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109.帝国サイド3
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帝国サイドのお話が長引いてしまってすみません。
もうちょっとだけお付き合いください。
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以下本編
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ついに作戦決行の日が来てしまいました。
国境線の帝国軍駐屯基地には、恐ろしいドラゴンの鳴き声が時折響き渡ります。
本当に、ちゃんと使役できているのでしょうか。
怖いです。
ドラゴンのスキルも私が鑑定させられましたがレベル8や9のスキルがゴロゴロあってちびりそうになりました。
いえ、ちょっとちびりましたね。
こんな化け物、先日殉職したポルコ・レイアース隊長であっても一人で1体を相手にするのが精いっぱいだったと思います。
レイアース隊長はレイアース家に代々伝わるオールエイトというスキルを持っていました。
オールエイトは自分のスキルレベルがすべて8になるというとんでも性能のスキルです。
レイアース隊長は武術系のスキルから魔法スキルまで多種多様なスキルをすべてレベル8という高レベルで持っていたので、帝国軍でも5本の指に入るような強者でした。
そんな隊長でも、ドラゴン2体は相手にできなかったと思います。
それほどに、あの生き物は強烈な威圧感を放っていました。
ドラゴンは私たちの隊には5体も貸与されるとの話です。
過剰戦力だと思うのですが、きっとその背景にはレイアース隊長が伯爵領での工作任務中に殉職されたという事実もあるのですよね。
噂レベルの話では、隊長は実はブルードラゴンを伯爵領内で召喚することに成功していた可能性もあるのですよね。
実際に隊長が潜伏していた町は壊滅状態になっていますし。
しかしその話が本当ならば、ドラゴンと隊長を相手にしてそのどちらも撃退するような戦力が伯爵領にはあったということになります。
帝国軍が過剰ともいえる戦力をこの作戦に投入しているのも、そういった不安要素に対応するためなのかもしれません。
まあ私のような下っ端は上司の指示に従うのみです。
今また、ぐるるというお腹の底から震えがくるようなうなり声が聞こえてきました。
あんな怖い生き物の背中に乗って王国軍の背後に回らなくてはならないなんて、憂鬱です。
「おい、そろそろ行くぜ」
「はい……」
「そう心配するな。あのドラゴンはちゃんと使役されてる。取って食われやしねーよ。それにあのドラゴンがいりゃ任務失敗もありえねえだろ」
「そうですね……」
私はラズリーさんの後ろをとぼとぼついていき、ドラゴンの飼育小屋に向かいました。
「さて、お前たち。これから我らはドラゴンの背に乗って王国軍の背後を突く。物語に出てくる竜騎士みたいでかっこいいじゃないか」
「へへ、俺たちが騎士って顔ですかい?」
「そうだな、竜に乗った山賊にしか見えん」
「「「はははははっ」」」
隊長のお言葉で、少し緊張がほぐれます。
できる男はジョークも面白いです。
すごいイケメン力です。
「では竜に騎乗しろ」
「「「了解」」」
レッドドラゴンは召喚士の人の指示に従っておとなしく身体を下げ、伏せのような状態になります。
私たちはごつごつした鱗に手や足を引っかけてよじ登ります。
ドラゴンの背中はとても広く、1匹に10人以上は乗ることができます。
おそらくこの作戦のために小柄なブルードラゴンではなく大柄なレッドドラゴンを選んだのでしょう。
ドラゴンは自分の背中に大勢の人間が乗るのを不服そうに睨んでいます。
もう一度確認しますけど、本当に使役されているんですよね。
召喚士の人にはうるさい黙れと言われてしまいました。
すみませんね、黙っています。
「では、これより奇襲作戦を開始する」
ドラゴンは大空へと飛び立ちます。
ひっ、高いです怖いです寒いです。
夏だというのに、空の上はなんて寒いのでしょうか。
それに風圧がすごいです。
私たちは王国軍に気づかれるわけにはいかないのでドラゴンはかなりの高空から国境山脈の頂上付近に着陸する予定です。
しかし高度を上げれば上げるほど寒さと風は強くなります。
みんなで必死に鱗にしがみつきました。
ドラゴンは風魔法で空気の抵抗を少なくして高速で飛ぶとか聞いたことがあるのですが、この風圧から守ってくれたりはしないのでしょうか。
しないのでしょうね。
私は飛ばされないように必死にしがみつきました。
もう限界だと思い始めたころ、国境の山脈が見えてきました。
早いですね、もう着いたのですか。
非常にありがたいです。
もう腕も寒さも耐えられなさそうでしたから。
私たちは一度ドラゴンから降ります。
ここからはドラゴンとは別行動です。
せいせいします。
私たちは陸から、ドラゴンは空から攻撃する手はずになっています。
やっぱり物語の中の竜騎士のように竜にまたがったまま戦うのは無理がありますよね。
だって風圧からですら守ってくれないんですから。
「全員整列。誰も落ちてないな」
「そんな間抜けは今回の作戦に選ばれてませんぜ」
「よし。帝国軍は明日の朝には進軍を開始する予定になっている。これより山を下るぞ。中腹で野営し、明日の朝帝国軍の進軍と共に奇襲を仕掛ける」
「「「了解です」」」
帝国軍人の上官への返答はサーイエスサーと決まっています。
しかしこの部隊では誰も守っていません。
きっとこういうところが軍内で悪名を高めてしまう小さな要因になっているのでしょうね。
私は小さな声でサーイエスサーと返しました。
私は共犯ではないので私まで色眼鏡で見るのはやめてほしいものです。
翌日です。
これから王国軍に突撃します。
この任務に私が選ばれたのはなぜなのでしょうか。
レベル5ですけど一応剣術スキルを持っているからでしょうか。
それともこちらもレベル5ですけど雷魔法のスキルを持っているからでしょうか。
他に戦闘系スキルを持った鑑定士が少なすぎるのがいけないのです。
鑑定士は給料だってそんなに少なくないのですから、もっとみんなスキルを買えばいいと思うのですがね。
私は死んだような目で遠くに見える王国軍を見つめます。
私は視力強化スキルも持っているのです。
レベル5ですけどね。
「ナナリー、敵の戦力は?高レベルのスキルを持ったものはいるか?」
「少々お待ちを」
この隊は本隊ではありませんが、指揮官は伯爵家の三男がしているという情報があります。
雑兵など鑑定してもしょうがないのでまずは指揮官の青年を鑑定します。
青年というよりもまだ少年ですね。
装備は煌びやかなプレートアーマー。
間違いなく貴族でしょうね。
鎧も剣もマジックアイテムです。
鎧はレベル5までの魔法攻撃無効化。
剣は高熱を放つ効果があるようです。
スキルも結構多彩ですね。
しかもそのどれもがレベル6以上。
さすがにレベル8以上のスキルは持っていないようですが、まだ若いので成長の余地があります。
将来は傑物と呼ばれるレベル10に到達する可能性がありますね。
読めないスキルがひとつ。
これがスキルレベルの上昇が早くなるというスキルに違いありません。
隊長がおっしゃるように、このままいけば帝国にとって脅威となる可能性があります。
「おい、どうなんだ」
「あ、すみません。伯爵家の三男はすべてのスキルがレベル6以上です。将来的にはレベル10に届きうる可能性があるでしょう」
「そうか。やはり、ここで仕留めねばならんな」
さて、士官はどうでしょうか。
胸に勲章をぶら下げた育ちの良さそうなのを狙って鑑定していきます。
うーん、士官は別に大したことないですね。
強いてあげるならば、中年の副官っぽい男がレベル7の剣術スキルを持っているくらいですか。
「他は最高でもスキルレベル7程度のようです」
「そうか」
ふう、私の仕事終了です。
あとは皆さんでどうぞ。
ん?指揮官の隣にいるのは、冒険者でしょうかね。
気位の高そうな王国貴族が指揮官の近くに冒険者をうろつかせるなんて珍しいですね。
少し鑑定してみますか。
「ふぁっ!?」
「どうした!!」
「ば、化け物がいます……」
私の目がおかしくなってしまったのでしょうか。
