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第四章 最強編
第169話 要請
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ダース・ホークはリオン城の応接間にてリーン・リッヒと会談していた。
魔導師の最強格たるE3同士が戦うことは禁忌であり、接触すること自体避けるべきことであるが、ゲス・エストの登場によって、E3ひいては彼らを擁する各国のパワーバランスは崩れてしまい、そういった忌避事項というものが意味をなさなくなった。
それどころか、最強の魔術師エアの出現により、むしろE3同士が協力する必要性すら出てきたのだった。
世界の敵になったエアはイーター化したドクター・シータに一度は捕らえられた。
それはエアという世界的脅威を排除する絶好の機会であったが、それをゲス・エストは拒んだ。エアに手を出せば、ゲス・エストが世界の敵に回る。
ダースはエアを敵に回すよりはゲス・エストを敵に回すことを考えた。
誰もゲス・エストには敵わないが、それはタイマンだったらの話だ。E3が手を組めば、おそらくゲス・エストは倒せる。
世界を守るには、エアを排除し、その後にゲス・エストを排除するしかない。
そう考え、E3へ働きかけをしようと考えていた矢先に、ゲス・エストがドクター・シータを倒してエアを解放したとの連絡を、ゲス・エスト本人から受けた。
これでもうエアに手出しはできなくなった。
あとはゲス・エストがエアを倒すことを信じて待つしかできない。
だがもしゲス・エストがエアに敗れ、エアが再び世界の脅威として活動を始めたならば、ダース・ホークをはじめとして、世界各国の代表者たちは対応を迫られる。
そして、その未来が来る可能性は濃厚である。
ダース・ホークはまずはリーン・リッヒに対して情報と方針の共有をおこない、同意を得るためにリオン城を訪れた。
公地代表とリオン帝国代表、E3のうちの二人が手を組めば、ジーヌ共和国もシミアン王国も諸島連合も追従する以外の道はない。
問題は護神中立国の守護者である盲目のゲンにも協力してもらえるかどうかだ。
護神中立国だけは特別な存在で、神を奉るために存在する国であり、国自体も神の庇護を受けている。
だから盲目のゲンはダースとリーンが連名で要望を出したとしても一蹴することができるのだ。
護神中立国の守護を使命とする盲目のゲンが話に乗ってくれるかどうかは五分五分といったところ。
なんにせよ、まずはリーン・リッヒと話をつけなければならない。
ダースは目の前に出された茶菓子に手をつけ、茶をすすった。
「リーン・リッヒ。僕は世界連合というものを立ち上げようと考えている。その目的はもちろん、世界的脅威であるエアに立ち向かうため、世界を一致団結させるためだ。議長はどこの国にも属さない公地代表の僕が務めるつもりだ。そして、リオン帝国、ジーヌ共和国、シミアン王国、護神中立国から一名ずつ代表者を選出し、五名でおこなう議会を適宜召集できるようにしたい」
リーン・リッヒは腕を組んで唸った。
そんな彼女を黙って見守り、ダースは返答を待った。
リーン・リッヒが皇帝の座に就いてどれほどになるだろう。光沢のある白い生地に赤と金の模様と縁取りが施された眩しい正装も、だいぶ様になっていた。
太い芯が通っているようにまっすぐの彼女の姿勢は、騎士のころから変わらず、人間の理想形としてのお手本のようで美しい。顔やスタイルも彼女ほど端麗な者はそうはいない。
ダースは知り合いへの相談程度の心構えだったが、リーン・リッヒのほうは皇帝の仕事としてダースと打ち合わせをしているという気配であった。
彼女は真剣で気の引き締まった顔を上げ、ダースを直視した。
「世界連合の結成については異論はない。公地代表が存在するのはいささか奇妙ではあるが、E3を集約するためには仕方ないでしょう。ただ、諸島連合から代表を募らないのは、大きな反発を買うのではないか?」
二つ返事で了承を得られなかったことに、ダースは面倒臭さを感じた。
彼にとっては、世界の危機を前に、政治的な話は些細な問題でしかなかった。
「反発を買ったところで、どうということはないよ。小さな国の集合体。彼らは連合といいつつも、まとまりがないし、戦力にはならない。言葉が悪いけれど、邪魔なだけだ」
「公地の者である君は発言も自由なのだろうが、一国の代表としては慎重にならざるを得ない。発言一つを取ってもそうだし、相手が誰であろうとだ」
今度はダースが腕を組んで唸った。分からなくはない。立場というものがあることは理解できる。
それもリーン・リッヒのような堅物が皇帝という重責の座に就いたのなら、仕方のないことかもしれない。
しかし、合理性に欠けることは明白だ。
「それは分かるけれども、そんなことを言っている場合ではないよ。エアの脅威、世界の危機はすぐそこに迫っている。早急に対策を立てなければならないんだ。ぶっちゃけると、守護四師がいなくなったジーヌ共和国はいらないし、平和ボケしているシミアン王国もいらない。E3である三人の力を束ねる必要があって、E3と、魔導学院の四天魔と、リオン帝国の五護臣がそろえば、それ以上の戦力増強は見込めない」
「だからといって、ジーヌ共和国とシミアン王国をないがしろにすると、世界が二つに割れて戦争になる可能性がある。戦争の結果は目に見えているが、国としてお互いに退くわけにもいかず、死者は大量に出るだろう」
「だからこその世界連合というわけだよ。ジーヌ共和国とシミアン王国を含めて連合とすることは、忖度でしかないし、最初からあなたの立場に譲歩した形での提案なんだ」
リーン・リッヒはダースの読みが思ったより深かったことに驚き、眉をピクリと上げた。そして、今日では初めて綻んだ顔を見せたのだった。
「分かった。けれど、その判断を私一人で下すわけにはいかない。皇帝といえど、手順を踏まなければならない。リオン帝国は独裁国家ではないのだから」
「それくらいは待つさ。問題は次、盲目のゲンだ」
「盲目のゲン殿……。彼は奉神の国の守護者だ。私たち二人がかりで説得しなければ動いてはくれないだろう」
「そうだね。それでも動いてくれるかどうか五分五分ってところだよ。忙しいところ悪いけれど、一緒に来てくれるかい?」
ダースは握手を求めて手を差し出した。
リーン・リッヒの反応を待っていたところ、突然の出来事にダースはビクッと体を反応させた。
「もうその必要はない」
その声が応接間の白い壁に響いたのは、あまりにも突然だった。
姿は見えないが、どこからともなく湧き出てくる声は、聞き覚えのある声だった。
「この声、もしかして、エストかい? 君なのかい?」
ダースは立ち上がった。立ち上がって、周囲をキョロキョロと見渡した。
しかし、ゲス・エストの姿はどこにもない。おそらく、遠方からの空気操作により空気を振動させ、自身の声を再現しているのだ。
「エアは倒した。だが、消耗しきったところをイーターに襲われた。サンディアが喰われそうになっている。加勢に来い!」
「え、サンディアが!? 馬鹿な! 未開の大陸で戦っているんだよね? サンディアがそんなところにいるはずがないじゃないか! どういうことだよ!」
「説明している暇はない。経緯はあとで説明してやるから、とにかく見に来い! おまえの能力ならすぐに来られるだろう?」
サンディア・グレイン。彼女は魔導学院における風紀委員の副委員長だ。同委員長を務めるルーレ・リッヒの右腕的存在でもある。
だが、彼女はダースにとってはそれだけの存在ではない。彼女はダースの最愛の人なのだ。
それをエストが知っていることには驚かされたが、情報に金や時間と同等の価値を見出している彼ならば知っていてもおかしくはない。
「分かったよ。すぐ行く」
サンディアの危機と聞いては、のんきにはしていられない。
すぐさま闇の魔法を使って未開の大陸へのワープゾーンを作った。異空間型のワープゾーンで、移動先に直接つなげるのではなく、いったん異次元空間に入ってから、そこから目的地へつなぐ。
リオン城に流れ弾が飛び込んでこないよう配慮した形だ。ダースはその選択をできた自分がまだ冷静であると再認識した。
「すまない、リーン・リッヒ。未開の大陸に行ってくる。話の続きはまた後日ということで」
「構わない。私は先ほどの話について、議会の承認を得ておく」
ダースはワープゾーンへ向かって走った。リーン・リッヒに背を向けたままの状態で片手を挙げた。
「では」
「気をつけて」
彼は躊躇なく、黒い穴へと頭から飛び込んで消えた。
魔導師の最強格たるE3同士が戦うことは禁忌であり、接触すること自体避けるべきことであるが、ゲス・エストの登場によって、E3ひいては彼らを擁する各国のパワーバランスは崩れてしまい、そういった忌避事項というものが意味をなさなくなった。
それどころか、最強の魔術師エアの出現により、むしろE3同士が協力する必要性すら出てきたのだった。
世界の敵になったエアはイーター化したドクター・シータに一度は捕らえられた。
それはエアという世界的脅威を排除する絶好の機会であったが、それをゲス・エストは拒んだ。エアに手を出せば、ゲス・エストが世界の敵に回る。
ダースはエアを敵に回すよりはゲス・エストを敵に回すことを考えた。
誰もゲス・エストには敵わないが、それはタイマンだったらの話だ。E3が手を組めば、おそらくゲス・エストは倒せる。
世界を守るには、エアを排除し、その後にゲス・エストを排除するしかない。
そう考え、E3へ働きかけをしようと考えていた矢先に、ゲス・エストがドクター・シータを倒してエアを解放したとの連絡を、ゲス・エスト本人から受けた。
これでもうエアに手出しはできなくなった。
あとはゲス・エストがエアを倒すことを信じて待つしかできない。
だがもしゲス・エストがエアに敗れ、エアが再び世界の脅威として活動を始めたならば、ダース・ホークをはじめとして、世界各国の代表者たちは対応を迫られる。
そして、その未来が来る可能性は濃厚である。
ダース・ホークはまずはリーン・リッヒに対して情報と方針の共有をおこない、同意を得るためにリオン城を訪れた。
公地代表とリオン帝国代表、E3のうちの二人が手を組めば、ジーヌ共和国もシミアン王国も諸島連合も追従する以外の道はない。
問題は護神中立国の守護者である盲目のゲンにも協力してもらえるかどうかだ。
護神中立国だけは特別な存在で、神を奉るために存在する国であり、国自体も神の庇護を受けている。
だから盲目のゲンはダースとリーンが連名で要望を出したとしても一蹴することができるのだ。
護神中立国の守護を使命とする盲目のゲンが話に乗ってくれるかどうかは五分五分といったところ。
なんにせよ、まずはリーン・リッヒと話をつけなければならない。
ダースは目の前に出された茶菓子に手をつけ、茶をすすった。
「リーン・リッヒ。僕は世界連合というものを立ち上げようと考えている。その目的はもちろん、世界的脅威であるエアに立ち向かうため、世界を一致団結させるためだ。議長はどこの国にも属さない公地代表の僕が務めるつもりだ。そして、リオン帝国、ジーヌ共和国、シミアン王国、護神中立国から一名ずつ代表者を選出し、五名でおこなう議会を適宜召集できるようにしたい」
リーン・リッヒは腕を組んで唸った。
そんな彼女を黙って見守り、ダースは返答を待った。
リーン・リッヒが皇帝の座に就いてどれほどになるだろう。光沢のある白い生地に赤と金の模様と縁取りが施された眩しい正装も、だいぶ様になっていた。
太い芯が通っているようにまっすぐの彼女の姿勢は、騎士のころから変わらず、人間の理想形としてのお手本のようで美しい。顔やスタイルも彼女ほど端麗な者はそうはいない。
ダースは知り合いへの相談程度の心構えだったが、リーン・リッヒのほうは皇帝の仕事としてダースと打ち合わせをしているという気配であった。
彼女は真剣で気の引き締まった顔を上げ、ダースを直視した。
「世界連合の結成については異論はない。公地代表が存在するのはいささか奇妙ではあるが、E3を集約するためには仕方ないでしょう。ただ、諸島連合から代表を募らないのは、大きな反発を買うのではないか?」
二つ返事で了承を得られなかったことに、ダースは面倒臭さを感じた。
彼にとっては、世界の危機を前に、政治的な話は些細な問題でしかなかった。
「反発を買ったところで、どうということはないよ。小さな国の集合体。彼らは連合といいつつも、まとまりがないし、戦力にはならない。言葉が悪いけれど、邪魔なだけだ」
「公地の者である君は発言も自由なのだろうが、一国の代表としては慎重にならざるを得ない。発言一つを取ってもそうだし、相手が誰であろうとだ」
今度はダースが腕を組んで唸った。分からなくはない。立場というものがあることは理解できる。
それもリーン・リッヒのような堅物が皇帝という重責の座に就いたのなら、仕方のないことかもしれない。
しかし、合理性に欠けることは明白だ。
「それは分かるけれども、そんなことを言っている場合ではないよ。エアの脅威、世界の危機はすぐそこに迫っている。早急に対策を立てなければならないんだ。ぶっちゃけると、守護四師がいなくなったジーヌ共和国はいらないし、平和ボケしているシミアン王国もいらない。E3である三人の力を束ねる必要があって、E3と、魔導学院の四天魔と、リオン帝国の五護臣がそろえば、それ以上の戦力増強は見込めない」
「だからといって、ジーヌ共和国とシミアン王国をないがしろにすると、世界が二つに割れて戦争になる可能性がある。戦争の結果は目に見えているが、国としてお互いに退くわけにもいかず、死者は大量に出るだろう」
「だからこその世界連合というわけだよ。ジーヌ共和国とシミアン王国を含めて連合とすることは、忖度でしかないし、最初からあなたの立場に譲歩した形での提案なんだ」
リーン・リッヒはダースの読みが思ったより深かったことに驚き、眉をピクリと上げた。そして、今日では初めて綻んだ顔を見せたのだった。
「分かった。けれど、その判断を私一人で下すわけにはいかない。皇帝といえど、手順を踏まなければならない。リオン帝国は独裁国家ではないのだから」
「それくらいは待つさ。問題は次、盲目のゲンだ」
「盲目のゲン殿……。彼は奉神の国の守護者だ。私たち二人がかりで説得しなければ動いてはくれないだろう」
「そうだね。それでも動いてくれるかどうか五分五分ってところだよ。忙しいところ悪いけれど、一緒に来てくれるかい?」
ダースは握手を求めて手を差し出した。
リーン・リッヒの反応を待っていたところ、突然の出来事にダースはビクッと体を反応させた。
「もうその必要はない」
その声が応接間の白い壁に響いたのは、あまりにも突然だった。
姿は見えないが、どこからともなく湧き出てくる声は、聞き覚えのある声だった。
「この声、もしかして、エストかい? 君なのかい?」
ダースは立ち上がった。立ち上がって、周囲をキョロキョロと見渡した。
しかし、ゲス・エストの姿はどこにもない。おそらく、遠方からの空気操作により空気を振動させ、自身の声を再現しているのだ。
「エアは倒した。だが、消耗しきったところをイーターに襲われた。サンディアが喰われそうになっている。加勢に来い!」
「え、サンディアが!? 馬鹿な! 未開の大陸で戦っているんだよね? サンディアがそんなところにいるはずがないじゃないか! どういうことだよ!」
「説明している暇はない。経緯はあとで説明してやるから、とにかく見に来い! おまえの能力ならすぐに来られるだろう?」
サンディア・グレイン。彼女は魔導学院における風紀委員の副委員長だ。同委員長を務めるルーレ・リッヒの右腕的存在でもある。
だが、彼女はダースにとってはそれだけの存在ではない。彼女はダースの最愛の人なのだ。
それをエストが知っていることには驚かされたが、情報に金や時間と同等の価値を見出している彼ならば知っていてもおかしくはない。
「分かったよ。すぐ行く」
サンディアの危機と聞いては、のんきにはしていられない。
すぐさま闇の魔法を使って未開の大陸へのワープゾーンを作った。異空間型のワープゾーンで、移動先に直接つなげるのではなく、いったん異次元空間に入ってから、そこから目的地へつなぐ。
リオン城に流れ弾が飛び込んでこないよう配慮した形だ。ダースはその選択をできた自分がまだ冷静であると再認識した。
「すまない、リーン・リッヒ。未開の大陸に行ってくる。話の続きはまた後日ということで」
「構わない。私は先ほどの話について、議会の承認を得ておく」
ダースはワープゾーンへ向かって走った。リーン・リッヒに背を向けたままの状態で片手を挙げた。
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