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第四章 大型連休は遊園地デートです!?
37話 遊園地にハプニングはつきもの?《side帝》 4
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「あの、すみませんっ。黒髪で薄手のロングカーディガンを着ている、男の子をみませんでしたか? 私と同い年くらいなんですけど……」
──僕が、神城さんの願いを断れるはずもなく。
黒羽を探す手伝いを引き受けてしまった。
神城さんは近くにいた売店の店員さんに、黒羽の特徴を話すが有力な情報は得られない。
「どうしよう……。このまま閉園まで、魔央くんが見つからなかったら」
頭を抱えた神城さんの肩を叩き、違う人に話を聞きに行こうとジェスチャーをする。
「そう……ですね。行きましょう、ウサギさん」
「(なんだか、ウサギさんと呼ばれると僕じゃないみたいだな)」
なれない呼ばれ方に戸惑いながらも、僕たちは他の人へ話を聞きに行った。
◇◇◆◇◇
神城さんから話を聞いた女性スタッフの人が、ポンと手を叩いた。
「──あぁ! その子なら、さっきそこのホラーハウスへ入っていきましたよ」
「本当ですか!?」
振り返って僕を見た神城さん。
僕が縦に首をふれば、瞳を輝かせた。
きっと、黒羽が見つかるかもしれないから嬉しいんだろうな。
「ウサギさん、友達が見つかりそうです! ……探すのを手伝ってくれて、ありがとうございました」
僕の両手を握り、嬉しそうに笑う神城さんにドキリとする。
「もう一人で、探せま──ひぇっ!?」
ホラーハウスの看板を見た神城さんは、最後の方で恐怖からなのか声がひきつっていた。
看板は血で文字を書いたように見えるデザインで、真ん中にどーんと幽霊の女性がうつっている。
……これはさすがに、子供が大泣きしそうだ。
「あ、あのー……」
言いにくそうにしながら、神城さんは僕を見た。
「こ、この中まで、一緒にいてもらえませんか?」
──柊くんの時は軽く流せたが、神城さんの上目づかいは中々に可愛い。
「(こんなの……、断れるわけがないだろうっ!)」
もう少しだけ、と。
僕は神城さんと一緒に、ホラーハウスへと入った。
◇◇◆◇◇
ホラーハウスの中は、演出なのか気温が低かった。
被り物をしているとむれて暑かったから、ちょうど良い気温だ。
「ま、魔央くーん?」
ふと僕は気づく。
ホラーハウスの出口で、黒羽が出てくるのを待っていた方が良かったのではないかと。
でももう中に入ってしまい、ホラーハウス内は一方通行のため引き返せない。
このまま進むしかないようだ。
『ああぁぁぁぁあああ!』
「きゃあっ!?」
悲鳴と共に、ドンっと背中に衝撃が走る。
どうやら仕掛けにおどろいた神城さんが、僕の背中にしがみついてきたようだ。
「ごめんなさいっ! すぐ離れま……ひゃあ!?」
次々とやってくる仕掛けに毎回怖がるものだから、僕は神城さんに手を差し出した。
ふとここに居ない悪魔を頭に思い浮かべれば、面白くなさそうな顔をしている。
……でもこれくらいなら、許されるはずだ。
僕だって、神城さんの役に立ちたいのだから。
──僕が、神城さんの願いを断れるはずもなく。
黒羽を探す手伝いを引き受けてしまった。
神城さんは近くにいた売店の店員さんに、黒羽の特徴を話すが有力な情報は得られない。
「どうしよう……。このまま閉園まで、魔央くんが見つからなかったら」
頭を抱えた神城さんの肩を叩き、違う人に話を聞きに行こうとジェスチャーをする。
「そう……ですね。行きましょう、ウサギさん」
「(なんだか、ウサギさんと呼ばれると僕じゃないみたいだな)」
なれない呼ばれ方に戸惑いながらも、僕たちは他の人へ話を聞きに行った。
◇◇◆◇◇
神城さんから話を聞いた女性スタッフの人が、ポンと手を叩いた。
「──あぁ! その子なら、さっきそこのホラーハウスへ入っていきましたよ」
「本当ですか!?」
振り返って僕を見た神城さん。
僕が縦に首をふれば、瞳を輝かせた。
きっと、黒羽が見つかるかもしれないから嬉しいんだろうな。
「ウサギさん、友達が見つかりそうです! ……探すのを手伝ってくれて、ありがとうございました」
僕の両手を握り、嬉しそうに笑う神城さんにドキリとする。
「もう一人で、探せま──ひぇっ!?」
ホラーハウスの看板を見た神城さんは、最後の方で恐怖からなのか声がひきつっていた。
看板は血で文字を書いたように見えるデザインで、真ん中にどーんと幽霊の女性がうつっている。
……これはさすがに、子供が大泣きしそうだ。
「あ、あのー……」
言いにくそうにしながら、神城さんは僕を見た。
「こ、この中まで、一緒にいてもらえませんか?」
──柊くんの時は軽く流せたが、神城さんの上目づかいは中々に可愛い。
「(こんなの……、断れるわけがないだろうっ!)」
もう少しだけ、と。
僕は神城さんと一緒に、ホラーハウスへと入った。
◇◇◆◇◇
ホラーハウスの中は、演出なのか気温が低かった。
被り物をしているとむれて暑かったから、ちょうど良い気温だ。
「ま、魔央くーん?」
ふと僕は気づく。
ホラーハウスの出口で、黒羽が出てくるのを待っていた方が良かったのではないかと。
でももう中に入ってしまい、ホラーハウス内は一方通行のため引き返せない。
このまま進むしかないようだ。
『ああぁぁぁぁあああ!』
「きゃあっ!?」
悲鳴と共に、ドンっと背中に衝撃が走る。
どうやら仕掛けにおどろいた神城さんが、僕の背中にしがみついてきたようだ。
「ごめんなさいっ! すぐ離れま……ひゃあ!?」
次々とやってくる仕掛けに毎回怖がるものだから、僕は神城さんに手を差し出した。
ふとここに居ない悪魔を頭に思い浮かべれば、面白くなさそうな顔をしている。
……でもこれくらいなら、許されるはずだ。
僕だって、神城さんの役に立ちたいのだから。
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