149 / 302
第四章 最強編
第148話 ゾロ目⑦
しおりを挟む
宙に放り出された三つのサイコロは、重力を追い越してストンと卓上に着地した。綺麗に三つ整列している。
出目は1、3、5。奇数連番である。
「もはやギャンブルでも何でもありませんね」
「そんなこと言って大丈夫か?」
「え?」
ゲス・エストの指先から放たれた空気の玉が、自身の髪をかすかに揺らした。
「半分……、いや、一割程度だ。ずいぶんと刻んだな。それほど刻む必要があるということは、つまりそういうことだよな」
これまでのすべてがゲス・エスト自身に魔法が跳ね返っている。彼の視線を受けるロコイサーは居心地が悪いが、こうなることは最初から覚悟していた。ゲス・エストだってそれを予測しているから、弱い魔法しか発動していない。ゾロ目が出る心配はないため、ずっとそれを続けることができる。
しかしこれは決して膠着状態ではない。ゲス・エストは一つずつ確実に出目のパターンと効果を解明していっている。
「ほら、次だ」
ゲス・エストに促されてロコイサーがサイコロを放ると、ゲス・エストの宣言どおりサイコロは磁石のように卓上に吸いついた。しかも出目はしっかりと操作されている。
今回の出目は2、3、5。
「一部連番で、連番と孤立番号の大小がさっきとは逆のパターンだ。自身に八割増しの効果といったところか」
ゲス・エストは魔法を発動し、自身の髪の揺れ具合から出目の効果を分析した。そして彼はロコイサーにサイコロを促し、次々に出目の効果を暴いていく。
1、4、6の雑番。1、1、3の一部同番。1、3、3の一部同番の大小逆パターン。その三パターンとも魔法はゲス・エストへと跳ね返った。それらの違いは魔法が何倍になるかだけだ。
「清々しいほどに仕込んでくれたな、ダイス・ロコイサー」
「ルールは守っている」
ダイス・ロコイサーに悪びれる様子はない。開き直っている。
ゲス・エストのほうも、それが想定どおりという様子で、それに関して怒っているということはなさそうだった。
「残りは二パターンだけだ。偶数連番と、ゾロ目のな」
偶数連番。本来であればゾロ目が出る確率と同じ確率。1/36という低い確率。
だが、ゲス・エストの魔法により、次のターンは確実に偶数連番が出る。
「さあ、振れ」
「ま、待って! 十秒だけ待ってください!」
ダイス・ロコイサーが右手に握ったのは、サイコロではなく箱だった。白地なところはサイコロと同じだが、黒い点ではなく黄色と緑の渦巻き模様をしている。
その箱の蓋に左手の指をかけた。だが、それ以上は動かない。
「キーラか?」
「ええ、まあ。いまのキーラさんは私が気絶させた状態のままです。だから、また魂を吸えば人質に取れると考えまして」
汗を額に浮かべてニヤリとしたが、ロコイサーの表情には諦めの心境が目に見えて浮かんでいた。
ロコイサーの体はゲス・エストの操作する空気に包まれ、強制的に動かされる。
箱から左手を離し、右手は箱を放り出し、三つのサイコロを握った。そして振る。
サイコロは相変わらず卓上に吸いつくように素早く目を出した。
出目は2、4、6の偶数連番。
すべての出目の中で少なくとも一つは親のロコイサーに効果を及ぼすパターンが存在する。そして効果が確認されていないのはゾロ目と偶数連番のみ。
だがゾロ目は出た瞬間に強制的に子側を気絶させるということをキーラ戦でロコイサーが発言しており、ゾロ目の効果はそのときから変更していないということを、嘘をつけないルール説明時に明言している。
だとしたら、偶数連番がロコイサーに魔法効果を及ぼす唯一の出目ということになるのだ。
その偶数連番がいま、ここに出ている。
「ああ、ああぁ……。私に何を命令する気だ。よりによってゲスと悪名高い相手に負けるとは。ああ恐ろしい。しかし、やるならやれ。賭け金として互いの身の安全を保証したが、もしこのターンで私を殺してしまっても、それは決着前のことでルールの範囲内だ」
ロコイサーは歯を食いしばり、両手で上体を支えて顔を下に向けた。
ゲス・エストは手のひらをロコイサーに向け、空気を操作して束ね、そして……。
「滑稽だな。俺の本命はこれじゃない。この次だ」
ゲス・エストの言葉を聞いてロコイサーが顔を上げたとき、ゲス・エストの髪が揺れていた。
偶数連番の効果もゲス・エストへと跳ね返るものだった。
「なぜだ! なぜ加減した! 確実に私へ魔法が及ぶことを確かめて、次で強い威力の魔法を使うつもりだったのか! そこまで用心深い男だったというのか!」
もしもロコイサーを気絶させるレベルの魔法を放っていれば、ゲス・エストのほうが気絶して負けていた。
そうなるようにダイス・ロコイサーは誘導してきたのだ。すべてはこの一回のためだけに用意した仕込みだったのである。
しかし、アテは盛大に外れた。
少なくとも一つはロコイサーに攻撃が当たる。だからゾロ目がそれであることが確定した。
同時にゾロ目が子側の負けになるという話も嘘である事実が白日の下にさらされた。
ロコイサーがゾロ目に出てほしいと振舞っていたのは、相手にサイコロを操作させてゾロ目が出ないようにするためのハッタリだったのだ。
「おまえの振舞いは寒い茶番だったぞ、ダイス・ロコイサー。俺は最初からゾロ目の効果を疑っていた」
ダイス・ロコイサーの脳裏に過去の会話がよぎった。たしかに、ルール説明のときにゲス・エストはゾロ目について質問していた。
ゾロ目の効果を直接訊かれたらまずかったが、キーラのときと同じかどうかで答えられたから、嘘をつかない制約を守って説明することができた。
「ヘタクソ。俺なら、ゾロ目以外に相手にほぼゼロ倍の魔法効果を及ぼすパターンを潜ませておく。ま、それがあったところで俺の勝ちは変わらないがな」
「なぜゾロ目の効果が私のハッタリだと分かったのですか?」
諦めたのか、ロコイサーの口調は元の丁寧なものに戻っていた。
あるいは、さっきは単に激情に駆られた演技をしていただけかもしれない。
「ゾロ目の効果については、キーラ戦のときから気になっていた。なぜゾロ目だけ効果を明かした? 言えば相手が妨害するだろう。言わなくても効果は発動するはずだから、隠していたほうが妨害されずにゾロ目の出る確率も増える。つまりおまえは、ゾロ目が出てほしくなかったんだ。そして、俺とのゲームでのルール説明時に確信した。俺がゾロ目の効果について質問したとき、おまえは質問を突っぱねずに俺に回答した。ゾロ目についてだけ教えるのは不自然だから答えたくなかったはずだが、ゾロ目の効果を隠してしまうとハッタリが使えなくなる。そのハッタリは俺に勝つための生命線になり得る。だから教えざるを得なかった。それに、ゾロ目の効果そのものは今回のルール説明上では言っていない。今回のルール説明で嘘をつけないという制約により、逆に俺を勘違いさせられると考えた。そうだろう?」
ゾロ目のハッタリは相手に出目を操作させてなんぼだが、期待とは裏腹に、キーラのときはキーラが出目の操作を思いつかなかったし、思いついても実行できそうになかったため、普通のギャンブルになってしまった。
もしゾロ目が出そうになったら、ロコイサーは机を叩くなどして防いだだろう。
「魔法の制約強化は御存知ですか? 自ら制約を設けることで、魔法の効果を強化するものです。応用の利きやすい概念種の魔法においては、そういった制約強化の効果は非常に大きいものになります。ゾロ目について効果を明かしておくことで、その効果を強力なものにするという制約強化だったとは思わなかったのですか?」
「ゾロ目の効果以前に、相手の魔法を絶対的な力で操作するにはおまえの制約では足りない。おまえは的中の概念の魔法をサイコロにしか使わないことを制約としていると言ったが、それはギャンブルやゲーム以外でも使えるのだから少し緩い制約だ。リスクを負わなきゃ制約じゃない。相手の魔法への絶対干渉となると、もうひと押し必要だろう。だから、より高度な制約にするために、絶対に出てはいけない目が存在するというリスクを自ら負った。それがゾロ目というわけだ。どうだ? 『的中』したろ?」
ロコイサーは答えなかった。
まだ諦めてはいない。ゲス・エストに少しでも情報を与えてはならない。
このままでは次のターンで負ける。どうにかしなければ。
考える時間が欲しい。
出目は1、3、5。奇数連番である。
「もはやギャンブルでも何でもありませんね」
「そんなこと言って大丈夫か?」
「え?」
ゲス・エストの指先から放たれた空気の玉が、自身の髪をかすかに揺らした。
「半分……、いや、一割程度だ。ずいぶんと刻んだな。それほど刻む必要があるということは、つまりそういうことだよな」
これまでのすべてがゲス・エスト自身に魔法が跳ね返っている。彼の視線を受けるロコイサーは居心地が悪いが、こうなることは最初から覚悟していた。ゲス・エストだってそれを予測しているから、弱い魔法しか発動していない。ゾロ目が出る心配はないため、ずっとそれを続けることができる。
しかしこれは決して膠着状態ではない。ゲス・エストは一つずつ確実に出目のパターンと効果を解明していっている。
「ほら、次だ」
ゲス・エストに促されてロコイサーがサイコロを放ると、ゲス・エストの宣言どおりサイコロは磁石のように卓上に吸いついた。しかも出目はしっかりと操作されている。
今回の出目は2、3、5。
「一部連番で、連番と孤立番号の大小がさっきとは逆のパターンだ。自身に八割増しの効果といったところか」
ゲス・エストは魔法を発動し、自身の髪の揺れ具合から出目の効果を分析した。そして彼はロコイサーにサイコロを促し、次々に出目の効果を暴いていく。
1、4、6の雑番。1、1、3の一部同番。1、3、3の一部同番の大小逆パターン。その三パターンとも魔法はゲス・エストへと跳ね返った。それらの違いは魔法が何倍になるかだけだ。
「清々しいほどに仕込んでくれたな、ダイス・ロコイサー」
「ルールは守っている」
ダイス・ロコイサーに悪びれる様子はない。開き直っている。
ゲス・エストのほうも、それが想定どおりという様子で、それに関して怒っているということはなさそうだった。
「残りは二パターンだけだ。偶数連番と、ゾロ目のな」
偶数連番。本来であればゾロ目が出る確率と同じ確率。1/36という低い確率。
だが、ゲス・エストの魔法により、次のターンは確実に偶数連番が出る。
「さあ、振れ」
「ま、待って! 十秒だけ待ってください!」
ダイス・ロコイサーが右手に握ったのは、サイコロではなく箱だった。白地なところはサイコロと同じだが、黒い点ではなく黄色と緑の渦巻き模様をしている。
その箱の蓋に左手の指をかけた。だが、それ以上は動かない。
「キーラか?」
「ええ、まあ。いまのキーラさんは私が気絶させた状態のままです。だから、また魂を吸えば人質に取れると考えまして」
汗を額に浮かべてニヤリとしたが、ロコイサーの表情には諦めの心境が目に見えて浮かんでいた。
ロコイサーの体はゲス・エストの操作する空気に包まれ、強制的に動かされる。
箱から左手を離し、右手は箱を放り出し、三つのサイコロを握った。そして振る。
サイコロは相変わらず卓上に吸いつくように素早く目を出した。
出目は2、4、6の偶数連番。
すべての出目の中で少なくとも一つは親のロコイサーに効果を及ぼすパターンが存在する。そして効果が確認されていないのはゾロ目と偶数連番のみ。
だがゾロ目は出た瞬間に強制的に子側を気絶させるということをキーラ戦でロコイサーが発言しており、ゾロ目の効果はそのときから変更していないということを、嘘をつけないルール説明時に明言している。
だとしたら、偶数連番がロコイサーに魔法効果を及ぼす唯一の出目ということになるのだ。
その偶数連番がいま、ここに出ている。
「ああ、ああぁ……。私に何を命令する気だ。よりによってゲスと悪名高い相手に負けるとは。ああ恐ろしい。しかし、やるならやれ。賭け金として互いの身の安全を保証したが、もしこのターンで私を殺してしまっても、それは決着前のことでルールの範囲内だ」
ロコイサーは歯を食いしばり、両手で上体を支えて顔を下に向けた。
ゲス・エストは手のひらをロコイサーに向け、空気を操作して束ね、そして……。
「滑稽だな。俺の本命はこれじゃない。この次だ」
ゲス・エストの言葉を聞いてロコイサーが顔を上げたとき、ゲス・エストの髪が揺れていた。
偶数連番の効果もゲス・エストへと跳ね返るものだった。
「なぜだ! なぜ加減した! 確実に私へ魔法が及ぶことを確かめて、次で強い威力の魔法を使うつもりだったのか! そこまで用心深い男だったというのか!」
もしもロコイサーを気絶させるレベルの魔法を放っていれば、ゲス・エストのほうが気絶して負けていた。
そうなるようにダイス・ロコイサーは誘導してきたのだ。すべてはこの一回のためだけに用意した仕込みだったのである。
しかし、アテは盛大に外れた。
少なくとも一つはロコイサーに攻撃が当たる。だからゾロ目がそれであることが確定した。
同時にゾロ目が子側の負けになるという話も嘘である事実が白日の下にさらされた。
ロコイサーがゾロ目に出てほしいと振舞っていたのは、相手にサイコロを操作させてゾロ目が出ないようにするためのハッタリだったのだ。
「おまえの振舞いは寒い茶番だったぞ、ダイス・ロコイサー。俺は最初からゾロ目の効果を疑っていた」
ダイス・ロコイサーの脳裏に過去の会話がよぎった。たしかに、ルール説明のときにゲス・エストはゾロ目について質問していた。
ゾロ目の効果を直接訊かれたらまずかったが、キーラのときと同じかどうかで答えられたから、嘘をつかない制約を守って説明することができた。
「ヘタクソ。俺なら、ゾロ目以外に相手にほぼゼロ倍の魔法効果を及ぼすパターンを潜ませておく。ま、それがあったところで俺の勝ちは変わらないがな」
「なぜゾロ目の効果が私のハッタリだと分かったのですか?」
諦めたのか、ロコイサーの口調は元の丁寧なものに戻っていた。
あるいは、さっきは単に激情に駆られた演技をしていただけかもしれない。
「ゾロ目の効果については、キーラ戦のときから気になっていた。なぜゾロ目だけ効果を明かした? 言えば相手が妨害するだろう。言わなくても効果は発動するはずだから、隠していたほうが妨害されずにゾロ目の出る確率も増える。つまりおまえは、ゾロ目が出てほしくなかったんだ。そして、俺とのゲームでのルール説明時に確信した。俺がゾロ目の効果について質問したとき、おまえは質問を突っぱねずに俺に回答した。ゾロ目についてだけ教えるのは不自然だから答えたくなかったはずだが、ゾロ目の効果を隠してしまうとハッタリが使えなくなる。そのハッタリは俺に勝つための生命線になり得る。だから教えざるを得なかった。それに、ゾロ目の効果そのものは今回のルール説明上では言っていない。今回のルール説明で嘘をつけないという制約により、逆に俺を勘違いさせられると考えた。そうだろう?」
ゾロ目のハッタリは相手に出目を操作させてなんぼだが、期待とは裏腹に、キーラのときはキーラが出目の操作を思いつかなかったし、思いついても実行できそうになかったため、普通のギャンブルになってしまった。
もしゾロ目が出そうになったら、ロコイサーは机を叩くなどして防いだだろう。
「魔法の制約強化は御存知ですか? 自ら制約を設けることで、魔法の効果を強化するものです。応用の利きやすい概念種の魔法においては、そういった制約強化の効果は非常に大きいものになります。ゾロ目について効果を明かしておくことで、その効果を強力なものにするという制約強化だったとは思わなかったのですか?」
「ゾロ目の効果以前に、相手の魔法を絶対的な力で操作するにはおまえの制約では足りない。おまえは的中の概念の魔法をサイコロにしか使わないことを制約としていると言ったが、それはギャンブルやゲーム以外でも使えるのだから少し緩い制約だ。リスクを負わなきゃ制約じゃない。相手の魔法への絶対干渉となると、もうひと押し必要だろう。だから、より高度な制約にするために、絶対に出てはいけない目が存在するというリスクを自ら負った。それがゾロ目というわけだ。どうだ? 『的中』したろ?」
ロコイサーは答えなかった。
まだ諦めてはいない。ゲス・エストに少しでも情報を与えてはならない。
このままでは次のターンで負ける。どうにかしなければ。
考える時間が欲しい。
0
あなたにおすすめの小説
異世界転移「スキル無!」~授かったユニークスキルは「なし」ではなく触れたモノを「無」に帰す最強スキルだったようです~
夢・風魔
ファンタジー
林間学校の最中に召喚(誘拐?)された鈴村翔は「スキルが無い役立たずはいらない」と金髪縦ロール女に言われ、その場に取り残された。
しかしそのスキル鑑定は間違っていた。スキルが無いのではなく、転移特典で授かったのは『無』というスキルだったのだ。
とにかく生き残るために行動を起こした翔は、モンスターに襲われていた双子のエルフ姉妹を助ける。
エルフの里へと案内された翔は、林間学校で用意したキャンプ用品一式を使って彼らの食生活を改革することに。
スキル『無』で時々無双。双子の美少女エルフや木に宿る幼女精霊に囲まれ、翔の異世界生活冒険譚は始まった。
*小説家になろう・カクヨムでも投稿しております(完結済み
アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~
うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」
これしかないと思った!
自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。
奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。
得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。
直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。
このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。
そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。
アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。
助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。
学校ごと異世界に召喚された俺、拾ったスキルが強すぎたので無双します
名無し
ファンタジー
毎日のようにいじめを受けていた主人公の如月優斗は、ある日自分の学校が異世界へ転移したことを知る。召喚主によれば、生徒たちの中から救世主を探しているそうで、スマホを通してスキルをタダで配るのだという。それがきっかけで神スキルを得た如月は、あっという間に最強の男へと進化していく。
無能な勇者はいらないと辺境へ追放されたのでチートアイテム【ミストルティン】を使って辺境をゆるりと開拓しようと思います
長尾 隆生
ファンタジー
仕事帰りに怪しげな占い師に『この先不幸に見舞われるが、これを持っていれば幸せになれる』と、小枝を500円で押し売りされた直後、異世界へ召喚されてしまうリュウジ。
しかし勇者として召喚されたのに、彼にはチート能力も何もないことが鑑定によって判明する。
途端に手のひらを返され『無能勇者』というレッテルを貼られずさんな扱いを受けた上に、一方的にリュウジは凶悪な魔物が住む地へ追放されてしまう。
しかしリュウジは知る。あの胡散臭い占い師に押し売りされた小枝が【ミストルティン】という様々なアイテムを吸収し、その力を自由自在に振るうことが可能で、更に経験を積めばレベルアップしてさらなる強力な能力を手に入れることが出来るチートアイテムだったことに。
「ミストルティン。アブソープション!」
『了解しましたマスター。レベルアップして新しいスキルを覚えました』
「やった! これでまた便利になるな」
これはワンコインで押し売りされた小枝を手に異世界へ突然召喚され無能とレッテルを貼られた男が幸せを掴む物語。
~ワンコインで買った万能アイテムで幸せな人生を目指します~
スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。
「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~
あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。
彼は気づいたら異世界にいた。
その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。
科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
俺は善人にはなれない
気衒い
ファンタジー
とある過去を持つ青年が異世界へ。しかし、神様が転生させてくれた訳でも誰かが王城に召喚した訳でもない。気が付いたら、森の中にいたという状況だった。その後、青年は優秀なステータスと珍しい固有スキルを武器に異世界を渡り歩いていく。そして、道中で沢山の者と出会い、様々な経験をした青年の周りにはいつしか多くの仲間達が集っていた。これはそんな青年が異世界で誰も成し得なかった偉業を達成する物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる