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伝染する意思ある者
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ひまり「クーロエ!学校の時間ですよー。」
クロエは無言で布団から手を伸ばす。
ひまり「?」
「!?」
体温計は38°になっていた。
学校に行くと早速噂になっているようだった。
「クロエちゃん風邪だってね?」
「そうそう。なにやらきなくさいですなあ。」
智夜「ワタシカンケイナイデス。」
「なんで片言なんよ。」
智夜「ヒマリチャンがカンビョウシテルッテイウカラシンパイデ。」
「それでか。」
智夜「ンデ。凪なぎチャンはキョウニッチョクナワケですが。」
ポニーテールを”わざと”ふりふりしながら答えた。
凪「そうなんよね。実際メンドイ。」
ポニーテールを触りながら腕組をして、いたってめんどくさそうにそういった。
智夜「GAMBAッテクダサイ。」
凪「ふっwww英語混じっとる。」
智夜(そっちもオタク口調と博多弁混じっとりますけど?)
凪「これは素でこれなんやからしょーがないでしょ。」
智夜「タシカニー」
がらがら!ぴしゃ!
女教師「席について。ホームルーム始めるから。」
『『『『はー----い』』』』
がやがやと席を移動する女子生徒たち。
「んん?せんせー。ひまりちゃん休み?」
女教師「うん。残念だけどね......。」
生徒の一人がガッツポーズした。
(YES!ひまちゃんをパグ呼び出来るチャンス!今度は誰に吹き込もう?)
パコン!
「あいたー......」
女教師「今度不謹慎なこと呟いたら三個当てるよ?」
「いえす!まいまむ!」
女教師「先生は英語でteacherティーチャーですよ。」
「いえす!まい!てぃちゃー!いえっす!!」
ぼそっ「テンションタカタカ丸」
タカタカ丸「へいじょーうんてんです!!」
女教師「タカタk......朱音あかねちゃん。あと、高音たかねちゃん十分間立ってて。うるさいから。」
朱音「へい。しょーちのすけ!」
高音「私ホントのこと言っただけなのに・・・。」
「さすきょー」
凪「日本語で言うと?」
「さすがは姉妹きょうだい」
女教師「そういえば、国語のテストで名無しのゴンベエがいたわね。かろうじて追試は免れそうな点数だった。」
朱音&高音『いえす!いや、朱音 (高音)じゃなくて私のだって!名前ないからわかんないだけでしょ!?』
智夜(この娘たちって双子だっけ?ち、ちがうよね......??)
女教師「どっちみち名前ないから追試だけどね。」
朱音「のーー-!!」
高音「あっ、そういや私名前書いてた。いえす!」
朱音「裏切られたー--!?」
あはは......。
乾いた笑い声が教室に響いた。
うぃー------ん
黒板消しクリーナーでキレイにする。
凪「ふふふ......黒板消しさんキレイになれや......そいや!そいや!」
智夜「ヒトリゴト?」
凪「うわっ!びっくした。なになに?聞いてたん??」
智夜「キコエタダケダヨ。ナレヤハフツウニメイレイダトオモウナ。」
凪「いやいや。ツッコミどころ違うんじゃない?」
智夜「ソ、ソイ・・・ナンデモナイデス。」
「なー-ぎー-??チーズフォンデュ定食とフルーツ盛り合わせ頼んで放置してたでしょー??チーズのたれ流す機械結構電気代かかんだから放置しないでって食堂のおばちゃんがー-。」
智夜「絶対フルーツでチーズフォンデュ食べるでしょ。」
凪「放置しすぎたか。智夜ちゃんの喋りも戻ったことだし平らげてくる。」
「ちょっと、チーズフォンデュ30人前頼んだのダレ!?ウエディングケーキかと思ったし・・・。」
智夜「3人ま・・・30!?」
ちょっと気になる・・・。
がらがら
朱音「ん?智夜ぴじゃん。なにしてん?」
智夜「朱音......誰でも仲良くなるね。」
朱音「そういえばパグに病気うつしたって?」
智夜「まあなんて呼ぶかは気にしないってひまり言ってたけどちなみにパグって意味あったりするの?」
朱音「ひまりちゃんって去り際にハグするじゃん?それでパグかな。」
智夜「普通に考えるとそうだよね。変なこと聞いた?」
朱音「うんにゃ?んなこともないよ。一番近くにいたら呼ばれ方にイラっとすることもあるよね。うんうん」
ぱんぱんと手を払いながら朱音のあたまを撫でた。
智夜「悪い子ではないんだけどね・・・。」
朱音「???なに?」
智夜「顔で損してる。」
朱音「へあ??なにが?なにが?」
智夜「バイビーバイビー!」
朱音「でたな!グリーン!ロケット団をやっつけろ!
朱音の手には『能力説明書』(しつこいようだけど)があった。
それには
『紅い漆黒の我が能力の伝染する意思ある者伝われば伝わるは他人に何かを伝染させることのできる能力。伝えられるのは言葉だけじゃあない。』
と書かれていた。
朱音(・・・伝わるのは言葉だけじゃないって伝えなきゃ伝わらないってことでしょ?)
凪「ばくばくばく......。」
『おぉぉー--......・・・」
凪「ばくばくばくばくばく......。」
『おぉぉぉぉぉ......」
凪「バクバクバクバクバクバクバクバク!!!!!!」
『おぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!』
実況部部員「さて、ラストスパートをかけ始めました!凪選手25分の手痛いタイムロスを食ったがはたして完食なるか!」
「30人前で15キロオーバーって言ってたよ」
実況部部員「なんと観客から新たな情報だー!15キロオーバー!それをなんなく完食しようということかー!」
凪「???」
チーズフォンデュが止まった。
「あれってチーズ尽きた?」
「チーズっていうより電気止められたね。」
実況部部員「おぉー--っとぅ??チーズの供給ストップだぁー!!これは厳しい!」
凪「しゃくしゃくしゃく。」
「むしろ重くなくなってペース増したね。」
実況部部員「これはフルーツの水分量との戦いになるか―!?」
「もぐもぐ。ぺっ」
「というか残りのフルーツ、ブドウとサクランボだけじゃん。」
「はいかいさーん」
がやがや。
実況部部員「はあ・・・長い五分間だった・・・。」
『私の能力の実況こそが我が命(実況時間×30=寿命)は実況を寿命に変えて戦うぞ。マイクのランプが点滅したら残りは10分』
と書かれた紙を名札にくっつけてアピっていた。
実況部部員(本当の私の能力、タイムイズマネーなんだけど・・・部長め・・・!!自分でやりなさいっての!)
ポッケに
『私の能力過ごした時間タイムイズを金とするマネーは誰かと過ごした時間を金に換える。ただし相手の記憶から一緒に過ごしたことは消えてなくなる。』
と書かれた紙があった。
実況部部員(これ何気に怖いんだけど。早く捨てたい・・・。)
食堂のおばちゃん「あんた実況部の部員さん?さっきの人完食したってねぇ・・・?」
実況部部員「はあ・・・。それが?」
食堂のおばちゃん「こんなに集まったんだから一人ぐらい食べてくと思うじゃない?」
実況部部員「ええまあ・・・。」
食堂のおばちゃん「それが誰も食べてかないのよ。」
実況部部員(まずいのでは・・・この流れってつまり)
食堂のおばちゃん「なんか食べてかない??」
時計は午後三時。おなかが空いてるはずもない。
実況部部員「えんりょうしときます・・・。」
食堂のおばちゃん「そっか。またよろしく。」
なにかを催促されてるような気になる。
たとえば・・・わいろ?
ふるふると頭を振って考えを振り払った。
「おばちゃんには流石に能力はなしっと。えぇーと。最新情報をあなたにお届け。双子とも噂される高音朱音Twin!の片割れ!高音の能力の紙には『封印されてて解き放った能力は翻訳聞いたものすべてコンニャク日本語であるは聞いた言葉を相手の思ってる意味に聞こえるという能力だよ』と書かれていたぁ!!流石放送部の調査力!ハッカー形無し!次回をお楽しみに。」
ピンポンパンポン。
ひより「クロエの熱が下がりました・・・はい・・・はい。明日からは登校できるかと・・・。はい。」
クロエ「うー---んひまねえだいちゅき♡ちゅーしよー・・・むにゃzzz・・・zzz・・・。」
ひまり「寝てるんですよね??」
クロエ「ひまねえのくちびるにロックオン!むにゃ・・・すーすー。」
ひまり(いろんな意味で怖い!!)
ひまりの徹夜は今日で二日目。
クロエは無言で布団から手を伸ばす。
ひまり「?」
「!?」
体温計は38°になっていた。
学校に行くと早速噂になっているようだった。
「クロエちゃん風邪だってね?」
「そうそう。なにやらきなくさいですなあ。」
智夜「ワタシカンケイナイデス。」
「なんで片言なんよ。」
智夜「ヒマリチャンがカンビョウシテルッテイウカラシンパイデ。」
「それでか。」
智夜「ンデ。凪なぎチャンはキョウニッチョクナワケですが。」
ポニーテールを”わざと”ふりふりしながら答えた。
凪「そうなんよね。実際メンドイ。」
ポニーテールを触りながら腕組をして、いたってめんどくさそうにそういった。
智夜「GAMBAッテクダサイ。」
凪「ふっwww英語混じっとる。」
智夜(そっちもオタク口調と博多弁混じっとりますけど?)
凪「これは素でこれなんやからしょーがないでしょ。」
智夜「タシカニー」
がらがら!ぴしゃ!
女教師「席について。ホームルーム始めるから。」
『『『『はー----い』』』』
がやがやと席を移動する女子生徒たち。
「んん?せんせー。ひまりちゃん休み?」
女教師「うん。残念だけどね......。」
生徒の一人がガッツポーズした。
(YES!ひまちゃんをパグ呼び出来るチャンス!今度は誰に吹き込もう?)
パコン!
「あいたー......」
女教師「今度不謹慎なこと呟いたら三個当てるよ?」
「いえす!まいまむ!」
女教師「先生は英語でteacherティーチャーですよ。」
「いえす!まい!てぃちゃー!いえっす!!」
ぼそっ「テンションタカタカ丸」
タカタカ丸「へいじょーうんてんです!!」
女教師「タカタk......朱音あかねちゃん。あと、高音たかねちゃん十分間立ってて。うるさいから。」
朱音「へい。しょーちのすけ!」
高音「私ホントのこと言っただけなのに・・・。」
「さすきょー」
凪「日本語で言うと?」
「さすがは姉妹きょうだい」
女教師「そういえば、国語のテストで名無しのゴンベエがいたわね。かろうじて追試は免れそうな点数だった。」
朱音&高音『いえす!いや、朱音 (高音)じゃなくて私のだって!名前ないからわかんないだけでしょ!?』
智夜(この娘たちって双子だっけ?ち、ちがうよね......??)
女教師「どっちみち名前ないから追試だけどね。」
朱音「のーー-!!」
高音「あっ、そういや私名前書いてた。いえす!」
朱音「裏切られたー--!?」
あはは......。
乾いた笑い声が教室に響いた。
うぃー------ん
黒板消しクリーナーでキレイにする。
凪「ふふふ......黒板消しさんキレイになれや......そいや!そいや!」
智夜「ヒトリゴト?」
凪「うわっ!びっくした。なになに?聞いてたん??」
智夜「キコエタダケダヨ。ナレヤハフツウニメイレイダトオモウナ。」
凪「いやいや。ツッコミどころ違うんじゃない?」
智夜「ソ、ソイ・・・ナンデモナイデス。」
「なー-ぎー-??チーズフォンデュ定食とフルーツ盛り合わせ頼んで放置してたでしょー??チーズのたれ流す機械結構電気代かかんだから放置しないでって食堂のおばちゃんがー-。」
智夜「絶対フルーツでチーズフォンデュ食べるでしょ。」
凪「放置しすぎたか。智夜ちゃんの喋りも戻ったことだし平らげてくる。」
「ちょっと、チーズフォンデュ30人前頼んだのダレ!?ウエディングケーキかと思ったし・・・。」
智夜「3人ま・・・30!?」
ちょっと気になる・・・。
がらがら
朱音「ん?智夜ぴじゃん。なにしてん?」
智夜「朱音......誰でも仲良くなるね。」
朱音「そういえばパグに病気うつしたって?」
智夜「まあなんて呼ぶかは気にしないってひまり言ってたけどちなみにパグって意味あったりするの?」
朱音「ひまりちゃんって去り際にハグするじゃん?それでパグかな。」
智夜「普通に考えるとそうだよね。変なこと聞いた?」
朱音「うんにゃ?んなこともないよ。一番近くにいたら呼ばれ方にイラっとすることもあるよね。うんうん」
ぱんぱんと手を払いながら朱音のあたまを撫でた。
智夜「悪い子ではないんだけどね・・・。」
朱音「???なに?」
智夜「顔で損してる。」
朱音「へあ??なにが?なにが?」
智夜「バイビーバイビー!」
朱音「でたな!グリーン!ロケット団をやっつけろ!
朱音の手には『能力説明書』(しつこいようだけど)があった。
それには
『紅い漆黒の我が能力の伝染する意思ある者伝われば伝わるは他人に何かを伝染させることのできる能力。伝えられるのは言葉だけじゃあない。』
と書かれていた。
朱音(・・・伝わるのは言葉だけじゃないって伝えなきゃ伝わらないってことでしょ?)
凪「ばくばくばく......。」
『おぉぉー--......・・・」
凪「ばくばくばくばくばく......。」
『おぉぉぉぉぉ......」
凪「バクバクバクバクバクバクバクバク!!!!!!」
『おぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!』
実況部部員「さて、ラストスパートをかけ始めました!凪選手25分の手痛いタイムロスを食ったがはたして完食なるか!」
「30人前で15キロオーバーって言ってたよ」
実況部部員「なんと観客から新たな情報だー!15キロオーバー!それをなんなく完食しようということかー!」
凪「???」
チーズフォンデュが止まった。
「あれってチーズ尽きた?」
「チーズっていうより電気止められたね。」
実況部部員「おぉー--っとぅ??チーズの供給ストップだぁー!!これは厳しい!」
凪「しゃくしゃくしゃく。」
「むしろ重くなくなってペース増したね。」
実況部部員「これはフルーツの水分量との戦いになるか―!?」
「もぐもぐ。ぺっ」
「というか残りのフルーツ、ブドウとサクランボだけじゃん。」
「はいかいさーん」
がやがや。
実況部部員「はあ・・・長い五分間だった・・・。」
『私の能力の実況こそが我が命(実況時間×30=寿命)は実況を寿命に変えて戦うぞ。マイクのランプが点滅したら残りは10分』
と書かれた紙を名札にくっつけてアピっていた。
実況部部員(本当の私の能力、タイムイズマネーなんだけど・・・部長め・・・!!自分でやりなさいっての!)
ポッケに
『私の能力過ごした時間タイムイズを金とするマネーは誰かと過ごした時間を金に換える。ただし相手の記憶から一緒に過ごしたことは消えてなくなる。』
と書かれた紙があった。
実況部部員(これ何気に怖いんだけど。早く捨てたい・・・。)
食堂のおばちゃん「あんた実況部の部員さん?さっきの人完食したってねぇ・・・?」
実況部部員「はあ・・・。それが?」
食堂のおばちゃん「こんなに集まったんだから一人ぐらい食べてくと思うじゃない?」
実況部部員「ええまあ・・・。」
食堂のおばちゃん「それが誰も食べてかないのよ。」
実況部部員(まずいのでは・・・この流れってつまり)
食堂のおばちゃん「なんか食べてかない??」
時計は午後三時。おなかが空いてるはずもない。
実況部部員「えんりょうしときます・・・。」
食堂のおばちゃん「そっか。またよろしく。」
なにかを催促されてるような気になる。
たとえば・・・わいろ?
ふるふると頭を振って考えを振り払った。
「おばちゃんには流石に能力はなしっと。えぇーと。最新情報をあなたにお届け。双子とも噂される高音朱音Twin!の片割れ!高音の能力の紙には『封印されてて解き放った能力は翻訳聞いたものすべてコンニャク日本語であるは聞いた言葉を相手の思ってる意味に聞こえるという能力だよ』と書かれていたぁ!!流石放送部の調査力!ハッカー形無し!次回をお楽しみに。」
ピンポンパンポン。
ひより「クロエの熱が下がりました・・・はい・・・はい。明日からは登校できるかと・・・。はい。」
クロエ「うー---んひまねえだいちゅき♡ちゅーしよー・・・むにゃzzz・・・zzz・・・。」
ひまり「寝てるんですよね??」
クロエ「ひまねえのくちびるにロックオン!むにゃ・・・すーすー。」
ひまり(いろんな意味で怖い!!)
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