80 / 159
80.銃刀法
しおりを挟む
「アニキ、なんかヤバイっすよ。逃げたほうがいいんじゃないですか?」
「僕の周辺が一番安全だから、じっとしてて」
とにかく何が起きているのか確かめないと。
僕に解決できるものならばなんとかしてもいいけれど、無理そうなら避難だ。
僕は拓君の家の鳥かごの中に入っているはずのグレイを召喚する。
グレイは身体強化と視力強化、爪硬化スキルを付与した鳩だ。
鳩なので自分で能動的にスキルの練習をするというような複雑な命令は理解できないのか受け付けなかったが、僕が憑依してスキルの練習をしておいたのでそこそこスキルレベルも高い。
隼の垂直落下並みの速度で飛ぶことができ、その視力は遠くのものを正確に捉える。
偵察にはもってこいだろう。
僕は窓を少し開け、外にグレイを放った。
「お客さん、なんですか今の!手品!?」
「あ、ああ、そんなようなものです。なんてったって僕たち〇ーチューバーですから」
「そ、そうですか。すごいんですね、ユーチュー〇ーって……」
なんとかごまかせたかな。
別にスキルの力を隠しているわけではないのだけれど、あまり大っぴらにするようなものではないからね。
人体実験のために拉致監禁されるっていうのはアニメの見すぎかもしれないけれど、なんらかの利益にはしようとする人がいるだろうから。
僕は拓君に自分の身体のことを頼むと、外に放ったグレイに憑依した。
視界が変わり、鳥の目線になる。
スキルを付与したグレイの視界は非常に鮮明だ。
鳩はそもそも目の良い動物だ。
1.5キロ先の人の顔が正確に見えているかもしれないとか以前ネットの記事で読んだことがある。
そこに更にスキルの力だ。
もはや望遠鏡のような視力。
今もパパパッ、パパパッ、という爆竹を爆ざしたような音が断続的に続いている騒動の中心地には近づきたくないので、遠くから物事を正確に見ることができるこの能力は都合が良い。
僕は騒動の中心地が見える位置にある電柱に止まり、焦点を合わせる。
騒動の中心は駅前の交差点のあたりだ。
黒い車が6台止まっている。
一台の車を5台の車が囲んで守護しているような状況のようだ。
囲んだ5台の車を、さらに包囲するように10台くらいの車があちらこちらに配置されて6台の車は完全に進路を塞がれてしまっている。
そしてこのパパパッという音。
これは銃だね。
包囲している10台くらいの車の陰に隠れた男たちが、どう見ても銃のような形をしたものから銃弾のようなものを発射している。
視力強化というスキルは動体視力まで強化するのか、発射されている銃弾がはっきりと見える。
これはすごい、あちらの世界に帰ったら僕の分も買おう。
でもこれはどういうことなんだろうか。
僕の記憶が正しければ、日本という国は銃を持っているだけで逮捕されるみたいな法律があったはずだ。
ましてや、街中でぶっ放して平気なはずはない。
日本で銃を持っている人たちと言われて思い浮かぶのは官憲側では警察や自衛隊、非合法側では暴力団などだろうか。
あれはどう見ても警察や自衛隊ではない。
でも、暴力団っていう感じでもないんだよな。
皆無表情で、キビキビとした動き。
いかにもお国のためにお仕事してますっていう感じ。
要するに軍人さんっぽい。
でも自衛隊は、日本の街中でいきなり銃を撃ったりはしないはずだ。
ということは外国の軍人さんということになる。
そんな人たちが日本に武器を持って入ってきたら、普通は止められるはずだ。
じゃああの人たちは日本という国に銃を持って入ることを認められた人、もしくは気付かれないように日本に入国した人のどちらかだろう。
十中八九後者だろう。
密入国した外国の工作員ってことだ。
なんであの6台の車を包囲してるんだろう。
あの5台の車に守られている真ん中の車が怪しいな。
あそこに何かがあるような気がする。
おそらくあの1台の中の物もしくは人が外国の工作員の狙いなんじゃないだろうか。
車の中が気になるな。
でも横の窓はスモークガラスだから中が見えない。
さすがにフロントガラスはスモークにできないはずだ。
僕は車の正面が見える位置に移動する。
さて、中はどうなっているのかな。
うーん、やっぱり銃弾が飛び交っているからなのかみんな姿勢を低くしていて誰が何人乗っているのかわからないな。
運転席と助手席は短髪だし、肌の質感から男だと思うんだよ。
この感じだと後ろに乗ってるのは外国の政治家とかかな。
あの車は全部の窓が防弾ガラスになっているようで、ヒビだらけになってはいるものの未だ割れていない。
でもそれも時間の問題だろう。
なんとかしないとヤバイと思うんだけどな。
僕はもう少しだけ様子を見る。
だれか助けに来ないのだろうか。
警察とか、自衛隊とか。
警察官っぽい人が3人銃を構えて遠巻きに見ているが、何の意味も無さそうな気がする。
あきらかに駅前の交番のおまわりさんでは役不足だ。
普通の犯罪であったなら警察の出番だと思うんだけど、こういう場合はどうなるんだろうか。
犯人が他国の軍人っぽい場合。
僕がそんなことを考えていると、丁度警察車両のサイレンが聞こえてきた。
やっと警察のお出ましか。
そちらに目を向けると、警察車両が8台こちらに走ってきていた。
ちょっと少ないような気もするけれど、事態は好転するだろう。
パトカーが拡声器を使って道を塞いでいる車をどかすように告げる。
ああ、そうだね、日本の警察はそうだよ。
平和ボケしている。
銃で一方的に襲撃されている場面に、その呼びかけはあまりにも間抜けに過ぎる。
外国の軍人さんっぽい男たちは、警察車両に向かって発砲する。
警察官たちは警察車両の陰に隠れてやり過ごす。
何人か身体から血を流している人もいるみたいだ。
被弾したのだろう。
しきりに無線で応援を呼んでいる声が聞こえてくる。
装備も拳銃しか持っていないみたいだし、あの軍人さんたちが持っている連射できるライフル銃みたいな銃には太刀打ちできなさそうだ。
これはダメだな。
諦めて自分の身体に戻ろうとしたとき、男達が封鎖している交差点の一方向から大きなトレーラーが猛スピードで突っ込んでくるのが見えた。
男たちは慌てて両脇に退避する。
トレーラーは車道を塞いでいた車を吹き飛ばしながら中心の車に向かい、銃弾から車を守るように止まった。
一時的に銃弾の雨から解放された車から黒服の男たちが降りてくる。
そして中心にあった1台の車からも4人の黒服が降り、最後にひとりの女が降車した。
その女はピシッとした黒のパンツスーツを着て、いかにもなアタッシュケースを持っていた。
しかしそんなことは些細なことだ。
僕の目はその女の身体の一部に釘付けになる。
女の胸部。
胸。
おっぱいだ。
なんというデカさ。
乳袋というものが現実に存在していたなんて僕は初めて知ったよ。
ジャケットで軽く隠れてはいるものの、その内側のブラウスは女の身体にピッタリとフィットしてその美しい形を際立てている。
そういう形に仕立てたかのような服だが、おそらくあれは普通のブラウスなはずだ。
それを彼女が着ることによって、あのような扇情的な見た目になってしまっているのだ。
なんというわがままボディ。
僕は自分の身体に戻ってこの騒動に介入することを決めた。
「僕の周辺が一番安全だから、じっとしてて」
とにかく何が起きているのか確かめないと。
僕に解決できるものならばなんとかしてもいいけれど、無理そうなら避難だ。
僕は拓君の家の鳥かごの中に入っているはずのグレイを召喚する。
グレイは身体強化と視力強化、爪硬化スキルを付与した鳩だ。
鳩なので自分で能動的にスキルの練習をするというような複雑な命令は理解できないのか受け付けなかったが、僕が憑依してスキルの練習をしておいたのでそこそこスキルレベルも高い。
隼の垂直落下並みの速度で飛ぶことができ、その視力は遠くのものを正確に捉える。
偵察にはもってこいだろう。
僕は窓を少し開け、外にグレイを放った。
「お客さん、なんですか今の!手品!?」
「あ、ああ、そんなようなものです。なんてったって僕たち〇ーチューバーですから」
「そ、そうですか。すごいんですね、ユーチュー〇ーって……」
なんとかごまかせたかな。
別にスキルの力を隠しているわけではないのだけれど、あまり大っぴらにするようなものではないからね。
人体実験のために拉致監禁されるっていうのはアニメの見すぎかもしれないけれど、なんらかの利益にはしようとする人がいるだろうから。
僕は拓君に自分の身体のことを頼むと、外に放ったグレイに憑依した。
視界が変わり、鳥の目線になる。
スキルを付与したグレイの視界は非常に鮮明だ。
鳩はそもそも目の良い動物だ。
1.5キロ先の人の顔が正確に見えているかもしれないとか以前ネットの記事で読んだことがある。
そこに更にスキルの力だ。
もはや望遠鏡のような視力。
今もパパパッ、パパパッ、という爆竹を爆ざしたような音が断続的に続いている騒動の中心地には近づきたくないので、遠くから物事を正確に見ることができるこの能力は都合が良い。
僕は騒動の中心地が見える位置にある電柱に止まり、焦点を合わせる。
騒動の中心は駅前の交差点のあたりだ。
黒い車が6台止まっている。
一台の車を5台の車が囲んで守護しているような状況のようだ。
囲んだ5台の車を、さらに包囲するように10台くらいの車があちらこちらに配置されて6台の車は完全に進路を塞がれてしまっている。
そしてこのパパパッという音。
これは銃だね。
包囲している10台くらいの車の陰に隠れた男たちが、どう見ても銃のような形をしたものから銃弾のようなものを発射している。
視力強化というスキルは動体視力まで強化するのか、発射されている銃弾がはっきりと見える。
これはすごい、あちらの世界に帰ったら僕の分も買おう。
でもこれはどういうことなんだろうか。
僕の記憶が正しければ、日本という国は銃を持っているだけで逮捕されるみたいな法律があったはずだ。
ましてや、街中でぶっ放して平気なはずはない。
日本で銃を持っている人たちと言われて思い浮かぶのは官憲側では警察や自衛隊、非合法側では暴力団などだろうか。
あれはどう見ても警察や自衛隊ではない。
でも、暴力団っていう感じでもないんだよな。
皆無表情で、キビキビとした動き。
いかにもお国のためにお仕事してますっていう感じ。
要するに軍人さんっぽい。
でも自衛隊は、日本の街中でいきなり銃を撃ったりはしないはずだ。
ということは外国の軍人さんということになる。
そんな人たちが日本に武器を持って入ってきたら、普通は止められるはずだ。
じゃああの人たちは日本という国に銃を持って入ることを認められた人、もしくは気付かれないように日本に入国した人のどちらかだろう。
十中八九後者だろう。
密入国した外国の工作員ってことだ。
なんであの6台の車を包囲してるんだろう。
あの5台の車に守られている真ん中の車が怪しいな。
あそこに何かがあるような気がする。
おそらくあの1台の中の物もしくは人が外国の工作員の狙いなんじゃないだろうか。
車の中が気になるな。
でも横の窓はスモークガラスだから中が見えない。
さすがにフロントガラスはスモークにできないはずだ。
僕は車の正面が見える位置に移動する。
さて、中はどうなっているのかな。
うーん、やっぱり銃弾が飛び交っているからなのかみんな姿勢を低くしていて誰が何人乗っているのかわからないな。
運転席と助手席は短髪だし、肌の質感から男だと思うんだよ。
この感じだと後ろに乗ってるのは外国の政治家とかかな。
あの車は全部の窓が防弾ガラスになっているようで、ヒビだらけになってはいるものの未だ割れていない。
でもそれも時間の問題だろう。
なんとかしないとヤバイと思うんだけどな。
僕はもう少しだけ様子を見る。
だれか助けに来ないのだろうか。
警察とか、自衛隊とか。
警察官っぽい人が3人銃を構えて遠巻きに見ているが、何の意味も無さそうな気がする。
あきらかに駅前の交番のおまわりさんでは役不足だ。
普通の犯罪であったなら警察の出番だと思うんだけど、こういう場合はどうなるんだろうか。
犯人が他国の軍人っぽい場合。
僕がそんなことを考えていると、丁度警察車両のサイレンが聞こえてきた。
やっと警察のお出ましか。
そちらに目を向けると、警察車両が8台こちらに走ってきていた。
ちょっと少ないような気もするけれど、事態は好転するだろう。
パトカーが拡声器を使って道を塞いでいる車をどかすように告げる。
ああ、そうだね、日本の警察はそうだよ。
平和ボケしている。
銃で一方的に襲撃されている場面に、その呼びかけはあまりにも間抜けに過ぎる。
外国の軍人さんっぽい男たちは、警察車両に向かって発砲する。
警察官たちは警察車両の陰に隠れてやり過ごす。
何人か身体から血を流している人もいるみたいだ。
被弾したのだろう。
しきりに無線で応援を呼んでいる声が聞こえてくる。
装備も拳銃しか持っていないみたいだし、あの軍人さんたちが持っている連射できるライフル銃みたいな銃には太刀打ちできなさそうだ。
これはダメだな。
諦めて自分の身体に戻ろうとしたとき、男達が封鎖している交差点の一方向から大きなトレーラーが猛スピードで突っ込んでくるのが見えた。
男たちは慌てて両脇に退避する。
トレーラーは車道を塞いでいた車を吹き飛ばしながら中心の車に向かい、銃弾から車を守るように止まった。
一時的に銃弾の雨から解放された車から黒服の男たちが降りてくる。
そして中心にあった1台の車からも4人の黒服が降り、最後にひとりの女が降車した。
その女はピシッとした黒のパンツスーツを着て、いかにもなアタッシュケースを持っていた。
しかしそんなことは些細なことだ。
僕の目はその女の身体の一部に釘付けになる。
女の胸部。
胸。
おっぱいだ。
なんというデカさ。
乳袋というものが現実に存在していたなんて僕は初めて知ったよ。
ジャケットで軽く隠れてはいるものの、その内側のブラウスは女の身体にピッタリとフィットしてその美しい形を際立てている。
そういう形に仕立てたかのような服だが、おそらくあれは普通のブラウスなはずだ。
それを彼女が着ることによって、あのような扇情的な見た目になってしまっているのだ。
なんというわがままボディ。
僕は自分の身体に戻ってこの騒動に介入することを決めた。
25
あなたにおすすめの小説
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。
異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』
見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装…
俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。
突然の事で戸惑うクラスメート達…
だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。
「またか…」
王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。
そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。
そして俺はというと…?
『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』
「それよりも不知火君は何を得たんだ?」
イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。
俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。
その場にいた者達は、俺の加護を見ると…
「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。
『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』
王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。
まぁ、その方が気楽で良い。
そして正義は、リーダーとして皆に言った。
「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」
正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。
「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」
「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」
「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」
「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」
「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」
「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」
「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」
俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。
「その…鎧と剣は?」
「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」
「今迄って…今回が2回目では無いのか?」
「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」
俺はうんざりしながら答えた。
そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。
いずれの世界も救って来た。
そして今度の世界は…?
6月22日
HOTランキングで6位になりました!
6月23日
HOTランキングで4位になりました!
昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°.
6月24日
HOTランキングで2位になりました!
皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
莫大な遺産を相続したら異世界でスローライフを楽しむ
翔千
ファンタジー
小鳥遊 紅音は働く28歳OL
十八歳の時に両親を事故で亡くし、引き取り手がなく天涯孤独に。
高校卒業後就職し、仕事に明け暮れる日々。
そんなある日、1人の弁護士が紅音の元を訪ねて来た。
要件は、紅音の母方の曾祖叔父が亡くなったと言うものだった。
曾祖叔父は若い頃に単身外国で会社を立ち上げ生涯独身を貫いき、血縁者が紅音だけだと知り、曾祖叔父の遺産を一部を紅音に譲ると遺言を遺した。
その額なんと、50億円。
あまりの巨額に驚くがなんとか手続きを終える事が出来たが、巨額な遺産の事を何処からか聞きつけ、金の無心に来る輩が次々に紅音の元を訪れ、疲弊した紅音は、誰も知らない土地で一人暮らしをすると決意。
だが、引っ越しを決めた直後、突然、異世界に召喚されてしまった。
だが、持っていた遺産はそのまま異世界でも使えたので、遺産を使って、スローライフを楽しむことにしました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる