女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

もる

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素晴らしいな

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 しかし一ナリ三千は高いだろ?何とか地球レベルに近付けるよう、値下げしようとしたのだが、砂糖一ナリ二万ヤンと言う馬鹿げた値段を聞かされて思わず安いと思ってしまった。

 シルケでは、砂糖は糖の実から作る。作れるのは俺達だけだが、氷砂糖にもなるので正確にはグラニュー糖だな。工程を変えて安価にした水飴も作られている。
で、木の実は年に一度しか実を成さないので、取れる数が少ない上に、果樹園の概念が薄く野生に頼っている。プランテーションでもしなけりゃ安くはならないだろうな。それはそれでコストが嵩むのだが。
 黒糖はアマグキ類から作られる。暖かい土地限定だが、年に三回は刈り取れると賢者ノーノは言っていた。リームは一日三回刈れるがそれは反則だからね。
プランテーションにしやすい草タイプだし、濾過や洗浄技術が発展すればグラニュー糖にも出来るが、まあ無理だろうな。

 報告が終わり、お前と貴様は木箱を大事に抱えて帰って行った。

「塩も砂糖も高いのう」

「高いとは思いますがリーム様達のお力あっての事ですから」

「そうだな」

「カケルさん、転移門を置いておきますね」

部屋の隅にドアが置かれ、これで移動し易くなった。転移門で輸送コスト、時間を止めたマジックボックスで在庫に掛かるコストを無くし、製造コストもほとんど掛からない。全く素晴らしいな我が軍は。

「私はこのまま帰って、セカンドハウスにもドアを置いてきます。早く帰って来てくださいね?」

「なるべく早く帰るよ」

ギュッてしてちゅ~ってして、リュネはドアを開けて帰って行った。

「カケル様、これからどうしますか?」

「商業ギルドに行きたい所だが、家政婦組合との話が終わってからにしたいな。それにそろそろ夕飯だろ?宿に戻ろうか」

外に出ると夕方だ。しっかり施錠し樵に向かう。今夜の食事の買い出しか、街往く女がチラチラ見てる。知った顔もチラホラ。敢えて声は掛けず、股間に《威圧》の玉を添えてプルプルさせたら買い物籠で隠した股間に指を押し付けていた。

「シャリーよ、夕飯を食べたら少し出掛ける。一人で留守番出来るか?」

「ネーヴェ様もですか?分かりました」

宿に着くが、フロントから見える食堂に人は疎らだ。女将曰く、旦那が狩りから帰ったは良いが、獲れ過ぎて疲れ果て、今日は作れないので他の飯屋に行ってもらうのだと。

「俺達も外に行った方が良いか?」

「カケル様達の分くらいなら私でも作れますよ。ネーヴェ様を連れて来てくださいな。もう一人のお客さんはどうしたんだい?」

「所用で帰宅したよ」

「そうかい、また来た時にでも食べてもらおうかね」

部屋に戻るとネーヴェとテッチー姉妹が人形で遊んでた。

「カケル、おかえり」

「カケルさまー」「お帰りなさい、お久しぶりです」

「ラッテ、テッチー、暫くぶりだね。この子はシャリーだ。仲良くしてやってくれ」

「え、シャリーと申します」

早速拉致られ服を剥ぎ取られると、人形遊びに混ぜられた。

「私ラッテ。シャリーちゃんって呼んで良い?」

「え?あ、はい…」

「ラッテの姉のテッチーです。シャリーちゃんはコレね」

「は、はい…」

ラッテはすっかり言葉を使いこなせるようになったな。俺泣きそ。

「あ、そうだネーヴェよ」

「ん?」

「ちょっと頼みたい事があるんだが良いかな?」

「ん。みんな、待ってて」

近寄って抱き着いて来るネーヴェを抱っこして、備え付けの椅子に座る。

「以前使ってた部屋をまた借りる事になった。また時間を遅らせられるようにしてもらえないか?」

「分かった。その代わり今夜は二人が泊まるから」

初めから泊まる予定だったろ?まあ良いや。ちょっと出ると言ってヤリ部屋に飛び、ササッと付与をして再び宿に戻った。

「あ、カケルさん、もう夕飯の時間だよ?」

「用事で出てたんだ。今皆を呼んで来るよ」

ネーヴェを食堂に送ったら、部屋に皆を呼びに向かい、食事を堪能した。
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