばいばい!」
「じゃあ部屋に戻ろっか!」
「はい」
「車椅子押してあげるから動かさなくて大丈夫だよー」
「分かりました」
「はい到着!どうする?ベットで横なりたい?」
「うん」
「わかった!じゃあバランス崩さないように支えててあげるから自分でベットの上乗れる?」
「うん、大丈夫」
「はい!いいよー」
ベットの上に登ろうとした時、骨折していたのを忘れていて。
「痛った!」
「大丈夫?!」
「大丈夫大丈夫、なんとか登れたし」
「それじゃあ夜ご飯持ってくるから、それまでゆっくりしててね!」
「はい」
色々と疲れたのか、その後すぐに奏汰は寝てしまった。それはもうぐっすりと。
「奏汰くん。持ってきたよーってあれ、寝ちゃってる?」
「とりあえず夜ご飯置いておこっと」
小学四年生で事故に遭うとは.......しかも記憶喪失まで、可哀想に。
「うーん.....」
「ん?...奏汰くん起きた?」
「・・・」
寝言か。
それにしても寝顔可愛い!....って!そんな事してる場合じゃないよ!さっさと仕事に戻らなきゃ。
「あ!起きました?灰羽奏汰さん」
「なんで名前を?」
あっそうだ僕、車に跳ねられてそれで.......
あれ?なんにも思い出せない。
「ここは病院ですよ。すぐに先生を呼んできますね!」
「えっあ、はい」
自分の名前やママ、パパの名前は覚えてるのに他がなんにも思い出せない、なんでだろう。
痛った!!足.....折れてる。それと上半身なんか固定されてる。
「ママ!」
「あ~良かった!心配したんだから」
「もう大丈夫だと思うよ!」
「じゃあそれを確認しに診察室に行こうか」
「わかった!」
初めて車椅子に乗る。少し楽しみな奏汰。
「結構難しいな、車椅子動かすの」
意外と動きやすくてびっくりした。
「奏汰は大丈夫なんですか?」
「結果から言いますと右足骨折、上半身....主に肋骨が複数折れています。入院して徐々に治していきます。そしてここからが重要なんですが..........」
「はい...」
「奏汰さんは重度の記憶喪失です」
「えっ!!!戻る可能性はあるんですか?!」
「十分にあります。ですか奏汰さんの場合少し特殊なんですよ」
「特殊と言うと?」
「普通、頭の中に記憶が管理されている所があるんですけど、奏汰さんの場合生まれつきなのか管理する場所が少ないんですよ。車に跳ねられる前は日常生活に支障をきたすほどでは無かったんですけど、今回の大怪我で頭も打ってしまったみたいで少なかった記憶保管庫が見当たらなくて、記憶が無くなっている。という状況です」
「じゃあ私の事を覚えていたのはなんでですか?」
「確証はありませんが記憶保管庫以外の脳が覚えていたんでしょう。親は一番一緒にいますからね」
「なるほど」
「それじゃあ奏汰さんは一回その記憶保管庫を探すために頭部を検査しますが、よろしいでしょうか?」
「大丈夫です。お願いします」
「じゃあ奏汰くんはこっちについてきてもらえる?」
「分かりました」
「奏汰くんは今からあの大きい機械の丸の中に入るんだよー」
「痛くない?」
「大丈夫。痛くなるような機械じゃないから!」
「そう、なら良かった」
「じゃあ入るよ~!」
「怖い怖いめっちゃ怖い!」
「大丈夫大丈夫、入るだけだから。私もここにいるから.....ね」
「うん....」
「「・・・・・・」」
「はい!終わりー」
「あー怖かった....」
「よく頑張ったねー!」
頭を撫でられる奏汰。
「それじゃあさっきの診察室に戻ろっか!」
「はい」
「残念ながら、今の所見つかりませんでした」
「そうですか.....」
「まあ今後見つかる可能性もありますし、急に思い出したりするかもしれないので入院して経過観察しながら外傷を治していきましょう」
「はい...よろしくお願いします。ありがとうございました」
「ありがとうございました」
診察室を出るお母さんと奏汰と看護師さん。
「じゃあとりあえずこれお願いします。服とかタオルです」
「はい、お預かりします」
「それじゃあママ、結美のご飯作らないといけないから変えるわね」
「わかった」
「ちゃんと言うこと聞くのよ」
「わかってる」
「それじゃあね!」
「ばいばい!」
「じゃあ部屋に戻ろっか!」
「はい」
「車椅子押してあげるから動かさなくて大丈夫だよー」
「分かりました」
「はい到着!どうする?ベットで横なりたい?」
「うん」
「わかった!じゃあバランス崩さないように支えててあげるから自分でベットの上乗れる?」
「うん、大丈夫」
「はい!いいよー」
ベットの上に登ろうとした時、骨折していたのを忘れていて。
「痛った!」
「大丈夫?!」
「大丈夫大丈夫、なんとか登れたし」
「それじゃあ夜ご飯持ってくるから、それまでゆっくりしててね!」
「はい」
色々と疲れたのか、その後すぐに奏汰は寝てしまった。それはもうぐっすりと。
「奏汰くん。持ってきたよーってあれ、寝ちゃってる?」
「とりあえず夜ご飯置いておこっと」
小学四年生で事故に遭うとは.......しかも記憶喪失まで、可哀想に。
「うーん.....」
「ん?...奏汰くん起きた?」
「・・・」
寝言か。
それにしても寝顔可愛い!....って!そんな事してる場合じゃないよ!さっさと仕事に戻らなきゃ。
0
あなたにおすすめの小説
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
友達の妹が、入浴してる。
つきのはい
恋愛
「交換してみない?」
冴えない高校生の藤堂夏弥は、親友のオシャレでモテまくり同級生、鈴川洋平にバカげた話を持ちかけられる。
それは、お互い現在同居中の妹達、藤堂秋乃と鈴川美咲を交換して生活しようというものだった。
鈴川美咲は、美男子の洋平に勝るとも劣らない美少女なのだけれど、男子に嫌悪感を示し、夏弥とも形式的な会話しかしなかった。
冴えない男子と冷めがちな女子の距離感が、二人暮らしのなかで徐々に変わっていく。
そんなラブコメディです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
イケボすぎる兄が、『義妹の中の人』をやったらバズった件について
のびすけ。
恋愛
春から一人暮らしを始めた大学一年生、天城コウは――ただの一般人だった。
だが、再会した義妹・ひよりのひと言で、そんな日常は吹き飛ぶ。
「お兄ちゃんにしか頼めないの、私の“中の人”になって!」
ひよりはフォロワー20万人超えの人気Vtuber《ひよこまる♪》。
だが突然の喉の不調で、配信ができなくなったらしい。
その代役に選ばれたのが、イケボだけが取り柄のコウ――つまり俺!?
仕方なく始めた“妹の中の人”としての活動だったが、
「え、ひよこまるの声、なんか色っぽくない!?」
「中の人、彼氏か?」
視聴者の反応は想定外。まさかのバズり現象が発生!?
しかも、ひよりはそのまま「兄妹ユニット結成♡」を言い出して――
同居、配信、秘密の関係……って、これほぼ恋人同棲じゃん!?
「お兄ちゃんの声、独り占めしたいのに……他の女と絡まないでよっ!」
代役から始まる、妹と秘密の“中の人”Vライフ×甘々ハーレムラブコメ、ここに開幕!
クラスのマドンナがなぜか俺のメイドになっていた件について
沢田美
恋愛
名家の御曹司として何不自由ない生活を送りながらも、内気で陰気な性格のせいで孤独に生きてきた裕貴真一郎(ゆうき しんいちろう)。
かつてのいじめが原因で、彼は1年間も学校から遠ざかっていた。
しかし、久しぶりに登校したその日――彼は運命の出会いを果たす。
現れたのは、まるで絵から飛び出してきたかのような美少女。
その瞳にはどこかミステリアスな輝きが宿り、真一郎の心をかき乱していく。
「今日から私、あなたのメイドになります!」
なんと彼女は、突然メイドとして彼の家で働くことに!?
謎めいた美少女と陰キャ御曹司の、予測不能な主従ラブコメが幕を開ける!
カクヨム、小説家になろうの方でも連載しています!
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる