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水着姿
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奏汰のお見舞いが一段落つき、奏汰と静華さんはお見舞い途中にお昼ご飯の誘いをしに来てくれたであろうるなちゃんを探していた。
「あれ......奏汰......どうしたの......」
「るなちゃんと神崎さんにお昼ご飯の誘いをと思って」
奏汰がそう言ったら、るなちゃんは首を傾げながら問いかけてきた。
「お見舞い......は......?」
「奏汰くんのお母さんはさっき帰ったよ」
「あっ......そう......なんだ......」
奏汰のお母さん......一瞬しか見てないけどなんか......喋りやすそうだったな......
「それじゃあ料理も一段落ついたところだし、お昼ご飯食べに行くか」
「そうね、行きましょ!」
僕は静華さんに車椅子を押され、食堂へ向かっていた。
あれ、今日は奏汰くんの横を歩かないんだ、いつもなら一緒に歩くのに。......その代わりに雪希子《ゆきこ》と手を繋いで歩いてる、何かあったのかな? 多分雪希子さんはもう気づいてるよね。
「今日のお昼ご飯はーっと......八宝菜だ」
「懐かしー! 私小学生の頃給食で食べてたー、今の給食にも八宝菜って出るの?」
そう言って静華さんは奏汰に顔を向けながら話題を広げていった。
「僕の学校は出ますね」
「私の......ところも......出るよ......」
「まだ給食に出るんだーなんか嬉しいなぁ」
「栄養たっぷりだし美味しいからね、人気なんだよきっと」
「意外と作りやすいしね!」
「いや作ってるとこ1度も見たことないって」
「だって材料が可哀想じゃん!」
いつもより声のトーンを上げ、まるで萌え声のような声で神崎さんに言い返した。
「私に使われるなんて」
「いやそっちかい!」
ふとそこで僕は思ってしまった、静華さんって料理苦手なのかなと。ちょっと前に料理はするって聞いてたけどどうなんだろ。
「北条......さんっ......て......料理......苦手......?」
あっ先にるなちゃんが聞いてくれた、今るなちゃんも料理の練習頑張ってるもんなぁ。
「まあまあ......かな? 雪希子さんほど上手くはないけど一般的な料理ぐらいなら作れると思うよ」
「まあ栄養系の勉強をしたなら自分自身の栄養管理ぐらいできて当たり前よ」
「央光《おうこう》大学時代の成績上位者に言われたくない!」
「静華さんだって十二光《じゅうにこう》で成績優秀だったでしょうが」
看護師2人による話の広げ方は上手く、時間が経つのはあっという間だった。まず先に僕とるなちゃんを席へ案内したあと流れるように昼食を取ってくれ、僕たち2人の前に置いてくれる。その後自分の分の昼食を取りに行き、席へと座る。これを自然にやってくれる。
「それじゃあいただきます」
「「「いただきます」」」
合図を出すのはいつも静華さん、いつも先導して何かをしてくれる。改めてこの2人を見ると凄いな。
「そう......いえば......奏汰......本......持って......なかった? 私......が......お見舞い中......に......入っちゃった......時......」
「あっそれって奏汰くんの好──」
静華さんが口を開いた瞬間、奏汰は言葉を遮りながら話し出した。
「お見舞いの時に入院中の暇つぶしとして、家にあった僕の好きな本をママが持ってきてくれたんだよ」
「そう......なんだ......」
じゃああの可愛い女の子が......表紙の本も好きなんだ......アイドルか何かかな......?
「後で......部屋行っても......いい......?」
「あっ、うん......いいよ」
写真集だけ隠しておかないと、神崎さんにでもバレたら静華さんみたくイジってきそうだし......るなちゃんには単純にバレたくないな......普通に恥ずかしい。
るなちゃんが奏汰へ積極的に話しかけに行っていることにより、2人の仲は明らかに深まっていった。元から話しやすい看護師2人に加え、最近よく話しかけてくれるるなちゃん、昼食中でも話が弾む。そんな楽しい時間は一瞬で過ぎていき、奏汰は今......窮地《きゅうち》に陥っていた。
「これ......アイドルの......写真集......?」
「いやー......」
なぜこんなことになってしまったのかと言うと、理由は単純、昼食後直で僕の部屋に来てしまったからだ。
「その写真集って最近人気急上昇中のアイドルグループじゃない」
「神崎......さん......知ってる......の......?」
「見たことある程度だけどね」
「まあいいじゃないですか、僕がこのアイドルグループを好きでも」
「まあ......別に......いい......けど......」
そう言ってるなちゃんは手に持っていたアイドルグループの写真集を奏汰に返した。
「まあでも水着姿っていうのは如何なものかと思うけどねー」
ちょっと静華さん!?
「あれ......奏汰......どうしたの......」
「るなちゃんと神崎さんにお昼ご飯の誘いをと思って」
奏汰がそう言ったら、るなちゃんは首を傾げながら問いかけてきた。
「お見舞い......は......?」
「奏汰くんのお母さんはさっき帰ったよ」
「あっ......そう......なんだ......」
奏汰のお母さん......一瞬しか見てないけどなんか......喋りやすそうだったな......
「それじゃあ料理も一段落ついたところだし、お昼ご飯食べに行くか」
「そうね、行きましょ!」
僕は静華さんに車椅子を押され、食堂へ向かっていた。
あれ、今日は奏汰くんの横を歩かないんだ、いつもなら一緒に歩くのに。......その代わりに雪希子《ゆきこ》と手を繋いで歩いてる、何かあったのかな? 多分雪希子さんはもう気づいてるよね。
「今日のお昼ご飯はーっと......八宝菜だ」
「懐かしー! 私小学生の頃給食で食べてたー、今の給食にも八宝菜って出るの?」
そう言って静華さんは奏汰に顔を向けながら話題を広げていった。
「僕の学校は出ますね」
「私の......ところも......出るよ......」
「まだ給食に出るんだーなんか嬉しいなぁ」
「栄養たっぷりだし美味しいからね、人気なんだよきっと」
「意外と作りやすいしね!」
「いや作ってるとこ1度も見たことないって」
「だって材料が可哀想じゃん!」
いつもより声のトーンを上げ、まるで萌え声のような声で神崎さんに言い返した。
「私に使われるなんて」
「いやそっちかい!」
ふとそこで僕は思ってしまった、静華さんって料理苦手なのかなと。ちょっと前に料理はするって聞いてたけどどうなんだろ。
「北条......さんっ......て......料理......苦手......?」
あっ先にるなちゃんが聞いてくれた、今るなちゃんも料理の練習頑張ってるもんなぁ。
「まあまあ......かな? 雪希子さんほど上手くはないけど一般的な料理ぐらいなら作れると思うよ」
「まあ栄養系の勉強をしたなら自分自身の栄養管理ぐらいできて当たり前よ」
「央光《おうこう》大学時代の成績上位者に言われたくない!」
「静華さんだって十二光《じゅうにこう》で成績優秀だったでしょうが」
看護師2人による話の広げ方は上手く、時間が経つのはあっという間だった。まず先に僕とるなちゃんを席へ案内したあと流れるように昼食を取ってくれ、僕たち2人の前に置いてくれる。その後自分の分の昼食を取りに行き、席へと座る。これを自然にやってくれる。
「それじゃあいただきます」
「「「いただきます」」」
合図を出すのはいつも静華さん、いつも先導して何かをしてくれる。改めてこの2人を見ると凄いな。
「そう......いえば......奏汰......本......持って......なかった? 私......が......お見舞い中......に......入っちゃった......時......」
「あっそれって奏汰くんの好──」
静華さんが口を開いた瞬間、奏汰は言葉を遮りながら話し出した。
「お見舞いの時に入院中の暇つぶしとして、家にあった僕の好きな本をママが持ってきてくれたんだよ」
「そう......なんだ......」
じゃああの可愛い女の子が......表紙の本も好きなんだ......アイドルか何かかな......?
「後で......部屋行っても......いい......?」
「あっ、うん......いいよ」
写真集だけ隠しておかないと、神崎さんにでもバレたら静華さんみたくイジってきそうだし......るなちゃんには単純にバレたくないな......普通に恥ずかしい。
るなちゃんが奏汰へ積極的に話しかけに行っていることにより、2人の仲は明らかに深まっていった。元から話しやすい看護師2人に加え、最近よく話しかけてくれるるなちゃん、昼食中でも話が弾む。そんな楽しい時間は一瞬で過ぎていき、奏汰は今......窮地《きゅうち》に陥っていた。
「これ......アイドルの......写真集......?」
「いやー......」
なぜこんなことになってしまったのかと言うと、理由は単純、昼食後直で僕の部屋に来てしまったからだ。
「その写真集って最近人気急上昇中のアイドルグループじゃない」
「神崎......さん......知ってる......の......?」
「見たことある程度だけどね」
「まあいいじゃないですか、僕がこのアイドルグループを好きでも」
「まあ......別に......いい......けど......」
そう言ってるなちゃんは手に持っていたアイドルグループの写真集を奏汰に返した。
「まあでも水着姿っていうのは如何なものかと思うけどねー」
ちょっと静華さん!?
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