32 / 126
第二部:覚悟の種が揺れる
第6章:絆という名の盾 第2話:壊れかけの均衡
しおりを挟む
渓谷の縁に、わずかな岩のき裂が走っていた。
「……音が変わった」
リリィが眉をひそめ、小さく呟く。
足元に流れる水は静かに見えていたが、その下では何かが脈打っている。かすかな地鳴り。風に紛れるそれをリリィの感覚の精霊が捉えていたのだ。
ブルーミング・ルーツの五人は縦列で狭い岩棚を進んでいた。右手は垂直の岩壁、左手は断崖の縁。足場は細く、湿気を帯びて滑りやすい。
「ニコ君、左に寄ると危ないわ」
クレアが後方から声をかける。ニコは頷きつつ、足元を慎重に確かめていた。
「大丈夫です。……でも、なんだか風の通りが変わったような……」
「それ、気のせいじゃねぇな。岩の下、少し鳴ってる音が違う」
カイもすぐに反応した。風と雷の精霊を持つ彼は、こうした地形のわずかな変化にも敏感だった。
だが、その瞬間だった。
バキッ──と、鋭い音が響いた。
「──ッ、崩れるぞ!」
カイが叫ぶと同時に、岩棚の一部が崩落した。
土煙が舞い、視界が白く染まる。悲鳴はなかった。ただ、誰かの姿が、音もなく消えた。
「ニコ君!」
クレアの声が反射する岩肌に消えていく。光の玉がひとつ、谷底へ吸い込まれるように落ちていった。
──落下。
ニコが、崩落とともに下へ滑り落ちたのだ。
「っ、カイ、ロープある?」
「あるけど、間に合うかどうか──っ、駄目だ、もう見えねぇ!」
岩壁は垂直に近く、土砂の飛沫が落石を誘発している。
焦りが全体を包み始めた。リリィが矢を構えかけるが、狙うものなど見えはしない。
「……落ち着け」
ガルドが、低く声を発した。
彼の声に、怒気はない。ただ、圧があった。風が止まるような静けさ。盾役としての“壁”ではなく、今は全体を支える“支柱”のように。
「まず、崩落の中心と範囲を確かめろ。足場が脆い場所には、誰も近づくな」
短く、的確な指示。
カイが我に返ったように頷き、クレアも深呼吸する。リリィが素早く岩棚の縁を見渡し「斜面沿いに回り込めば、下へ降りられる足場がある」と報告した。
「俺が先行する。崩落が収まっていない。斜面が崩れれば、また誰か落ちる」
そう言って、ガルドは手早く装備を整えた。
彼の背に、クレアが声をかける。
「ガルドさん……大丈夫、ですね?」
「俺が行く。下は任せろ」
その言葉に、誰も反論しなかった。
重たい盾と斧を背に、ガルドは斜面を慎重に下っていった。谷底は湿っていて、粘土のような地質が靴底を吸い込む。落下による轍が、谷間の浅瀬へと続いていた。
──光の玉。
岩影の水際に、ふわりと漂っている。それを目印に、ガルドは駆け出した。
「ニコ!」
返事は、すぐにはなかった。
倒れた姿が、泥の中に横たわっている。だが、呼吸はある。腕を庇うようにして倒れており、意識は──
「う……ガルド……さん……?」
「無理に動くな。……骨は、大丈夫か?」
「たぶん……ひねっただけ、です……痛いけど、動きます」
「よくあの高さから落ちて、生きていたもんだ。……大した奴だ」
ニコの身体に大きな外傷はなかった。泥で足を取られ、左肩を庇っていたが、骨に異常はないようだった。
ガルドは肩を貸して立たせると、言った。
「歩けるか」
「はい。……なんとか」
ニコの声はかすかに震えていた。それは恐怖でも痛みでもない。仲間と離れたこと。今、自分が“足を引っ張っている”という焦り。だがガルドは、何も言わなかった。ただ、前を向いて歩き出す。その背を見てニコもゆっくりと一歩を踏み出した。
谷間には倒木が幾つか橋のように横たわっていた。光の玉が淡く進路を照らす。やがて、水の流れの音が強まってくる。斜面の上から、誰かの声が聞こえた。
「ニコ君! ──ガルドさん!」
クレアの声だ。
少し遅れて、カイが叫ぶ。
「おーい、無事かー!」
「無事だ。今、戻る」
ガルドが短く返すと、上の方で安堵の声が漏れた。
少し開けた場所で合流しやすい地点を見つけ、そこへ移動する。リリィがすでに斜面の上からロープを垂らしてくれていた。
「気配はないけど、さっきから鳥すら飛ばない。……何かが近くにいるかも」
「了解」
ガルドが頷くと、クレアがロープを握りしめながら、下へと降りてくる。
「ニコ君、怪我は!?」
「大丈夫、です。ちょっと……足が痛いけど」
「よかった……ほんとに……」
クレアがそっと額を寄せ、息を吐いた。
だが、ほっとしたのも束の間。リリィの眉がぴくりと動いた。
「左後方。岩陰──気配」
言い終わる前に、矢が放たれた。
直後、岩陰からの唸り声。草を踏み鳴らし、現れたのは──《水潜蛇》。
カイが即座に展開し、雷と風の精霊の共鳴を呼ぶ。だが湿気に包まれたこの谷では、火と雷の精霊術は通りが悪い。
「音を分散させろ!」
ガルドが叫び、斧を地に打ちつける。振動が広がり、同時にクレアの光が淡く響くように周囲を照らす。
ニコは崩れかけの足で立ち上がった。
「僕もやります……!」
けれどガルドが一歩前に出た。盾が地に立てられる。岩のような姿勢で、敵の進路を遮る。
リリィの矢がもう一本、魔獣の首元を狙うが、鱗が硬く通らない。カイが爆風を放つも、湿気が熱を逸らす。
魔獣が吠え、尻尾を横薙ぎに振るった。
次の瞬間──盾が音を立てた。
衝撃が走り、ガルドの足元の地面が崩れかけた。だが彼は踏みとどまる。ずしりとした構えで、獣の力を受け止める。
「……今だ、撃て」
リリィの矢が放たれ、クレアの光が矢に添う。魔獣の頭部が上がった瞬間、ニコが放った火の閃きが、目のあたりを焼いた。
悲鳴とともに、魔獣が大きくのけぞる。ガルドが最後の力で踏み込み、盾の縁を叩きつけた。呻き声。魔獣は後退し、やがて音もなく姿を消した。
静寂。
誰も、言葉を発さなかった。ただ、盾の前に立つ男の背中が、すべてを物語っていた。
「……おっさんがそう言うと、不思議と落ち着くんだよな」
カイがぽつりとつぶやいた。
クレアが小さく笑い「そうね」と頷く。
リリィは何も言わない。ただ、矢の先端を点検しながら、時折ガルドの背を見やっていた。
そしてニコが、静かに口を開く。
「ありがとう、ございます。ガルドさんが、そう言ってくれたから……怖くなかったです」
その言葉に、ガルドは振り向かない。ただ、少しだけ肩の力を抜いたように見えた。
洞窟の出口が、光を伴って近づいてくる。みんなの足音は、いつの間にか“ひとつ”の響きに変わっていた。
「……音が変わった」
リリィが眉をひそめ、小さく呟く。
足元に流れる水は静かに見えていたが、その下では何かが脈打っている。かすかな地鳴り。風に紛れるそれをリリィの感覚の精霊が捉えていたのだ。
ブルーミング・ルーツの五人は縦列で狭い岩棚を進んでいた。右手は垂直の岩壁、左手は断崖の縁。足場は細く、湿気を帯びて滑りやすい。
「ニコ君、左に寄ると危ないわ」
クレアが後方から声をかける。ニコは頷きつつ、足元を慎重に確かめていた。
「大丈夫です。……でも、なんだか風の通りが変わったような……」
「それ、気のせいじゃねぇな。岩の下、少し鳴ってる音が違う」
カイもすぐに反応した。風と雷の精霊を持つ彼は、こうした地形のわずかな変化にも敏感だった。
だが、その瞬間だった。
バキッ──と、鋭い音が響いた。
「──ッ、崩れるぞ!」
カイが叫ぶと同時に、岩棚の一部が崩落した。
土煙が舞い、視界が白く染まる。悲鳴はなかった。ただ、誰かの姿が、音もなく消えた。
「ニコ君!」
クレアの声が反射する岩肌に消えていく。光の玉がひとつ、谷底へ吸い込まれるように落ちていった。
──落下。
ニコが、崩落とともに下へ滑り落ちたのだ。
「っ、カイ、ロープある?」
「あるけど、間に合うかどうか──っ、駄目だ、もう見えねぇ!」
岩壁は垂直に近く、土砂の飛沫が落石を誘発している。
焦りが全体を包み始めた。リリィが矢を構えかけるが、狙うものなど見えはしない。
「……落ち着け」
ガルドが、低く声を発した。
彼の声に、怒気はない。ただ、圧があった。風が止まるような静けさ。盾役としての“壁”ではなく、今は全体を支える“支柱”のように。
「まず、崩落の中心と範囲を確かめろ。足場が脆い場所には、誰も近づくな」
短く、的確な指示。
カイが我に返ったように頷き、クレアも深呼吸する。リリィが素早く岩棚の縁を見渡し「斜面沿いに回り込めば、下へ降りられる足場がある」と報告した。
「俺が先行する。崩落が収まっていない。斜面が崩れれば、また誰か落ちる」
そう言って、ガルドは手早く装備を整えた。
彼の背に、クレアが声をかける。
「ガルドさん……大丈夫、ですね?」
「俺が行く。下は任せろ」
その言葉に、誰も反論しなかった。
重たい盾と斧を背に、ガルドは斜面を慎重に下っていった。谷底は湿っていて、粘土のような地質が靴底を吸い込む。落下による轍が、谷間の浅瀬へと続いていた。
──光の玉。
岩影の水際に、ふわりと漂っている。それを目印に、ガルドは駆け出した。
「ニコ!」
返事は、すぐにはなかった。
倒れた姿が、泥の中に横たわっている。だが、呼吸はある。腕を庇うようにして倒れており、意識は──
「う……ガルド……さん……?」
「無理に動くな。……骨は、大丈夫か?」
「たぶん……ひねっただけ、です……痛いけど、動きます」
「よくあの高さから落ちて、生きていたもんだ。……大した奴だ」
ニコの身体に大きな外傷はなかった。泥で足を取られ、左肩を庇っていたが、骨に異常はないようだった。
ガルドは肩を貸して立たせると、言った。
「歩けるか」
「はい。……なんとか」
ニコの声はかすかに震えていた。それは恐怖でも痛みでもない。仲間と離れたこと。今、自分が“足を引っ張っている”という焦り。だがガルドは、何も言わなかった。ただ、前を向いて歩き出す。その背を見てニコもゆっくりと一歩を踏み出した。
谷間には倒木が幾つか橋のように横たわっていた。光の玉が淡く進路を照らす。やがて、水の流れの音が強まってくる。斜面の上から、誰かの声が聞こえた。
「ニコ君! ──ガルドさん!」
クレアの声だ。
少し遅れて、カイが叫ぶ。
「おーい、無事かー!」
「無事だ。今、戻る」
ガルドが短く返すと、上の方で安堵の声が漏れた。
少し開けた場所で合流しやすい地点を見つけ、そこへ移動する。リリィがすでに斜面の上からロープを垂らしてくれていた。
「気配はないけど、さっきから鳥すら飛ばない。……何かが近くにいるかも」
「了解」
ガルドが頷くと、クレアがロープを握りしめながら、下へと降りてくる。
「ニコ君、怪我は!?」
「大丈夫、です。ちょっと……足が痛いけど」
「よかった……ほんとに……」
クレアがそっと額を寄せ、息を吐いた。
だが、ほっとしたのも束の間。リリィの眉がぴくりと動いた。
「左後方。岩陰──気配」
言い終わる前に、矢が放たれた。
直後、岩陰からの唸り声。草を踏み鳴らし、現れたのは──《水潜蛇》。
カイが即座に展開し、雷と風の精霊の共鳴を呼ぶ。だが湿気に包まれたこの谷では、火と雷の精霊術は通りが悪い。
「音を分散させろ!」
ガルドが叫び、斧を地に打ちつける。振動が広がり、同時にクレアの光が淡く響くように周囲を照らす。
ニコは崩れかけの足で立ち上がった。
「僕もやります……!」
けれどガルドが一歩前に出た。盾が地に立てられる。岩のような姿勢で、敵の進路を遮る。
リリィの矢がもう一本、魔獣の首元を狙うが、鱗が硬く通らない。カイが爆風を放つも、湿気が熱を逸らす。
魔獣が吠え、尻尾を横薙ぎに振るった。
次の瞬間──盾が音を立てた。
衝撃が走り、ガルドの足元の地面が崩れかけた。だが彼は踏みとどまる。ずしりとした構えで、獣の力を受け止める。
「……今だ、撃て」
リリィの矢が放たれ、クレアの光が矢に添う。魔獣の頭部が上がった瞬間、ニコが放った火の閃きが、目のあたりを焼いた。
悲鳴とともに、魔獣が大きくのけぞる。ガルドが最後の力で踏み込み、盾の縁を叩きつけた。呻き声。魔獣は後退し、やがて音もなく姿を消した。
静寂。
誰も、言葉を発さなかった。ただ、盾の前に立つ男の背中が、すべてを物語っていた。
「……おっさんがそう言うと、不思議と落ち着くんだよな」
カイがぽつりとつぶやいた。
クレアが小さく笑い「そうね」と頷く。
リリィは何も言わない。ただ、矢の先端を点検しながら、時折ガルドの背を見やっていた。
そしてニコが、静かに口を開く。
「ありがとう、ございます。ガルドさんが、そう言ってくれたから……怖くなかったです」
その言葉に、ガルドは振り向かない。ただ、少しだけ肩の力を抜いたように見えた。
洞窟の出口が、光を伴って近づいてくる。みんなの足音は、いつの間にか“ひとつ”の響きに変わっていた。
0
あなたにおすすめの小説
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】
山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。
失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。
そんな彼が交通事故にあった。
ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。
「どうしたものかな」
入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。
今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。
たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。
そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。
『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』
である。
50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。
ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。
俺もそちら側の人間だった。
年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。
「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」
これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。
注意事項
50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。
あらかじめご了承の上読み進めてください。
注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。
注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。
『召喚ニートの異世界草原記』
KAORUwithAI
ファンタジー
ゲーム三昧の毎日を送る元ニート、佐々木二郎。
ある夜、三度目のゲームオーバーで眠りに落ちた彼が目を覚ますと、そこは見たこともない広大な草原だった。
剣と魔法が当たり前に存在する世界。だが二郎には、そのどちらの才能もない。
――代わりに与えられていたのは、**「自分が見た・聞いた・触れたことのあるものなら“召喚”できる」**という不思議な能力だった。
面倒なことはしたくない、楽をして生きたい。
そんな彼が、偶然出会ったのは――痩せた辺境・アセトン村でひとり生きる少女、レン。
「逃げて!」と叫ぶ彼女を前に、逃げようとした二郎の足は動かなかった。
昔の記憶が疼く。いじめられていたあの日、助けを求める自分を誰も救ってくれなかったあの光景。
……だから、今度は俺が――。
現代の知恵と召喚の力を武器に、ただの元ニートが異世界を駆け抜ける。
少女との出会いが、二郎を“召喚者”へと変えていく。
引きこもりの俺が、異世界で誰かを救う物語が始まる。
※こんな物も召喚して欲しいなって
言うのがあればリクエストして下さい。
出せるか分かりませんがやってみます。
アラフォーおっさんの週末ダンジョン探検記
ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
ある日、全世界の至る所にダンジョンと呼ばれる異空間が出現した。
そこには人外異形の生命体【魔物】が存在していた。
【魔物】を倒すと魔石を落とす。
魔石には膨大なエネルギーが秘められており、第五次産業革命が起こるほどの衝撃であった。
世は埋蔵金ならぬ、魔石を求めて日々各地のダンジョンを開発していった。
エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~
シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。
主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。
追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。
さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。
疫病? これ飲めば治りますよ?
これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
お持ち帰り召喚士磯貝〜なんでも持ち運び出来る【転移】スキルで異世界つまみ食い生活〜
双葉 鳴
ファンタジー
ひょんなことから男子高校生、磯貝章(いそがいあきら)は授業中、クラス毎異世界クラセリアへと飛ばされた。
勇者としての役割、与えられた力。
クラスメイトに協力的なお姫様。
しかし能力を開示する魔道具が発動しなかったことを皮切りに、お姫様も想像だにしない出来事が起こった。
突如鳴り出すメール音。SNSのメロディ。
そして学校前を包囲する警察官からの呼びかけにクラスが騒然とする。
なんと、いつの間にか元の世界に帰ってきてしまっていたのだ!
──王城ごと。
王様達は警察官に武力行為を示すべく魔法の詠唱を行うが、それらが発動することはなく、現行犯逮捕された!
そのあとクラスメイトも事情聴取を受け、翌日から普通の学校生活が再開する。
何故元の世界に帰ってきてしまったのか?
そして何故か使えない魔法。
どうも日本では魔法そのものが扱えない様で、異世界の貴族達は魔法を取り上げられた平民として最低限の暮らしを強いられた。
それを他所に内心あわてている生徒が一人。
それこそが磯貝章だった。
「やっべー、もしかしてこれ、俺のせい?」
目の前に浮かび上がったステータスボードには異世界の場所と、再転移するまでのクールタイムが浮かび上がっていた。
幸い、章はクラスの中ではあまり目立たない男子生徒という立ち位置。
もしあのまま帰って来なかったらどうなっていただろうというクラスメイトの話題には参加させず、この能力をどうするべきか悩んでいた。
そして一部のクラスメイトの独断によって明かされたスキル達。
当然章の能力も開示され、家族ごとマスコミからバッシングを受けていた。
日々注目されることに辟易した章は、能力を使う内にこう思う様になった。
「もしかして、この能力を金に変えて食っていけるかも?」
──これは転移を手に入れてしまった少年と、それに巻き込まれる現地住民の異世界ドタバタコメディである。
序章まで一挙公開。
翌日から7:00、12:00、17:00、22:00更新。
序章 異世界転移【9/2〜】
一章 異世界クラセリア【9/3〜】
二章 ダンジョンアタック!【9/5〜】
三章 発足! 異世界旅行業【9/8〜】
四章 新生活は異世界で【9/10〜】
五章 巻き込まれて異世界【9/12〜】
六章 体験! エルフの暮らし【9/17〜】
七章 探索! 並行世界【9/19〜】
95部で第一部完とさせて貰ってます。
※9/24日まで毎日投稿されます。
※カクヨムさんでも改稿前の作品が読めます。
おおよそ、起こりうるであろう転移系の内容を網羅してます。
勇者召喚、ハーレム勇者、巻き込まれ召喚、俺TUEEEE等々。
ダンジョン活動、ダンジョンマスターまでなんでもあります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる