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103.氷竜王グランフロスト3
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「アナスタシア、氷竜王の後ろを取ってくれ」
「ピェェェェェェッ(頑張る)」
アナスタシアは加速する。
重たい鉄の塊を乗せて大変だろうけど、あと少しなのでどうか頑張ってほしい。
氷竜王も黙ってやられるようなドラゴンではない。
跳ね返されることを警戒してか、真・ドラゴンブレスは撃って来ないけれど自分が当たっても問題ないレベルの魔法攻撃や冷気ブレスを雨あられと放ってくる。
気温が下がって寒いので、僕にとってはなかなか有効な攻撃だ。
跳ね返しても気温は下がる。
そしてたまに金の瞳が光って魔眼が発動される。
これが一番厄介だ。
僕は氷冷耐性を持っているので死ぬようなことにはならないが、アナスタシアは違う。
目から放たれる青い光を一瞬でも見てしまうと体温がガッツリと持っていかれるので、避けるのは難しい。
相手の目を見ないように戦うなんて、車〇眼対策に何年も訓練を重ねた緑タイツの人くらいしかできっこない。
当然アナスタシアも多少なりとも目から出る光を見てしまい、寒さで身体が硬直してしまっている。
不味いねこれは。
「ゴブ次郎」
「グギャ(ここに)」
やっぱりいたか。
一流の忍であるゴブ次郎なら必ずどこかに忍んでいると思っていたけれど、まさかアナスタシアのお腹の袋の中に居るとは。
セクハラだぞ。
ゴブ次郎はアナスタシアの身体をよじ登って僕の隣にやってくる。
「ゴブ次郎、分かっているな?あのスキルだ」
「グギャギャ(承知)」
ゴブ次郎はひとつのスキルを発動する。
それは以前奴隷時代に鉱山でザイードさんにこっそり買ってきてもらった銀貨10枚のスキルのうちのひとつ、温風だ。
ゴブ次郎はアナスタシアのフワフワの羽毛に手を付き、温かい風を吹かせる。
「ピェェェェェェ……」
アナスタシアは気持ち良さそうな鳴き声を漏らす。
少し風が当たる僕も気持ちいい。
まるでコタツの中の空気のように暖かい。
「よし、ゴブ次郎そのままの状態を維持していてくれ。アナスタシア、今のうちにやろう」
「グギャ(了解)」
「ピェェェェェェッ!!(やったる!!)」
アナスタシアは身体が温まってスピードを速めた。
『くっ、ちょこざいな!』
氷竜王の尻尾による一撃が来る。
しかしそれは悪手だ。
僕にとって直接攻撃ほど相性のいいものは無い。
『ぐぁぁぁぁぁっ』
氷竜王は尻尾を弾き返されて体勢を大きく崩す。
隙ができた。
僕は巨大な手裏剣を大きく振りかぶって、ブンブンと3周半振り回す。
何度も練習したリリースポイントで回転スキルを発動し、触腕を手裏剣から放す。
高速回転する巨大な手裏剣の輪郭は、実物よりも幾分か大きく見えた。
ピュインという空気を裂く音がして、弧を描きながら手裏剣は氷竜王の脇腹のあたりに接触する。
ダンプカー同士の交通事故みたいな音がして、氷竜王の右脇腹から鮮血が噴出した。
『がぁぁぁぁぁっ』
もはや声になっていないような叫び声が僕の頭の中に響き渡る。
氷竜王は緩やかに高度を落としていった。
僕も追随するように高度を落とす。
やがて氷竜王は地面に墜落する。
しかし僕が直前に設置した反転魔法のおかげで激突はしなかった。
力なく横たわる氷竜王の金の瞳には、すでに戦意は無かった。
僕もアナスタシアの背中から下り、氷竜王に近づく。
『まさか人間にここまで手酷くやられるとはな……』
「僕と契約してくれる?」
『竜の王たるもの一度した約束は守らなければならない。貴様との契約に応じよう』
「ありがとう」
僕は使役魔法を飛ばして契約を結ぶ。
