106 / 126
第五部:決断の種を咲かせる
第21章:最後の咆哮 第1話:焼け野の果て
しおりを挟む
焦土――。焼け残る紅蓮の断層。
深緑の聖域層、その奥。精霊の光すら届かぬ地に、僕たちは静かに足を踏み入れた。
地面は黒く焦げ、踏みしめるたびに舞い上がる灰。空気は重く、熱く、どこまでも静かだった。
「……レグナさん、いる」
リリィが小さく呟いた。遠く、焦土の影。その周囲で、赤い光がわずかに揺れている。
ガルドさんが頷き、全員が緊張を深める。
焼けた根の上に、一人の男が膝をついていた。
焔の牙、レグナ――その背中は今にも崩れそうなほど小さく、孤独に見えた。
彼の周囲には、火と雷、そして濃い力の色を帯びた光の玉が浮かんでいる。どれもが不安定に濁り、震え、今にも壊れそうだった。
光の玉たちは苦しみに共鳴しきれず、それでも離れられないように、その場に留まり続けていた。
クレアさんが小さく息を呑む。カイさんは無意識に拳を強く握っていた。
「……精霊の気配が痛々しく感じる」
クレアさんの言葉が、空気をさらに重くする。
レグナさんの精霊たちはかつて、どんな戦場でも力強く輝き、共に進み続けてきた。今は、その輝きすら色褪せているように見えた。
リリィが矢を静かに下ろす。その表情は凛としていたが、目元がわずかに揺れていた。
やがて、レグナさんが顔を上げる。
その瞳には、かつての猛々しさも炎も残っていなかった。ただ、深い虚無と、乾ききった諦観だけ。
「精霊を“力”にして、ここまで来た……」
かすれた声。
レグナさんの言葉に、光の玉たちが悲しげに揺れる。
「誰よりも戦えて、誰よりも遠くまで進めて……それが、答えだと思ってた」
ひとつ、またひとつ、光の玉が不安げに明滅する。
「でも、それだけじゃ、何も残せなかったんだ」
その静かな言葉の奥に、どんな叫びよりも深い絶望があった。
僕は一歩、前に進みかけて、思わず立ち止まる。
焦土の空気は焼けつくように重く、胸が痛かった。
――なぜ、レグナさんはまた暴走したのか。
あの夜、焔の牙の仲間たちはレグナさんを囲み、支えようとしていた。「これからはみんなで進もう」と誰かが肩を叩いた。
レグナさんは、その中心で小さく微笑んでいた。だが、その笑顔の奥には隠しきれない空洞があった。
暴走を鎮めたはずのレグナさんが、なぜまた焦土にひとりきりで立つことになったのか。
きっと、誰にも頼れなかった孤独と、仲間に迷惑をかけたくなかった“強がり”が、静かに彼を蝕んでいったのだろう。
力があれば、守れる。
力がなければ、失う。
それだけを信じてきた心の中に“何も残せなかった”という痛みだけが広がっていった。
──そのとき、焦げた空気を切り裂くように、誰かの足音が響いた。
焼け野の断層の端、灰にまみれた岩陰から、焔の牙の仲間たち――ジーナさん、トムさん、メルさんが、ゆっくりと姿を現した。
彼らもまた、焦土の熱気にさらされながら、静かにレグナさんのもとへ歩み寄ってくる。
その表情はいつもの誇りや自信ではなく、どこか沈んだ面持ちだった。
ジーナさんが一歩、レグナさんの横に立つ。
普段の強気な顔とは違い、その声はかすかに揺れていた。
「……レグナ、ほんとにこれでいいの?」
ジーナさんが低い声で問いかける。普段の強気な顔とは違い、その声はかすかに揺れていた。
「俺はもう……止まらない」
レグナさんがぽつりと答えると、トムさんが苦い顔で笑った。
「昔のお前なら、絶対そんな言い方しなかったよな。怒鳴ってでも無理やり全部背負っただろ。なんで、今だけ黙って消えようとすんだよ」
メルさんは静かに弦を握りしめる。
「……皆、気づいてたんだ。レグナが無理してるのも、心が壊れかけてるのも。でも、お前は、どんなに手を伸ばしても……絶対頼ってくれなかった」
レグナさんは黙って肩を震わせた。
「……悪かったな。俺は、もう、どうしたらいいのか分からなくなった」
ジーナさんが、レグナさんの肩にそっと手を置く。
「最後くらい、本音で言え。……怖いんだろ? 一人になるのが。何も残らないのが」
レグナさんは一瞬だけ目を閉じ、仲間たちのぬくもりが遠い昔のように思えた。
「……ああ、怖いよ。でも……それでも、ここで終わらせなきゃいけない気がするんだ」
ジーナさんは小さくため息をつき、トムさんとメルさんもゆっくりとレグナさんのそばに立った。
「じゃあ、一緒にいさせてくれよ。最後まで」
レグナさんの拳は焼け野に沈んだまま動かない。
静寂のなか、虚無・焦燥・罪悪感、そして諦めが、レグナさんの全身から静かに滲み出していた。
誰も彼を救えなかったわけじゃない。ただ、彼自身が「救われてはいけない」と思い込んでしまったのだ。
焔の牙の仲間たちもまた、決して無関心だったわけじゃない。
何度も声をかけ、手を差し伸べてきた。
それでも、レグナさんはその手を、受け取ることができなかった。
「ここには……もう、何もない」
レグナさんの呟きは、焦土の静けさに溶けていく。
僕たちは声をかけることもできず、ただその場に立ち尽くしていた。
光の玉たちが、誰にも届かない悲しみを湛えて微かに揺れる。
そして風だけが、焼け残る断層の上を静かに通り抜けていった。
深緑の聖域層、その奥。精霊の光すら届かぬ地に、僕たちは静かに足を踏み入れた。
地面は黒く焦げ、踏みしめるたびに舞い上がる灰。空気は重く、熱く、どこまでも静かだった。
「……レグナさん、いる」
リリィが小さく呟いた。遠く、焦土の影。その周囲で、赤い光がわずかに揺れている。
ガルドさんが頷き、全員が緊張を深める。
焼けた根の上に、一人の男が膝をついていた。
焔の牙、レグナ――その背中は今にも崩れそうなほど小さく、孤独に見えた。
彼の周囲には、火と雷、そして濃い力の色を帯びた光の玉が浮かんでいる。どれもが不安定に濁り、震え、今にも壊れそうだった。
光の玉たちは苦しみに共鳴しきれず、それでも離れられないように、その場に留まり続けていた。
クレアさんが小さく息を呑む。カイさんは無意識に拳を強く握っていた。
「……精霊の気配が痛々しく感じる」
クレアさんの言葉が、空気をさらに重くする。
レグナさんの精霊たちはかつて、どんな戦場でも力強く輝き、共に進み続けてきた。今は、その輝きすら色褪せているように見えた。
リリィが矢を静かに下ろす。その表情は凛としていたが、目元がわずかに揺れていた。
やがて、レグナさんが顔を上げる。
その瞳には、かつての猛々しさも炎も残っていなかった。ただ、深い虚無と、乾ききった諦観だけ。
「精霊を“力”にして、ここまで来た……」
かすれた声。
レグナさんの言葉に、光の玉たちが悲しげに揺れる。
「誰よりも戦えて、誰よりも遠くまで進めて……それが、答えだと思ってた」
ひとつ、またひとつ、光の玉が不安げに明滅する。
「でも、それだけじゃ、何も残せなかったんだ」
その静かな言葉の奥に、どんな叫びよりも深い絶望があった。
僕は一歩、前に進みかけて、思わず立ち止まる。
焦土の空気は焼けつくように重く、胸が痛かった。
――なぜ、レグナさんはまた暴走したのか。
あの夜、焔の牙の仲間たちはレグナさんを囲み、支えようとしていた。「これからはみんなで進もう」と誰かが肩を叩いた。
レグナさんは、その中心で小さく微笑んでいた。だが、その笑顔の奥には隠しきれない空洞があった。
暴走を鎮めたはずのレグナさんが、なぜまた焦土にひとりきりで立つことになったのか。
きっと、誰にも頼れなかった孤独と、仲間に迷惑をかけたくなかった“強がり”が、静かに彼を蝕んでいったのだろう。
力があれば、守れる。
力がなければ、失う。
それだけを信じてきた心の中に“何も残せなかった”という痛みだけが広がっていった。
──そのとき、焦げた空気を切り裂くように、誰かの足音が響いた。
焼け野の断層の端、灰にまみれた岩陰から、焔の牙の仲間たち――ジーナさん、トムさん、メルさんが、ゆっくりと姿を現した。
彼らもまた、焦土の熱気にさらされながら、静かにレグナさんのもとへ歩み寄ってくる。
その表情はいつもの誇りや自信ではなく、どこか沈んだ面持ちだった。
ジーナさんが一歩、レグナさんの横に立つ。
普段の強気な顔とは違い、その声はかすかに揺れていた。
「……レグナ、ほんとにこれでいいの?」
ジーナさんが低い声で問いかける。普段の強気な顔とは違い、その声はかすかに揺れていた。
「俺はもう……止まらない」
レグナさんがぽつりと答えると、トムさんが苦い顔で笑った。
「昔のお前なら、絶対そんな言い方しなかったよな。怒鳴ってでも無理やり全部背負っただろ。なんで、今だけ黙って消えようとすんだよ」
メルさんは静かに弦を握りしめる。
「……皆、気づいてたんだ。レグナが無理してるのも、心が壊れかけてるのも。でも、お前は、どんなに手を伸ばしても……絶対頼ってくれなかった」
レグナさんは黙って肩を震わせた。
「……悪かったな。俺は、もう、どうしたらいいのか分からなくなった」
ジーナさんが、レグナさんの肩にそっと手を置く。
「最後くらい、本音で言え。……怖いんだろ? 一人になるのが。何も残らないのが」
レグナさんは一瞬だけ目を閉じ、仲間たちのぬくもりが遠い昔のように思えた。
「……ああ、怖いよ。でも……それでも、ここで終わらせなきゃいけない気がするんだ」
ジーナさんは小さくため息をつき、トムさんとメルさんもゆっくりとレグナさんのそばに立った。
「じゃあ、一緒にいさせてくれよ。最後まで」
レグナさんの拳は焼け野に沈んだまま動かない。
静寂のなか、虚無・焦燥・罪悪感、そして諦めが、レグナさんの全身から静かに滲み出していた。
誰も彼を救えなかったわけじゃない。ただ、彼自身が「救われてはいけない」と思い込んでしまったのだ。
焔の牙の仲間たちもまた、決して無関心だったわけじゃない。
何度も声をかけ、手を差し伸べてきた。
それでも、レグナさんはその手を、受け取ることができなかった。
「ここには……もう、何もない」
レグナさんの呟きは、焦土の静けさに溶けていく。
僕たちは声をかけることもできず、ただその場に立ち尽くしていた。
光の玉たちが、誰にも届かない悲しみを湛えて微かに揺れる。
そして風だけが、焼け残る断層の上を静かに通り抜けていった。
0
あなたにおすすめの小説
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】
山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。
失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。
そんな彼が交通事故にあった。
ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。
「どうしたものかな」
入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。
今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。
たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。
そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。
『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』
である。
50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。
ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。
俺もそちら側の人間だった。
年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。
「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」
これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。
注意事項
50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。
あらかじめご了承の上読み進めてください。
注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。
注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。
『召喚ニートの異世界草原記』
KAORUwithAI
ファンタジー
ゲーム三昧の毎日を送る元ニート、佐々木二郎。
ある夜、三度目のゲームオーバーで眠りに落ちた彼が目を覚ますと、そこは見たこともない広大な草原だった。
剣と魔法が当たり前に存在する世界。だが二郎には、そのどちらの才能もない。
――代わりに与えられていたのは、**「自分が見た・聞いた・触れたことのあるものなら“召喚”できる」**という不思議な能力だった。
面倒なことはしたくない、楽をして生きたい。
そんな彼が、偶然出会ったのは――痩せた辺境・アセトン村でひとり生きる少女、レン。
「逃げて!」と叫ぶ彼女を前に、逃げようとした二郎の足は動かなかった。
昔の記憶が疼く。いじめられていたあの日、助けを求める自分を誰も救ってくれなかったあの光景。
……だから、今度は俺が――。
現代の知恵と召喚の力を武器に、ただの元ニートが異世界を駆け抜ける。
少女との出会いが、二郎を“召喚者”へと変えていく。
引きこもりの俺が、異世界で誰かを救う物語が始まる。
※こんな物も召喚して欲しいなって
言うのがあればリクエストして下さい。
出せるか分かりませんがやってみます。
アラフォーおっさんの週末ダンジョン探検記
ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
ある日、全世界の至る所にダンジョンと呼ばれる異空間が出現した。
そこには人外異形の生命体【魔物】が存在していた。
【魔物】を倒すと魔石を落とす。
魔石には膨大なエネルギーが秘められており、第五次産業革命が起こるほどの衝撃であった。
世は埋蔵金ならぬ、魔石を求めて日々各地のダンジョンを開発していった。
エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~
シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。
主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。
追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。
さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。
疫病? これ飲めば治りますよ?
これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
お持ち帰り召喚士磯貝〜なんでも持ち運び出来る【転移】スキルで異世界つまみ食い生活〜
双葉 鳴
ファンタジー
ひょんなことから男子高校生、磯貝章(いそがいあきら)は授業中、クラス毎異世界クラセリアへと飛ばされた。
勇者としての役割、与えられた力。
クラスメイトに協力的なお姫様。
しかし能力を開示する魔道具が発動しなかったことを皮切りに、お姫様も想像だにしない出来事が起こった。
突如鳴り出すメール音。SNSのメロディ。
そして学校前を包囲する警察官からの呼びかけにクラスが騒然とする。
なんと、いつの間にか元の世界に帰ってきてしまっていたのだ!
──王城ごと。
王様達は警察官に武力行為を示すべく魔法の詠唱を行うが、それらが発動することはなく、現行犯逮捕された!
そのあとクラスメイトも事情聴取を受け、翌日から普通の学校生活が再開する。
何故元の世界に帰ってきてしまったのか?
そして何故か使えない魔法。
どうも日本では魔法そのものが扱えない様で、異世界の貴族達は魔法を取り上げられた平民として最低限の暮らしを強いられた。
それを他所に内心あわてている生徒が一人。
それこそが磯貝章だった。
「やっべー、もしかしてこれ、俺のせい?」
目の前に浮かび上がったステータスボードには異世界の場所と、再転移するまでのクールタイムが浮かび上がっていた。
幸い、章はクラスの中ではあまり目立たない男子生徒という立ち位置。
もしあのまま帰って来なかったらどうなっていただろうというクラスメイトの話題には参加させず、この能力をどうするべきか悩んでいた。
そして一部のクラスメイトの独断によって明かされたスキル達。
当然章の能力も開示され、家族ごとマスコミからバッシングを受けていた。
日々注目されることに辟易した章は、能力を使う内にこう思う様になった。
「もしかして、この能力を金に変えて食っていけるかも?」
──これは転移を手に入れてしまった少年と、それに巻き込まれる現地住民の異世界ドタバタコメディである。
序章まで一挙公開。
翌日から7:00、12:00、17:00、22:00更新。
序章 異世界転移【9/2〜】
一章 異世界クラセリア【9/3〜】
二章 ダンジョンアタック!【9/5〜】
三章 発足! 異世界旅行業【9/8〜】
四章 新生活は異世界で【9/10〜】
五章 巻き込まれて異世界【9/12〜】
六章 体験! エルフの暮らし【9/17〜】
七章 探索! 並行世界【9/19〜】
95部で第一部完とさせて貰ってます。
※9/24日まで毎日投稿されます。
※カクヨムさんでも改稿前の作品が読めます。
おおよそ、起こりうるであろう転移系の内容を網羅してます。
勇者召喚、ハーレム勇者、巻き込まれ召喚、俺TUEEEE等々。
ダンジョン活動、ダンジョンマスターまでなんでもあります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる