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114.戦争の終結、そしてまたひとりになった
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残念なお知らせ。戦争偏の終わらせ方が思いつかない。
強制終了させることとしました。
いきあたりばったりですみません。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
以下本編
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
戦争が終わった。
いや、終わったという表現は正確ではないのかもしれない。
あの後帝国軍が頓珍漢な動きをしたり、伯爵様が獅子奮迅の活躍をしたり、帝国軍が突然整然とした動きに立て直したりと色々あった。
予定よりも遅れたが王都からの援軍も到着して、戦線は膠着状態に。
一時停戦となる運びとなった。
終わってはいないけれど、いつ次の戦いになるかは分からない。
そんな感じだ。
王国軍はなんか遅いと思ったら裏切った王国貴族の軍と戦っていたみたいだ。
なにやってるんだよ。
もう王国はめちゃくちゃだ。
王都の守りに専念していた王国騎士団長と副団長が出陣する事態となっているそうだ。
王国騎士団長はレベル10の剣術系スキルを3つも持った王国最強を謳う武人。
副団長は以前オークションに出品されたレベル10の火魔法を落札した人だ。
レベル10の魔法スキルは凄まじい威力で、その力によって最近副団長になったようだ
その人たちが出陣したからには安心なのだという。
本当かな。
どのみち王国がこれからどうなっていくのかは僕のあずかり知るところではない。
リグリット様が前線から領都に帰ったことで、僕たちの仕事は終了だ。
予定の報酬の4倍ほどの金貨を頂いた。
延長分も含めて8000枚だ。
伯爵領が傾くんじゃないかと心配したが、伯爵が王国から毎年貰っている年金の10分の1くらいの額だと言われた。
年金というのは老人になったら貰えるあれではなく、国王陛下からもらえる貴族としてのお給料のようなものだ。
それが1年に金貨8000枚の10倍くらいの額。
辺境を任せられる伯爵ともなれば、桁が違うようだ。
それ以外にも領地からの税収も伯爵家には入ってくるのだから、僕なんかがお金大丈夫ですかって心配するだけ無駄だった。
素直に喜ぶことにする。
こんなにたくさんの金貨は見たことが無い。
みんなで交代で金貨風呂とかやってみた。
ミゲル君はちょっと身体が大きすぎて浸かるには金貨が足りなかった。
「みんなはこれからどうするの?」
一人当たり金貨2000枚ものお金が手に入ったんだ。
もう無理に冒険者を続けていく必要は無い。
冒険者なんて一生続けるような仕事でもないしね。
「俺は、やりたいことができた」
会長はなにかやりたいことがあるようだ。
会長は元々強くなりたいという理由で冒険者になったからね。
もう十分強いと思うし、自信もついたのだろう。
やりたいことはなんでもやるべきだ。
「やりたいことってなによ」
「酒を造りたい」
「「「え?」」」
なんか思ったのと違うな。
会長もそこそこ酒は好きだと思うけど、造りたいと思うほど好きだったかな。
あ、でも前に異世界で買ってきた高めのブランデーはなんだかやけに味わって飲んでいたな。
「クロードに飲ませてもらった異世界の酒。あれには衝撃を受けた。なんとかしてあれをこちらの世界でも造りたいんだ」
「でもお酒造りってすごく難しいって聞くけどな。教えてくれる人も居ないし」
「それでもやりたいんだ!」
会長がこれほど声を荒らげるとは珍しい。
僕にできることで何か手伝えることはあるだろうか。
「分かった。酒造りの資料を向こうの世界から持ってくるよ。それでも美味しいお酒ができるかは分からないよ」
「ありがとう。借りは必ず返すから」
別にいいのに。
会長は義理堅いな。
しかし会長は酒造りでパーティから抜けるのか、寂しくなるな。
「オラも、冒険者は辞めたいと思うだ」
ミゲル君はこの度恩赦により犯罪奴隷から解放されることになった。
もう僕が主では無いので自由だ。
元々優しすぎるミゲル君には冒険者という職業はあまり向いていなかったのかもしれないな。
「クロードには返しても返しきれない恩があるっていうのに、こんな勝手なことを言ってすまねえだ。でも、オラにはやっぱり冒険者は無理だ」
「分かってる。ミゲル君の気持ちはよく分かってるから。大丈夫、冒険者を辞めたって僕たちはずっと友達じゃないか」
「ううぅ、ぐ、ぐろーど……ぐすっ、ぐすんっ」
泣いてしまった。
まったく、ミゲル君は泣き虫だなぁ。
永遠の別れというわけでもあるまいし。
それにしても、ミゲル君も抜けたら僕とリリー姉さんの2人か。
「あたし、結婚するわ」
「「「えぇぇぇ!?」」」
い、いったい何がどうなってそうなったんだ。
相手は誰なんだ?
