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15.一番風呂
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暑い夏が終わり、収穫の秋が来た。
収穫シーズンを前にして、公衆浴場もなんとか完成した。
水浴びが辛くなる冬前にできてよかった。
サウナルームは広くすると薪が大量に必要になるため、10人くらいが入れる最低限のサイズとなった。
本当に何も無かったメリダ村に、初めての公共施設ができたのだ。
これはもはや内政チートといっても過言ではないだろう(断言)。
まだまだモリス家の財政に贅沢できるほどの余裕はないらしく、領主一家専用のサウナルームは作ることができなかった。
だけど一番風呂くらいはもらってもいいだろうということで、僕は父と一緒に殿方用の脱衣所に向かった。
ぼくまだ7さいだから、淑女用に……。
「こら、お前だけ女湯行かせるわけねーだろ。俺だって女湯入りてえっつの」
いやあんた入ったら犯罪者やがな。
僕はまだ女湯が許される特権階級なんだよ。
じたばたと暴れてみても、鋼のように鍛えられた父の腕は剥がれない。
「ずいぶん力が強くなったけど、まだまだだな。下の毛も生えてねえガキに負ける俺じゃねえぜ。まったくグラハムの奴はだらしねえな」
僕は諦めの境地でダランと脱力したまま父に運ばれていく。
まあ久しぶりのサウナだし、エロを抜きにしても楽しめるか。
女湯に入れるかもしれないというのも希望的観測だったし。
前に温泉街に行ったときは入れたんだけどな。
それも僕が成長したという証拠か。
「おら、こっから自分で歩け」
「うん」
脱衣所は順番待ちのための待合室兼風呂上りの休憩室にもなっているので少し広くなっている。
温泉とかだとここに自販機があったり冷水器があったりするのだけど、異世界で自販機は通販系のチート持ちでもいないと期待できない。
僕のひんやりローションを使えば冷蔵庫くらいは作れそうだから、今度生産チートにも挑戦してみよう。
やはり自分が利用者になってみると色々な改善点が見えてくるな。
服を脱ぎ、洗い場で軽く身体を洗う。
結構垢が出てくるな。
石鹸が欲しい。
シャンプーも。
そういうのはローション魔法の得意分野だ。
石鹸というのは確か油とアルカリ性のなんやかんやでできていた気がする。
詳しくは知らないけれど石鹸を思い浮かべながらローション魔法を使うと、石鹸らしき乳白色の液体が出てきた。
ちゃんと石鹸ぽいし、成功かな。
前にオーロラソースを出したときにも思ったけれど、どうやらローション魔法はイメージさえできれば明確な知識がなくともその液体を作り出せるようだ。
その分魔力を多めに消費した感覚があるので『伝説の霊薬エリクサー(すべての傷や病を癒す。寿命も延びる)』みたいな荒唐無稽な液体はどう頑張っても出すことはできないのだけれどね。
僕は少しヌメっとした液状石鹸を手ぬぐいに出し、泡立てる。
「おい、なんだその白いドロドロ」
「石鹸」
「俺にもくれ」
僕は父の差し出す手ぬぐいに液状石鹸を垂らしてあげる。
乳白色だとちょっと絵面が悪いな。
あと匂いもあまり良くない。
この石鹸は要改良だ。
僕は手ぬぐいでわしゃわしゃと体中を洗い、湯屋の中に引かれている水路の水で洗い流す。
「股間ちゃんと洗ったか?いついい女と出会うかわからないからな。男はいつでも股間を綺麗にしておかなくちゃならねえんだ」
「ふーん。そうなんだ。母さんに父さんがそう言ってたって言っていい?」
「馬鹿、風呂の会話ってのは男同士の会話なんだよ。母さんには絶対内緒だ」
こいつ母とメイド長イザベラ以外にも結構やってんな。
そんな気がした。
まあ母もそんなことは百も承知だとは思うけど。
これくらいアグレッシブな男のほうが案外モテるのかもしれない。
前世でも後輩のチャラ男とか秒速で浮気しそうな男がモテていたのを思い出す。
チャラ男はいつもやたらいい匂いがしてたな。
ボディクリームとか作ってみようかな。
とりあえずシャンプーか。
僕は前世のシャンプーの匂いを思い出しながら魔法でローションを生み出した。
手のひらに出したそれの匂いを嗅いでみれば、確かに愛用していたシャンプーの匂いだ。
頭皮へのダメージを気にして使っていたノンシリコンシャンプーだ。
手のひらのそれを濡らした髪に刷り込んで泡立てるが、頭皮の脂が凄くてなかなか泡立たない。
何度か流すとやっと泡立った。
「それなんだよ。なんかいい匂いするんだが」
「髪洗う専用の石鹸」
「俺にもくれ」
僕は頭を泡だらけにしたまま、父の頭にもノンシリコンシャンプーをかけてあげた。
父もきっと泡立たないだろうから、何度か流して再度かけてあげる。
父も同じく泡だらけとなった。
「これすげえ気持ちいい。今度瓶に詰めてくれ。たぶん母さんとかシエラとか、村の女衆も欲しがるだろうな」
確かにシャンプーは気持ちいい。
石鹸とシャンプーは公衆浴場の備品として正式採用してもいいかもしれないな。
特に石鹸は公衆衛生にも役に立つ。
村人たちに配って食事の前に石鹸で手を洗う癖をつけてもらえば伝染病や食中毒など、様々な病気に対して予防となることだろう。
いいね、これぞ異世界転生という感じになってきた。
内政だよ内政。
僕は若干の興奮を感じながらシャンプーを流す。
ローションシャンプーの保湿力のおかげか髪のうるおいが凄い。
これはリンスとかトリートメントとかコンディショナーとかどれがどれなのかわからないけれど、何もいらないな。
さて、身体が綺麗になったところでようやく本命のサウナルームへと入った。
サウナルームは日本でも馴染み深いフィンランド式だ。
薪ストーブのようなものでサウナストーンを焼き、そこに水をかけることで高温の水蒸気を発生させる。
石に水をかけるのを面白がってやりすぎると暑くてたまらなくなるんだよね。
温度計が無いからわからないけれど、おそらく入ったばかりの温度は80度前後だっただろう。
サウナストーンに水をかけた今は100度くらいまで上がっていると思われる。
さあ、我慢の時間だ。
「熱いなぁ、キンキンに冷えたエールが飲みてえ」
「そんなの冬しか飲めないじゃん」
「いやそれがあるんだな、夏にもキンキンのエールが飲める魔道具が。金持ってる貴族の家には一家に一台あるらしいぜ、冷蔵庫ってやつがよ」
冷蔵庫あるんだ。
この世界にはそういった文明の利器はまだ存在していないのかと思っていたけれど、どうやらモリス家が貧乏すぎて見かけないだけだったようだ。
せっかく僕の生産チートが始まると思ったのにな。
ストッキング&ガーターベルトが高く売れるということがわかった今、お金をかければできることはお金で解決したほうが労力を節約できる。
父に頼んで今度王都に行ったときには冷蔵庫をはじめとした様々な文明の利器を買ってきてもらおう。
「さて、温まったしそろそろ水風呂行くぞ」
「僕はもうちょっと入っていく」
「そうか、のぼせるなよ」
父は膝の上に乗せていた手ぬぐいを肩にかけると股間を隠さずに出ていった。
その股の間には百獣の王のような貫禄の物がブラブラと揺れていた。
「でっけ……」
どうやら僕の一物がこの歳で若獅子サイズなのは、ユニークスキルとはあまり関係がないようだ。
収穫シーズンを前にして、公衆浴場もなんとか完成した。
水浴びが辛くなる冬前にできてよかった。
サウナルームは広くすると薪が大量に必要になるため、10人くらいが入れる最低限のサイズとなった。
本当に何も無かったメリダ村に、初めての公共施設ができたのだ。
これはもはや内政チートといっても過言ではないだろう(断言)。
まだまだモリス家の財政に贅沢できるほどの余裕はないらしく、領主一家専用のサウナルームは作ることができなかった。
だけど一番風呂くらいはもらってもいいだろうということで、僕は父と一緒に殿方用の脱衣所に向かった。
ぼくまだ7さいだから、淑女用に……。
「こら、お前だけ女湯行かせるわけねーだろ。俺だって女湯入りてえっつの」
いやあんた入ったら犯罪者やがな。
僕はまだ女湯が許される特権階級なんだよ。
じたばたと暴れてみても、鋼のように鍛えられた父の腕は剥がれない。
「ずいぶん力が強くなったけど、まだまだだな。下の毛も生えてねえガキに負ける俺じゃねえぜ。まったくグラハムの奴はだらしねえな」
僕は諦めの境地でダランと脱力したまま父に運ばれていく。
まあ久しぶりのサウナだし、エロを抜きにしても楽しめるか。
女湯に入れるかもしれないというのも希望的観測だったし。
前に温泉街に行ったときは入れたんだけどな。
それも僕が成長したという証拠か。
「おら、こっから自分で歩け」
「うん」
脱衣所は順番待ちのための待合室兼風呂上りの休憩室にもなっているので少し広くなっている。
温泉とかだとここに自販機があったり冷水器があったりするのだけど、異世界で自販機は通販系のチート持ちでもいないと期待できない。
僕のひんやりローションを使えば冷蔵庫くらいは作れそうだから、今度生産チートにも挑戦してみよう。
やはり自分が利用者になってみると色々な改善点が見えてくるな。
服を脱ぎ、洗い場で軽く身体を洗う。
結構垢が出てくるな。
石鹸が欲しい。
シャンプーも。
そういうのはローション魔法の得意分野だ。
石鹸というのは確か油とアルカリ性のなんやかんやでできていた気がする。
詳しくは知らないけれど石鹸を思い浮かべながらローション魔法を使うと、石鹸らしき乳白色の液体が出てきた。
ちゃんと石鹸ぽいし、成功かな。
前にオーロラソースを出したときにも思ったけれど、どうやらローション魔法はイメージさえできれば明確な知識がなくともその液体を作り出せるようだ。
その分魔力を多めに消費した感覚があるので『伝説の霊薬エリクサー(すべての傷や病を癒す。寿命も延びる)』みたいな荒唐無稽な液体はどう頑張っても出すことはできないのだけれどね。
僕は少しヌメっとした液状石鹸を手ぬぐいに出し、泡立てる。
「おい、なんだその白いドロドロ」
「石鹸」
「俺にもくれ」
僕は父の差し出す手ぬぐいに液状石鹸を垂らしてあげる。
乳白色だとちょっと絵面が悪いな。
あと匂いもあまり良くない。
この石鹸は要改良だ。
僕は手ぬぐいでわしゃわしゃと体中を洗い、湯屋の中に引かれている水路の水で洗い流す。
「股間ちゃんと洗ったか?いついい女と出会うかわからないからな。男はいつでも股間を綺麗にしておかなくちゃならねえんだ」
「ふーん。そうなんだ。母さんに父さんがそう言ってたって言っていい?」
「馬鹿、風呂の会話ってのは男同士の会話なんだよ。母さんには絶対内緒だ」
こいつ母とメイド長イザベラ以外にも結構やってんな。
そんな気がした。
まあ母もそんなことは百も承知だとは思うけど。
これくらいアグレッシブな男のほうが案外モテるのかもしれない。
前世でも後輩のチャラ男とか秒速で浮気しそうな男がモテていたのを思い出す。
チャラ男はいつもやたらいい匂いがしてたな。
ボディクリームとか作ってみようかな。
とりあえずシャンプーか。
僕は前世のシャンプーの匂いを思い出しながら魔法でローションを生み出した。
手のひらに出したそれの匂いを嗅いでみれば、確かに愛用していたシャンプーの匂いだ。
頭皮へのダメージを気にして使っていたノンシリコンシャンプーだ。
手のひらのそれを濡らした髪に刷り込んで泡立てるが、頭皮の脂が凄くてなかなか泡立たない。
何度か流すとやっと泡立った。
「それなんだよ。なんかいい匂いするんだが」
「髪洗う専用の石鹸」
「俺にもくれ」
僕は頭を泡だらけにしたまま、父の頭にもノンシリコンシャンプーをかけてあげた。
父もきっと泡立たないだろうから、何度か流して再度かけてあげる。
父も同じく泡だらけとなった。
「これすげえ気持ちいい。今度瓶に詰めてくれ。たぶん母さんとかシエラとか、村の女衆も欲しがるだろうな」
確かにシャンプーは気持ちいい。
石鹸とシャンプーは公衆浴場の備品として正式採用してもいいかもしれないな。
特に石鹸は公衆衛生にも役に立つ。
村人たちに配って食事の前に石鹸で手を洗う癖をつけてもらえば伝染病や食中毒など、様々な病気に対して予防となることだろう。
いいね、これぞ異世界転生という感じになってきた。
内政だよ内政。
僕は若干の興奮を感じながらシャンプーを流す。
ローションシャンプーの保湿力のおかげか髪のうるおいが凄い。
これはリンスとかトリートメントとかコンディショナーとかどれがどれなのかわからないけれど、何もいらないな。
さて、身体が綺麗になったところでようやく本命のサウナルームへと入った。
サウナルームは日本でも馴染み深いフィンランド式だ。
薪ストーブのようなものでサウナストーンを焼き、そこに水をかけることで高温の水蒸気を発生させる。
石に水をかけるのを面白がってやりすぎると暑くてたまらなくなるんだよね。
温度計が無いからわからないけれど、おそらく入ったばかりの温度は80度前後だっただろう。
サウナストーンに水をかけた今は100度くらいまで上がっていると思われる。
さあ、我慢の時間だ。
「熱いなぁ、キンキンに冷えたエールが飲みてえ」
「そんなの冬しか飲めないじゃん」
「いやそれがあるんだな、夏にもキンキンのエールが飲める魔道具が。金持ってる貴族の家には一家に一台あるらしいぜ、冷蔵庫ってやつがよ」
冷蔵庫あるんだ。
この世界にはそういった文明の利器はまだ存在していないのかと思っていたけれど、どうやらモリス家が貧乏すぎて見かけないだけだったようだ。
せっかく僕の生産チートが始まると思ったのにな。
ストッキング&ガーターベルトが高く売れるということがわかった今、お金をかければできることはお金で解決したほうが労力を節約できる。
父に頼んで今度王都に行ったときには冷蔵庫をはじめとした様々な文明の利器を買ってきてもらおう。
「さて、温まったしそろそろ水風呂行くぞ」
「僕はもうちょっと入っていく」
「そうか、のぼせるなよ」
父は膝の上に乗せていた手ぬぐいを肩にかけると股間を隠さずに出ていった。
その股の間には百獣の王のような貫禄の物がブラブラと揺れていた。
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