63 / 131
63.グアム
しおりを挟む
武田信玄が亡くなったようだ。
武田を見張らせておいたゴーストからそのような知らせを受けた。
武田家は信玄の遺言によってこの事実をしばらく隠すようだから、他の侍が知ることとなるのはもう少し後になるだろう。
しかし武田家の中は少し慌ただしいことになっているらしい。
史実通りならばまだ松姫様の身には危険は無いはずだが、どうにも危なっかしいらしくゴーストが相談してきたのだ。
念のためゴーストを10体に増やして警戒させておいた。
松姫様やその近しい者に危害が及びそうになったら介入してもいいと許可も出した。
あまり武田が不安定なら俺も一度直接様子を見に行ってみたほうがいいかもしれない。
ゴーストたちはスケルトンよりも頭はいいが、子供のように支離滅裂な伝え方をしてくるので状況が分かりにくいのだ。
ポイントをケチらずにナイトメアゴーストにしておけばよかったかな。
しかし1体につき500ポイントの差は大きい。
10体で5000ポイントだ。
普通の宝箱が5つ開けられる。
最近宝箱にハマっているせいでダンジョンポイントがすべて箱数で見えてしまう。
ガチャ中毒者の末期症状であることはすでに自覚している。
ガチャは1日に1回の10連ガチャを回したら終わりだ。
だが宝箱はダンジョンポイントを費やせばいくらでも開けられるのだ。
ダンジョンの宝箱という機能はまさに課金ガチャだ。
こんなのやめられるわけがない。
最近の俺は四六時中ポイントが溜まれば宝箱を開けている。
もちろん島の開発のためのポイントは残してあるが、それ以外はほぼすべて宝箱に費やしている。
ダメだと分かっていてもついついあと一つと開けてしまうのだ。
もはやこれは精神疾患。
依存症だ。
一生付き合っていくしかない病気だ。
「あ、またスクロールだ。しかもダブり」
またひとつ、宝箱を開けてしまった。
当初俺が予想したとおり、良い宝箱は平均してAランク相当のものが出る宝箱だった。
まだスペシャル宝箱は開けたことが無いが、こちらもSランク相当のものが入っていると考えて間違いないだろう。
いつかポイントが余って使い道に困ったらスペシャル宝箱も開けてみたいと思っている。
だが今は、良い宝箱で十分かな。
良い宝箱から出てくるAランクのものといえば、物理法則に捉われない不可思議な武器や魔法のスクロールなどのファンタジーなアイテムだ。
しかし困ったことにまだ出たことの無いアイテムほど出現確率は低く、すでに持っているアイテムは何回も出たりする。
俗に言うダブりというやつだ。
魔法のスクロールはおそらくダブって使っても魔力の上昇のほうの効果は得られると思う。
だが、その使い方はいささかもったいない。
雪さんに覚えてもらおうと思ってダブったやつをあげてみたんだけど、火起こしに便利なファイアボール以外はいらないと言われてしまった。
島の人たちにも魔法やスクロールのことは話していないから他の人にはあげようがない。
仕方が無く収納の指輪に死蔵している。
今度ダンジョンのモンスターたちにでも使わせてみるかな。
魔法が使えるオーガとか、異世界だったら災害指定モンスターとかになりそう。
ここも元の世界から分岐した世界だから異世界みたいなものだけど。
アナザーワールドとパラレルワールドの違いだね。
俺はダブったウィンドカッターのスクロールを収納の指輪に入れ、もう一つ良い宝箱を作成した。
流れるように次の宝箱を開けてしまう俺だが、別に無軌道に宝箱を開けまくっているわけではないんだよ。
実は欲しい魔法、もしくはアイテムがあるのだ。
それは翻訳、つまり未知の言語が分かるようになる能力を持ったもの。
スペイン人の襲来によって、伝兵衛さんというスペイン語の通訳さんを引き抜くことに成功した俺たちだったが、依然として世界は未知の言語に満ちている。
特に早急に使えるようになりたいのは、グアムのチャモロ人たちの言葉だ。
グアムにはおおよそ10万人くらいのチャモロ人たちが住んでいると言われている。
あそこもフィリピンと同じように今はスペインの植民地になってしまっていたはずだが、この間スペイン人を2万人ばかし捕まえたおかげで近海の兵力は手薄だ。
チャモロ人たちを支援してスペイン帝国の統治を跳ね除けるには絶好の機会。
このままスペイン人たちがキリスト教を広めれば、チャモロ人たちは必ず反抗する。
なぜならスペインの宣教師たちは先祖の祖霊を崇拝することを強く禁止するからだ。
チャモロ人たちは伝統文化を否定されて怒り、蜂起する。
だが銃器や大砲をたくさん持っているスペイン帝国に勝てるはずが無い。
このまま行けば何万人ものチャモロ人たちが虐殺されるだろう。
信長も同じようなことをやっているから一応織田軍に所属している俺はあまり非難する権利は無いのかもしれない。
だから非難はしないが、ガチャ中毒者としてはダンジョンポイントがもったいないなと思ってしまう。
それだけの人から毎日入ってくるポイントは岐阜のポイントも凌駕していることだろう。
ぜひ、グアム島をダンジョンの領域に加えたいものだ。
そのためには、すぐにチャモロ語の使える通訳もしくはアイテムか魔法が必要なのだ。
今の時代グアムに日本人がいる可能性なんて絶望的だから、アイテムか魔法が手っ取り早い。
自分でチャモロ語を勉強している時間も無いからね。
と、ここまでが俺が毎日のように宝箱を開けている言い訳でした。
やってきましたグアム。
沖ノ鳥島とそこまで気候に違いは無いけれど、現代の日本でグアムといえば一度は行ってみたい南国の楽園というイメージだった。
実際緑が生い茂り始めたばかりの沖ノ鳥島と比べて格段に色鮮やかな植物に包まれている。
プラスチックゴミの全く流れ着いていない真っ白な砂浜、遠浅の海。
あとすぐに日焼けしちゃうくらい強い日差し。
日焼け止めクリーム塗っておこう。
「あの、善次郎さん。この格好、変じゃないですか?」
「変じゃないよ。とても綺麗だ。似合っている」
今日はグアムの雰囲気を感じるだけのつもりなので、雪さんも一緒だ。
いつもの着物姿だと暑いので、今日は一味違った服を着てきている。
男の憧れ、真っ白なワンピースだ。
南国でバカンスなら着物はちょっと遊び難いよね。
だからワンピースを俺がデザインし、雪さんに縫ってもらったのだ。
ただ、この時代の日本は婦人下着が発達していないからワンピース1枚だけだと色々とまずい。
俺は考えに考え、フィリピンで買った踊り子の衣装を下に着てもらった。
しかしこれは、完全に透けブラみたいになってしまった。
踊り子衣装だけよりもエロい気がする。
「善次郎さん、本当に変じゃないのですか?」
「変じゃないって。この島は暑いから住んでる人はみんな薄着だし、雪さんよりも薄着の人だっているよ」
「ですが、女人がこのように肌を晒すのは……」
「他の人のいる場所にはいかないから。見るのは俺だけだよ」
雪さんのこの姿を他の男になんて見せたくない。
今日はこのビーチは貸切だ。
周りはゴーストたちに見張らせている。
誰も入ってくることはない。
もう一度言おう、誰も入ってくることはないんだ。
武田を見張らせておいたゴーストからそのような知らせを受けた。
武田家は信玄の遺言によってこの事実をしばらく隠すようだから、他の侍が知ることとなるのはもう少し後になるだろう。
しかし武田家の中は少し慌ただしいことになっているらしい。
史実通りならばまだ松姫様の身には危険は無いはずだが、どうにも危なっかしいらしくゴーストが相談してきたのだ。
念のためゴーストを10体に増やして警戒させておいた。
松姫様やその近しい者に危害が及びそうになったら介入してもいいと許可も出した。
あまり武田が不安定なら俺も一度直接様子を見に行ってみたほうがいいかもしれない。
ゴーストたちはスケルトンよりも頭はいいが、子供のように支離滅裂な伝え方をしてくるので状況が分かりにくいのだ。
ポイントをケチらずにナイトメアゴーストにしておけばよかったかな。
しかし1体につき500ポイントの差は大きい。
10体で5000ポイントだ。
普通の宝箱が5つ開けられる。
最近宝箱にハマっているせいでダンジョンポイントがすべて箱数で見えてしまう。
ガチャ中毒者の末期症状であることはすでに自覚している。
ガチャは1日に1回の10連ガチャを回したら終わりだ。
だが宝箱はダンジョンポイントを費やせばいくらでも開けられるのだ。
ダンジョンの宝箱という機能はまさに課金ガチャだ。
こんなのやめられるわけがない。
最近の俺は四六時中ポイントが溜まれば宝箱を開けている。
もちろん島の開発のためのポイントは残してあるが、それ以外はほぼすべて宝箱に費やしている。
ダメだと分かっていてもついついあと一つと開けてしまうのだ。
もはやこれは精神疾患。
依存症だ。
一生付き合っていくしかない病気だ。
「あ、またスクロールだ。しかもダブり」
またひとつ、宝箱を開けてしまった。
当初俺が予想したとおり、良い宝箱は平均してAランク相当のものが出る宝箱だった。
まだスペシャル宝箱は開けたことが無いが、こちらもSランク相当のものが入っていると考えて間違いないだろう。
いつかポイントが余って使い道に困ったらスペシャル宝箱も開けてみたいと思っている。
だが今は、良い宝箱で十分かな。
良い宝箱から出てくるAランクのものといえば、物理法則に捉われない不可思議な武器や魔法のスクロールなどのファンタジーなアイテムだ。
しかし困ったことにまだ出たことの無いアイテムほど出現確率は低く、すでに持っているアイテムは何回も出たりする。
俗に言うダブりというやつだ。
魔法のスクロールはおそらくダブって使っても魔力の上昇のほうの効果は得られると思う。
だが、その使い方はいささかもったいない。
雪さんに覚えてもらおうと思ってダブったやつをあげてみたんだけど、火起こしに便利なファイアボール以外はいらないと言われてしまった。
島の人たちにも魔法やスクロールのことは話していないから他の人にはあげようがない。
仕方が無く収納の指輪に死蔵している。
今度ダンジョンのモンスターたちにでも使わせてみるかな。
魔法が使えるオーガとか、異世界だったら災害指定モンスターとかになりそう。
ここも元の世界から分岐した世界だから異世界みたいなものだけど。
アナザーワールドとパラレルワールドの違いだね。
俺はダブったウィンドカッターのスクロールを収納の指輪に入れ、もう一つ良い宝箱を作成した。
流れるように次の宝箱を開けてしまう俺だが、別に無軌道に宝箱を開けまくっているわけではないんだよ。
実は欲しい魔法、もしくはアイテムがあるのだ。
それは翻訳、つまり未知の言語が分かるようになる能力を持ったもの。
スペイン人の襲来によって、伝兵衛さんというスペイン語の通訳さんを引き抜くことに成功した俺たちだったが、依然として世界は未知の言語に満ちている。
特に早急に使えるようになりたいのは、グアムのチャモロ人たちの言葉だ。
グアムにはおおよそ10万人くらいのチャモロ人たちが住んでいると言われている。
あそこもフィリピンと同じように今はスペインの植民地になってしまっていたはずだが、この間スペイン人を2万人ばかし捕まえたおかげで近海の兵力は手薄だ。
チャモロ人たちを支援してスペイン帝国の統治を跳ね除けるには絶好の機会。
このままスペイン人たちがキリスト教を広めれば、チャモロ人たちは必ず反抗する。
なぜならスペインの宣教師たちは先祖の祖霊を崇拝することを強く禁止するからだ。
チャモロ人たちは伝統文化を否定されて怒り、蜂起する。
だが銃器や大砲をたくさん持っているスペイン帝国に勝てるはずが無い。
このまま行けば何万人ものチャモロ人たちが虐殺されるだろう。
信長も同じようなことをやっているから一応織田軍に所属している俺はあまり非難する権利は無いのかもしれない。
だから非難はしないが、ガチャ中毒者としてはダンジョンポイントがもったいないなと思ってしまう。
それだけの人から毎日入ってくるポイントは岐阜のポイントも凌駕していることだろう。
ぜひ、グアム島をダンジョンの領域に加えたいものだ。
そのためには、すぐにチャモロ語の使える通訳もしくはアイテムか魔法が必要なのだ。
今の時代グアムに日本人がいる可能性なんて絶望的だから、アイテムか魔法が手っ取り早い。
自分でチャモロ語を勉強している時間も無いからね。
と、ここまでが俺が毎日のように宝箱を開けている言い訳でした。
やってきましたグアム。
沖ノ鳥島とそこまで気候に違いは無いけれど、現代の日本でグアムといえば一度は行ってみたい南国の楽園というイメージだった。
実際緑が生い茂り始めたばかりの沖ノ鳥島と比べて格段に色鮮やかな植物に包まれている。
プラスチックゴミの全く流れ着いていない真っ白な砂浜、遠浅の海。
あとすぐに日焼けしちゃうくらい強い日差し。
日焼け止めクリーム塗っておこう。
「あの、善次郎さん。この格好、変じゃないですか?」
「変じゃないよ。とても綺麗だ。似合っている」
今日はグアムの雰囲気を感じるだけのつもりなので、雪さんも一緒だ。
いつもの着物姿だと暑いので、今日は一味違った服を着てきている。
男の憧れ、真っ白なワンピースだ。
南国でバカンスなら着物はちょっと遊び難いよね。
だからワンピースを俺がデザインし、雪さんに縫ってもらったのだ。
ただ、この時代の日本は婦人下着が発達していないからワンピース1枚だけだと色々とまずい。
俺は考えに考え、フィリピンで買った踊り子の衣装を下に着てもらった。
しかしこれは、完全に透けブラみたいになってしまった。
踊り子衣装だけよりもエロい気がする。
「善次郎さん、本当に変じゃないのですか?」
「変じゃないって。この島は暑いから住んでる人はみんな薄着だし、雪さんよりも薄着の人だっているよ」
「ですが、女人がこのように肌を晒すのは……」
「他の人のいる場所にはいかないから。見るのは俺だけだよ」
雪さんのこの姿を他の男になんて見せたくない。
今日はこのビーチは貸切だ。
周りはゴーストたちに見張らせている。
誰も入ってくることはない。
もう一度言おう、誰も入ってくることはないんだ。
3
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
男女比1対5000世界で俺はどうすれバインダー…
アルファカッター
ファンタジー
ひょんな事から男女比1対5000の世界に移動した学生の忠野タケル。
そこで生活していく内に色々なトラブルや問題に巻き込まれながら生活していくものがたりである!
帰って来た勇者、現代の世界を引っ掻きまわす
黄昏人
ファンタジー
ハヤトは15歳、中学3年生の時に異世界に召喚され、7年の苦労の後、22歳にて魔族と魔王を滅ぼして日本に帰還した。帰還の際には、莫大な財宝を持たされ、さらに身につけた魔法を始めとする能力も保持できたが、マナの濃度の低い地球における能力は限定的なものであった。しかし、それでも圧倒的な体力と戦闘能力、限定的とは言え魔法能力は現代日本を、いや世界を大きく動かすのであった。
4年前に書いたものをリライトして載せてみます。
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
日本新世紀ー日本の変革から星間連合の中の地球へー
黄昏人
SF
現在の日本、ある地方大学の大学院生のPCが化けた!
あらゆる質問に出してくるとんでもなくスマートで完璧な答え。この化けたPC“マドンナ”を使って、彼、誠司は核融合発電、超バッテリーとモーターによるあらゆるエンジンの電動化への変換、重力エンジン・レールガンの開発・実用化などを通じて日本の経済・政治状況及び国際的な立場を変革していく。
さらに、こうしたさまざまな変革を通じて、日本が主導する地球防衛軍は、巨大な星間帝国の侵略を跳ね返すことに成功する。その結果、地球人類はその星間帝国の圧政にあえいでいた多数の歴史ある星間国家の指導的立場になっていくことになる。
この中で、自らの進化の必要性を悟った人類は、地球連邦を成立させ、知能の向上、他星系への植民を含む地球人類全体の経済の底上げと格差の是正を進める。
さらには、マドンナと誠司を擁する地球連邦は、銀河全体の生物に迫る危機の解明、撃退法の構築、撃退を主導し、銀河のなかに確固たる地位を築いていくことになる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる