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34.大虎
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「お、間に合ったようだな」
「はぁはぁ、慶次。待ってくれ」
巨大虎に鉛玉を3回ほど叩き込んだあたりで、慶次と蔵人さん親子が到着した。
「すまんな、このナマクラを研ぎに出していたら遅れた」
慶次は石突から穂先まですべてが金属でできた重そうな槍を掲げてそう言った。
俺じゃまともに振ることもできなさそうな槍だ。
「身体は鈍っておりますが、私蔵人入道も微力ながら弓にて援護いたします」
蔵人さんは元病人ながら鍛錬は怠っていなかったようで、俺よりも数段張りの強そうな弓を持っていた。
ちょっとショック。
『グルァァァッ』
大虎は普通の虎とは違う。
俺達はさっきから弓や鉄砲で大虎を攻撃しているのだけれど、あまり効いている感じが無いのだ。
今のところは、近づいて俺達を食らおうとする大虎を牽制するだけの攻撃になってしまっている。
「難儀な怪物だ」
「まったくですじゃ」
俺と善住坊さんの放つ鉛玉はどう見ても虎の毛皮に食い込んでいない。
だが、打撃としてはかなりダメージを与えているだろう。
今のところ一番攻撃力があるのは大島さんの弓かな。
顔付近に矢を集めるようにして放っている大島さん。
虎もそれを嫌がっているようで、首をしきりに振って矢を振り払っている。
何本かは虎の身体に突き立っているのを見ると、鉄砲を通さないようなあの毛皮を穿つことができているようだ。
さすがは白雲を穿つ大島雲八。
「これはそろそろ、俺の出番じゃないかね」
「え、慶次?」
「援護を頼む!行くぜ!!」
そう言って慶次は鉄槍を担いで虎に突進していく。
行くぜじゃないよ。
あんな巨大な虎を前にして、怖くないのか?
さすがは戦国一の傾奇者。
「すみません、善次郎殿。あいつは言い出したらきかないもので」
「度胸があって羨ましいです」
まあ度胸の無い俺達は遠距離からの援護に努めますか。
俺は勘左衛門さんから弾込めの終わった火縄銃を受け取ると、慶次に当てないように大虎目がけて放った。
ちなみに火縄銃は南蛮船の奴らが持っていたものだ。
銃も火薬も、高価なものだから貧乏な山内家に買えるわけが無いからね。
銃口から発射された鉛玉は大虎の前足の付け根あたりに当たる。
大虎はその衝撃に少し身体を揺らすくらいで、全く意に介した様子は無い。
まったく、身体の頑丈な奴だ。
原始的な火縄銃といえども相当な弾速は出ているはずだ。
それこそこの時代の鎧兜なんて貫通するくらいの威力は。
威力だけで言ったら大島さんの弓よりも強くてもおかしくは無い。
それなのに、大島さんの弓矢は虎に刺さって火縄銃の弾は弾かれる。
なにか物理法則以外のものでもあるんだろうか。
「はぁぁっ」
慶次が大虎の前に立ちはだかり、その巨体に向けて鉄槍を突き出す。
鉄槍は大虎に浅く突き刺さる。
「くっ、重たい。なんという筋肉だ」
「退け、慶次!」
蔵人さんの声に反応してさっと退く慶次。
俺達の火縄銃と弓による一斉掃射だ。
やはり火縄銃の弾は弾かれる。
矢も大半が弾かれたが、数本はその肉体に突き立った。
『グルルル……』
多少は痛みを感じたのか、大虎が少し怯む。
そこに慶次が鉄槍で畳み掛ける。
「おらぁぁっ!!」
慶次が遠心力を乗せて振るった鉄槍の切っ先が、大虎の片目に傷を付けた。
『グラァァァァッ』
痛みに狂ったように暴れ出す大虎。
巨木のような前足を振るって慶次を吹き飛ばす。
「ぐあぁぁっ!」
「慶次!」
慶次も心配だけど、こちらに向かってくる大虎を放っておくわけにもいかない。
俺は腰の刀を抜いて大虎と対峙する。
ぐふぅぐふぅと、虎の荒い息遣いが聞こえてくる。
なるほど、大島さんに見えているものはこれか。
刀を抜いて対峙すればよくわかる。
呼吸のたびにその肉体を駆け巡るなんらかのエネルギーが。
それが体表を覆っているからこそ、この大虎の身体はこんなに丈夫なんだ。
ぐふぅと吐き出した息を再び吸い、右前足を振るう大虎。
その足に刃を添えるようにして置いてやる。
それだけで、大虎の太い前足が半ばまで切り裂かれた。
『グルァァァァッ』
ボタボタと赤黒い血を流す大虎。
その呼吸は更に乱れていく。
もはや身体を覆いつくすエネルギーは斑になり、適当に鉄砲を放つだけでも倒せるだろう。
「みんな、攻撃を!」
「「おお!」」
小三郎君やその叔父さんの弓矢が、大虎のどてっ腹に突き刺さる。
「刺さるぞ!!」
「射掛けろ!」
そこからはもう鉄砲に弾を込めている暇も無いからみんなで弓矢を撃ちまくった。
誰の矢がどこに刺さったかとか、そんなことも確認している暇もなく大虎はハリネズミのようになる。
『グ、グルルゥ……』
大虎はもはや虫の息。
地を踏みしめる4本の足からは止め処なく血が流れ落ちている。
「慶次……」
「ああ」
最後は目立ちたがり屋の弟子に任せてあげよう。
慶次は大虎に跳ね飛ばされてあちこちボロボロだ。
持っていた鉄槍もひん曲がってしまっている。
俺は自分で使おうと思って持ってきていた朱槍を慶次に渡す。
慶次は鉄槍を放り投げ、朱槍を構えた。
『グルルッ』
大虎が最後の力で放った左前足の振り払いを、慶次は避けない。
仁王立ちで大虎の攻撃を受けた慶次の胸からは血が噴出すが、慶次はそれに眉一つ動かさずに朱槍を突き出した。
朱槍は大虎の喉に突き刺さり、大虎の命を刈り取った。
慶次が朱槍を引き抜くとその巨体を支えていたものは何もなくなり、ぐらりと身体が崩れ落ちる。
生き物が倒れただけとは思えないような音を立てて大虎は倒れた。
「やりましたな」
「ええ」
「「「やったー!!」」」
なんとか倒すことに成功したようだ。
一時はどうなるかと思ったけどね。
「慶次、胸の傷をみせて」
「いいよ、後で」
「いいわけないだろ」
「はぁ、すまない……」
慶次は鎧を外し、胸をはだける。
そこには骨まで達する深い傷があった。
おいおい、放っておいたら死ぬような怪我じゃないか。
「痛くないの?」
「痛い」
「だよね」
まったく、なんで避けないかな。
おおかた大勢で囲むのが卑怯だからハンデだとでも思ったんだろうけど。
見てるこっちが痛いよ。
俺は薄めていない傷薬を慶次の傷に塗っていった。
前足で吹っ飛ばされたときに肋骨も痛めたみたいで、しきりに気にしているので湿布も貼ってやる。
「痛い」
「我慢してくれ」
そういえばあの巨大な虎、どうやって運ぶんだろう。
まあいいか。
俺は血で汚れた朱槍に視線を落とす。
ばっちいな。
「その朱槍、あげるよ」
「いいのか?」
まあ慶次といえば、朱槍と決まっているからね。
「はぁはぁ、慶次。待ってくれ」
巨大虎に鉛玉を3回ほど叩き込んだあたりで、慶次と蔵人さん親子が到着した。
「すまんな、このナマクラを研ぎに出していたら遅れた」
慶次は石突から穂先まですべてが金属でできた重そうな槍を掲げてそう言った。
俺じゃまともに振ることもできなさそうな槍だ。
「身体は鈍っておりますが、私蔵人入道も微力ながら弓にて援護いたします」
蔵人さんは元病人ながら鍛錬は怠っていなかったようで、俺よりも数段張りの強そうな弓を持っていた。
ちょっとショック。
『グルァァァッ』
大虎は普通の虎とは違う。
俺達はさっきから弓や鉄砲で大虎を攻撃しているのだけれど、あまり効いている感じが無いのだ。
今のところは、近づいて俺達を食らおうとする大虎を牽制するだけの攻撃になってしまっている。
「難儀な怪物だ」
「まったくですじゃ」
俺と善住坊さんの放つ鉛玉はどう見ても虎の毛皮に食い込んでいない。
だが、打撃としてはかなりダメージを与えているだろう。
今のところ一番攻撃力があるのは大島さんの弓かな。
顔付近に矢を集めるようにして放っている大島さん。
虎もそれを嫌がっているようで、首をしきりに振って矢を振り払っている。
何本かは虎の身体に突き立っているのを見ると、鉄砲を通さないようなあの毛皮を穿つことができているようだ。
さすがは白雲を穿つ大島雲八。
「これはそろそろ、俺の出番じゃないかね」
「え、慶次?」
「援護を頼む!行くぜ!!」
そう言って慶次は鉄槍を担いで虎に突進していく。
行くぜじゃないよ。
あんな巨大な虎を前にして、怖くないのか?
さすがは戦国一の傾奇者。
「すみません、善次郎殿。あいつは言い出したらきかないもので」
「度胸があって羨ましいです」
まあ度胸の無い俺達は遠距離からの援護に努めますか。
俺は勘左衛門さんから弾込めの終わった火縄銃を受け取ると、慶次に当てないように大虎目がけて放った。
ちなみに火縄銃は南蛮船の奴らが持っていたものだ。
銃も火薬も、高価なものだから貧乏な山内家に買えるわけが無いからね。
銃口から発射された鉛玉は大虎の前足の付け根あたりに当たる。
大虎はその衝撃に少し身体を揺らすくらいで、全く意に介した様子は無い。
まったく、身体の頑丈な奴だ。
原始的な火縄銃といえども相当な弾速は出ているはずだ。
それこそこの時代の鎧兜なんて貫通するくらいの威力は。
威力だけで言ったら大島さんの弓よりも強くてもおかしくは無い。
それなのに、大島さんの弓矢は虎に刺さって火縄銃の弾は弾かれる。
なにか物理法則以外のものでもあるんだろうか。
「はぁぁっ」
慶次が大虎の前に立ちはだかり、その巨体に向けて鉄槍を突き出す。
鉄槍は大虎に浅く突き刺さる。
「くっ、重たい。なんという筋肉だ」
「退け、慶次!」
蔵人さんの声に反応してさっと退く慶次。
俺達の火縄銃と弓による一斉掃射だ。
やはり火縄銃の弾は弾かれる。
矢も大半が弾かれたが、数本はその肉体に突き立った。
『グルルル……』
多少は痛みを感じたのか、大虎が少し怯む。
そこに慶次が鉄槍で畳み掛ける。
「おらぁぁっ!!」
慶次が遠心力を乗せて振るった鉄槍の切っ先が、大虎の片目に傷を付けた。
『グラァァァァッ』
痛みに狂ったように暴れ出す大虎。
巨木のような前足を振るって慶次を吹き飛ばす。
「ぐあぁぁっ!」
「慶次!」
慶次も心配だけど、こちらに向かってくる大虎を放っておくわけにもいかない。
俺は腰の刀を抜いて大虎と対峙する。
ぐふぅぐふぅと、虎の荒い息遣いが聞こえてくる。
なるほど、大島さんに見えているものはこれか。
刀を抜いて対峙すればよくわかる。
呼吸のたびにその肉体を駆け巡るなんらかのエネルギーが。
それが体表を覆っているからこそ、この大虎の身体はこんなに丈夫なんだ。
ぐふぅと吐き出した息を再び吸い、右前足を振るう大虎。
その足に刃を添えるようにして置いてやる。
それだけで、大虎の太い前足が半ばまで切り裂かれた。
『グルァァァァッ』
ボタボタと赤黒い血を流す大虎。
その呼吸は更に乱れていく。
もはや身体を覆いつくすエネルギーは斑になり、適当に鉄砲を放つだけでも倒せるだろう。
「みんな、攻撃を!」
「「おお!」」
小三郎君やその叔父さんの弓矢が、大虎のどてっ腹に突き刺さる。
「刺さるぞ!!」
「射掛けろ!」
そこからはもう鉄砲に弾を込めている暇も無いからみんなで弓矢を撃ちまくった。
誰の矢がどこに刺さったかとか、そんなことも確認している暇もなく大虎はハリネズミのようになる。
『グ、グルルゥ……』
大虎はもはや虫の息。
地を踏みしめる4本の足からは止め処なく血が流れ落ちている。
「慶次……」
「ああ」
最後は目立ちたがり屋の弟子に任せてあげよう。
慶次は大虎に跳ね飛ばされてあちこちボロボロだ。
持っていた鉄槍もひん曲がってしまっている。
俺は自分で使おうと思って持ってきていた朱槍を慶次に渡す。
慶次は鉄槍を放り投げ、朱槍を構えた。
『グルルッ』
大虎が最後の力で放った左前足の振り払いを、慶次は避けない。
仁王立ちで大虎の攻撃を受けた慶次の胸からは血が噴出すが、慶次はそれに眉一つ動かさずに朱槍を突き出した。
朱槍は大虎の喉に突き刺さり、大虎の命を刈り取った。
慶次が朱槍を引き抜くとその巨体を支えていたものは何もなくなり、ぐらりと身体が崩れ落ちる。
生き物が倒れただけとは思えないような音を立てて大虎は倒れた。
「やりましたな」
「ええ」
「「「やったー!!」」」
なんとか倒すことに成功したようだ。
一時はどうなるかと思ったけどね。
「慶次、胸の傷をみせて」
「いいよ、後で」
「いいわけないだろ」
「はぁ、すまない……」
慶次は鎧を外し、胸をはだける。
そこには骨まで達する深い傷があった。
おいおい、放っておいたら死ぬような怪我じゃないか。
「痛くないの?」
「痛い」
「だよね」
まったく、なんで避けないかな。
おおかた大勢で囲むのが卑怯だからハンデだとでも思ったんだろうけど。
見てるこっちが痛いよ。
俺は薄めていない傷薬を慶次の傷に塗っていった。
前足で吹っ飛ばされたときに肋骨も痛めたみたいで、しきりに気にしているので湿布も貼ってやる。
「痛い」
「我慢してくれ」
そういえばあの巨大な虎、どうやって運ぶんだろう。
まあいいか。
俺は血で汚れた朱槍に視線を落とす。
ばっちいな。
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「いいのか?」
まあ慶次といえば、朱槍と決まっているからね。
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