268 / 302
最終章 狂酔編
第267話 カケララ戦‐リオン帝国④
しおりを挟む
「あなたに話すことなんて、何一つないわ」
「じゃあ私が一方的に話すわ。話すのはあなたの恋路についてだけれどね」
キーラはまるで十字架にはりつけにされた気持ちになった。
これから業火に焼かれて処刑される。いや、そうじゃない。弱火でじわじわと、じっくりと、足を焼かれつづける地獄が待っている。それが本来の火炙りの刑なのだ。
それを肉体に対してではなく魂に対して施される。そんな予感がした。
「話すことなんてないって言っているでしょうが!」
キーラは電気をまとった拳でカケララに殴りかかった。
しかし、その腕を掴まれて捻ひねられた。体を地面に押しつけられたため、まとっていた電気が解除された。アースを避けるためスターレがキーラから離れて猫の姿に戻ったのだ。
キーラは関節技がキマり身動きが取れない。
「雑念だらけだと脆もろいわね、あなた」
キーラは分かっている。カケララの狙いは自分を殺すことではない。精神を犯して狂気を貪むさぼり、狂気に染まる世界の糧かてや贄にえとすることだ。
「あたしはおまえに屈しない。どんな苦痛を与えられても、どんな辱はずかしめを受けても、殺してくれと懇願したりしない」
「それくらいの意気込みでいてくれたほうが私も嬉しいわ」
キーラはカケララに心を読ませないように、ひたすら無心を心がけた。何も考えなければ何も情報を与えなくてすむ。
「心を読む能力にもいろいろあってね。心の声が聞こえるタイプとか、心の中のイメージが視えるタイプとかね。私の能力はね、そんな陳腐なものじゃないの。心の内を知ることができるの。心の声も聞けるし、イメージを視ることもできるし、過去の記憶を辿ることもできるし、本人ですら気づいていない深層心理を見抜くこともできる。狂気を貪る手段になるなら何でもできる、というのがカケラの能力であり、心理に特化したものを受け継いだのが私の能力。だ、か、ら、思考停止は無駄なのよ、ふふふ」
それはカケララの罠の可能性もある。キーラに無心が無駄だと思わせて自分で探られてほしくないことを考えさせ、それを読み取るという罠だ。
そうだといいと思った。だが、カケララの言うことは本当だった。
「あなたがいちばんつつかれたくないのは、ゲス・エストに対する失恋のことでしょう? あなた、失恋を受けとめきれていないものね」
キーラは何も答えない。できるだけ何も考えないようにする。
しかし過去の記憶を消すことはできない。
キーラは以前、ゲス・エストに告白してフラれた。最近のことだ。
真新しいその傷口はけっこう深い。
ゲス・エストは強い奴にしか興味がない、とかねてから言っていた。そんな中でエアが現われた。
いや、もともとエアはずっとエストの傍そばにいたが、人成して魔術師となったとき、初めてゲス・エストを打ち負かした存在となった。
そしてそれは、カケラを除けばいまだに唯一無二の存在でもある。
だからキーラも強くなってエアを超えてみせれば、エストは自分のほうに振り向いてくれると考えた。
そこからはとにかく修行に修行を重ね、魔法の鍛錬に明け暮れた。
その結果が新四天魔の第二位。第一位のダース・ホークにはまだ挑んでいないから、実力的には第一位の可能性もある。
そんな中でゲス・エストに勝負を挑み、敗北した。その勝負の最中で告白をして、そちらのほうでも敗北したのだった。
「エストはあたしのことを好きだと言ってくれたわ。ただ、一番がエアだっただけ」
「あらぁ? ふふふ、あははは。あなたは致命的な勘違いをしているわよ。あなた、自分が二番だと思っているでしょう? それは勝手な思い込みよ。二番だと言われてもいないのに、都合良く解釈しすぎじゃないかしら? シャイル・マーンにリーズ・リッヒ、それから生徒会長のレイジー・デントや風紀委員長のルーレ・リッヒ、リオン帝国皇帝のリーン・リッヒ、シミアン王国の女王ミューイ・シミアン、あと、マーリン・マーミン。二番の候補はたくさんいるわ。あなたはエアと自分との一騎打ちだなんて考えているようだけれど、所詮、あなたはエアという天上の月を見上げる数多あまたの団子の一つにすぎないのよ」
キーラは頭を地面に擦こすりつけられ、いたぶられる。失恋の傷を抉えぐるだけでなく少しでも多くの屈辱を与えてくる。
そして怒涛どとうの精神攻撃は留まることを知らない。
「ねえねえ、どうして先にエアに挑まずにゲス・エストと戦ったの? ゲス・エストに負けてもエアにはまだ負けてないって、自分に言い訳したかったから? あらあら、打算まみれだわ。そういうところなのよねぇ、あなたが及ばないのって。容姿で負けて、魔法で負けて、心で負けて、あなたって、何ならエアに勝てるの? あなたの取り柄を私に教えて。ねえ、私はあなたの深層心理まで知る能力があるんだけど、あなたの取り柄はどこに置いてあるの?」
考えない。何も考えない。
聞かないようにしたいけれど、それを許さない声で語りかけてくるから、せめて考えないようにする。
しかし、キーラは大釘を心臓に直接打ち込まれたかのような胸の痛みを感じ、涙がとめどなくあふれてしまう。
一度決壊すると、もう止められない。
「健気けなげよねぇ。強さなんて関係ないって、本当は気づいているのにね。エアが自分より強いからゲス・エストはエアを選んだと自分に言い聞かせて、どうにか平常心を保とうと躍起になっている。必死そのもの。でも仮にね、万が一あなたがエアに勝てたとしても、ゲス・エストはあなたではなくエアを選ぶわよ。ああ、言うまでもないか。心の奥底では気づいているからこその打算だったわね。その点だけは正解よ。おめでとう」
(もう、やめて……)
それを口にしそうになるが、こらえる。
しかしカケララにはその言葉も筒抜けだ。
「あーあ、可哀相に。あんなに泣き散らかしたのに、まだ受け入れられないなんて」
「やめなさい! くだらない!」
心はそうは思っていない。苦しんでいる。
すべてカケララには筒抜けだ。
「ふふふ。泣いていいのよ。身の程を思い知らされて泣きじゃくるあなたはとっても素敵よ。あっははははは!」
カケララはありとあらゆる言葉でキーラを攻め立てる。
もうそろそろバリエーションがネタ切れしてもよさそうなのに、カケララの勢いは留まることを知らない。
「ねえ、キーラ・ヌアさん。あなたをつなぎとめている未練を、私が完全に断ち切ってあげるわ」
キーラの顔を押さえつけていた左手が、キーラの頭の方にスライドする。そして、その手が掴んだのは髪飾りだった。
金の茎くきにプリムラの花を模した大きなエメラルドがあしらわれたヘアピン。
「あっ、それはダメッ! だめぇええええっ!」
他人に贈り物などしないであろうゲス・エストが、キーラのために自分で選んだ髪飾り。
そしていまよりずっと尖っていた時期のエストが、キーラに対して似合うと言った逸品。
客観的に世界最高峰の装飾品でありながら、キーラにとっては主観的にそれ以上の価値がある代物。
――パキンッ。
それはキーラの心が折れる音でもあった。
ヘアピンはゲス・エストからもらった大切なもの。キーラの心の拠り所でもあった。
寝る前にはときどきそれを眺めていた。もはやいまのキーラを構成する一部となっている。
それを目の前で壊されてしまった。
「ねえ、いまどんな気持ち? 悲しい? 悔しい? 怒った? 絶望した? ねえねえ、いまどんな気持ちなのか教えてよ。いまはあえて心を読まないからさぁ、私はあなたの口から聞きたいの。その後に心を読んで答え合わせしてあげる。あっははははは!」
キーラはカケララの拘束から解放されたが、体に力が入らなかった。
言葉を口にする気力もない。頭を上げる気力もない。いまさらカケララに立ち向かうという発想すら沸かなかった。
いまならキーラのチャームポイントであるサイドテールをバッサリ切られても無反応だろう。
髪飾りを壊されたいま、キーラはこれ以上の仕打ちは存在しないと思っていた。
だがカケララは止まらなかった。キーラの想像を超えて、徹底的にキーラの心を痛めつけてくる。
「私はね、人の心に干渉して言葉やイメージを届けることもできるの。狂気を貪る手段と位置づけられれば何だってできる。あなたのコイバナを本部のおっさん二人にも届けてあげるわ」
「やめてよ……」
「あら、ごめんなさい。二人にはもう届けちゃったわ。狂気のクサビを打っておいたから、すぐに届けられたもの。この後はカケラ本体に持ち帰って、あなたの知り合い全員にも晒してあげる。もちろん、ゲス・エスト本人にもね」
「やめて。お願い、やめて……」
キーラは泣いた。膝を折り、もはや泣くことしかできなかった。
いろいろな感情が交錯し、混濁し、気が狂いそうだった。
もはやすでに狂いかけていた。
「あははは! 無様ね。もっと泣け! おまえの涙を酸に変えてやる。自分で自分を溶かすがいいわ。あっははははは!」
「じゃあ私が一方的に話すわ。話すのはあなたの恋路についてだけれどね」
キーラはまるで十字架にはりつけにされた気持ちになった。
これから業火に焼かれて処刑される。いや、そうじゃない。弱火でじわじわと、じっくりと、足を焼かれつづける地獄が待っている。それが本来の火炙りの刑なのだ。
それを肉体に対してではなく魂に対して施される。そんな予感がした。
「話すことなんてないって言っているでしょうが!」
キーラは電気をまとった拳でカケララに殴りかかった。
しかし、その腕を掴まれて捻ひねられた。体を地面に押しつけられたため、まとっていた電気が解除された。アースを避けるためスターレがキーラから離れて猫の姿に戻ったのだ。
キーラは関節技がキマり身動きが取れない。
「雑念だらけだと脆もろいわね、あなた」
キーラは分かっている。カケララの狙いは自分を殺すことではない。精神を犯して狂気を貪むさぼり、狂気に染まる世界の糧かてや贄にえとすることだ。
「あたしはおまえに屈しない。どんな苦痛を与えられても、どんな辱はずかしめを受けても、殺してくれと懇願したりしない」
「それくらいの意気込みでいてくれたほうが私も嬉しいわ」
キーラはカケララに心を読ませないように、ひたすら無心を心がけた。何も考えなければ何も情報を与えなくてすむ。
「心を読む能力にもいろいろあってね。心の声が聞こえるタイプとか、心の中のイメージが視えるタイプとかね。私の能力はね、そんな陳腐なものじゃないの。心の内を知ることができるの。心の声も聞けるし、イメージを視ることもできるし、過去の記憶を辿ることもできるし、本人ですら気づいていない深層心理を見抜くこともできる。狂気を貪る手段になるなら何でもできる、というのがカケラの能力であり、心理に特化したものを受け継いだのが私の能力。だ、か、ら、思考停止は無駄なのよ、ふふふ」
それはカケララの罠の可能性もある。キーラに無心が無駄だと思わせて自分で探られてほしくないことを考えさせ、それを読み取るという罠だ。
そうだといいと思った。だが、カケララの言うことは本当だった。
「あなたがいちばんつつかれたくないのは、ゲス・エストに対する失恋のことでしょう? あなた、失恋を受けとめきれていないものね」
キーラは何も答えない。できるだけ何も考えないようにする。
しかし過去の記憶を消すことはできない。
キーラは以前、ゲス・エストに告白してフラれた。最近のことだ。
真新しいその傷口はけっこう深い。
ゲス・エストは強い奴にしか興味がない、とかねてから言っていた。そんな中でエアが現われた。
いや、もともとエアはずっとエストの傍そばにいたが、人成して魔術師となったとき、初めてゲス・エストを打ち負かした存在となった。
そしてそれは、カケラを除けばいまだに唯一無二の存在でもある。
だからキーラも強くなってエアを超えてみせれば、エストは自分のほうに振り向いてくれると考えた。
そこからはとにかく修行に修行を重ね、魔法の鍛錬に明け暮れた。
その結果が新四天魔の第二位。第一位のダース・ホークにはまだ挑んでいないから、実力的には第一位の可能性もある。
そんな中でゲス・エストに勝負を挑み、敗北した。その勝負の最中で告白をして、そちらのほうでも敗北したのだった。
「エストはあたしのことを好きだと言ってくれたわ。ただ、一番がエアだっただけ」
「あらぁ? ふふふ、あははは。あなたは致命的な勘違いをしているわよ。あなた、自分が二番だと思っているでしょう? それは勝手な思い込みよ。二番だと言われてもいないのに、都合良く解釈しすぎじゃないかしら? シャイル・マーンにリーズ・リッヒ、それから生徒会長のレイジー・デントや風紀委員長のルーレ・リッヒ、リオン帝国皇帝のリーン・リッヒ、シミアン王国の女王ミューイ・シミアン、あと、マーリン・マーミン。二番の候補はたくさんいるわ。あなたはエアと自分との一騎打ちだなんて考えているようだけれど、所詮、あなたはエアという天上の月を見上げる数多あまたの団子の一つにすぎないのよ」
キーラは頭を地面に擦こすりつけられ、いたぶられる。失恋の傷を抉えぐるだけでなく少しでも多くの屈辱を与えてくる。
そして怒涛どとうの精神攻撃は留まることを知らない。
「ねえねえ、どうして先にエアに挑まずにゲス・エストと戦ったの? ゲス・エストに負けてもエアにはまだ負けてないって、自分に言い訳したかったから? あらあら、打算まみれだわ。そういうところなのよねぇ、あなたが及ばないのって。容姿で負けて、魔法で負けて、心で負けて、あなたって、何ならエアに勝てるの? あなたの取り柄を私に教えて。ねえ、私はあなたの深層心理まで知る能力があるんだけど、あなたの取り柄はどこに置いてあるの?」
考えない。何も考えない。
聞かないようにしたいけれど、それを許さない声で語りかけてくるから、せめて考えないようにする。
