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最終章 狂酔編
第288話 現実
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「大丈夫?」
ゲス・エストの目覚めにいち早く気がついたのはキーラだった。
彼女は空で戦いながらずっとエストを気にかけていて、目覚めた瞬間にエストの元へと降りていった。
キーラの心はエストを心配する気持ちが大部分を占めていた。
時が止まったように動かなくなったエストに何が起こったのか、キーラには分からない。
しかし、カケラの大技らしきものを受けておいて、ただ動けなくなっていただけとは思えない。
おそらく精神的なダメージを受けているだろう。ゆっくり休んでほしい。
そう思う一方で、それが冷静な判断ではないと自覚していた。
上空ではギリギリの戦いが繰り広げられている。ダース、リーン、盲目のゲン、シータが中心となり、ほかの人がサポートする形でカケラと戦っている。
いや、ギリギリといっても戦局はあまりに一方的で、カケラの攻撃を凌ぐのがギリギリという状況だ。
キーラはその言葉をかけるために心を鬼にした。自分の心を鬼にして、エストに鬼のようなお願いをすると決めた。
それはエストの心の強さを信じているからこそだ。
「エスト、目覚めたばかりで悪いんだけれど、力を貸して!」
キーラが仰向けに横たわるエストの肩に触れようと手を伸ばすと、エストが跳び上がってキーラから距離を取った。
「来るな! 近づくな! もうやめてくれぇ……頼むから、もう、やめてくれぇえええ」
キーラは心臓が跳ねるほど驚いたが、エストがこんなにも顔を崩して泣きじゃくる様子を見て追いかけるのをやめた。
エストのこんな姿を目にする日がくるとは夢にも思っていなかった。
エストはキーラだけでなく、リーズからも、シャイルからも距離を取り、喚き散らしながら這いずって一心不乱に逃げ惑った。
フェンスの隅まで来たところで逃げ場を失い、そこでうずくまって塞ぎこんだ。
キーラは戦力としての期待ではなく、なんとか元気づけたいという思いでエストの方へ近づいていく。
しかしそれをシャイルが止めた。
シャイルはこの中で狂気を知っている唯一の存在といってもいい。だからこそ、エストにとっての最善を取れるのだ。
シャイルは肩を抱くようにしてキーラを制止し、不安そうに迷っていたリーズにも首を振る。
「そっとしておいてあげて。たぶん、いまの彼にはすべてが恐怖なのよ」
上空ではさまざまな魔法が交錯していたが、ひときわ大きな爆発音が響いて三人が空を見上げると、リーン・リッヒとドクター・シータが吹き飛ばされ、ほかの皆も爆風に乗った氷の破片でダメージを負っていた。
いまは感覚共鳴で思考がつながっている。皆がエストのことを心配していて、キーラたち三人を通じてエストの状態を知った。
それに加えて三人の感情も流れ込んでしまった。それが仲間たちの隙となったのだ。
大勢をいっせいに吹き飛ばして追い討ちのチャンスのいま、しかしカケラは追撃しなかった。
カケラはいつもの調子で高笑いをして、エストの方を見下ろす。
「あっはははははは! 完全に折れているわね、ゲス・エスト。ずいぶんしぶとかったけれど、その無様な姿は最高だわ! 傑作ゥ! これが見たかったのよ。これを堪能したくて悪夢地獄をいったん止めたけれど、あと何回か繰り返せば完全に壊れて自分から地獄を求めるようになるわ。さあ、染まれよ染まれ、狂気に染まれ!」
「させない!」
キーラたちはすぐに空へと上がった。それから、キーラが単独でカケラに攻め込んだ。
感覚共鳴でつながっている仲間たちは彼女を尊重し、ロイン大将はキーラの空中での動きをサポートし、攻撃手段がある者はキーラに合わせて同時に攻撃を繰り出した。
キーラがまとっていた電気を鞭のような形に伸ばしてカケラへと打ちつける。
それに合わせてルーレ・リッヒが氷の槍を降らせ、レイジー・デントが極太レーザーを放ち、盲目のゲンが水の刃を無数に飛ばす。
「はぁっ!」
カケラがひと声放つと彼女から紅いオーラが爆発的拡散を見せ、その瞬間に彼女への攻撃はすべて弾かれて技の主へと返っていく。
氷の槍はサンディアが砂の壁で防ぎ、レーザーはダースがワープゲートの中へ消し去り、水の刃は盲目のゲン自身が水を固めた盾で受けきった。
それぞれがカウンターを凌ぎきったと少しだけ安堵したところに、カケラは追撃に四人の腹やら背中を殴打した。
カケラはおそらく加減をしていたが、四人にとって受けた衝撃は重機が降ってきたかのようだった。
「あら、ひとり死んじゃった?」
カケラは盲目のゲンの傍に降り立ち、横たわる体に手をかざす。紅いオーラが盲目のゲンを包み込み、折れ曲がった体が元に戻っていく。
「時間を戻していますの?」
盲目のゲンは殴られる前の状態に戻ったが、そこで再びカケラが肩を指で弾いて彼の体を吹っ飛ばした。
「徹底しているわね。殺してしまったら、わざわざ時間を巻き戻してから瀕死にするなんて」
リーズとシャイルは並んでカケラを警戒したが、その警戒は無意味だった。どんなに警戒しても、カケラの速さもパワーも圧倒的すぎて対処のしようがないからだ。
次に狙われたのはダース・ホーク、それからリーン・リッヒ。そのほかのメンバーも次々にやられていく。
皆が学院の屋上や校庭に這いつくばって、ただカケラを見上げることしかできなくなっていた。
「ほーう、ゲス・エストの次のターゲットは私ということかね?」
いま、学院上空に浮いていて唯一カケラと対峙しているのは、ドクター・シータだった。
使い魔のような小さいドラゴン二匹を従え、自身は白の肉塊が形作った分厚い鎧と巨大な翼を身にまとっている。
翼が羽ばたかずとも空中に静止しており、彼の飛行能力は重力操作的な何かに由来していると思われる。
たしかにいまのところほぼ強い順にやられている。
魔術師最強のエアは妥協的に殺されてしまい、いちばん厄介な最強魔導師のゲス・エストが狂気に堕とされてしまった。いや、厳密にはまだ堕とされていないが、もはや時間の問題となっている。
次に狙われるのはイーター最強のドクター・シータというわけだ。
ある程度強者が堕ちてしまえば、あとはまとめて狂気に染め上げようという魂胆なのだろう。
「シータ・イユン。あなたは私のことをあまり恐れていないようね」
「私はマッドサイエンティストと呼ばれているのだ。狂人としては貴様より先輩だと思うがね」
ドクター・シータは鼻で笑った。
カケラがドクター・シータの正面にスーッと移動してきたが、それでも彼のニヒルな態度は変わらない。
「なにを勘違いしているのかしら。私は人を狂人にする者であって、私自身は狂人ではないわよ。それに、あなたが狂人を自称するのもお門違いだわ。だって、あなたは単に好奇心が旺盛で倫理感が欠如しているだけだもの」
「我々の定義では貴様のことを狂人というのだよ」
ドクター・シータは眉をひそめる。
まるで知能が低い人と話しているかのように会話が噛み合わない感覚があるが、カケラは知能が低いのとは少し違う。まるで宇宙から来た知的生命体のように、常識が根本的に異なる人種と話している気分になる。
しかし、その感覚はどうも一方通行のようで、相手は自分のことをすべて見透かしているようなのだ。
それが気持ち悪い。
そんな掛け合いに疲労感を覚えるドクター・シータを尻目に、カケラは彼の真似をするようにニヒルに笑い返した。
「あなたはもう一つ勘違いしているわ。私のことを恐れない人間が私にとっていちばん厄介だと思っているわね? そしてあなたはそうあろうと振舞っている。でもね、逆なのよ。私を恐れない愚か者ほど私にとっての相性がいいの」
カケラがドクター・シータに対して「かかってこい」と挑発し、ドクター・シータがそれに応じる。
ドクター・シータは二匹のドラゴンに噛みつかせたり火を吹かせたりしたが、カケラはその場から一歩も動くことなく、防御の姿勢を取ることもなく、すべての攻撃を受けきった。それでいて彼女は無傷だったし、紅いドレスにも白い肌にも汚れの一つすらつかなかった。
「なんだこれは……。いままでは攻撃を避けていたくせに!」
「ふふふ。あははははは。あなたを次に選んだのは、単に体積が大きくて邪魔だったからよ」
ゲス・エストの目覚めにいち早く気がついたのはキーラだった。
彼女は空で戦いながらずっとエストを気にかけていて、目覚めた瞬間にエストの元へと降りていった。
キーラの心はエストを心配する気持ちが大部分を占めていた。
時が止まったように動かなくなったエストに何が起こったのか、キーラには分からない。
しかし、カケラの大技らしきものを受けておいて、ただ動けなくなっていただけとは思えない。
おそらく精神的なダメージを受けているだろう。ゆっくり休んでほしい。
そう思う一方で、それが冷静な判断ではないと自覚していた。
上空ではギリギリの戦いが繰り広げられている。ダース、リーン、盲目のゲン、シータが中心となり、ほかの人がサポートする形でカケラと戦っている。
いや、ギリギリといっても戦局はあまりに一方的で、カケラの攻撃を凌ぐのがギリギリという状況だ。
キーラはその言葉をかけるために心を鬼にした。自分の心を鬼にして、エストに鬼のようなお願いをすると決めた。
それはエストの心の強さを信じているからこそだ。
「エスト、目覚めたばかりで悪いんだけれど、力を貸して!」
キーラが仰向けに横たわるエストの肩に触れようと手を伸ばすと、エストが跳び上がってキーラから距離を取った。
「来るな! 近づくな! もうやめてくれぇ……頼むから、もう、やめてくれぇえええ」
キーラは心臓が跳ねるほど驚いたが、エストがこんなにも顔を崩して泣きじゃくる様子を見て追いかけるのをやめた。
エストのこんな姿を目にする日がくるとは夢にも思っていなかった。
エストはキーラだけでなく、リーズからも、シャイルからも距離を取り、喚き散らしながら這いずって一心不乱に逃げ惑った。
フェンスの隅まで来たところで逃げ場を失い、そこでうずくまって塞ぎこんだ。
キーラは戦力としての期待ではなく、なんとか元気づけたいという思いでエストの方へ近づいていく。
しかしそれをシャイルが止めた。
シャイルはこの中で狂気を知っている唯一の存在といってもいい。だからこそ、エストにとっての最善を取れるのだ。
シャイルは肩を抱くようにしてキーラを制止し、不安そうに迷っていたリーズにも首を振る。
「そっとしておいてあげて。たぶん、いまの彼にはすべてが恐怖なのよ」
上空ではさまざまな魔法が交錯していたが、ひときわ大きな爆発音が響いて三人が空を見上げると、リーン・リッヒとドクター・シータが吹き飛ばされ、ほかの皆も爆風に乗った氷の破片でダメージを負っていた。
いまは感覚共鳴で思考がつながっている。皆がエストのことを心配していて、キーラたち三人を通じてエストの状態を知った。
それに加えて三人の感情も流れ込んでしまった。それが仲間たちの隙となったのだ。
大勢をいっせいに吹き飛ばして追い討ちのチャンスのいま、しかしカケラは追撃しなかった。
カケラはいつもの調子で高笑いをして、エストの方を見下ろす。
「あっはははははは! 完全に折れているわね、ゲス・エスト。ずいぶんしぶとかったけれど、その無様な姿は最高だわ! 傑作ゥ! これが見たかったのよ。これを堪能したくて悪夢地獄をいったん止めたけれど、あと何回か繰り返せば完全に壊れて自分から地獄を求めるようになるわ。さあ、染まれよ染まれ、狂気に染まれ!」
「させない!」
キーラたちはすぐに空へと上がった。それから、キーラが単独でカケラに攻め込んだ。
感覚共鳴でつながっている仲間たちは彼女を尊重し、ロイン大将はキーラの空中での動きをサポートし、攻撃手段がある者はキーラに合わせて同時に攻撃を繰り出した。
キーラがまとっていた電気を鞭のような形に伸ばしてカケラへと打ちつける。
それに合わせてルーレ・リッヒが氷の槍を降らせ、レイジー・デントが極太レーザーを放ち、盲目のゲンが水の刃を無数に飛ばす。
「はぁっ!」
カケラがひと声放つと彼女から紅いオーラが爆発的拡散を見せ、その瞬間に彼女への攻撃はすべて弾かれて技の主へと返っていく。
氷の槍はサンディアが砂の壁で防ぎ、レーザーはダースがワープゲートの中へ消し去り、水の刃は盲目のゲン自身が水を固めた盾で受けきった。
それぞれがカウンターを凌ぎきったと少しだけ安堵したところに、カケラは追撃に四人の腹やら背中を殴打した。
カケラはおそらく加減をしていたが、四人にとって受けた衝撃は重機が降ってきたかのようだった。
「あら、ひとり死んじゃった?」
カケラは盲目のゲンの傍に降り立ち、横たわる体に手をかざす。紅いオーラが盲目のゲンを包み込み、折れ曲がった体が元に戻っていく。
「時間を戻していますの?」
盲目のゲンは殴られる前の状態に戻ったが、そこで再びカケラが肩を指で弾いて彼の体を吹っ飛ばした。
「徹底しているわね。殺してしまったら、わざわざ時間を巻き戻してから瀕死にするなんて」
リーズとシャイルは並んでカケラを警戒したが、その警戒は無意味だった。どんなに警戒しても、カケラの速さもパワーも圧倒的すぎて対処のしようがないからだ。
次に狙われたのはダース・ホーク、それからリーン・リッヒ。そのほかのメンバーも次々にやられていく。
皆が学院の屋上や校庭に這いつくばって、ただカケラを見上げることしかできなくなっていた。
「ほーう、ゲス・エストの次のターゲットは私ということかね?」
いま、学院上空に浮いていて唯一カケラと対峙しているのは、ドクター・シータだった。
使い魔のような小さいドラゴン二匹を従え、自身は白の肉塊が形作った分厚い鎧と巨大な翼を身にまとっている。
翼が羽ばたかずとも空中に静止しており、彼の飛行能力は重力操作的な何かに由来していると思われる。
たしかにいまのところほぼ強い順にやられている。
魔術師最強のエアは妥協的に殺されてしまい、いちばん厄介な最強魔導師のゲス・エストが狂気に堕とされてしまった。いや、厳密にはまだ堕とされていないが、もはや時間の問題となっている。
次に狙われるのはイーター最強のドクター・シータというわけだ。
ある程度強者が堕ちてしまえば、あとはまとめて狂気に染め上げようという魂胆なのだろう。
「シータ・イユン。あなたは私のことをあまり恐れていないようね」
「私はマッドサイエンティストと呼ばれているのだ。狂人としては貴様より先輩だと思うがね」
ドクター・シータは鼻で笑った。
カケラがドクター・シータの正面にスーッと移動してきたが、それでも彼のニヒルな態度は変わらない。
「なにを勘違いしているのかしら。私は人を狂人にする者であって、私自身は狂人ではないわよ。それに、あなたが狂人を自称するのもお門違いだわ。だって、あなたは単に好奇心が旺盛で倫理感が欠如しているだけだもの」
「我々の定義では貴様のことを狂人というのだよ」
ドクター・シータは眉をひそめる。
まるで知能が低い人と話しているかのように会話が噛み合わない感覚があるが、カケラは知能が低いのとは少し違う。まるで宇宙から来た知的生命体のように、常識が根本的に異なる人種と話している気分になる。
しかし、その感覚はどうも一方通行のようで、相手は自分のことをすべて見透かしているようなのだ。
それが気持ち悪い。
そんな掛け合いに疲労感を覚えるドクター・シータを尻目に、カケラは彼の真似をするようにニヒルに笑い返した。
「あなたはもう一つ勘違いしているわ。私のことを恐れない人間が私にとっていちばん厄介だと思っているわね? そしてあなたはそうあろうと振舞っている。でもね、逆なのよ。私を恐れない愚か者ほど私にとっての相性がいいの」
カケラがドクター・シータに対して「かかってこい」と挑発し、ドクター・シータがそれに応じる。
ドクター・シータは二匹のドラゴンに噛みつかせたり火を吹かせたりしたが、カケラはその場から一歩も動くことなく、防御の姿勢を取ることもなく、すべての攻撃を受けきった。それでいて彼女は無傷だったし、紅いドレスにも白い肌にも汚れの一つすらつかなかった。
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