最近リリー姉さんと一緒にいたのなんて僕たち以外にはロクサス様くらいしか……。
「相手はロクサスよ」
「「「えぇぇぇ!?」」」
やっぱりロクサス様なのか!?
でも相手は貴族だよ。
確かにリリー姉さんの気性は貴族の奥さんには意外と合っているのかもしれないけれど、身分の差とかどうなってんだろう。
「ロクサスは別に身分なんて気にしないって言っているわ。それにBランク冒険者なら下級貴族の家柄とギリギリ結婚できなくも無いし」
高ランク冒険者というのは有用なスキルを持っている可能性が高い。
スキルというのは一定の確率で遺伝するということが分かっている。
だから貴族はたまに高ランクの冒険者の血を一族に取り込むために婿や嫁に迎えたりすることがあるんだ。
だけどそんなこと本当に稀だよ。
「実は、もうあたしのお腹には新しい命が……」
「「「えぇぇぇ!?」」」
ま、まさか結婚する前にやることやっちゃってんのか。
こちらの世界でも庶民の間ではできちゃった婚くらいよくあることだ。
しかし貴族は別だ。
婚前に子供なんてできちゃったらすごい外聞が悪い。
跡継ぎの問題もあるし、子供ができたと分かれば貴族側はもみ消すか迎え入れるかするしかなくなるだろう。
さすがはリリー姉さんだ。
攻めの血縁外交だな。
「というわけでもうロクサスはあたしと結婚するしかないわけ。ごめんねクロード、あんたひとりになっちゃうけれど、愛に生きるあたしはもう止まれないの」
ブレーキ壊れてるからね、リリー姉さんは。
今まで止まれた試しが無いじゃないか。
まあめでたいことなのかな。
しかしリリー姉さんもパーティから抜けてしまうのか。
またひとりになってしまったな。
久しぶりに、薬草でも採取して心を落ち着けよう。
強制終了させることとしました。
いきあたりばったりですみません。
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以下本編
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戦争が終わった。
いや、終わったという表現は正確ではないのかもしれない。
あの後帝国軍が頓珍漢な動きをしたり、伯爵様が獅子奮迅の活躍をしたり、帝国軍が突然整然とした動きに立て直したりと色々あった。
予定よりも遅れたが王都からの援軍も到着して、戦線は膠着状態に。
一時停戦となる運びとなった。
終わってはいないけれど、いつ次の戦いになるかは分からない。
そんな感じだ。
王国軍はなんか遅いと思ったら裏切った王国貴族の軍と戦っていたみたいだ。
なにやってるんだよ。
もう王国はめちゃくちゃだ。
王都の守りに専念していた王国騎士団長と副団長が出陣する事態となっているそうだ。
王国騎士団長はレベル10の剣術系スキルを3つも持った王国最強を謳う武人。
副団長は以前オークションに出品されたレベル10の火魔法を落札した人だ。
レベル10の魔法スキルは凄まじい威力で、その力によって最近副団長になったようだ
その人たちが出陣したからには安心なのだという。
本当かな。
どのみち王国がこれからどうなっていくのかは僕のあずかり知るところではない。
リグリット様が前線から領都に帰ったことで、僕たちの仕事は終了だ。
予定の報酬の4倍ほどの金貨を頂いた。
延長分も含めて8000枚だ。
伯爵領が傾くんじゃないかと心配したが、伯爵が王国から毎年貰っている年金の10分の1くらいの額だと言われた。
年金というのは老人になったら貰えるあれではなく、国王陛下からもらえる貴族としてのお給料のようなものだ。
それが1年に金貨8000枚の10倍くらいの額。
辺境を任せられる伯爵ともなれば、桁が違うようだ。
それ以外にも領地からの税収も伯爵家には入ってくるのだから、僕なんかがお金大丈夫ですかって心配するだけ無駄だった。
素直に喜ぶことにする。
こんなにたくさんの金貨は見たことが無い。
みんなで交代で金貨風呂とかやってみた。
ミゲル君はちょっと身体が大きすぎて浸かるには金貨が足りなかった。
「みんなはこれからどうするの?」
一人当たり金貨2000枚ものお金が手に入ったんだ。
もう無理に冒険者を続けていく必要は無い。
冒険者なんて一生続けるような仕事でもないしね。
「俺は、やりたいことができた」
会長はなにかやりたいことがあるようだ。
会長は元々強くなりたいという理由で冒険者になったからね。
もう十分強いと思うし、自信もついたのだろう。
やりたいことはなんでもやるべきだ。
「やりたいことってなによ」
「酒を造りたい」
「「「え?」」」
なんか思ったのと違うな。
会長もそこそこ酒は好きだと思うけど、造りたいと思うほど好きだったかな。
あ、でも前に異世界で買ってきた高めのブランデーはなんだかやけに味わって飲んでいたな。
「クロードに飲ませてもらった異世界の酒。あれには衝撃を受けた。なんとかしてあれをこちらの世界でも造りたいんだ」
「でもお酒造りってすごく難しいって聞くけどな。教えてくれる人も居ないし」
「それでもやりたいんだ!」
会長がこれほど声を荒らげるとは珍しい。
僕にできることで何か手伝えることはあるだろうか。
「分かった。酒造りの資料を向こうの世界から持ってくるよ。それでも美味しいお酒ができるかは分からないよ」
「ありがとう。借りは必ず返すから」
別にいいのに。
会長は義理堅いな。
しかし会長は酒造りでパーティから抜けるのか、寂しくなるな。
「オラも、冒険者は辞めたいと思うだ」
ミゲル君はこの度恩赦により犯罪奴隷から解放されることになった。
もう僕が主では無いので自由だ。
元々優しすぎるミゲル君には冒険者という職業はあまり向いていなかったのかもしれないな。
「クロードには返しても返しきれない恩があるっていうのに、こんな勝手なことを言ってすまねえだ。でも、オラにはやっぱり冒険者は無理だ」
「分かってる。ミゲル君の気持ちはよく分かってるから。大丈夫、冒険者を辞めたって僕たちはずっと友達じゃないか」
「ううぅ、ぐ、ぐろーど……ぐすっ、ぐすんっ」
泣いてしまった。
まったく、ミゲル君は泣き虫だなぁ。
永遠の別れというわけでもあるまいし。
それにしても、ミゲル君も抜けたら僕とリリー姉さんの2人か。
「あたし、結婚するわ」
「「「えぇぇぇ!?」」」
い、いったい何がどうなってそうなったんだ。
相手は誰なんだ?
最近リリー姉さんと一緒にいたのなんて僕たち以外にはロクサス様くらいしか……。
「相手はロクサスよ」
「「「えぇぇぇ!?」」」
やっぱりロクサス様なのか!?
でも相手は貴族だよ。
確かにリリー姉さんの気性は貴族の奥さんには意外と合っているのかもしれないけれど、身分の差とかどうなってんだろう。
「ロクサスは別に身分なんて気にしないって言っているわ。それにBランク冒険者なら下級貴族の家柄とギリギリ結婚できなくも無いし」
高ランク冒険者というのは有用なスキルを持っている可能性が高い。
スキルというのは一定の確率で遺伝するということが分かっている。
だから貴族はたまに高ランクの冒険者の血を一族に取り込むために婿や嫁に迎えたりすることがあるんだ。
だけどそんなこと本当に稀だよ。
「実は、もうあたしのお腹には新しい命が……」
「「「えぇぇぇ!?」」」
ま、まさか結婚する前にやることやっちゃってんのか。
こちらの世界でも庶民の間ではできちゃった婚くらいよくあることだ。
しかし貴族は別だ。
婚前に子供なんてできちゃったらすごい外聞が悪い。
跡継ぎの問題もあるし、子供ができたと分かれば貴族側はもみ消すか迎え入れるかするしかなくなるだろう。
さすがはリリー姉さんだ。
攻めの血縁外交だな。
「というわけでもうロクサスはあたしと結婚するしかないわけ。ごめんねクロード、あんたひとりになっちゃうけれど、愛に生きるあたしはもう止まれないの」
ブレーキ壊れてるからね、リリー姉さんは。
今まで止まれた試しが無いじゃないか。
まあめでたいことなのかな。
しかしリリー姉さんもパーティから抜けてしまうのか。
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久しぶりに、薬草でも採取して心を落ち着けよう。
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