残業帰りのカフェで──止まった恋と、動き出した身体と心

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第7章「傘の下の体温」

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日曜日の朝、亜季は目を覚ました。
窓から差し込む光が、まぶしい。時計を見ると、午前九時。休日なのに、こんなに早く目が覚めるなんて。
昨日のことが、夢じゃなかったか確認したくて、スマートフォンを手に取った。
悠斗からメッセージが届いていた。
『おはようございます。昨日は、ありがとうございました。今日も会えますか?』
送信時刻は、午前八時。
亜季は嬉しくなって、すぐに返信した。
『おはようございます。会いたいです。どこで会いますか?』
数分後、返信が来た。
『上野公園はどうですか?天気もいいし、散歩でも』
『いいですね。何時にしますか?』
『十一時はどうですか?』
『わかりました。楽しみにしてます』
亜季はベッドから飛び起きた。
あと二時間しかない。
シャワーを浴びて、髪を丁寧にセットする。服は、昨日のワンピースとは違う、カジュアルなブラウスとスカート。
メイクも、いつもより時間をかけた。
鏡を見ると、自分でも驚くほど、顔が明るかった。
恋をしている顔だ。
十時半に家を出て、電車に乗る。車内は、日曜日の朝で空いている。
上野公園に着いたのは、十時五十五分だった。
待ち合わせ場所の噴水の前に行くと、悠斗がもう待っていた。
グレーのセーターにジーンズ。カジュアルだけれど、清潔感がある。
「亜季」
悠斗が笑顔で手を振った。
名前で呼ばれることが、まだ新鮮で、嬉しい。
「おはようございます」
「おはよう。よく眠れた?」
「はい。悠斗は?」
「僕も。というか、興奮して、なかなか眠れなかったけど」
悠斗は照れたように笑った。
「僕も、同じです」
二人は顔を見合わせて笑った。
「じゃあ、散歩しましょうか」
「はい」
二人は並んで歩き出した。
上野公園は、日曜日で人が多かった。家族連れ、カップル、観光客。みんな、思い思いに休日を楽しんでいる。
「手、つないでいいですか?」
悠斗が聞いた。
「…はい」
悠斗が亜季の手を取った。
温かい手。大きな手。
手をつないで歩くなんて、いつぶりだろう。
高校生のとき?大学生のとき?
もう、何年も誰とも手をつないでいなかった。
「亜季の手、小さいですね」
「そうですか?」
「僕の手と比べると、すごく小さい」
悠斗は優しく握った。
二人は不忍池の方に歩いて行った。
池には、鴨が泳いでいる。ベンチに座って、その様子を眺めた。
「ねえ、亜季」
「はい」
「昨日から、ずっと聞きたかったことがあるんだけど」
「何ですか?」
「亜季は、いつから僕のこと好きだったの?」
悠斗が恥ずかしそうに聞いた。
亜季は少し考えた。
「いつからだろう…最初に目が合ったときから、気になってました。でも、好きって自覚したのは、涼くんに告白されてからかもしれません」
「後輩の方に?」
「はい。涼くんに告白されて、自分の気持ちを考えたとき、悠斗のことが好きだって気づきました」
「そうだったんだ」
悠斗は嬉しそうに笑った。
「僕は、もっと前からです。亜季と初めて話したとき、この人と一緒にいたいって思いました」
「本当ですか?」
「本当です。それから、毎日カフェに行くのが楽しみで。亜季が来ると、一日の疲れが全部消えました」
「私も、同じです」
亜季は正直に言った。
「カフェに行くのが、一日の中で一番楽しみでした。悠斗と話すのが、嬉しくて」
二人は見つめ合った。
悠斗が顔を近づけてきた。
「ここでキスしたら、怒る?」
「…怒らないです」
「でも、人が見てるし」
「じゃあ、やめときますか」
「いや、する」
悠斗は亜季の唇に、軽くキスをした。
短いキス。でも、胸が高鳴る。
「見られちゃいましたね」
亜季が笑った。
「いいんです。恋人なんだから」
悠斗も笑った。
恋人。
その言葉が、嬉しくて、照れくさい。
「お昼、どこかで食べませんか?」
「いいですね。何が食べたいですか?」
「亜季の好きなもので」
「じゃあ、パスタとか」
「いいですね。じゃあ、イタリアン探しましょう」
二人は公園を出て、上野の街を歩いた。
手をつないだまま。
途中、何度か知らない人とすれ違ったけれど、誰も気にしていない。
それが、嬉しかった。
イタリアンレストランを見つけて、入った。
窓際の席に座って、メニューを見る。
「何にしますか?」
「トマトソースのパスタにします」
「僕は、カルボナーラで」
注文を済ませて、二人は向かい合った。
「ねえ、悠斗」
「うん?」
「これから、どうしますか?付き合うって、具体的に何をするんでしょう」
亜季は真面目に聞いた。
悠斗は少し笑った。
「普通に、デートしたり、一緒に過ごしたりするんじゃないですか」
「デート…今まで、あまりしたことなくて」
「僕も。というか、久しぶりすぎて、どうしたらいいか忘れました」
二人は笑った。
「じゃあ、一緒に考えましょう。どんなカップルになりたいか」
「そうですね」
悠斗は少し考えた。
「僕は、自然体でいられる関係がいいです。無理に格好つけたり、我慢したりしない」
「私も、それがいいです」
「あとは…週に何回か会えたらいいですね。毎日は難しいかもしれないけど」
「カフェでは、毎日会えますよね」
「そうですね。でも、カフェだけじゃなくて、他の場所でも会いたいです」
「じゃあ、週末は一緒に過ごしますか?」
「いいですね。映画見たり、美術館行ったり、散歩したり」
「楽しみです」
料理が運ばれてきた。
「いただきます」
「いただきます」
パスタを食べながら、二人はこれからのことを話した。
次はどこに行きたいか。何をしたいか。
話しているだけで、楽しかった。
「ねえ、亜季」
「はい」
「仕事のこと、聞いてもいい?」
「どんなことですか?」
「亜季、最近疲れてそうだから。大丈夫かなって」
悠斗は心配そうな顔をした。
「大丈夫です。確かに忙しいけど、今は悠斗がいるから、頑張れます」
「無理しないでね。体、壊したら意味ないから」
「わかってます」
「それと…」
悠斗は少し躊躇った。
「もし、辛いことがあったら、いつでも言ってください。話を聞きますから」
「ありがとう」
亜季は嬉しくなった。
こんなに心配してくれる人がいる。
それだけで、心強い。
食事を終えて、レストランを出た。
「どこか行きたいところある?」
「特にないです。悠斗と一緒なら、どこでもいいです」
「じゃあ、もう少し公園を歩きますか」
「はい」
二人はまた上野公園に戻った。
今度は、美術館の方に歩いて行った。
「ここで、前に来ましたね」
「はい。あのときは、まだ友達でしたね」
「今は、恋人」
悠斗は亜季の手を握った。
「こうやって手をつないで歩けるなんて、嬉しいです」
「僕も」
二人はベンチに座った。
日差しが暖かくて、心地よい。
「ねえ、悠斗」
「うん?」
「これからも、カフェには毎日来ますか?」
「来ます。あそこは、僕たちの特別な場所だから」
「そうですね」
亜季は悠斗の肩に頭を預けた。
悠斗が亜季の頭を優しく撫でた。
「亜季」
「はい」
「幸せですか?」
「幸せです。悠斗は?」
「僕も。すごく幸せです」
二人はしばらく、そうやって寄り添っていた。
時間が、ゆっくりと流れていく。

夕方になって、二人は別れた。
「明日、カフェで」
「はい。いつもの時間に」
「楽しみにしてます」
悠斗が亜季にキスをした。
人通りの少ない場所だったけれど、それでも少し恥ずかしかった。
「じゃあ、また明日」
「また明日」
家に帰って、亜季はベッドに倒れ込んだ。
疲れたけれど、心地よい疲れだった。
スマートフォンを見ると、美咲からメッセージが何通も来ていた。
『詳しく教えて!』
『どうなったの!?』
『連絡して!』
亜季は笑って、電話をかけた。
「もしもし、美咲?」
「亜季!待ってたよ!どうだったの!?」
美咲の興奮した声が聞こえた。
「成功した」
「知ってる!メッセージもらったもん!で、どうやって告白したの?」
亜季は、昨日のことを全部話した。
映画を見たこと。雨が降ってきたこと。家まで送ってもらったこと。そして、悠斗から告白されたこと。
「え!?相手から告白されたの!?」
「うん。私が言おうとしたら、先に言われた」
「すごい!完璧じゃん!」
美咲は嬉しそうに笑った。
「で、キスは?」
「…した」
「やった!おめでとう!」
美咲の声が大きすぎて、亜季は思わず耳から電話を離した。
「美咲、声大きい」
「だって嬉しいんだもん!亜季が幸せになってくれて」
「ありがとう。美咲のおかげだよ」
「私は背中を押しただけ。頑張ったのは亜季だよ」
「それでも、ありがとう」
「これからどうするの?」
「週末は一緒に過ごすって約束した」
「いいね!デート楽しんでね」
「うん」
「で、いつ私に紹介してくれるの?」
「え?」
「彼氏ができたら、親友に紹介するのが普通でしょ」
美咲は当たり前のように言った。
「まだ、付き合い始めたばかりだし…」
「だからこそでしょ。早めに会いたい」
「わかった。悠斗に聞いてみる」
「やった!楽しみにしてる」
電話を切って、亜季は天井を見つめた。
美咲に悠斗を紹介する。
それは、現実味のあることだ。
本当に、恋人ができたんだ。
そう実感した。

月曜日、亜季は会社に行った。
いつものように朝礼があって、いつものようにミーティングがあって、いつものように仕事をした。
でも、気持ちは全然違った。
心が軽い。
仕事が大変でも、悠斗のことを思うと頑張れる。
昼休み、涼が声をかけてきた。
「高梨さん、お昼一緒にいいですか?」
「うん、いいよ」
二人は社員食堂に行った。
席に座って、食事をしながら、涼が聞いた。
「高梨さん、なんか雰囲気変わりましたね」
「え?そう?」
「はい。なんか、明るくなったというか。幸せそうというか」
涼は少し寂しそうに笑った。
「もしかして、あの人と?」
亜季は少し躊躇したけれど、正直に答えた。
「…うん。付き合うことになった」
「そうですか」
涼は予想していたという顔をした。
「よかったですね」
「ありがとう」
「高梨さん、本当に幸せそうです。その顔見たら、僕も嬉しくなります」
「涼くん…」
「大丈夫です。もう、吹っ切れましたから」
涼は笑顔を見せた。
「高梨さんが幸せなら、僕も嬉しいです」
「ありがとう。涼くんにも、いつか素敵な人ができるよ」
「そうだといいんですけどね」
二人は笑った。
仕事に戻って、午後も忙しく過ごした。
定時を過ぎても、まだ仕事が終わらない。
でも、今日は早く帰りたかった。
悠斗に会いたい。
八時になって、ようやく仕事を終えた。
オフィスを出て、カフェに向かう。
いつもより三十分遅い。
悠斗、待ってるかな。
カフェの扉を開けると、悠斗がいつもの席にいた。
亜季を見つけると、笑顔で手を振った。
「お疲れ様」
「お疲れ様。ごめん、遅くなって」
「大丈夫。待ってたよ」
亜季は隣に座った。
「仕事、大変だった?」
「まあまあ。でも、悠斗に会えると思ったら頑張れた」
「それは嬉しいこと言ってくれますね」
悠斗は笑った。
コーヒーを注文して、二人は話し始めた。
今日あったこと。仕事のこと。他愛もないこと。
でも、その全てが楽しかった。
「ねえ、亜季」
「うん?」
「次の休日、どこか行きたいところある?」
「どこでもいいよ。悠斗と一緒なら」
「じゃあ、鎌倉とか行きませんか?海が見たくて」
「いいね。鎌倉、好き」
「じゃあ、土曜日に」
「楽しみにしてる」
時計を見ると、もう十時を過ぎていた。
「そろそろ帰らないと」
「そうですね」
二人は立ち上がった。
会計を済ませて、店を出る。
外は冷たい風が吹いていた。
「寒いね」
「本当に。もう冬だね」
悠斗が亜季の手を取った。
「手、冷たい」
「いつも冷たいの」
「じゃあ、温めてあげる」
悠斗は亜季の手を両手で包んだ。
温かい。
「ありがとう」
「どういたしまして」
駅まで歩きながら、二人は手をつないでいた。
駅の前で、別れの時間。
「じゃあ、また明日」
「また明日」
悠斗が亜季を抱きしめた。
「好きだよ、亜季」
「私も、好き」
二人はキスをした。
周りに人がいるのも気にせず、長いキス。
唇が離れて、二人は笑った。
「恥ずかしいね」
「でも、我慢できなかった」
「私も」
「じゃあ、気をつけて帰ってね」
「悠斗も」
二人は別々の方向に歩き出した。
亜季は何度も振り返った。
悠斗も振り返って、手を振っていた。
電車に乗って、窓の外を見る。
幸せだ。
こんなに幸せでいいのだろうか。
そう思うほど、幸せだった。
家に着いて、ベッドに入る。
明日も、悠斗に会える。
それだけで、明日が楽しみだった。
恋をすると、世界が変わる。
そんな言葉を聞いたことがあるけれど、本当にそうだった。
同じ景色が、違って見える。
同じ毎日が、特別に感じる。
亜季は、幸せな気持ちで眠りについた。
夢の中でも、悠斗が笑っていた。
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