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二章
13 族長との攻防
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「ダッタとお話させてほしかった」
「するとダッタ、貴様がよそ者を入れたのか」
「目隠しをして連れてきた。それに、彼を自由にする権利はダッタが勝ち取った」
「……町の者だな」
モルガは俺の身なりを眺めて言った。
町――アルトゥーサのことだ。
「その通りだが俺は一星宗の人間じゃない」
とアギ族の言葉で、俺は答える。
「……!」
モルガは見知らぬ人間が自分たちの言語でしゃべっているのを聞いて目を丸くする。
「キアラヴェアラ――ダッタに用があってきた」
ふん、と不服そうに鼻を鳴らすモルガ。
「うちの部族にも、行方不明になった者はいる。そいつを拷問して、われわれの言葉を聞き出して近づいた。その可能性はあるな」
「!」
さすがに村を守る立場なだけあって疑り深い。
「たしかにそうだわな」
「一星宗のやつらはずるがしこい。それくらいはするだろう」
「そうでなくとも町の人間は一星宗の言いなりなんだろ。信用ならない」
周囲は口々に漏らし、俺に疑いの視線を向ける。
「エン様はそんなひどいことしない! だってミナナゴ様の――」
「またそれか。風の精霊より、よくわかりもしないものになど縋りおって……」
精霊……ミナナゴから聞いている。
アギ族は、風の精霊を信仰している部族だって。
だから、ミナナゴのことを第一にしているダッタは、かなり変わり者の部類なんじゃないか。
モルガは持っていた歪なフレイバグを俺たちの足元に放り投げた。
「見ろ。近くに来ていた『黒犬』だ。村の近くにいた。一星宗は、徐々にこの場所を特定してきている」
「フレイバグが、この辺に……?」
「我々は、今一星宗と戦っている。そんな時期に、よそ者を連れ込むなど正気の沙汰ではない。一星宗の手先だろうが、手先でなかろうが看過はできん」
モルガは背負っていたショートランスを手に取ると、ダッタに向けて構えた。
「手合わせをしろダッタ。俺が勝ったら、この男を殺す」
「!」
ダッタはたたらを踏む。
部族最強の男モルガ――正真正銘、この中に勝てる者は一人もいないほどの強さ。
自分には叶わぬ敵だと認識しているのだろう。
「来ないのならこちらから行くぞ」
モルガはダッタの返事を聞かず、地を蹴った。
「――!」
覚悟を決めたらしいダッタは渋面を作りながらもショートランスを構え――
「おい!」
それより早く、俺は二人の間に割って入った。
間髪入れず突き出されるモルガの槍。
二メートルを超す長身と膂力から繰り出される、間違いなくアギ族最強の一撃。
樹木さえなぎ倒しそうなとてつもない圧力は、俺ごとダッタを貫く勢いだ。
それを俺は、作り出したゲッカレイメイの盾で防御する。
モルガの槍は、俺たちを貫くことなく盾に阻まれて止まった。
――どうにか、防げた!
「こいつ戦いの邪魔を……!」
「いや、それより……族長の一撃を防いだ!?」
皆よほどすさまじい攻撃とわかっていたのだろう。
それを戦闘経験などほぼない素人の俺が防いだことで、周囲は騒然となった。
「だっ、黙って聞いてりゃ好き勝手言いやがって」
そして俺はびびっているのを悟られたくなくて、精一杯の虚勢を張る。足震えてきた……。
「もし俺が一星宗の人間なら、わざわざ言葉を覚えて村に潜入するメリットがどこにあるっていうんだ? 一星宗は、そんな回りくどいことをしなければならないほど戦力は貧弱ではないはずだろ!」
モルガは槍を止められた体勢のまま、俺の言葉に耳を傾ける。
「本気になれば、場所さえ見つければ……いくらあんたが強かろうと法具の力には勝てない。自律行動するフレイバグ――あんたらのいう『黒犬』が数に任せて一気に蹂躙してくる」
「……俺はやつらの兵器よりも強い」
「よしんばあんたが無事でもあんた以外は全滅だ。数で攻められるっていうのは、そういうことだ。あんたたちもそれがわかっているから、こんな森の奥深くに隠れるように暮らしているんだろう?」
「一星宗の人間ではないが、われわれを一星宗に売るために近づいた可能性はある」
「そのために一人でこんなところに潜入するリスクの方が高いだろ。そもそも問答無用で殺すような奴らのねぐらに潜入しようなんて考えないっつうの。ダッタにだって最初殺されかけたんだぞ」
俺は穴の開いた足の甲を指して言った。
「だったら何をしにきた」
「ダッタを巫女――仲間として俺のもとに迎えたい。その交渉に来た。それが俺の神ミナナゴの願いだ。一星宗とは、本当に何の関係もない」
「…………」
モルガは難しい顔で黙考。
周囲のみんなは顔を見合わせて呆けている。
「……本当に一星宗の者ではないのだな?」
しばしの沈黙ののちにモルガは口を開く。
俺は頷き、
「ああ、そう――」「だった!」
俺の言葉を遮るように、ダッタは俺の後ろから勢いよく肯定した。
いや、その返事はおかしいだろ。
「ダッタの客人という前提であれば……一日だけ滞在を許可してやる」
モルガはようやく構えていた槍を戻した。
「だが、もし妙な真似をしたら、ダッタごとお前を殺すことになる」
「ダッタは関係ないだろ」
「こんな時期に町からきたお前を歓迎するものなど、ここには一人もいない。死にたくなければ、何もせずおとなしくしていることだな」
それきり言うと、モルガはフレイバグの残骸を拾い上げて、その場を後にした。
俺は安堵に尻をついた。
今更、怪我のせいで立っていられなくなったらしい。
「するとダッタ、貴様がよそ者を入れたのか」
「目隠しをして連れてきた。それに、彼を自由にする権利はダッタが勝ち取った」
「……町の者だな」
モルガは俺の身なりを眺めて言った。
町――アルトゥーサのことだ。
「その通りだが俺は一星宗の人間じゃない」
とアギ族の言葉で、俺は答える。
「……!」
モルガは見知らぬ人間が自分たちの言語でしゃべっているのを聞いて目を丸くする。
「キアラヴェアラ――ダッタに用があってきた」
ふん、と不服そうに鼻を鳴らすモルガ。
「うちの部族にも、行方不明になった者はいる。そいつを拷問して、われわれの言葉を聞き出して近づいた。その可能性はあるな」
「!」
さすがに村を守る立場なだけあって疑り深い。
「たしかにそうだわな」
「一星宗のやつらはずるがしこい。それくらいはするだろう」
「そうでなくとも町の人間は一星宗の言いなりなんだろ。信用ならない」
周囲は口々に漏らし、俺に疑いの視線を向ける。
「エン様はそんなひどいことしない! だってミナナゴ様の――」
「またそれか。風の精霊より、よくわかりもしないものになど縋りおって……」
精霊……ミナナゴから聞いている。
アギ族は、風の精霊を信仰している部族だって。
だから、ミナナゴのことを第一にしているダッタは、かなり変わり者の部類なんじゃないか。
モルガは持っていた歪なフレイバグを俺たちの足元に放り投げた。
「見ろ。近くに来ていた『黒犬』だ。村の近くにいた。一星宗は、徐々にこの場所を特定してきている」
「フレイバグが、この辺に……?」
「我々は、今一星宗と戦っている。そんな時期に、よそ者を連れ込むなど正気の沙汰ではない。一星宗の手先だろうが、手先でなかろうが看過はできん」
モルガは背負っていたショートランスを手に取ると、ダッタに向けて構えた。
「手合わせをしろダッタ。俺が勝ったら、この男を殺す」
「!」
ダッタはたたらを踏む。
部族最強の男モルガ――正真正銘、この中に勝てる者は一人もいないほどの強さ。
自分には叶わぬ敵だと認識しているのだろう。
「来ないのならこちらから行くぞ」
モルガはダッタの返事を聞かず、地を蹴った。
「――!」
覚悟を決めたらしいダッタは渋面を作りながらもショートランスを構え――
「おい!」
それより早く、俺は二人の間に割って入った。
間髪入れず突き出されるモルガの槍。
二メートルを超す長身と膂力から繰り出される、間違いなくアギ族最強の一撃。
樹木さえなぎ倒しそうなとてつもない圧力は、俺ごとダッタを貫く勢いだ。
それを俺は、作り出したゲッカレイメイの盾で防御する。
モルガの槍は、俺たちを貫くことなく盾に阻まれて止まった。
――どうにか、防げた!
「こいつ戦いの邪魔を……!」
「いや、それより……族長の一撃を防いだ!?」
皆よほどすさまじい攻撃とわかっていたのだろう。
それを戦闘経験などほぼない素人の俺が防いだことで、周囲は騒然となった。
「だっ、黙って聞いてりゃ好き勝手言いやがって」
そして俺はびびっているのを悟られたくなくて、精一杯の虚勢を張る。足震えてきた……。
「もし俺が一星宗の人間なら、わざわざ言葉を覚えて村に潜入するメリットがどこにあるっていうんだ? 一星宗は、そんな回りくどいことをしなければならないほど戦力は貧弱ではないはずだろ!」
モルガは槍を止められた体勢のまま、俺の言葉に耳を傾ける。
「本気になれば、場所さえ見つければ……いくらあんたが強かろうと法具の力には勝てない。自律行動するフレイバグ――あんたらのいう『黒犬』が数に任せて一気に蹂躙してくる」
「……俺はやつらの兵器よりも強い」
「よしんばあんたが無事でもあんた以外は全滅だ。数で攻められるっていうのは、そういうことだ。あんたたちもそれがわかっているから、こんな森の奥深くに隠れるように暮らしているんだろう?」
「一星宗の人間ではないが、われわれを一星宗に売るために近づいた可能性はある」
「そのために一人でこんなところに潜入するリスクの方が高いだろ。そもそも問答無用で殺すような奴らのねぐらに潜入しようなんて考えないっつうの。ダッタにだって最初殺されかけたんだぞ」
俺は穴の開いた足の甲を指して言った。
「だったら何をしにきた」
「ダッタを巫女――仲間として俺のもとに迎えたい。その交渉に来た。それが俺の神ミナナゴの願いだ。一星宗とは、本当に何の関係もない」
「…………」
モルガは難しい顔で黙考。
周囲のみんなは顔を見合わせて呆けている。
「……本当に一星宗の者ではないのだな?」
しばしの沈黙ののちにモルガは口を開く。
俺は頷き、
「ああ、そう――」「だった!」
俺の言葉を遮るように、ダッタは俺の後ろから勢いよく肯定した。
いや、その返事はおかしいだろ。
「ダッタの客人という前提であれば……一日だけ滞在を許可してやる」
モルガはようやく構えていた槍を戻した。
「だが、もし妙な真似をしたら、ダッタごとお前を殺すことになる」
「ダッタは関係ないだろ」
「こんな時期に町からきたお前を歓迎するものなど、ここには一人もいない。死にたくなければ、何もせずおとなしくしていることだな」
それきり言うと、モルガはフレイバグの残骸を拾い上げて、その場を後にした。
俺は安堵に尻をついた。
今更、怪我のせいで立っていられなくなったらしい。
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