伯爵家の三男の隣でスープの芋をおいしそうに頬張るその少年のスキルには、10という数字がずらりと並んでいました。
もうちょっとだけお付き合いください。
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以下本編
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ついに作戦決行の日が来てしまいました。
国境線の帝国軍駐屯基地には、恐ろしいドラゴンの鳴き声が時折響き渡ります。
本当に、ちゃんと使役できているのでしょうか。
怖いです。
ドラゴンのスキルも私が鑑定させられましたがレベル8や9のスキルがゴロゴロあってちびりそうになりました。
いえ、ちょっとちびりましたね。
こんな化け物、先日殉職したポルコ・レイアース隊長であっても一人で1体を相手にするのが精いっぱいだったと思います。
レイアース隊長はレイアース家に代々伝わるオールエイトというスキルを持っていました。
オールエイトは自分のスキルレベルがすべて8になるというとんでも性能のスキルです。
レイアース隊長は武術系のスキルから魔法スキルまで多種多様なスキルをすべてレベル8という高レベルで持っていたので、帝国軍でも5本の指に入るような強者でした。
そんな隊長でも、ドラゴン2体は相手にできなかったと思います。
それほどに、あの生き物は強烈な威圧感を放っていました。
ドラゴンは私たちの隊には5体も貸与されるとの話です。
過剰戦力だと思うのですが、きっとその背景にはレイアース隊長が伯爵領での工作任務中に殉職されたという事実もあるのですよね。
噂レベルの話では、隊長は実はブルードラゴンを伯爵領内で召喚することに成功していた可能性もあるのですよね。
実際に隊長が潜伏していた町は壊滅状態になっていますし。
しかしその話が本当ならば、ドラゴンと隊長を相手にしてそのどちらも撃退するような戦力が伯爵領にはあったということになります。
帝国軍が過剰ともいえる戦力をこの作戦に投入しているのも、そういった不安要素に対応するためなのかもしれません。
まあ私のような下っ端は上司の指示に従うのみです。
今また、ぐるるというお腹の底から震えがくるようなうなり声が聞こえてきました。
あんな怖い生き物の背中に乗って王国軍の背後に回らなくてはならないなんて、憂鬱です。
「おい、そろそろ行くぜ」
「はい……」
「そう心配するな。あのドラゴンはちゃんと使役されてる。取って食われやしねーよ。それにあのドラゴンがいりゃ任務失敗もありえねえだろ」
「そうですね……」
私はラズリーさんの後ろをとぼとぼついていき、ドラゴンの飼育小屋に向かいました。
「さて、お前たち。これから我らはドラゴンの背に乗って王国軍の背後を突く。物語に出てくる竜騎士みたいでかっこいいじゃないか」
「へへ、俺たちが騎士って顔ですかい?」
「そうだな、竜に乗った山賊にしか見えん」
「「「はははははっ」」」
隊長のお言葉で、少し緊張がほぐれます。
できる男はジョークも面白いです。
すごいイケメン力です。
「では竜に騎乗しろ」
「「「了解」」」
レッドドラゴンは召喚士の人の指示に従っておとなしく身体を下げ、伏せのような状態になります。
私たちはごつごつした鱗に手や足を引っかけてよじ登ります。
ドラゴンの背中はとても広く、1匹に10人以上は乗ることができます。
おそらくこの作戦のために小柄なブルードラゴンではなく大柄なレッドドラゴンを選んだのでしょう。
ドラゴンは自分の背中に大勢の人間が乗るのを不服そうに睨んでいます。
もう一度確認しますけど、本当に使役されているんですよね。
召喚士の人にはうるさい黙れと言われてしまいました。
すみませんね、黙っています。
「では、これより奇襲作戦を開始する」
ドラゴンは大空へと飛び立ちます。
ひっ、高いです怖いです寒いです。
夏だというのに、空の上はなんて寒いのでしょうか。
それに風圧がすごいです。
私たちは王国軍に気づかれるわけにはいかないのでドラゴンはかなりの高空から国境山脈の頂上付近に着陸する予定です。
しかし高度を上げれば上げるほど寒さと風は強くなります。
みんなで必死に鱗にしがみつきました。
ドラゴンは風魔法で空気の抵抗を少なくして高速で飛ぶとか聞いたことがあるのですが、この風圧から守ってくれたりはしないのでしょうか。
しないのでしょうね。
私は飛ばされないように必死にしがみつきました。
もう限界だと思い始めたころ、国境の山脈が見えてきました。
早いですね、もう着いたのですか。
非常にありがたいです。
もう腕も寒さも耐えられなさそうでしたから。
私たちは一度ドラゴンから降ります。
ここからはドラゴンとは別行動です。
せいせいします。
私たちは陸から、ドラゴンは空から攻撃する手はずになっています。
やっぱり物語の中の竜騎士のように竜にまたがったまま戦うのは無理がありますよね。
だって風圧からですら守ってくれないんですから。
「全員整列。誰も落ちてないな」
「そんな間抜けは今回の作戦に選ばれてませんぜ」
「よし。帝国軍は明日の朝には進軍を開始する予定になっている。これより山を下るぞ。中腹で野営し、明日の朝帝国軍の進軍と共に奇襲を仕掛ける」
「「「了解です」」」
帝国軍人の上官への返答はサーイエスサーと決まっています。
しかしこの部隊では誰も守っていません。
きっとこういうところが軍内で悪名を高めてしまう小さな要因になっているのでしょうね。
私は小さな声でサーイエスサーと返しました。
私は共犯ではないので私まで色眼鏡で見るのはやめてほしいものです。
翌日です。
これから王国軍に突撃します。
この任務に私が選ばれたのはなぜなのでしょうか。
レベル5ですけど一応剣術スキルを持っているからでしょうか。
それともこちらもレベル5ですけど雷魔法のスキルを持っているからでしょうか。
他に戦闘系スキルを持った鑑定士が少なすぎるのがいけないのです。
鑑定士は給料だってそんなに少なくないのですから、もっとみんなスキルを買えばいいと思うのですがね。
私は死んだような目で遠くに見える王国軍を見つめます。
私は視力強化スキルも持っているのです。
レベル5ですけどね。
「ナナリー、敵の戦力は?高レベルのスキルを持ったものはいるか?」
「少々お待ちを」
この隊は本隊ではありませんが、指揮官は伯爵家の三男がしているという情報があります。
雑兵など鑑定してもしょうがないのでまずは指揮官の青年を鑑定します。
青年というよりもまだ少年ですね。
装備は煌びやかなプレートアーマー。
間違いなく貴族でしょうね。
鎧も剣もマジックアイテムです。
鎧はレベル5までの魔法攻撃無効化。
剣は高熱を放つ効果があるようです。
スキルも結構多彩ですね。
しかもそのどれもがレベル6以上。
さすがにレベル8以上のスキルは持っていないようですが、まだ若いので成長の余地があります。
将来は傑物と呼ばれるレベル10に到達する可能性がありますね。
読めないスキルがひとつ。
これがスキルレベルの上昇が早くなるというスキルに違いありません。
隊長がおっしゃるように、このままいけば帝国にとって脅威となる可能性があります。
「おい、どうなんだ」
「あ、すみません。伯爵家の三男はすべてのスキルがレベル6以上です。将来的にはレベル10に届きうる可能性があるでしょう」
「そうか。やはり、ここで仕留めねばならんな」
さて、士官はどうでしょうか。
胸に勲章をぶら下げた育ちの良さそうなのを狙って鑑定していきます。
うーん、士官は別に大したことないですね。
強いてあげるならば、中年の副官っぽい男がレベル7の剣術スキルを持っているくらいですか。
「他は最高でもスキルレベル7程度のようです」
「そうか」
ふう、私の仕事終了です。
あとは皆さんでどうぞ。
ん?指揮官の隣にいるのは、冒険者でしょうかね。
気位の高そうな王国貴族が指揮官の近くに冒険者をうろつかせるなんて珍しいですね。
少し鑑定してみますか。
「ふぁっ!?」
「どうした!!」
「ば、化け物がいます……」
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伯爵家の三男の隣でスープの芋をおいしそうに頬張るその少年のスキルには、10という数字がずらりと並んでいました。
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