しかし、キーラは大釘を心臓に直接打ち込まれたかのような胸の痛みを感じ、涙がとめどなくあふれてしまう。
一度決壊すると、もう止められない。
「健気けなげよねぇ。強さなんて関係ないって、本当は気づいているのにね。エアが自分より強いからゲス・エストはエアを選んだと自分に言い聞かせて、どうにか平常心を保とうと躍起になっている。必死そのもの。でも仮にね、万が一あなたがエアに勝てたとしても、ゲス・エストはあなたではなくエアを選ぶわよ。ああ、言うまでもないか。心の奥底では気づいているからこその打算だったわね。その点だけは正解よ。おめでとう」
(もう、やめて……)
それを口にしそうになるが、こらえる。
しかしカケララにはその言葉も筒抜けだ。
「あーあ、可哀相に。あんなに泣き散らかしたのに、まだ受け入れられないなんて」
「やめなさい! くだらない!」
心はそうは思っていない。苦しんでいる。
すべてカケララには筒抜けだ。
「ふふふ。泣いていいのよ。身の程を思い知らされて泣きじゃくるあなたはとっても素敵よ。あっははははは!」
カケララはありとあらゆる言葉でキーラを攻め立てる。
もうそろそろバリエーションがネタ切れしてもよさそうなのに、カケララの勢いは留まることを知らない。
「ねえ、キーラ・ヌアさん。あなたをつなぎとめている未練を、私が完全に断ち切ってあげるわ」
キーラの顔を押さえつけていた左手が、キーラの頭の方にスライドする。そして、その手が掴んだのは髪飾りだった。
金の茎くきにプリムラの花を模した大きなエメラルドがあしらわれたヘアピン。
「あっ、それはダメッ! だめぇええええっ!」
他人に贈り物などしないであろうゲス・エストが、キーラのために自分で選んだ髪飾り。
そしていまよりずっと尖っていた時期のエストが、キーラに対して似合うと言った逸品。
客観的に世界最高峰の装飾品でありながら、キーラにとっては主観的にそれ以上の価値がある代物。
――パキンッ。
それはキーラの心が折れる音でもあった。
ヘアピンはゲス・エストからもらった大切なもの。キーラの心の拠り所でもあった。
寝る前にはときどきそれを眺めていた。もはやいまのキーラを構成する一部となっている。
それを目の前で壊されてしまった。
「ねえ、いまどんな気持ち? 悲しい? 悔しい? 怒った? 絶望した? ねえねえ、いまどんな気持ちなのか教えてよ。いまはあえて心を読まないからさぁ、私はあなたの口から聞きたいの。その後に心を読んで答え合わせしてあげる。あっははははは!」
キーラはカケララの拘束から解放されたが、体に力が入らなかった。
言葉を口にする気力もない。頭を上げる気力もない。いまさらカケララに立ち向かうという発想すら沸かなかった。
いまならキーラのチャームポイントであるサイドテールをバッサリ切られても無反応だろう。
髪飾りを壊されたいま、キーラはこれ以上の仕打ちは存在しないと思っていた。
だがカケララは止まらなかった。キーラの想像を超えて、徹底的にキーラの心を痛めつけてくる。
「私はね、人の心に干渉して言葉やイメージを届けることもできるの。狂気を貪る手段と位置づけられれば何だってできる。あなたのコイバナを本部のおっさん二人にも届けてあげるわ」
「やめてよ……」
「あら、ごめんなさい。二人にはもう届けちゃったわ。狂気のクサビを打っておいたから、すぐに届けられたもの。この後はカケラ本体に持ち帰って、あなたの知り合い全員にも晒してあげる。もちろん、ゲス・エスト本人にもね」
「やめて。お願い、やめて……」
キーラは泣いた。膝を折り、もはや泣くことしかできなかった。
いろいろな感情が交錯し、混濁し、気が狂いそうだった。
もはやすでに狂いかけていた。
「あははは! 無様ね。もっと泣け! おまえの涙を酸に変えてやる。自分で自分を溶かすがいいわ。あっははははは!」
0
あなたにおすすめの小説
異世界転移「スキル無!」~授かったユニークスキルは「なし」ではなく触れたモノを「無」に帰す最強スキルだったようです~
夢・風魔
ファンタジー
林間学校の最中に召喚(誘拐?)された鈴村翔は「スキルが無い役立たずはいらない」と金髪縦ロール女に言われ、その場に取り残された。
しかしそのスキル鑑定は間違っていた。スキルが無いのではなく、転移特典で授かったのは『無』というスキルだったのだ。
とにかく生き残るために行動を起こした翔は、モンスターに襲われていた双子のエルフ姉妹を助ける。
エルフの里へと案内された翔は、林間学校で用意したキャンプ用品一式を使って彼らの食生活を改革することに。
スキル『無』で時々無双。双子の美少女エルフや木に宿る幼女精霊に囲まれ、翔の異世界生活冒険譚は始まった。
*小説家になろう・カクヨムでも投稿しております(完結済み
アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~
うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」
これしかないと思った!
自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。
奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。
得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。
直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。
このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。
そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。
アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。
助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。
学校ごと異世界に召喚された俺、拾ったスキルが強すぎたので無双します
名無し
ファンタジー
毎日のようにいじめを受けていた主人公の如月優斗は、ある日自分の学校が異世界へ転移したことを知る。召喚主によれば、生徒たちの中から救世主を探しているそうで、スマホを通してスキルをタダで配るのだという。それがきっかけで神スキルを得た如月は、あっという間に最強の男へと進化していく。
無能な勇者はいらないと辺境へ追放されたのでチートアイテム【ミストルティン】を使って辺境をゆるりと開拓しようと思います
長尾 隆生
ファンタジー
仕事帰りに怪しげな占い師に『この先不幸に見舞われるが、これを持っていれば幸せになれる』と、小枝を500円で押し売りされた直後、異世界へ召喚されてしまうリュウジ。
しかし勇者として召喚されたのに、彼にはチート能力も何もないことが鑑定によって判明する。
途端に手のひらを返され『無能勇者』というレッテルを貼られずさんな扱いを受けた上に、一方的にリュウジは凶悪な魔物が住む地へ追放されてしまう。
しかしリュウジは知る。あの胡散臭い占い師に押し売りされた小枝が【ミストルティン】という様々なアイテムを吸収し、その力を自由自在に振るうことが可能で、更に経験を積めばレベルアップしてさらなる強力な能力を手に入れることが出来るチートアイテムだったことに。
「ミストルティン。アブソープション!」
『了解しましたマスター。レベルアップして新しいスキルを覚えました』
「やった! これでまた便利になるな」
これはワンコインで押し売りされた小枝を手に異世界へ突然召喚され無能とレッテルを貼られた男が幸せを掴む物語。
~ワンコインで買った万能アイテムで幸せな人生を目指します~
スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。
「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~
あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。
彼は気づいたら異世界にいた。
その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。
科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
俺は善人にはなれない
気衒い
ファンタジー
とある過去を持つ青年が異世界へ。しかし、神様が転生させてくれた訳でも誰かが王城に召喚した訳でもない。気が付いたら、森の中にいたという状況だった。その後、青年は優秀なステータスと珍しい固有スキルを武器に異世界を渡り歩いていく。そして、道中で沢山の者と出会い、様々な経験をした青年の周りにはいつしか多くの仲間達が集っていた。これはそんな青年が異世界で誰も成し得なかった偉業を達成する物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる