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11.成長チートという可能性
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チートと一言に言っても、現在では多岐にわたる。
魔法系チート、フィジカル系チート、メンタル系チート、幸運系チート。
そんなチートの中でも人気なのが成長チートだ。
ステータスやレベルのある世界で、【経験値10倍】や【必要経験値10分の1】などというスキルをもらってグングン理不尽に成長していく主人公。
ストレスフリーで俺tueee好きな人に人気の作品群だ。
僕も前世では大好きだった。
実際に異世界に転生した直後は成長チートが僕にも宿っているんじゃないかと色々なことにチャレンジしてみたけれども惨敗。
スキルという存在を知ったときは自分には隠されたスキルがあるとかそういったことを期待して両親に無理を言って商業ギルドで鑑定を受けたりもしてみたけれどまた惨敗。
商業ギルド職員の鑑定スキルのレベルが低くて僕が神にもらった(はずの)スキルを鑑定できないんじゃないかと両親に訴えてみたけれど鑑定はエクストラスキルなのでレベルはないと論破された。
そんな夢にまで見た成長チート。
それが今僕の手の中にある(はず)。
【?????10倍】これは僕の予想が正しければおそらく【スキル成長10倍】だ。
そして過去にこれを持っていた人というのは、たぶん商業ギルドに正確な情報を渡していない。
だってこんなスキルはチートだから。
もしかしたら僕のように転生者だったのかもしれない。
それとも転移者かな。
あちらの世界からこちらの世界に渡るにあたって神様とか世界の管理者とかに出会ってチートをもらったマジもんのやつだ。
とにかくこれを取得してみれば、すべてがはっきりする。
僕はシルキーさんから買った2つのスキルオーブを握り、古代語で『解放』と唱えた。
スキルオーブはいつものようにペカッと光り、僕の中に吸い込まれていった。
よし、これで僕がチートになったのかどうかがはっきりする。
今のところ変化はないけれど。
僕はいつもの感覚で一通りスキルを使ってみた。
【回転lv3】で煎り豆をギュンギュン回転させ、【生活魔法lv3】で光球を浮かべ、【毛魔法lv3】で髪を一房伸ばしてゆらゆら動かし、【凝縮lv1】で水をコップに凝縮させ、【重力(仮)魔法lv1】でテーブルを軽くし、【魔眼(性別)】は……まあいいや。
これですべてのスキルを使ったかな?あ、あと【チャージ】。
僕は【生活魔法lv3】の着火をチャージする。
虚空に現れた白い光球に魔法が吸い込まれて薄っすらと赤く色が付いた。
なるほど、この【チャージ】というスキルは魔法の貯金箱みたいなものだ。
試しに光球に消えろと念じると消えた。
そしてまた出ろと念じると、さっきの薄っすら赤色になったままの光球が現れる。
そしてまた着火の魔法を近づけると光球に吸い込まれた。
これは使える。
あとは威力の検証か。
それは明日にしよう。
それよりも今は【スキル成長10倍】だ。
特にスキルのレベルに変化はないかな。
これも術者の感覚としか言いようがないんだけど、スキルレベルが上がればスキル保持者には分かるんだ。
僕はもう一度【回転lv3】で煎り豆を回転させる。
皿の中でくるくると独楽のように回転する豆。
後でちゃんとおいしく頂きます。
ん?なんかいつもより回転が強いかな。
僕は煎り豆を限界まで回転させてみる。
キュイーンという音がして煎り豆が弾け飛んだ。
ああ、あとでおいしく頂こうと思ってたのに。
しかしこの威力はなんだ?
もしかしてこの【スキル成長10倍】スキルは成長10倍じゃない?
まさか【スキル効果10倍】とか?
ははは、ななだそれ……。
そんなのチートじゃないか。
こうして僕は、思っていたものではないけれどチートを手に入れた。
翌日だ。
いつものように見習いの森にゴブリン狩りに来た僕は、1匹で歩いているゴブリンを探す。
スキルの検証をするのなら余裕のある状況で行いたい。
僕はしばらく歩いた後、ちょうどよさそうなゴブリンを発見した。
さて、まずは【回転lv3】だ。
僕はゴブリンに気づかれないように後ろから近づき、腰の皮袋からこぶし大の石を取り出して投げる。
指から石が放れる瞬間に【回転lv3】を発動。
ジャイロ回転をかけた石はいつものように真っ直ぐ飛び、ゴブリンの後頭部に当たった。
しかしそこからがいつもと違う。
高速回転している石はゴブリンに当たっても止まらずに後頭部を削る。
ゴブリンの脳漿がぶちまけられ、辺りにはスプラッタな光景が広がる。
「最悪だ……おえっ」
朝食べた黒パンと塩スープを全部リバースした。
しかしすごい威力だ。
単純に回転力が10倍に上がっているのか。
ゴブリンの頭がまるでプリンみたいだ。
おえっ、プリンにごめんなさい。
気を取り直して次の検証にうつろう。
僕はゴブリンの右耳を恐る恐る切り取り、逃げるようにスプラッタ現場を去った。
次は生活魔法かな。
これは元々威力が低いし、効果が10倍になっても普通に役に立つくらいだと思うんだけどな。
僕は試しに光球を10倍で発動してみた。
まぶしッ。
単純に光量が10倍になったみたいだ。
これなら目暗ましに使えるかも。
次にレベル2で使えるようになった凝水だ。
以前は40秒くらいでコップ1杯を満たせるくらいの水が出る魔法だったけれど、10倍で4秒だ。
バシャバシャ水が出て面白い。
これなら身体を洗ったりできるかな。
最後に着火。
これはライターの火くらいの火を指先に灯す魔法だったけれど。
ボッという音と共に松明くらいの火が指先から出た。
うーん使いどころが難しい。
前よりも熱くて攻撃力がありそうだけど別に飛ばせるわけじゃないし。
これは今までどおりでいいかな。
チャージするときには大きい火のほうがいいかもしれない。
【生活魔法lv3】が10倍の効果になるとなかなか使えそうだということが分かった。
あと残っているのは、【毛魔法lv3】と【凝縮lv1】と【重力(仮)魔法lv1】か。
【魔眼(性別】は……まあいいや。
凝縮と重力魔法は多分単純に凝縮できる量と荷物の重さだよな。
試しに背負い袋に【重力(仮)魔法lv1】を発動してみる。
まるでなにも背負っていないみたいに軽い。
今度は逆に重くするイメージで発動。
これは発動しない。
やっぱりできることを10倍に増幅するだけで、できないことができるようになるわけではないか。
今度は【凝縮lv1】で空中から水を凝縮してみる。
片手鍋一杯分くらいの水がバシャリと地面に落ちる。
やっぱりこれは単純に量が増えるだけだった。
さて、残るは【毛魔法lv3】か。
このスキルはまだできることを検証している途中だからな。
レベル1では体毛が自由に伸ばせるだけだった。
ちなみに伸ばすことや生やさないことはできても、伸びた体毛を縮めることはできない。
だから僕は毎回伸びた髪をナイフで切り離している。
レベル1の段階では体毛を自由に操ることはできなかったから僕は髭が生えないようにしたり、髪をロープ代わりにしたりするくらいにしか使っていなかった。
それが変わったのがレベル2になってからだ。
レベル2からは体毛をある程度手足のように操れた。
そしてレベル3ではそれがさらに速く力強くなった。
このスキルの効果を10倍に増幅したら、この体毛を伸ばしたり操ったりが10倍の力で行えるようになるのは確実なんだけど、僕はそれだけではないような気がしている。
このスキルを初めて目にしたときにこのスキルでできそうだと思ったこと。
それは髪を針のように飛ばす。
そう、あの墓場のやつの得意技だ。
体毛を針のように硬くするのは体毛の操作の応用でできそうだけど、飛ばすというのは勝手に脱毛するということだ。
これができれば戦術の幅は広がるし、体毛の処理も捗る。
いっちょやってみっか。
魔法系チート、フィジカル系チート、メンタル系チート、幸運系チート。
そんなチートの中でも人気なのが成長チートだ。
ステータスやレベルのある世界で、【経験値10倍】や【必要経験値10分の1】などというスキルをもらってグングン理不尽に成長していく主人公。
ストレスフリーで俺tueee好きな人に人気の作品群だ。
僕も前世では大好きだった。
実際に異世界に転生した直後は成長チートが僕にも宿っているんじゃないかと色々なことにチャレンジしてみたけれども惨敗。
スキルという存在を知ったときは自分には隠されたスキルがあるとかそういったことを期待して両親に無理を言って商業ギルドで鑑定を受けたりもしてみたけれどまた惨敗。
商業ギルド職員の鑑定スキルのレベルが低くて僕が神にもらった(はずの)スキルを鑑定できないんじゃないかと両親に訴えてみたけれど鑑定はエクストラスキルなのでレベルはないと論破された。
そんな夢にまで見た成長チート。
それが今僕の手の中にある(はず)。
【?????10倍】これは僕の予想が正しければおそらく【スキル成長10倍】だ。
そして過去にこれを持っていた人というのは、たぶん商業ギルドに正確な情報を渡していない。
だってこんなスキルはチートだから。
もしかしたら僕のように転生者だったのかもしれない。
それとも転移者かな。
あちらの世界からこちらの世界に渡るにあたって神様とか世界の管理者とかに出会ってチートをもらったマジもんのやつだ。
とにかくこれを取得してみれば、すべてがはっきりする。
僕はシルキーさんから買った2つのスキルオーブを握り、古代語で『解放』と唱えた。
スキルオーブはいつものようにペカッと光り、僕の中に吸い込まれていった。
よし、これで僕がチートになったのかどうかがはっきりする。
今のところ変化はないけれど。
僕はいつもの感覚で一通りスキルを使ってみた。
【回転lv3】で煎り豆をギュンギュン回転させ、【生活魔法lv3】で光球を浮かべ、【毛魔法lv3】で髪を一房伸ばしてゆらゆら動かし、【凝縮lv1】で水をコップに凝縮させ、【重力(仮)魔法lv1】でテーブルを軽くし、【魔眼(性別)】は……まあいいや。
これですべてのスキルを使ったかな?あ、あと【チャージ】。
僕は【生活魔法lv3】の着火をチャージする。
虚空に現れた白い光球に魔法が吸い込まれて薄っすらと赤く色が付いた。
なるほど、この【チャージ】というスキルは魔法の貯金箱みたいなものだ。
試しに光球に消えろと念じると消えた。
そしてまた出ろと念じると、さっきの薄っすら赤色になったままの光球が現れる。
そしてまた着火の魔法を近づけると光球に吸い込まれた。
これは使える。
あとは威力の検証か。
それは明日にしよう。
それよりも今は【スキル成長10倍】だ。
特にスキルのレベルに変化はないかな。
これも術者の感覚としか言いようがないんだけど、スキルレベルが上がればスキル保持者には分かるんだ。
僕はもう一度【回転lv3】で煎り豆を回転させる。
皿の中でくるくると独楽のように回転する豆。
後でちゃんとおいしく頂きます。
ん?なんかいつもより回転が強いかな。
僕は煎り豆を限界まで回転させてみる。
キュイーンという音がして煎り豆が弾け飛んだ。
ああ、あとでおいしく頂こうと思ってたのに。
しかしこの威力はなんだ?
もしかしてこの【スキル成長10倍】スキルは成長10倍じゃない?
まさか【スキル効果10倍】とか?
ははは、ななだそれ……。
そんなのチートじゃないか。
こうして僕は、思っていたものではないけれどチートを手に入れた。
翌日だ。
いつものように見習いの森にゴブリン狩りに来た僕は、1匹で歩いているゴブリンを探す。
スキルの検証をするのなら余裕のある状況で行いたい。
僕はしばらく歩いた後、ちょうどよさそうなゴブリンを発見した。
さて、まずは【回転lv3】だ。
僕はゴブリンに気づかれないように後ろから近づき、腰の皮袋からこぶし大の石を取り出して投げる。
指から石が放れる瞬間に【回転lv3】を発動。
ジャイロ回転をかけた石はいつものように真っ直ぐ飛び、ゴブリンの後頭部に当たった。
しかしそこからがいつもと違う。
高速回転している石はゴブリンに当たっても止まらずに後頭部を削る。
ゴブリンの脳漿がぶちまけられ、辺りにはスプラッタな光景が広がる。
「最悪だ……おえっ」
朝食べた黒パンと塩スープを全部リバースした。
しかしすごい威力だ。
単純に回転力が10倍に上がっているのか。
ゴブリンの頭がまるでプリンみたいだ。
おえっ、プリンにごめんなさい。
気を取り直して次の検証にうつろう。
僕はゴブリンの右耳を恐る恐る切り取り、逃げるようにスプラッタ現場を去った。
次は生活魔法かな。
これは元々威力が低いし、効果が10倍になっても普通に役に立つくらいだと思うんだけどな。
僕は試しに光球を10倍で発動してみた。
まぶしッ。
単純に光量が10倍になったみたいだ。
これなら目暗ましに使えるかも。
次にレベル2で使えるようになった凝水だ。
以前は40秒くらいでコップ1杯を満たせるくらいの水が出る魔法だったけれど、10倍で4秒だ。
バシャバシャ水が出て面白い。
これなら身体を洗ったりできるかな。
最後に着火。
これはライターの火くらいの火を指先に灯す魔法だったけれど。
ボッという音と共に松明くらいの火が指先から出た。
うーん使いどころが難しい。
前よりも熱くて攻撃力がありそうだけど別に飛ばせるわけじゃないし。
これは今までどおりでいいかな。
チャージするときには大きい火のほうがいいかもしれない。
【生活魔法lv3】が10倍の効果になるとなかなか使えそうだということが分かった。
あと残っているのは、【毛魔法lv3】と【凝縮lv1】と【重力(仮)魔法lv1】か。
【魔眼(性別】は……まあいいや。
凝縮と重力魔法は多分単純に凝縮できる量と荷物の重さだよな。
試しに背負い袋に【重力(仮)魔法lv1】を発動してみる。
まるでなにも背負っていないみたいに軽い。
今度は逆に重くするイメージで発動。
これは発動しない。
やっぱりできることを10倍に増幅するだけで、できないことができるようになるわけではないか。
今度は【凝縮lv1】で空中から水を凝縮してみる。
片手鍋一杯分くらいの水がバシャリと地面に落ちる。
やっぱりこれは単純に量が増えるだけだった。
さて、残るは【毛魔法lv3】か。
このスキルはまだできることを検証している途中だからな。
レベル1では体毛が自由に伸ばせるだけだった。
ちなみに伸ばすことや生やさないことはできても、伸びた体毛を縮めることはできない。
だから僕は毎回伸びた髪をナイフで切り離している。
レベル1の段階では体毛を自由に操ることはできなかったから僕は髭が生えないようにしたり、髪をロープ代わりにしたりするくらいにしか使っていなかった。
それが変わったのがレベル2になってからだ。
レベル2からは体毛をある程度手足のように操れた。
そしてレベル3ではそれがさらに速く力強くなった。
このスキルの効果を10倍に増幅したら、この体毛を伸ばしたり操ったりが10倍の力で行えるようになるのは確実なんだけど、僕はそれだけではないような気がしている。
このスキルを初めて目にしたときにこのスキルでできそうだと思ったこと。
それは髪を針のように飛ばす。
そう、あの墓場のやつの得意技だ。
体毛を針のように硬くするのは体毛の操作の応用でできそうだけど、飛ばすというのは勝手に脱毛するということだ。
これができれば戦術の幅は広がるし、体毛の処理も捗る。
いっちょやってみっか。
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