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番外編
マリアの光③
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マリアとイーディスの出逢いは二人が七歳の時。
両親に連れられたお茶会では、いつだってマリアは多くの令嬢に囲まれていた。人気者ではない。マリアは標的であり、獲物なのだ。あの頃はまだ自分が慈愛の聖女だなんて知らず、行く先々で人から悪意を寄せられるのは自分が悪いと思い込んでいた。家族や使用人達から哀れみの視線を向けられるのも自分のせいだと。生まれつき身体が弱く、誰からも嫌われる令嬢が、誰もが羨むようなキースの婚約者なんて間違っている。外に出る度にかけられる罵声に、マリアの心は疲弊していった。
その日もいつもと同じ。お茶会が終わるまでご令嬢の標的になるのだと思っていた。けれどマリアへの攻撃はそこそこに、彼女達はさっさとどこかへ向かっていったのだ。助かった。そう思ったのは初めのうちだけ。会場の端っこで誰にも見つからないようにお茶を飲んでいると、一人のご令嬢が彼女達に囲まれている姿を見つけてしまった。彼女達はマリア以外の標的を見つけ、攻撃しにいっただけに過ぎなかったのだ。何を言われてもへらへらと笑っている彼女を隠れ蓑に、縮こまっている自分が恥ずかしかった。かといってあそこに戻る勇気もない。そんなちっぽけな人間だから、多くの人から嫌われ、迷惑をかけるのだろう。普段は優しいキースも心の中ではマリアをさげすんでいることだろう。
このまま消えてなくなりたい。
心の底からそう願った。
「あの、」
「は、はい!」
突然の声に思わず身体がビクッと跳ねた。いつもの尖った声ではなく、どこか遠慮がちな声だ。だがマリアが気に障ったに違いない。今から切りつけられるであろう鋭い言葉に身を縮こませ、おずおずと顔を上げる。声の主は、先ほどまで多くの令嬢に囲まれていたあの少女だった。
自分よりも弱い人間を見つけて攻撃しにきたのだろうか。
壁役にしたことがバレた? それとも声をかけてきなさいよ、と圧をかけられた?
やはりお茶会は苦手だ。楽しいことなんて一つもない。キースがプレゼントしてくれたハンカチをギュッと握って、我慢しなきゃと自分に言い聞かせる。彼はハンカチに刺された模様は幸せの模様なんだと言っていたが、幸せなんか訪れるはずもない。ただ相手が飽きるまで耐えるだけ。
けれどその少女の口から出た言葉はマリアが想像していたものとはまるで違った。
「綺麗な髪ですね。ご家族に西方の御出身の方がいらっしゃるのですか?」
「えっと、母がイストガルムの出身で」
「やっぱり!」
パチンと両手を合わせて喜ぶ彼女は、今まで会った誰とも違う目をしていた。悪意でも憐れみでもない。キラキラとした目でマリアを真っすぐに見つめている。先ほど令嬢達に囲まれていた少女とはまるで別人だ。
「あ、突然すみません。私、イーディス=フランシカと申します。実はあなたが会場に入ってきた時からずっとお話してみたいと思っておりまして」
「私、何か気に障るようなことを……」
「私、綺麗なもの、特に物語に登場するものが大好きで! あなたはお茶会に舞い降りた妖精みたいにキラキラしていて、いきなり話しかけるなんて迷惑かとも思ったのですが、この機会を逃したら話しかけられないような気がして……。ご迷惑、でしたか?」
「いえ、そんな!」
「よろしければもう少しお話しませんか?」
イーディスと名乗った少女はお茶会が終わるまで楽しそうに笑っていた。初めは怯えが残っていたマリアも彼女につられて少しずつだが笑みがこぼれるようになった。
読書が趣味で、中でも恋愛小説が好きだという共通点があったのも大きかったのだろう。去り際には文通の約束まで取り付けた。
きっとイーディスからすれば些細な出来事だろう。
だがマリアにとって、イーディスは人生を変えてくれた人で、彼女との出会いは人生が変わった日なのだ。
イーディスから手紙が送られてくる度に心が弾み、今回は何を書こうかと頭を悩ませる。こんな楽しい悩み、産まれて初めてだ。元々好きだった恋愛小説も、話す相手が出来てもっともっと読むのが楽しくなった。彼女からの感想も、勧められる本も全てが大事な宝物になった。
本当はまた会って話したい。
前みたいに会場の端っこでひっそりとするのではなく、ちゃんと椅子に座ってお茶とお菓子を用意して。
けれどそれが叶わぬ願いなのはマリア自身がよく理解していた。
マリアがお茶会に出席したのは彼女と出会った日が最後。以降は部屋の中で過ごすことが増えた。体調は少し楽になっているはずなのだが、自覚していないだけで何かあるのかもしれない。医師が訪問する日も増えた。あのお茶会から二カ月が経った頃から見始めるようになった謎の夢も何か関係あるのだろうか。必ず自分が死んでいく夢――それは何かの暗示なのだろうか。すっかり気分が暗くなってしまったマリアはベッドサイドに置いた本を抱きかかえる。イーディスが一番好きな、騎士が出て来る恋物語だ。彼女の婚約者、リガロによく似ているらしい。会ったことがないが、イーディスからの手紙に綴られた彼への思いはいつだってマリアの心を満たしてくれる。だからマリアもこの本が大好きだった。
両親に連れられたお茶会では、いつだってマリアは多くの令嬢に囲まれていた。人気者ではない。マリアは標的であり、獲物なのだ。あの頃はまだ自分が慈愛の聖女だなんて知らず、行く先々で人から悪意を寄せられるのは自分が悪いと思い込んでいた。家族や使用人達から哀れみの視線を向けられるのも自分のせいだと。生まれつき身体が弱く、誰からも嫌われる令嬢が、誰もが羨むようなキースの婚約者なんて間違っている。外に出る度にかけられる罵声に、マリアの心は疲弊していった。
その日もいつもと同じ。お茶会が終わるまでご令嬢の標的になるのだと思っていた。けれどマリアへの攻撃はそこそこに、彼女達はさっさとどこかへ向かっていったのだ。助かった。そう思ったのは初めのうちだけ。会場の端っこで誰にも見つからないようにお茶を飲んでいると、一人のご令嬢が彼女達に囲まれている姿を見つけてしまった。彼女達はマリア以外の標的を見つけ、攻撃しにいっただけに過ぎなかったのだ。何を言われてもへらへらと笑っている彼女を隠れ蓑に、縮こまっている自分が恥ずかしかった。かといってあそこに戻る勇気もない。そんなちっぽけな人間だから、多くの人から嫌われ、迷惑をかけるのだろう。普段は優しいキースも心の中ではマリアをさげすんでいることだろう。
このまま消えてなくなりたい。
心の底からそう願った。
「あの、」
「は、はい!」
突然の声に思わず身体がビクッと跳ねた。いつもの尖った声ではなく、どこか遠慮がちな声だ。だがマリアが気に障ったに違いない。今から切りつけられるであろう鋭い言葉に身を縮こませ、おずおずと顔を上げる。声の主は、先ほどまで多くの令嬢に囲まれていたあの少女だった。
自分よりも弱い人間を見つけて攻撃しにきたのだろうか。
壁役にしたことがバレた? それとも声をかけてきなさいよ、と圧をかけられた?
やはりお茶会は苦手だ。楽しいことなんて一つもない。キースがプレゼントしてくれたハンカチをギュッと握って、我慢しなきゃと自分に言い聞かせる。彼はハンカチに刺された模様は幸せの模様なんだと言っていたが、幸せなんか訪れるはずもない。ただ相手が飽きるまで耐えるだけ。
けれどその少女の口から出た言葉はマリアが想像していたものとはまるで違った。
「綺麗な髪ですね。ご家族に西方の御出身の方がいらっしゃるのですか?」
「えっと、母がイストガルムの出身で」
「やっぱり!」
パチンと両手を合わせて喜ぶ彼女は、今まで会った誰とも違う目をしていた。悪意でも憐れみでもない。キラキラとした目でマリアを真っすぐに見つめている。先ほど令嬢達に囲まれていた少女とはまるで別人だ。
「あ、突然すみません。私、イーディス=フランシカと申します。実はあなたが会場に入ってきた時からずっとお話してみたいと思っておりまして」
「私、何か気に障るようなことを……」
「私、綺麗なもの、特に物語に登場するものが大好きで! あなたはお茶会に舞い降りた妖精みたいにキラキラしていて、いきなり話しかけるなんて迷惑かとも思ったのですが、この機会を逃したら話しかけられないような気がして……。ご迷惑、でしたか?」
「いえ、そんな!」
「よろしければもう少しお話しませんか?」
イーディスと名乗った少女はお茶会が終わるまで楽しそうに笑っていた。初めは怯えが残っていたマリアも彼女につられて少しずつだが笑みがこぼれるようになった。
読書が趣味で、中でも恋愛小説が好きだという共通点があったのも大きかったのだろう。去り際には文通の約束まで取り付けた。
きっとイーディスからすれば些細な出来事だろう。
だがマリアにとって、イーディスは人生を変えてくれた人で、彼女との出会いは人生が変わった日なのだ。
イーディスから手紙が送られてくる度に心が弾み、今回は何を書こうかと頭を悩ませる。こんな楽しい悩み、産まれて初めてだ。元々好きだった恋愛小説も、話す相手が出来てもっともっと読むのが楽しくなった。彼女からの感想も、勧められる本も全てが大事な宝物になった。
本当はまた会って話したい。
前みたいに会場の端っこでひっそりとするのではなく、ちゃんと椅子に座ってお茶とお菓子を用意して。
けれどそれが叶わぬ願いなのはマリア自身がよく理解していた。
マリアがお茶会に出席したのは彼女と出会った日が最後。以降は部屋の中で過ごすことが増えた。体調は少し楽になっているはずなのだが、自覚していないだけで何かあるのかもしれない。医師が訪問する日も増えた。あのお茶会から二カ月が経った頃から見始めるようになった謎の夢も何か関係あるのだろうか。必ず自分が死んでいく夢――それは何かの暗示なのだろうか。すっかり気分が暗くなってしまったマリアはベッドサイドに置いた本を抱きかかえる。イーディスが一番好きな、騎士が出て来る恋物語だ。彼女の婚約者、リガロによく似ているらしい。会ったことがないが、イーディスからの手紙に綴られた彼への思いはいつだってマリアの心を満たしてくれる。だからマリアもこの本が大好きだった。
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