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第一章
ナーシア・ミュラ・クローゼル①
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私の名前はナーシア。
レネイア王国、ユミフィトニアの領主であるゼフィルス ・アド・クローゼル伯爵の一人娘であり、クローゼル家の厄災の呪い子として生まれました。
生まれた時から、私に関わる人が次々と厄災の呪いの影響によって不幸が降りかかる事から、私は周りの人に恐れられる存在でした。
幼少期、厄災を振り撒かないよう、私を個室に閉じ込める話がユミフィトニア領で流れていたのを、陰ながら知っています。
遠い昔、大河エオランテに次元結界がなかった頃、アーフィタリア大陸には今よりもずっと脅威の魔物が生息してきて、王国レネイアにも魔族や魔物が容易く侵入してきた時代。人族に扮した魔族の女性を魔女、男性を悪魔と呼び、魔女狩りや悪魔狩りがよく行われていました。
私の呪いは、クローゼル家の先祖がその時代、魔女によって受けたディザスタルヴァによるエビルの呪いです。
ディザスタルヴァとは、死しても強い憎しみが留まり、その怨念が魔力を帯びて出来る呪いの事で、通常の呪いより余程強い力になります。
私の先祖は魔女に呪いを受けた後、クローゼル家の名の元に生まれてくる女性だけが次々と呪いに掛かり、呪い子に親しい人程、呪いの影響を受け亡くなって行きました。
しかし、クローゼル家存続が絶たれることはありませんでした。
当時の記述は少ししか残されていませんが、王国レネイアが危うく滅亡すると思われる程、魔女は手強かったそうです。王国レネイアを支配し、魔王として君臨しようとする魔女を一方手前で阻止したのがクローゼル家の先祖です。
脅威の魔女を打つ事が出来る程、かつてのクローゼル家には豊潤な魔力と血筋だけが使える特殊スキルがありました。
呪いは秘匿されましたが、周囲に分かるほどクローゼル家にだけ頻繁に起こる数々の不幸から、あまり意味を成しませんでした。しかし、そんな呪い持ちのクローゼル家でも、クローゼル家の血筋を求める者は多かったようです。
世代が代わり、クローゼル家の血が薄まる毎に呪いの影響も弱まり、呪い子が生まれる頻度が少なくなっていきました。
もう呪い子が生まれる事は無いと、呪いがある事を忘れかけていた皆様の所に生まれてしまったのが私という存在でした。
***
術式展開魔法の教科書を開き、杖で空中に魔法陣を描く。
クローゼル家の庭園の庭木に、白く輝く薔薇がぽつぽつと灯るように現れたかと思うと、数秒後には透けて消えてしまった。
「この白薔薇は、魔法陣に魔力を流している間だけ咲く魔法です。お次は白薔薇を5つだけに限定し、維持してみましょう」
魔法学のファニラ先生の言う通りに、魔法陣に魔力を注ぎ込み5つだけ白薔薇を咲かせた。白薔薇を維持しようと魔力を込めるけど、魔力が多いと6つ目の白薔薇が咲きそうになる。慌てて魔力の流れを弱めると、今度は5つ目の白薔薇が薄くなり始めた。
思った以上に繊細な魔力のコントロールが必要な魔法のようです。
机に支えもなく杖を垂直に立たせるような慎重さで、5つの薔薇が安定して咲くように魔力の流れを調節していくと、やっと5つの薔薇の白く光る輝きが均一に安定した。
「流石ナーシア様、合格で御座います」
ファニラ先生の言葉に、ほっと安心する。
「この【ブライティアローズ】は、古代の人々がランプが無かった代わりに手元を照らす照明として使われていた魔法の一種です。魔力消費量が少ないのですが、コントロールがとても難しい初級魔法になります」
「この魔法で手元を照らしながら作業をしていたなんて、古代の人々は本当に器用ですね」
「そうですね。魔道具などがまだ無い頃ですから、古代の人々は日常的に魔法を使っていたそうです。そのため、今の時代の我々より、魔力のコントロールにずっと長けていたのでしょう。
…しかし、ナーシア様は魔力も豊富でいらっしゃるのに、魔力のコントロールも扱いに長け、素晴らしい才能をお持ちです。魔法学園へ入学したナーシア様のご活躍が楽しみで御座います」
私が魔法学園に…。
ファニラ先生の言葉に目の前が暗くなった。
「ありがとうございます」
沈んだ気持ちを悟られないように、なんとか微笑んだままファニラ先生に言葉を返す。ちゃんと自然な笑顔が出来ているでしょうか。
私は呪いによって起きる事象を、魔法によって対処する事が出来ません。それは、呪いによる魔法制限があるから…魔物が襲ってきても攻撃魔法を放つ事が出来なくなるのです。…只でさえ呪いのせいで魔物を呼び寄せてしまうのに。
…そもそも、私は魔法学園に入れるまで生きる事が出来るのでしょうか。協会の神父様に呪いの効果を定期的に抑えていただいておりますが、この呪いは今も尚少しずつ私の命を削っている事でしょう。
ファニラ先生は私を呪い子だとご存知ですが、私の呪いの全てを知りません。魔物を引き寄せてしまうだけの呪いだとファニラ先生は思っています。もし全ての呪いの効果を言ってしまえば、指導する先生は誰も居なくなる事でしょう。
魔法を学ぶのはとても楽しいのに…魔法を教えて頂いているファニラ先生の期待を裏切るのは辛く、先生を騙しているようで胸の内が痛かった。
この日は沈んだ気持ちのまま魔法授業を終えた。
部屋に入り、椅子に腰掛け、ほぅと溜息を吐く。
自室に帰ってからも、陰鬱な気持ちが晴れる事はありません。
机の上の写真立てをそっと手に取る。
薄紫色の緩やかな巻き髪、陽の光のように温かい眼差しの橙色の瞳、写真立ての中には6年前のあの日の笑顔のまま映るお母様の姿。記憶の中のお母様はいつも私に優しく微笑み、よくエープを奏でお歌を聞かせてくれました。
…お母様、ごめんなさい。
私は写真立てを強く胸に抱え込み、6年前に私の呪いの負担を庇って還らぬ人となったお母様に向かって懺悔する。
…神様、どうして私は呪い子として生まれてしまったのですか。お母様、お母様はどうして自分を犠牲にして、呪い子である私を生かしたのですか。
呪い子として生まれ、お母様の命まで奪ってしまった私は、自分が憎くて、恨まずになんていられなかった。
私なんて、消えてしまった方が良かったのに。周りの方を不幸にするくらいなら、私は消えてしまった方が良い。
それなのに、お母様の命を犠牲の上に立つ私は…そんな私を愛してくれるお父様の前で消えることなんて出来なくて。
ビュラや使用人の方々も、私の死を望む人は私以外、この館には誰も居なくて。いっそのこと、嫌って欲しかった。そうすれば、なんの憂いも無く消える事が出来るのに。
机の上に顔を伏せて、自分の心が沈むままに思考を委ねていた私は、ふと窓の方に視線を向けた。
カーテンの隙間から溢れる光に目を細めながら、カーテンを開き、窓を開けると、眩しい光が目に飛び込む。
続いて見えた晴天の青い空の色に、私の暗い気持ちが晴れていくように感じた。
「…外、行きたいな」
魔法の練習で先程まで庭に出ていたが、何故だか無性にまた外へ出たくなった。きっと明るい日差しの中を歩いて、暗くなった心を少しでも晴れやかにしたいと自分でも思ったからでしょうか。
ふらふらと何かに誘われるように、私は部屋の外へ出て、屋敷の扉を開けた。
私はこの呪いのせいで、屋敷へから一人で外へ出る事をお父様から禁止されています。
本来なら、ビュラに一言伝えてから護衛の方々と共に外へ出るのが正しいのですが…この時はどうかしていて、一人になりたい、外へ出たい、そんな気持ちだけで思考が埋まっていました。
呪い持ちとはいえ伯爵の一人娘、外で一人出歩く危険性がどれだけ高いか幼い時から言い聞かされて来たはずなのに、気が付いた時にはクローゼル家の門を開けて足を踏み出していた。
只でさえ呪い子で、しかも厄災の呪い、普通ではあり得ないような不幸や不運を突然招く存在。生まれてきてずっと、呪いで幾度も不運に見舞われ、呪いの恐怖を忘れた筈ではないのに、どうしてこの時ばかりは自分の行動を顧みることが出来なかったのか、私には一生分かりませんでした。
せっかくのこの機会に、いつもお世話になっているお菓子を売っているお店で、お母様も大好きだったベリータルトを買う事にしましょう…なんて、能天気な思いつきで一人浮かれて歩みを進める。
一人で行くのは初めてでしたが、昔からよくお母様やお父様と護衛の皆さんで通っていたので、道もしっかり覚えており、私は何も心配せずとも辿り着ける自身がありました。
あの時、道を迷う以外の心配を露ほども考えておりませんでした。
レネイア王国、ユミフィトニアの領主であるゼフィルス ・アド・クローゼル伯爵の一人娘であり、クローゼル家の厄災の呪い子として生まれました。
生まれた時から、私に関わる人が次々と厄災の呪いの影響によって不幸が降りかかる事から、私は周りの人に恐れられる存在でした。
幼少期、厄災を振り撒かないよう、私を個室に閉じ込める話がユミフィトニア領で流れていたのを、陰ながら知っています。
遠い昔、大河エオランテに次元結界がなかった頃、アーフィタリア大陸には今よりもずっと脅威の魔物が生息してきて、王国レネイアにも魔族や魔物が容易く侵入してきた時代。人族に扮した魔族の女性を魔女、男性を悪魔と呼び、魔女狩りや悪魔狩りがよく行われていました。
私の呪いは、クローゼル家の先祖がその時代、魔女によって受けたディザスタルヴァによるエビルの呪いです。
ディザスタルヴァとは、死しても強い憎しみが留まり、その怨念が魔力を帯びて出来る呪いの事で、通常の呪いより余程強い力になります。
私の先祖は魔女に呪いを受けた後、クローゼル家の名の元に生まれてくる女性だけが次々と呪いに掛かり、呪い子に親しい人程、呪いの影響を受け亡くなって行きました。
しかし、クローゼル家存続が絶たれることはありませんでした。
当時の記述は少ししか残されていませんが、王国レネイアが危うく滅亡すると思われる程、魔女は手強かったそうです。王国レネイアを支配し、魔王として君臨しようとする魔女を一方手前で阻止したのがクローゼル家の先祖です。
脅威の魔女を打つ事が出来る程、かつてのクローゼル家には豊潤な魔力と血筋だけが使える特殊スキルがありました。
呪いは秘匿されましたが、周囲に分かるほどクローゼル家にだけ頻繁に起こる数々の不幸から、あまり意味を成しませんでした。しかし、そんな呪い持ちのクローゼル家でも、クローゼル家の血筋を求める者は多かったようです。
世代が代わり、クローゼル家の血が薄まる毎に呪いの影響も弱まり、呪い子が生まれる頻度が少なくなっていきました。
もう呪い子が生まれる事は無いと、呪いがある事を忘れかけていた皆様の所に生まれてしまったのが私という存在でした。
***
術式展開魔法の教科書を開き、杖で空中に魔法陣を描く。
クローゼル家の庭園の庭木に、白く輝く薔薇がぽつぽつと灯るように現れたかと思うと、数秒後には透けて消えてしまった。
「この白薔薇は、魔法陣に魔力を流している間だけ咲く魔法です。お次は白薔薇を5つだけに限定し、維持してみましょう」
魔法学のファニラ先生の言う通りに、魔法陣に魔力を注ぎ込み5つだけ白薔薇を咲かせた。白薔薇を維持しようと魔力を込めるけど、魔力が多いと6つ目の白薔薇が咲きそうになる。慌てて魔力の流れを弱めると、今度は5つ目の白薔薇が薄くなり始めた。
思った以上に繊細な魔力のコントロールが必要な魔法のようです。
机に支えもなく杖を垂直に立たせるような慎重さで、5つの薔薇が安定して咲くように魔力の流れを調節していくと、やっと5つの薔薇の白く光る輝きが均一に安定した。
「流石ナーシア様、合格で御座います」
ファニラ先生の言葉に、ほっと安心する。
「この【ブライティアローズ】は、古代の人々がランプが無かった代わりに手元を照らす照明として使われていた魔法の一種です。魔力消費量が少ないのですが、コントロールがとても難しい初級魔法になります」
「この魔法で手元を照らしながら作業をしていたなんて、古代の人々は本当に器用ですね」
「そうですね。魔道具などがまだ無い頃ですから、古代の人々は日常的に魔法を使っていたそうです。そのため、今の時代の我々より、魔力のコントロールにずっと長けていたのでしょう。
…しかし、ナーシア様は魔力も豊富でいらっしゃるのに、魔力のコントロールも扱いに長け、素晴らしい才能をお持ちです。魔法学園へ入学したナーシア様のご活躍が楽しみで御座います」
私が魔法学園に…。
ファニラ先生の言葉に目の前が暗くなった。
「ありがとうございます」
沈んだ気持ちを悟られないように、なんとか微笑んだままファニラ先生に言葉を返す。ちゃんと自然な笑顔が出来ているでしょうか。
私は呪いによって起きる事象を、魔法によって対処する事が出来ません。それは、呪いによる魔法制限があるから…魔物が襲ってきても攻撃魔法を放つ事が出来なくなるのです。…只でさえ呪いのせいで魔物を呼び寄せてしまうのに。
…そもそも、私は魔法学園に入れるまで生きる事が出来るのでしょうか。協会の神父様に呪いの効果を定期的に抑えていただいておりますが、この呪いは今も尚少しずつ私の命を削っている事でしょう。
ファニラ先生は私を呪い子だとご存知ですが、私の呪いの全てを知りません。魔物を引き寄せてしまうだけの呪いだとファニラ先生は思っています。もし全ての呪いの効果を言ってしまえば、指導する先生は誰も居なくなる事でしょう。
魔法を学ぶのはとても楽しいのに…魔法を教えて頂いているファニラ先生の期待を裏切るのは辛く、先生を騙しているようで胸の内が痛かった。
この日は沈んだ気持ちのまま魔法授業を終えた。
部屋に入り、椅子に腰掛け、ほぅと溜息を吐く。
自室に帰ってからも、陰鬱な気持ちが晴れる事はありません。
机の上の写真立てをそっと手に取る。
薄紫色の緩やかな巻き髪、陽の光のように温かい眼差しの橙色の瞳、写真立ての中には6年前のあの日の笑顔のまま映るお母様の姿。記憶の中のお母様はいつも私に優しく微笑み、よくエープを奏でお歌を聞かせてくれました。
…お母様、ごめんなさい。
私は写真立てを強く胸に抱え込み、6年前に私の呪いの負担を庇って還らぬ人となったお母様に向かって懺悔する。
…神様、どうして私は呪い子として生まれてしまったのですか。お母様、お母様はどうして自分を犠牲にして、呪い子である私を生かしたのですか。
呪い子として生まれ、お母様の命まで奪ってしまった私は、自分が憎くて、恨まずになんていられなかった。
私なんて、消えてしまった方が良かったのに。周りの方を不幸にするくらいなら、私は消えてしまった方が良い。
それなのに、お母様の命を犠牲の上に立つ私は…そんな私を愛してくれるお父様の前で消えることなんて出来なくて。
ビュラや使用人の方々も、私の死を望む人は私以外、この館には誰も居なくて。いっそのこと、嫌って欲しかった。そうすれば、なんの憂いも無く消える事が出来るのに。
机の上に顔を伏せて、自分の心が沈むままに思考を委ねていた私は、ふと窓の方に視線を向けた。
カーテンの隙間から溢れる光に目を細めながら、カーテンを開き、窓を開けると、眩しい光が目に飛び込む。
続いて見えた晴天の青い空の色に、私の暗い気持ちが晴れていくように感じた。
「…外、行きたいな」
魔法の練習で先程まで庭に出ていたが、何故だか無性にまた外へ出たくなった。きっと明るい日差しの中を歩いて、暗くなった心を少しでも晴れやかにしたいと自分でも思ったからでしょうか。
ふらふらと何かに誘われるように、私は部屋の外へ出て、屋敷の扉を開けた。
私はこの呪いのせいで、屋敷へから一人で外へ出る事をお父様から禁止されています。
本来なら、ビュラに一言伝えてから護衛の方々と共に外へ出るのが正しいのですが…この時はどうかしていて、一人になりたい、外へ出たい、そんな気持ちだけで思考が埋まっていました。
呪い持ちとはいえ伯爵の一人娘、外で一人出歩く危険性がどれだけ高いか幼い時から言い聞かされて来たはずなのに、気が付いた時にはクローゼル家の門を開けて足を踏み出していた。
只でさえ呪い子で、しかも厄災の呪い、普通ではあり得ないような不幸や不運を突然招く存在。生まれてきてずっと、呪いで幾度も不運に見舞われ、呪いの恐怖を忘れた筈ではないのに、どうしてこの時ばかりは自分の行動を顧みることが出来なかったのか、私には一生分かりませんでした。
せっかくのこの機会に、いつもお世話になっているお菓子を売っているお店で、お母様も大好きだったベリータルトを買う事にしましょう…なんて、能天気な思いつきで一人浮かれて歩みを進める。
一人で行くのは初めてでしたが、昔からよくお母様やお父様と護衛の皆さんで通っていたので、道もしっかり覚えており、私は何も心配せずとも辿り着ける自身がありました。
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