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篠宮
よい眠りを
しおりを挟む片手で前後に腰を揺らされて、奥の肉襞を前後に犯される。
彼の怒張は私のナカを蹂躙し、暴力的な快感が襲ってくる。
下に与えられる快感だけでいっぱいいっぱいなのに、篠宮さんはジャケットの前を広げて、乳首も弄ってきた。
赤く熱の籠った舌で先を舐められ、もう片方は指でいやらしくつねられる。
〝グチュッ、グチュ、チュッ〟
「ああ……あんッ、イっちゃう、あんッ……ああ――!」
「……っ……俺もそろそろイキそう」
彼の怒張がさらに大きくなり、お尻を乱暴に握られ、激しく腰を打ちつけられる。
肉襞を抉られ、さっきまでとは比にならない程の快感が襲ってくる。
最奥をガンガンと力強く突き上げられながら、乳首を舌でレロレロと嬲られる。
「あっ、あんッ、んっ……あああっ――!」
「はあっ、出すよ……んっ――!」
乳首を噛まれてグチュグチュと突き上げられる。
絶頂に打ち震えるナカを怒張がぐぅっとふくらみ、爆ぜた。
激しくイキすぎて、なかば放心状態の私に彼はくちびるを重ねる。
「んっ……ふぅ……んんっ……」
舌を絡め、吸われる。まだ足りない、と言うように。
唇が離され、息を整える私に彼は優しく微笑みかけていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「準備できました」
後ろを向いている篠宮さんに話しかける。
彼は振り向き、私の乱れていた髪を優しく指で梳かしてくれる。
「行こっか」
「はい」
地下駐車場に着いて辺りを見回す。
みんなもう帰宅したんだろう、車は篠宮さんのものしか残ってなかった。
彼が鍵のボタンを押すと一台の車のランプが光る。
国産の落ち着いたマグネタイトグレーだった。
車のことはよくわからないが、そんな私でも高そうってことだけはよくわかった。
でも、あからさまな高級車にしないのが篠宮さんらしいなとも思った。
シートベルトを付けて彼の方を見る。
「出すよ?」
「はい、お願いします」
「うん」
車が走り出して、夜の街の無数の光が綺麗に流れていく。
彼の運転は丁寧で乗り心地がいい……。次第に眠気が襲ってくる……。
「おやすみ、凪ちゃん」
遠くから篠宮さんの声が聞こえた気がした。
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