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【孝太郎×香穂編】
9.蜜夜
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香穂に跨がって彼女の顔を覗き込む。
「あいつらのせいで二人の時間、なくなった。香穂さんが優しい言葉かけるからだよ。責任とってくれる?」
「どうやって?」
香穂の頭の両脇に手を置いた。
……見つめ合ったあと、孝太郎は唇に近づく。
「誰にでも優しくしちゃだめだからな……。俺だけにしてよ」
息を飲む音が聞こえた。
こくん、と香穂は頷き、目を閉じた。
スローモーションのように、唇が重なると、
「……ん……」
香穂から声が漏れる。
香穂の唇を味わいながら、孝太郎が服の上から香穂の身体に触れると、彼女はびくんと反応した。
一度離れ、香穂が抵抗しない様子を見て、もう一度唇を重ね、シャツをスカートから出し、裾から手を入れた。
香穂の手が孝太郎の胸を押し返し、抵抗を始めると、孝太郎はその手を押さえる。
「俺……にんじんもブロッコリーも食べれるようになったよ」
次第に激しくなるキス。貪りながら、香穂の上着をはだけさせると、香穂の瞳は潤んでいた。香穂の身体に、正直孝太郎も心臓が破裂しそうだった。もうその頃には香穂は抵抗はしなくなっていた。
「いい? だめなら、俺を突き飛ばしてね」
下着をまくりあげると、孝太郎の手は、首筋から下へと下りていった。
手で触れ動かすたびに香穂から色っぽい吐息がこぼれる。
じれたっくなって孝太郎は香穂の上衣を全て取り去った。
香穂は恥ずかしそうに両手で隠したが、そっとその手を払いのける。
「恥ずかしいよ」
という香穂に、きれいだね、と孝太郎は囁いた。
「めちゃめちゃきれい」
香穂の身体に触れて、口づけをするたび、香穂から艶めいた吐息がこぼれる。
その後も孝太郎は香穂を官能的な声を出させた。
香穂をまとっていたものの全てを取り去ると、香穂は困った顔でいった。
「シャワー……は?」
というと、孝太郎は首をふる。このままでいいから、というが香穂がしきりに自分を気にした。
しょうがないなと香穂を浴室へ促した。
(どうしよう、俺、大胆なことしたかな。でも……香穂さん、嫌がってなかった)
自分も浴びてくる、と香穂と入れ替わりに浴室へ向かった。
慌ただしくシャワーを浴びて出て行くと、部屋の電気が消されてあった。
ベッドサイドの灯りだけだった。
それがまた官能を誘い、孝太郎は香穂に襲い掛かる。
「香穂さん、俺、今日、香穂さん……してもいいよね?」
香穂も激しくそれを受け止めてくれた。
「いいよ」
孝太郎は初めてだったが、それよりも香穂と結ばれたい一心でいっぱいだった。
香穂は初めてだということを悟っていた様子だったが、口にはしなかった。
香穂の身体はとてもきれいだった。
今、彼女の身体を自分のものにできる。
手探りだが、知っている知識をフル稼働させて、彼女と初めて結ばれる為に必死になる。
薄明かりのなか、香穂も孝太郎を快楽に導いてくれた。
「香穂さん、好きだよ」
「わたしも、好き」
香穂の身体は柔らかく、孝太郎は隅々まで味わった。
──孝太郎はスムーズに香穂と結ばれた。
「ごめんね、上手くできなくて」
自分では、思ったよりスムーズに出来たはずだが、彼女はどう感じているだろう。不安はあった。
だが、思いがけない香穂の喘ぎに、孝太郎はぞくぞくした。
行為のところどころで、香穂が孝太郎の背中に爪を立てていた。
香穂の快楽に歪む顔に、孝太郎は幸せを感じてしまった。
(たぶん、間違ってないみたい……)
まだ寒い季節なのに、二人は汗だくになっていた。
こんなに気持ちのいいものなんだ、と孝太郎はもう絶頂のことしか考えられなくなっていた。香穂の啼く声がそれを助長させる。
絶頂に達しても、香穂は物足りないといったように孝太郎にせがんだ。
(えっ……早かったのかな)
「わ、わかった」
(確かに、まだしたい気持ちはあるし……。また、興奮してきた……)
孝太郎ももうしばらくこの快楽に浸りたい、と香穂の身体を貪った。
普段口にしないような、したことのないような、できないような単語を並べ、自分だけに見せる香穂の姿に酔いしれた。
こんな香穂をほかの誰にも渡したくない、渡すものか、と心に決めた。
孝太郎は、香穂との快楽の虜になってしまった。
どれくらいの時間絡み合ったのか……二人はぐったり、さらに汗だくになってしまった。
「俺、加減がわからなくて……ごめん。つらくなかった?」
大丈夫、と香穂は笑う。
「嬉しかったよ」
と香穂。
「香穂さん、可愛いね」
トラウマのことが気になったが、自分にはこうして全てをさらけ出してくれたということは、彼女にとっては、そういう存在なんだ、と実感した。
疲れてしまい、うとうとしていたが、二人はそのまま眠りについた。
目を覚ました孝太郎は、自分の腕のなかで眠っている香穂の顔を写真に収めた。
にんまりする孝太郎。
そのまま二人でまどろんでいたい、と香穂にひとつキスをした。
香穂が目を覚ますと、二人は一緒に風呂へ向かった。
約束を果たせた孝太郎は嬉しくてしょうがなかった。
明るい場所で香穂をまじまじと見ると、香穂に咎められる。
「見ないでよ」
「なんで? 香穂さんすっごくキレイ。スタイルいいし、つやつやだし、ふかふかだし」
背中を向けた香穂を後ろから抱きすくめ、二つの膨らみに触れる。
手で秘部に触れると小さく悲鳴をあげた。
「もうやめてよぉ……」
と照れた顔で俯いた。
「あっ……」
「どうしたの?」
「やばい……」
香穂の背に当たるものが何かを悟ったようだ。
「なんとかしてよ」
「しらないよっ」
問答をする二人だった。
香穂を背後から抱いたまま壁に押し付けた。
「このまま……」
「ひゃ……」
香穂が官能的な声を出してしまうと、孝太郎もたちまち獣と化した。
「あいつらのせいで二人の時間、なくなった。香穂さんが優しい言葉かけるからだよ。責任とってくれる?」
「どうやって?」
香穂の頭の両脇に手を置いた。
……見つめ合ったあと、孝太郎は唇に近づく。
「誰にでも優しくしちゃだめだからな……。俺だけにしてよ」
息を飲む音が聞こえた。
こくん、と香穂は頷き、目を閉じた。
スローモーションのように、唇が重なると、
「……ん……」
香穂から声が漏れる。
香穂の唇を味わいながら、孝太郎が服の上から香穂の身体に触れると、彼女はびくんと反応した。
一度離れ、香穂が抵抗しない様子を見て、もう一度唇を重ね、シャツをスカートから出し、裾から手を入れた。
香穂の手が孝太郎の胸を押し返し、抵抗を始めると、孝太郎はその手を押さえる。
「俺……にんじんもブロッコリーも食べれるようになったよ」
次第に激しくなるキス。貪りながら、香穂の上着をはだけさせると、香穂の瞳は潤んでいた。香穂の身体に、正直孝太郎も心臓が破裂しそうだった。もうその頃には香穂は抵抗はしなくなっていた。
「いい? だめなら、俺を突き飛ばしてね」
下着をまくりあげると、孝太郎の手は、首筋から下へと下りていった。
手で触れ動かすたびに香穂から色っぽい吐息がこぼれる。
じれたっくなって孝太郎は香穂の上衣を全て取り去った。
香穂は恥ずかしそうに両手で隠したが、そっとその手を払いのける。
「恥ずかしいよ」
という香穂に、きれいだね、と孝太郎は囁いた。
「めちゃめちゃきれい」
香穂の身体に触れて、口づけをするたび、香穂から艶めいた吐息がこぼれる。
その後も孝太郎は香穂を官能的な声を出させた。
香穂をまとっていたものの全てを取り去ると、香穂は困った顔でいった。
「シャワー……は?」
というと、孝太郎は首をふる。このままでいいから、というが香穂がしきりに自分を気にした。
しょうがないなと香穂を浴室へ促した。
(どうしよう、俺、大胆なことしたかな。でも……香穂さん、嫌がってなかった)
自分も浴びてくる、と香穂と入れ替わりに浴室へ向かった。
慌ただしくシャワーを浴びて出て行くと、部屋の電気が消されてあった。
ベッドサイドの灯りだけだった。
それがまた官能を誘い、孝太郎は香穂に襲い掛かる。
「香穂さん、俺、今日、香穂さん……してもいいよね?」
香穂も激しくそれを受け止めてくれた。
「いいよ」
孝太郎は初めてだったが、それよりも香穂と結ばれたい一心でいっぱいだった。
香穂は初めてだということを悟っていた様子だったが、口にはしなかった。
香穂の身体はとてもきれいだった。
今、彼女の身体を自分のものにできる。
手探りだが、知っている知識をフル稼働させて、彼女と初めて結ばれる為に必死になる。
薄明かりのなか、香穂も孝太郎を快楽に導いてくれた。
「香穂さん、好きだよ」
「わたしも、好き」
香穂の身体は柔らかく、孝太郎は隅々まで味わった。
──孝太郎はスムーズに香穂と結ばれた。
「ごめんね、上手くできなくて」
自分では、思ったよりスムーズに出来たはずだが、彼女はどう感じているだろう。不安はあった。
だが、思いがけない香穂の喘ぎに、孝太郎はぞくぞくした。
行為のところどころで、香穂が孝太郎の背中に爪を立てていた。
香穂の快楽に歪む顔に、孝太郎は幸せを感じてしまった。
(たぶん、間違ってないみたい……)
まだ寒い季節なのに、二人は汗だくになっていた。
こんなに気持ちのいいものなんだ、と孝太郎はもう絶頂のことしか考えられなくなっていた。香穂の啼く声がそれを助長させる。
絶頂に達しても、香穂は物足りないといったように孝太郎にせがんだ。
(えっ……早かったのかな)
「わ、わかった」
(確かに、まだしたい気持ちはあるし……。また、興奮してきた……)
孝太郎ももうしばらくこの快楽に浸りたい、と香穂の身体を貪った。
普段口にしないような、したことのないような、できないような単語を並べ、自分だけに見せる香穂の姿に酔いしれた。
こんな香穂をほかの誰にも渡したくない、渡すものか、と心に決めた。
孝太郎は、香穂との快楽の虜になってしまった。
どれくらいの時間絡み合ったのか……二人はぐったり、さらに汗だくになってしまった。
「俺、加減がわからなくて……ごめん。つらくなかった?」
大丈夫、と香穂は笑う。
「嬉しかったよ」
と香穂。
「香穂さん、可愛いね」
トラウマのことが気になったが、自分にはこうして全てをさらけ出してくれたということは、彼女にとっては、そういう存在なんだ、と実感した。
疲れてしまい、うとうとしていたが、二人はそのまま眠りについた。
目を覚ました孝太郎は、自分の腕のなかで眠っている香穂の顔を写真に収めた。
にんまりする孝太郎。
そのまま二人でまどろんでいたい、と香穂にひとつキスをした。
香穂が目を覚ますと、二人は一緒に風呂へ向かった。
約束を果たせた孝太郎は嬉しくてしょうがなかった。
明るい場所で香穂をまじまじと見ると、香穂に咎められる。
「見ないでよ」
「なんで? 香穂さんすっごくキレイ。スタイルいいし、つやつやだし、ふかふかだし」
背中を向けた香穂を後ろから抱きすくめ、二つの膨らみに触れる。
手で秘部に触れると小さく悲鳴をあげた。
「もうやめてよぉ……」
と照れた顔で俯いた。
「あっ……」
「どうしたの?」
「やばい……」
香穂の背に当たるものが何かを悟ったようだ。
「なんとかしてよ」
「しらないよっ」
問答をする二人だった。
香穂を背後から抱いたまま壁に押し付けた。
「このまま……」
「ひゃ……」
香穂が官能的な声を出してしまうと、孝太郎もたちまち獣と化した。
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