そしてゴブヒールを呼び出す。
氷竜王グランフロストはかなりの重症を負っている。
早く治療をしなければ。
『ありがたいが、それには及ばぬ』
氷竜王の身体が青い光に包まれ、その光が小さく凝縮されていく。
光が晴れてそこに居たのは、綺麗なアイスブルーの髪に金の瞳をした絶世の美女だった。
美人だとかそんなことはどうでもいいことだ。
なにせその女の人は服を着ていなかった。
生まれたままの姿の女の人が僕の目の前にいたのだ。
僕は冷静に観察する。
髪はさらさらのストレート、長さは腰くらいまである。
顔は小さく、堀の深い欧米人のような顔立ち。
口元にほくろがあって色っぽい。
そしてなによりむき出しのおっぱいだ。
手のひらには到底収まらなさそうなロケット型のおっぱいが惜し気も無くさらけ出されている。
なんという重量感だ。
しかし太っているというわけではない。
その下のウエストはキュッと引き締まっていて筋肉質。
腹筋もわずかに割れている。
その下はとてもではないがR15では描写することはできない。
なんという圧倒的な美。
そしてエロスだ。
芸術作品には女の人の裸をモチーフにしたものが多いけれど、こういうことだったんだ。
おそらく歴々の高名な芸術家達はこの美を伝えたかったのだろう。
その美と匂い立つようなエロスからは、神から人間へのメッセージのようなものを感じる。
人間よ子孫を増やせ、と。
分かりました神様、しかし僕のような童貞はどうしたらいいのでしょうか。
え?他の人に伝えたらいい?この気持ちを?
そういうことですか。
みんな同じなんだ。
ピカソもルノアールもダヴィンチも、みんな童貞で、だからこそ自分ではない誰かにその神からのメッセージを伝えようとしたのだね。
今なら分かるよ、その気持ちが。
僕も下手くそな粘土細工でも作りたくなってきたから。
肩をポンと叩かれて正気に戻る。
ゴブ次郎が気を利かせてくれたようだ。
本当に気の利くゴブリンだ。
それにしても危なかった。
危うく芸術家になるところだったよ。
不器用な僕なんかではきっと食うに困って犯罪にでも手を出してしまうに違いなかった。
ありがとうゴブ次郎、あとでお前の好きなすっぱ〇ーチョを買ってあげよう。
「この姿が何か不思議か?」
不思議かどうかで聞かれれば不思議だよね。
女体の不思議。
うそうそ、スキルのことだ。
「そんなスキルは見当たらなかったけど」
「鑑定では見えんよ。これは種族スキルだ。ドラゴンや竜と種族に付くものは皆持っておる。しかしスキルレベルの上限は30と高い。10以下では人の姿は10秒と持たんだろうよ」
ああ、だから普通のブルードラゴンとかは使えないのか。
しかし鑑定で見えないスキルがあるとは。
氷竜王の持っていた竜眼というスキルならば見えるのかな。
僕のスキルが見えていたようだし、おそらく鑑定の上位互換みたいなスキルだろう。
僕にもそんな隠れたチートスキルがあったりするのだろうか。
「言っておくが、貴様には一般スキルの他に持っているスキルは無いぞ」
僕はがっくりとうなだれる。
なんという残酷な現実。
き、期待なんてしてないんだからね。
「それで、なんで人の姿に?怪我は?」
「人化スキルの副産物として、傷の回復力が高くなるのだ。人化しているうちは竜体の怪我の影響は受けぬし、この状態で数時間も過ごせばあの程度の傷は完治する」
チートめ。
でもこの眺めがあと数時間は続くと思えば、妬みや僻みも消えうせるというもの。
僕は自然と手を合わせて拝む。
ありがたやありがたや。
「拝んでないで何か服を貸してくれ。この身体は寒くてかなわん」
やっぱり服は着てしまうのか。
すでに【環境変化(冷)】の影響は薄れて気温は上がりつつある。
僕は渋々自分の着ている上着を脱いで着せてあげた。
ハーフコートなので、僕より背が高い彼女が着ると下がミニスカートみたいになってこれはこれで良い。
僕はもう一度両手を合わせて拝んだ。
ありがたやありがたや。
「ピェェェェェェッ(頑張る)」
アナスタシアは加速する。
重たい鉄の塊を乗せて大変だろうけど、あと少しなのでどうか頑張ってほしい。
氷竜王も黙ってやられるようなドラゴンではない。
跳ね返されることを警戒してか、真・ドラゴンブレスは撃って来ないけれど自分が当たっても問題ないレベルの魔法攻撃や冷気ブレスを雨あられと放ってくる。
気温が下がって寒いので、僕にとってはなかなか有効な攻撃だ。
跳ね返しても気温は下がる。
そしてたまに金の瞳が光って魔眼が発動される。
これが一番厄介だ。
僕は氷冷耐性を持っているので死ぬようなことにはならないが、アナスタシアは違う。
目から放たれる青い光を一瞬でも見てしまうと体温がガッツリと持っていかれるので、避けるのは難しい。
相手の目を見ないように戦うなんて、車〇眼対策に何年も訓練を重ねた緑タイツの人くらいしかできっこない。
当然アナスタシアも多少なりとも目から出る光を見てしまい、寒さで身体が硬直してしまっている。
不味いねこれは。
「ゴブ次郎」
「グギャ(ここに)」
やっぱりいたか。
一流の忍であるゴブ次郎なら必ずどこかに忍んでいると思っていたけれど、まさかアナスタシアのお腹の袋の中に居るとは。
セクハラだぞ。
ゴブ次郎はアナスタシアの身体をよじ登って僕の隣にやってくる。
「ゴブ次郎、分かっているな?あのスキルだ」
「グギャギャ(承知)」
ゴブ次郎はひとつのスキルを発動する。
それは以前奴隷時代に鉱山でザイードさんにこっそり買ってきてもらった銀貨10枚のスキルのうちのひとつ、温風だ。
ゴブ次郎はアナスタシアのフワフワの羽毛に手を付き、温かい風を吹かせる。
「ピェェェェェェ……」
アナスタシアは気持ち良さそうな鳴き声を漏らす。
少し風が当たる僕も気持ちいい。
まるでコタツの中の空気のように暖かい。
「よし、ゴブ次郎そのままの状態を維持していてくれ。アナスタシア、今のうちにやろう」
「グギャ(了解)」
「ピェェェェェェッ!!(やったる!!)」
アナスタシアは身体が温まってスピードを速めた。
『くっ、ちょこざいな!』
氷竜王の尻尾による一撃が来る。
しかしそれは悪手だ。
僕にとって直接攻撃ほど相性のいいものは無い。
『ぐぁぁぁぁぁっ』
氷竜王は尻尾を弾き返されて体勢を大きく崩す。
隙ができた。
僕は巨大な手裏剣を大きく振りかぶって、ブンブンと3周半振り回す。
何度も練習したリリースポイントで回転スキルを発動し、触腕を手裏剣から放す。
高速回転する巨大な手裏剣の輪郭は、実物よりも幾分か大きく見えた。
ピュインという空気を裂く音がして、弧を描きながら手裏剣は氷竜王の脇腹のあたりに接触する。
ダンプカー同士の交通事故みたいな音がして、氷竜王の右脇腹から鮮血が噴出した。
『がぁぁぁぁぁっ』
もはや声になっていないような叫び声が僕の頭の中に響き渡る。
氷竜王は緩やかに高度を落としていった。
僕も追随するように高度を落とす。
やがて氷竜王は地面に墜落する。
しかし僕が直前に設置した反転魔法のおかげで激突はしなかった。
力なく横たわる氷竜王の金の瞳には、すでに戦意は無かった。
僕もアナスタシアの背中から下り、氷竜王に近づく。
『まさか人間にここまで手酷くやられるとはな……』
「僕と契約してくれる?」
『竜の王たるもの一度した約束は守らなければならない。貴様との契約に応じよう』
「ありがとう」
僕は使役魔法を飛ばして契約を結ぶ。
そしてゴブヒールを呼び出す。
氷竜王グランフロストはかなりの重症を負っている。
早く治療をしなければ。
『ありがたいが、それには及ばぬ』
氷竜王の身体が青い光に包まれ、その光が小さく凝縮されていく。
光が晴れてそこに居たのは、綺麗なアイスブルーの髪に金の瞳をした絶世の美女だった。
美人だとかそんなことはどうでもいいことだ。
なにせその女の人は服を着ていなかった。
生まれたままの姿の女の人が僕の目の前にいたのだ。
僕は冷静に観察する。
髪はさらさらのストレート、長さは腰くらいまである。
顔は小さく、堀の深い欧米人のような顔立ち。
口元にほくろがあって色っぽい。
そしてなによりむき出しのおっぱいだ。
手のひらには到底収まらなさそうなロケット型のおっぱいが惜し気も無くさらけ出されている。
なんという重量感だ。
しかし太っているというわけではない。
その下のウエストはキュッと引き締まっていて筋肉質。
腹筋もわずかに割れている。
その下はとてもではないがR15では描写することはできない。
なんという圧倒的な美。
そしてエロスだ。
芸術作品には女の人の裸をモチーフにしたものが多いけれど、こういうことだったんだ。
おそらく歴々の高名な芸術家達はこの美を伝えたかったのだろう。
その美と匂い立つようなエロスからは、神から人間へのメッセージのようなものを感じる。
人間よ子孫を増やせ、と。
分かりました神様、しかし僕のような童貞はどうしたらいいのでしょうか。
え?他の人に伝えたらいい?この気持ちを?
そういうことですか。
みんな同じなんだ。
ピカソもルノアールもダヴィンチも、みんな童貞で、だからこそ自分ではない誰かにその神からのメッセージを伝えようとしたのだね。
今なら分かるよ、その気持ちが。
僕も下手くそな粘土細工でも作りたくなってきたから。
肩をポンと叩かれて正気に戻る。
ゴブ次郎が気を利かせてくれたようだ。
本当に気の利くゴブリンだ。
それにしても危なかった。
危うく芸術家になるところだったよ。
不器用な僕なんかではきっと食うに困って犯罪にでも手を出してしまうに違いなかった。
ありがとうゴブ次郎、あとでお前の好きなすっぱ〇ーチョを買ってあげよう。
「この姿が何か不思議か?」
不思議かどうかで聞かれれば不思議だよね。
女体の不思議。
うそうそ、スキルのことだ。
「そんなスキルは見当たらなかったけど」
「鑑定では見えんよ。これは種族スキルだ。ドラゴンや竜と種族に付くものは皆持っておる。しかしスキルレベルの上限は30と高い。10以下では人の姿は10秒と持たんだろうよ」
ああ、だから普通のブルードラゴンとかは使えないのか。
しかし鑑定で見えないスキルがあるとは。
氷竜王の持っていた竜眼というスキルならば見えるのかな。
僕のスキルが見えていたようだし、おそらく鑑定の上位互換みたいなスキルだろう。
僕にもそんな隠れたチートスキルがあったりするのだろうか。
「言っておくが、貴様には一般スキルの他に持っているスキルは無いぞ」
僕はがっくりとうなだれる。
なんという残酷な現実。
き、期待なんてしてないんだからね。
「それで、なんで人の姿に?怪我は?」
「人化スキルの副産物として、傷の回復力が高くなるのだ。人化しているうちは竜体の怪我の影響は受けぬし、この状態で数時間も過ごせばあの程度の傷は完治する」
チートめ。
でもこの眺めがあと数時間は続くと思えば、妬みや僻みも消えうせるというもの。
僕は自然と手を合わせて拝む。
ありがたやありがたや。
「拝んでないで何か服を貸してくれ。この身体は寒くてかなわん」
やっぱり服は着てしまうのか。
すでに【環境変化(冷)】の影響は薄れて気温は上がりつつある。
僕は渋々自分の着ている上着を脱いで着せてあげた。
ハーフコートなので、僕より背が高い彼女が着ると下がミニスカートみたいになってこれはこれで良い。
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