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102.氷竜王グランフロスト2
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あちらが下僕を召喚して総力で来るのならば、僕も総力で出迎えなければならない。
僕は全てのガルーダとゴブリンを召喚した。
まさかガルーダを全て召喚することになるとはね。
ガルーダは全部で8羽。
変異種へと変わったデイジーとバラライカ。
それに東京の街でおっぱいお嬢様たちを乗せたアイザック、グレゴリー、アレシアの3羽。
残りの3羽は右からアーロン、ニコラス、アナスタシアだ。
オス、オス、メス。
ちなみに全員独身男女たちだ。
子育て中のガルーダを使役するなんて可哀想なまね、僕がするわけないでしょ。
デイジーとバラライカ以外も、一応あちらの世界でスキルのレベル上げはしてあるけれど新しいスキルも買い与えていないし変異種にもなっていない。
しかし普通のブルードラゴンの相手くらいなら余裕を持ってすることができるだろう。
「お前達は普通の鱗の色をしたブルードラゴンを狩るんだ。でも殺すんじゃないぞ。あれは全部僕が貰うんだから」
「「グェェェェェェェェッ!!(了解でございます!)」」
「「ギェェェェェェェェッ!!(やってやります!)」」
「「ピェェェェェェェェッ!!(委細承知!)」」
ゴブアイスとゴブサンダー、ゴブヒール以外のゴブリン達には地上からの魔法攻撃を担当させよう。
他のゴブリンたちにはガルーダに乗って戦う訓練はさせていない。
そのため、それしかやれることは無いのだ。
まあ全員レベル10の魔法スキルを身につけているから、それだけでも十分ドラゴンたちへの牽制になるだろう。
「お前達はとにかく撃ちまくれ、味方に当てないように気をつけろ。狙えるなら翼や足を狙え」
「「「グギャ(了解)」」」
残った3匹のうち、ゴブヒールは後方で待機だ。
怪我人が出たときに、即座に治療に向かうことができる準備をしておく。
僕の後ろが一番安全なので、そこらへんかな。
一応ゴブ次郎にも警護をさせる。
そして最後、決め手となる戦力はやはり2組のゴブリンとガルーダだ。
デイジー、バラライカ、ゴブアイス、ゴブ之進、この4匹には敵ドラゴンの中の変異種を相手にしてもらう。
チラホラとアイスブルーの鱗をした凶悪そうなドラゴンが混じっているんだ。
あれは他のガルーダやゴブリンには少し荷が重い。
勝てないことはないだろうけれど、手傷を負う可能性が高い。
安全に狩れる戦力があるのだから、そちらをぶつけるべきだ。
「よし、お前達がこの戦いの肝だ。お前達なら負けることは無いと思うが、くれぐれも油断するな。油断したら死ぬぞ」
「クェェェェェェェッ(了解っ)」
「グギャギャ(分かっております)」
「キェェェェェェェッ(強敵ですね)」
「グギャギャ(任せてください)」
「よし、状況開始だ!!」
ガルーダは飛び立ち、ゴブリンは配置に付く。
ドラゴンの軍勢はもはや目と鼻の先まで近づいていた。
ブレス攻撃や魔法が飛んでくるが、氷竜王から僕の能力を聞いているようで直撃はしないコースのものが多い。
地面に当てて、礫片などを飛ばして間接的に攻撃しようという算段なのかもしれない。
甘いな、甘すぎるよ。
1発で大地を灼熱地獄に変えるような氷竜王のブレスならともかく、ちょっと小石を吹き飛ばして喜んでいるような子トカゲのブレスなどは僕の敵ではない。
飛んでくる礫片はすべて反転魔法にその力を消されて地面に転がった。
舐めていると痛い目にあうということを、思い知らせてあげよう。
食らえ、水の杭×100。
「「「グギャァァァァァァァッ」」」
高速回転する水の杭が100本無差別の方向に飛んでいき、運の悪いブルードラゴンを貫いていく。
仮にもドラゴンだ、このくらいでは死なないだろう。
液体窒素の杭だったら運悪く死んでしまう個体もあっただろうけどね。
「よし、お前達どんどん撃て」
そこからは蹂躙だ。
ドラゴンからしてみたら塵芥のような魔物であるゴブリンから、レベル10の強力な魔法攻撃が放たれるのだ。
地獄のような光景だ。
『貴様、人間の分際でかような戦力を持ち、まだ我の力を欲するか』
「別に力を求めているわけじゃない」
『ならばなんのために我を使役する』
「なんとなく」
『貴様に聞いた我が悪かった。一度死んで、あの世でもっとマシな脳みそに生まれ変わらせてもらうといい』
「そういうのはもう間に合ってるんだよ」
それだけ言うと、僕と氷竜王はまたぶつかり合う。
液体窒素の杭を、今度はすべて氷竜王に向けて放つ。
お返しとばかりに真・ドラゴンブレスが飛んでくる。
僕の手前50メートル地点くらいに当たり、冷えて固まろうとしていた大地を強制的に煮え立たせる。
くそ、僕はこの程度では死ななくてもゴブリンたちが危ないな。
「僕はこの場を離れる。お前達は各自の判断で戦え。最優先は自分の命だ」
一番近くを飛んでいたアナスタシアを捕まえ、空へと上がった。
空中戦だ。
空の王であるドラゴンが乗ってこないはずがない。
『ドラゴンを相手に空中戦を挑むとは、その意気や良し』
「それはどうも。負けたら恥ずかしいよ」
『竜の王に敗北は無い』
「じゃあ負けたら僕の下僕になってよ」
『良かろう。いざ、参る』
ドラゴンを統べる王が、空を掴むように羽ばたいた。
向こうもこちらも高速飛行のスキルは共に10。
しかし向こうのほうが図体がでかい分、スピードはこちらに分がある。
問題は、僕に決定打となる攻撃手段が無いということだ。
ビームスキルをこれから切り札にしようと思っていた矢先だ。
まだビームスキルはレベル1であるし、今日の分の限度数も使ってしまった。
他に攻撃力の高い攻撃といえば、液体窒素の杭を高速回転させながら打ち出す攻撃か。
あれは先ほど使ってみたが、氷竜王の鱗をを破り血を流させることくらいならできるようだ。
しかしそれで屈服させられるほどの傷を与えることができるかと言われると、微妙だな。
何万の杭を撃たなければならないのか、分からない。
しかし他に何かあったかな。
こうしているうちにも氷竜王は僕の周りを飛び回り、魔法攻撃を雨あられと降らせる。
アナスタシアも素早い飛行で避けてはくれているが、零れた攻撃が僕の反転魔法に当たって跳ね返る。
このままでは魔力が尽きてしまう。
帝国軍人ポルコ・レイアースとの戦いでは、魔力の量が僕のほうが多かったから勝てたんだ。
しかしドラゴン相手に魔力量で勝負を挑むのは無謀だろう。
何かなかったかな。
そういえば、前に面白半分で作ったアレがあったな。
アレを使ってみようかな。
そうと決まればゴブリンの誰かに向こうに取りに行ってもらわなければならない。
今のところ怪我をした者は居ないようなので、ゴブヒールに行ってもらおう。
一人では運べないだろうから塹壕を掘り終わって暇そうなゴブアースと、植物魔法では高速で飛び回るドラゴンのスピードに付いていけていないゴブプラントにも行ってもらおう。
僕は3匹を送還し、拓君の家に置いたままにされているアレを取ってきてくれるようにお願いする。
あちらに送って10分ほど経って、思念波で召喚準備OKとの返事があった。
あちらの世界の時間の流れでは2分ほどしか経っていないだろう。
急いでくれてありがとう。
僕はゴブヒールたちをこちらに呼び戻す。
アナスタシアの背中の上に、それを持った3匹が現れる。
あまりの重さに、アナスタシアの高度が少し下がった。
「よくやってくれた。これで勝負を決めるぞ。3匹は向こうの世界で待っていてくれ」
僕は3匹を送還し、ゴブリン達が協力して持っていたそれを毛魔法の触腕で持ち上げる。
これは重たい。
レベル10となって、人智を超えた力を宿す毛魔法の触腕でもしっかりとした重さを感じる。
まあそれはすべて鉄で出来ているのだから当たり前だ。
それ、とは一言で言ってしまえば巨大な手裏剣だ。
湾曲した鋭利な刃が4本外側に広がる巨大な投擲武器。
それはきっと、強大なドラゴンの心さえも刈り取ってくれるに違いない。
僕は全てのガルーダとゴブリンを召喚した。
まさかガルーダを全て召喚することになるとはね。
ガルーダは全部で8羽。
変異種へと変わったデイジーとバラライカ。
それに東京の街でおっぱいお嬢様たちを乗せたアイザック、グレゴリー、アレシアの3羽。
残りの3羽は右からアーロン、ニコラス、アナスタシアだ。
オス、オス、メス。
ちなみに全員独身男女たちだ。
子育て中のガルーダを使役するなんて可哀想なまね、僕がするわけないでしょ。
デイジーとバラライカ以外も、一応あちらの世界でスキルのレベル上げはしてあるけれど新しいスキルも買い与えていないし変異種にもなっていない。
しかし普通のブルードラゴンの相手くらいなら余裕を持ってすることができるだろう。
「お前達は普通の鱗の色をしたブルードラゴンを狩るんだ。でも殺すんじゃないぞ。あれは全部僕が貰うんだから」
「「グェェェェェェェェッ!!(了解でございます!)」」
「「ギェェェェェェェェッ!!(やってやります!)」」
「「ピェェェェェェェェッ!!(委細承知!)」」
ゴブアイスとゴブサンダー、ゴブヒール以外のゴブリン達には地上からの魔法攻撃を担当させよう。
他のゴブリンたちにはガルーダに乗って戦う訓練はさせていない。
そのため、それしかやれることは無いのだ。
まあ全員レベル10の魔法スキルを身につけているから、それだけでも十分ドラゴンたちへの牽制になるだろう。
「お前達はとにかく撃ちまくれ、味方に当てないように気をつけろ。狙えるなら翼や足を狙え」
「「「グギャ(了解)」」」
残った3匹のうち、ゴブヒールは後方で待機だ。
怪我人が出たときに、即座に治療に向かうことができる準備をしておく。
僕の後ろが一番安全なので、そこらへんかな。
一応ゴブ次郎にも警護をさせる。
そして最後、決め手となる戦力はやはり2組のゴブリンとガルーダだ。
デイジー、バラライカ、ゴブアイス、ゴブ之進、この4匹には敵ドラゴンの中の変異種を相手にしてもらう。
チラホラとアイスブルーの鱗をした凶悪そうなドラゴンが混じっているんだ。
あれは他のガルーダやゴブリンには少し荷が重い。
勝てないことはないだろうけれど、手傷を負う可能性が高い。
安全に狩れる戦力があるのだから、そちらをぶつけるべきだ。
「よし、お前達がこの戦いの肝だ。お前達なら負けることは無いと思うが、くれぐれも油断するな。油断したら死ぬぞ」
「クェェェェェェェッ(了解っ)」
「グギャギャ(分かっております)」
「キェェェェェェェッ(強敵ですね)」
「グギャギャ(任せてください)」
「よし、状況開始だ!!」
ガルーダは飛び立ち、ゴブリンは配置に付く。
ドラゴンの軍勢はもはや目と鼻の先まで近づいていた。
ブレス攻撃や魔法が飛んでくるが、氷竜王から僕の能力を聞いているようで直撃はしないコースのものが多い。
地面に当てて、礫片などを飛ばして間接的に攻撃しようという算段なのかもしれない。
甘いな、甘すぎるよ。
1発で大地を灼熱地獄に変えるような氷竜王のブレスならともかく、ちょっと小石を吹き飛ばして喜んでいるような子トカゲのブレスなどは僕の敵ではない。
飛んでくる礫片はすべて反転魔法にその力を消されて地面に転がった。
舐めていると痛い目にあうということを、思い知らせてあげよう。
食らえ、水の杭×100。
「「「グギャァァァァァァァッ」」」
高速回転する水の杭が100本無差別の方向に飛んでいき、運の悪いブルードラゴンを貫いていく。
仮にもドラゴンだ、このくらいでは死なないだろう。
液体窒素の杭だったら運悪く死んでしまう個体もあっただろうけどね。
「よし、お前達どんどん撃て」
そこからは蹂躙だ。
ドラゴンからしてみたら塵芥のような魔物であるゴブリンから、レベル10の強力な魔法攻撃が放たれるのだ。
地獄のような光景だ。
『貴様、人間の分際でかような戦力を持ち、まだ我の力を欲するか』
「別に力を求めているわけじゃない」
『ならばなんのために我を使役する』
「なんとなく」
『貴様に聞いた我が悪かった。一度死んで、あの世でもっとマシな脳みそに生まれ変わらせてもらうといい』
「そういうのはもう間に合ってるんだよ」
それだけ言うと、僕と氷竜王はまたぶつかり合う。
液体窒素の杭を、今度はすべて氷竜王に向けて放つ。
お返しとばかりに真・ドラゴンブレスが飛んでくる。
僕の手前50メートル地点くらいに当たり、冷えて固まろうとしていた大地を強制的に煮え立たせる。
くそ、僕はこの程度では死ななくてもゴブリンたちが危ないな。
「僕はこの場を離れる。お前達は各自の判断で戦え。最優先は自分の命だ」
一番近くを飛んでいたアナスタシアを捕まえ、空へと上がった。
空中戦だ。
空の王であるドラゴンが乗ってこないはずがない。
『ドラゴンを相手に空中戦を挑むとは、その意気や良し』
「それはどうも。負けたら恥ずかしいよ」
『竜の王に敗北は無い』
「じゃあ負けたら僕の下僕になってよ」
『良かろう。いざ、参る』
ドラゴンを統べる王が、空を掴むように羽ばたいた。
向こうもこちらも高速飛行のスキルは共に10。
しかし向こうのほうが図体がでかい分、スピードはこちらに分がある。
問題は、僕に決定打となる攻撃手段が無いということだ。
ビームスキルをこれから切り札にしようと思っていた矢先だ。
まだビームスキルはレベル1であるし、今日の分の限度数も使ってしまった。
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しかしそれで屈服させられるほどの傷を与えることができるかと言われると、微妙だな。
何万の杭を撃たなければならないのか、分からない。
しかし他に何かあったかな。
こうしているうちにも氷竜王は僕の周りを飛び回り、魔法攻撃を雨あられと降らせる。
アナスタシアも素早い飛行で避けてはくれているが、零れた攻撃が僕の反転魔法に当たって跳ね返る。
このままでは魔力が尽きてしまう。
帝国軍人ポルコ・レイアースとの戦いでは、魔力の量が僕のほうが多かったから勝てたんだ。
しかしドラゴン相手に魔力量で勝負を挑むのは無謀だろう。
何かなかったかな。
そういえば、前に面白半分で作ったアレがあったな。
アレを使ってみようかな。
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僕は3匹を送還し、拓君の家に置いたままにされているアレを取ってきてくれるようにお願いする。
あちらに送って10分ほど経って、思念波で召喚準備OKとの返事があった。
あちらの世界の時間の流れでは2分ほどしか経っていないだろう。
急いでくれてありがとう。
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アナスタシアの背中の上に、それを持った3匹が現れる。
あまりの重さに、アナスタシアの高度が少し下がった。
「よくやってくれた。これで勝負を決めるぞ。3匹は向こうの世界で待っていてくれ」
僕は3匹を送還し、ゴブリン達が協力して持っていたそれを毛魔法の触腕で持ち上げる。
これは重たい。
レベル10となって、人智を超えた力を宿す毛魔法の触腕でもしっかりとした重さを感じる。
まあそれはすべて鉄で出来ているのだから当たり前だ。
それ、とは一言で言ってしまえば巨大な手裏剣だ。
湾曲した鋭利な刃が4本外側に広がる巨大な投擲武器。
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