12 / 25
12.おっさんのTSとか需要があるだろうか
しおりを挟む
王都から辺境領への道すがら、いいスキルはないかと物色している俺だが、なんだか最近このおっさんの身体にも愛着が湧いてきてしまった。
そもそもお肌もピチピチだし、髪も生えてきた、腹もスマートになった。
最近ではお髭なんかをちょいとダンディに整えたりしている。
もはやおっさんではなくおじ様という感じだ。
それも自分の努力によってこの容姿に落ち着いたのだから、愛着が湧くのも無理からぬ話。
いい感じのスキルがあったら若返り薬の服用を止めよう。
とはいえ膨大なスキルの中から、用途に合ったスキルを探し出すのは至難。
ここは検索ワードを工夫してみよう。
若返りで検索。
若返り薬以外は出てこず。
年齢操作で検索。
偽装スキルが出てくる。
鑑定を欺きたいわけではないので却下。
なんかこう、もっと見た目が変わるような、そうだ、『変身』だ。
変身で検索。
その名の通り変身というスキル、人化という明らかに人外が人に変化するためのスキルなどの様々なスキルが出てくる。
見た目が変わるスキルはけっこうあるんだな。
おお、性転換というスキルがあった。
スキル名:性転換
効 果:自分や他人の性別を変える事ができる。1度使ったらスキルは消える。
え?使い捨てなの?
女になったらもう戻れないということじゃないか。
危うく取得するところだった。
いや、俺なら消えてもおっぱいポイントでまた取得できるかもしれない。
だがもし、取得できなかったら……。
やめよう、興味本位に人生を賭けるものじゃない。
俺は性転換スキルへの未練を断ち切るように他のスキルの内容を見ていった。
その中の一つのスキルに俺は興味を引かれる。
スキル名:七変化
効 果:自分という存在の範疇の中で7つまでの姿を設定し、その姿に変化することができる。変化できる姿の数はスキルレベルと同数。
どういうこと?
もうちょっと頭の悪い俺に分かる様な説明にしてくれよ鑑定先生。
俺がそう望むと、鑑定先生は気に触ったのかバカな子供に説明するような文章になった。
スキルめい:しちへんげ
こ う か:なりたいじぶんになれるよ。だけどさいしょは1つね。すきるのれべるがあがれば7つまでふやせるよ。
ごめん先生。
俺が悪かった。
さっきのと今のの中間ぐらいでお願いします。
スキル名:七変化
効 果:小さい頃の自分、太った自分、年老いた自分、女になった自分、自分という範疇を超えなければどんな自分にもなれるスキル。設定できる姿の数はスキルレベルと同数。最高スキルレベルは7。なお、変化中は常に微量の魔力を消費する。
なんか素直になったら鑑定先生が優しくなった気がする。
と、思ったら鑑定のレベルが上がっただけだった。
鑑定先生を怒らせるとレベル上がるのだろうか。
まぁいっか。
とにかくこいつは俺の求めているスキルにどんぴしゃだ。
しかも女にも変化できる。
ふぉぉ!夢が広がる。
早速1万ポイントで七変化を取得し、さらに3万ポイントかけてレベルを4まで上げる。
次はなりたい姿の設定だ。
まず何をおいても女の姿だろ。
設定はなりたい自分の姿を思い浮かべて、設定すると念じればいいみたいだ。
俺は20代くらいの女の姿をイメージし、設定する。
おっぱいは平均サイズでね。
よし次、子供の姿でおねショタや女風呂を楽しみたいから子供の姿。
大体7歳くらいの幼い子供をイメージする。
相棒はお子様サイズにしたくないので今より2周りほど押さえたサイズに設定。
それから当初の目的どおり30歳の姿と20歳の姿も設定。
これで4つだ。
あと3つしか変身できない。
最初に設定するということは一度設定したらもう変更はできないと考えていいだろう。
ここからは慎重に3つを決定しないとな。
いや、この際スキルレベルは4までにしておいて3つはまだ空けておくか。
もう少しじっくり考えよう。
今は新しく取得したスキルの検証実験のほうが大事だ。
よ、よし、女になってみるぞ!
いくぞ!!変化!!
ふぁっ!!
しゅごいぃぃ!
はぁ、はぁ、はぁ、これはR15ではお届けすることはできないな。
そんなこんなでおっさんの旅はつづく。
旅も終盤、ここはすでに目的地である辺境領のどん詰まりの1歩手前、ケーティスの町だ。
ここからあと4日も歩けば王国最北の街、アルバーンに到着する。
酒場で聞いた情報によると、全体的に冒険者のレベルが高くて強者がうようよいるらしい。
楽しみだな。
ここまで来たらそろそろ冒険者登録をしておいたほうがいいだろう。
なんかその街で登録してすぐに強くなるとか不自然だからね。
あともう金もないし。
だが異世界ではテンプレートの冒険者登録でひと悶着があるかもしれないな。
俺は期待と不安で胸を膨らませながら、冒険者ギルドに入っていった。
女の姿で。
「あの、冒険者になりたいんですけど……」
総合受付みたいなところにいたギルド職員の女の人にそう尋ねると、登録受付はあちらですと案内された。
それにしても俺の声可愛いなぁ。
いや、ふざけているわけじゃないんだよ。
冒険者ギルドの登録証であるギルドカードには年齢や性別なんかの登録がない。
名前と冒険者ランクくらいしかカードには表示されないんだ。
冒険者ギルド側の名簿にも、出身地や登録したギルド、自己申告でスキルが登録されるくらいで年齢や性別は聞かれないんだ。
一応12歳以下は登録できないというルールはあるけれど、それも自己申告。
本人確認もない。
おそらく名簿の管理も適当だろう。
だったら登録するときは面白いほうがいい。
ケルビムという名前が少し男っぽいけどそんな名前の女の子がいても別に変だとは思われないだろう。
ということで女の姿で来たのだけれど、こいつらすごいギラついた目で見てくるな。
君たちそんなんだからもてないんだぞ。
先日童貞を卒業した先輩の俺がもてる男の振る舞い講座を開いてあげようか?
俺はなんだか面白いことが起きそうな予感を感じながら登録受付に並んだ。
そもそもお肌もピチピチだし、髪も生えてきた、腹もスマートになった。
最近ではお髭なんかをちょいとダンディに整えたりしている。
もはやおっさんではなくおじ様という感じだ。
それも自分の努力によってこの容姿に落ち着いたのだから、愛着が湧くのも無理からぬ話。
いい感じのスキルがあったら若返り薬の服用を止めよう。
とはいえ膨大なスキルの中から、用途に合ったスキルを探し出すのは至難。
ここは検索ワードを工夫してみよう。
若返りで検索。
若返り薬以外は出てこず。
年齢操作で検索。
偽装スキルが出てくる。
鑑定を欺きたいわけではないので却下。
なんかこう、もっと見た目が変わるような、そうだ、『変身』だ。
変身で検索。
その名の通り変身というスキル、人化という明らかに人外が人に変化するためのスキルなどの様々なスキルが出てくる。
見た目が変わるスキルはけっこうあるんだな。
おお、性転換というスキルがあった。
スキル名:性転換
効 果:自分や他人の性別を変える事ができる。1度使ったらスキルは消える。
え?使い捨てなの?
女になったらもう戻れないということじゃないか。
危うく取得するところだった。
いや、俺なら消えてもおっぱいポイントでまた取得できるかもしれない。
だがもし、取得できなかったら……。
やめよう、興味本位に人生を賭けるものじゃない。
俺は性転換スキルへの未練を断ち切るように他のスキルの内容を見ていった。
その中の一つのスキルに俺は興味を引かれる。
スキル名:七変化
効 果:自分という存在の範疇の中で7つまでの姿を設定し、その姿に変化することができる。変化できる姿の数はスキルレベルと同数。
どういうこと?
もうちょっと頭の悪い俺に分かる様な説明にしてくれよ鑑定先生。
俺がそう望むと、鑑定先生は気に触ったのかバカな子供に説明するような文章になった。
スキルめい:しちへんげ
こ う か:なりたいじぶんになれるよ。だけどさいしょは1つね。すきるのれべるがあがれば7つまでふやせるよ。
ごめん先生。
俺が悪かった。
さっきのと今のの中間ぐらいでお願いします。
スキル名:七変化
効 果:小さい頃の自分、太った自分、年老いた自分、女になった自分、自分という範疇を超えなければどんな自分にもなれるスキル。設定できる姿の数はスキルレベルと同数。最高スキルレベルは7。なお、変化中は常に微量の魔力を消費する。
なんか素直になったら鑑定先生が優しくなった気がする。
と、思ったら鑑定のレベルが上がっただけだった。
鑑定先生を怒らせるとレベル上がるのだろうか。
まぁいっか。
とにかくこいつは俺の求めているスキルにどんぴしゃだ。
しかも女にも変化できる。
ふぉぉ!夢が広がる。
早速1万ポイントで七変化を取得し、さらに3万ポイントかけてレベルを4まで上げる。
次はなりたい姿の設定だ。
まず何をおいても女の姿だろ。
設定はなりたい自分の姿を思い浮かべて、設定すると念じればいいみたいだ。
俺は20代くらいの女の姿をイメージし、設定する。
おっぱいは平均サイズでね。
よし次、子供の姿でおねショタや女風呂を楽しみたいから子供の姿。
大体7歳くらいの幼い子供をイメージする。
相棒はお子様サイズにしたくないので今より2周りほど押さえたサイズに設定。
それから当初の目的どおり30歳の姿と20歳の姿も設定。
これで4つだ。
あと3つしか変身できない。
最初に設定するということは一度設定したらもう変更はできないと考えていいだろう。
ここからは慎重に3つを決定しないとな。
いや、この際スキルレベルは4までにしておいて3つはまだ空けておくか。
もう少しじっくり考えよう。
今は新しく取得したスキルの検証実験のほうが大事だ。
よ、よし、女になってみるぞ!
いくぞ!!変化!!
ふぁっ!!
しゅごいぃぃ!
はぁ、はぁ、はぁ、これはR15ではお届けすることはできないな。
そんなこんなでおっさんの旅はつづく。
旅も終盤、ここはすでに目的地である辺境領のどん詰まりの1歩手前、ケーティスの町だ。
ここからあと4日も歩けば王国最北の街、アルバーンに到着する。
酒場で聞いた情報によると、全体的に冒険者のレベルが高くて強者がうようよいるらしい。
楽しみだな。
ここまで来たらそろそろ冒険者登録をしておいたほうがいいだろう。
なんかその街で登録してすぐに強くなるとか不自然だからね。
あともう金もないし。
だが異世界ではテンプレートの冒険者登録でひと悶着があるかもしれないな。
俺は期待と不安で胸を膨らませながら、冒険者ギルドに入っていった。
女の姿で。
「あの、冒険者になりたいんですけど……」
総合受付みたいなところにいたギルド職員の女の人にそう尋ねると、登録受付はあちらですと案内された。
それにしても俺の声可愛いなぁ。
いや、ふざけているわけじゃないんだよ。
冒険者ギルドの登録証であるギルドカードには年齢や性別なんかの登録がない。
名前と冒険者ランクくらいしかカードには表示されないんだ。
冒険者ギルド側の名簿にも、出身地や登録したギルド、自己申告でスキルが登録されるくらいで年齢や性別は聞かれないんだ。
一応12歳以下は登録できないというルールはあるけれど、それも自己申告。
本人確認もない。
おそらく名簿の管理も適当だろう。
だったら登録するときは面白いほうがいい。
ケルビムという名前が少し男っぽいけどそんな名前の女の子がいても別に変だとは思われないだろう。
ということで女の姿で来たのだけれど、こいつらすごいギラついた目で見てくるな。
君たちそんなんだからもてないんだぞ。
先日童貞を卒業した先輩の俺がもてる男の振る舞い講座を開いてあげようか?
俺はなんだか面白いことが起きそうな予感を感じながら登録受付に並んだ。
10
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる