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第1章 変則ポーカー
第1話 場代の支払い その①
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獏兎高校生徒会室。
ゆったりとした広さのあるそこで、いま一つの勝負が始まろうとしていた。
「パンツ脱ぐから勝負して下さい!」
「よしっ! 受けよう!」
「アホかーっ!」
生徒会副会長である新城未来が盛大にツッコミを入れる。
生徒会室に居る四人の中では彼女が一番マトモなので、そうなるのも仕方がない。
「なに考えてんですか会長! こんなんで勝負受けないで下さい!」
もっともな未来の言葉に、執務机を前に座っていた生徒会長、阿散井真志は息を抜くように小さくため息をつき、
「それは出来ない、未来君」
物憂げな眼差しを向けながら返して来た。
見た目だけは美形なのでサマになっている。
それをじと目で見ながら未来は、げんなりとした口調で問いただした。
「一応聞いときますけど、なんでなんです?」
「そんなの決まってるじゃないか。考えてもみたまえ」
胡散臭いぐらい爽やかな笑顔を浮かべ、真志は返す。
「可愛い後輩JKが目の前でパンツ脱いでくれるなんて、これからの人生であると思うかい?」
「そんな狂気的な状況が早々あってたまりますか」
「そう、無い。無いんだよこんなチャンス。だから君も一緒に見よう!」
「はいそうですね♪ とでも言うと思ったんですかアンタわーっ!
そんなオカシイ事させられる訳ないでしょうがっ!」
「えーっ、やだーっ。見たい~。見たい見たい見たいーっ」
「子供じゃないんですから駄々をこねないで下さいっ!」
大柄な部類に入る真志を、小柄で幼さが残る、可愛らしさのある未来がたしなめているのを見ていると、しっかり者の妹がダメな兄の世話を焼いているように見える。
とはいえ二人は同級生な高校二年なので、ほのぼの感よりもひたすらダメっぽい空気が流れていたりした。
しかしそんなことでは真志はメゲない。いつものことではあるし。
縋りつくような眼差しで懇願するように続けた。
「未来君、実は僕は後輩のパンツを見ないと死ぬ病に」
「死ね」
「酷い! なんでそんなこと言うんだ! だったら君がパンツ見せてくれるって言うのかい!」
「会長、少しそこ横に避けてくれます? 机の引き出しにアイスピックが有った筈ですから」
「笑顔のまま言われると恐怖が増すんだが。
何故だ、なにが君をそうさせるんだ!」
「説明されないと分からないぐらいアホですかアンタは。
とにかく、ダメです。ここで破廉恥な真似はさせませんよ」
「破廉恥だなんて。えっちだなぁ、未来君は。
パンツ脱いでるのを見るだけだよ?」
「そんな朗らかな笑顔をされても、ダメなものはダメです」
「え~、けちーっ。良いじゃないか~、勝負をするのは僕なんだし。
後輩のパンツが見れるなら幾らでも勝負するよ~」
「なら、今から脱ぎますね」
「は? ちょ、待っ――」
未来が止める暇もなく、今年入学したばかりの新入生の一人、小鳥遊新和はスカートの下に手を這わす。
奥に手を這わすほどに、スカートの裾は上がり、滑らかで柔らかそうな肌があらわになる。
「んっ……――」
どこか恥ずかしげな声を上げ、手の動きが一瞬止まる。既に脚の付け根辺りまで素肌が見え、あと僅かでその先さえ見えそうなほど。
じらすような間を空けて、奥に辿り着いた手はゆっくりと下に降りていく。
もちろん、その動きに合わせ、下着がゆっくりとあらわに。
滑るように降りて行き、肌を伝い膝の辺りに。
そこで新和は上履きの片方を脱ぐ。脱いだ方の足を上げ、下着を潜らせる。
動きに合わせスカートの裾は上がり、見えそうで見えないギリギリのラインを死守しながら、新和は下着を脱ぎ終わった。
ゆったりとした広さのあるそこで、いま一つの勝負が始まろうとしていた。
「パンツ脱ぐから勝負して下さい!」
「よしっ! 受けよう!」
「アホかーっ!」
生徒会副会長である新城未来が盛大にツッコミを入れる。
生徒会室に居る四人の中では彼女が一番マトモなので、そうなるのも仕方がない。
「なに考えてんですか会長! こんなんで勝負受けないで下さい!」
もっともな未来の言葉に、執務机を前に座っていた生徒会長、阿散井真志は息を抜くように小さくため息をつき、
「それは出来ない、未来君」
物憂げな眼差しを向けながら返して来た。
見た目だけは美形なのでサマになっている。
それをじと目で見ながら未来は、げんなりとした口調で問いただした。
「一応聞いときますけど、なんでなんです?」
「そんなの決まってるじゃないか。考えてもみたまえ」
胡散臭いぐらい爽やかな笑顔を浮かべ、真志は返す。
「可愛い後輩JKが目の前でパンツ脱いでくれるなんて、これからの人生であると思うかい?」
「そんな狂気的な状況が早々あってたまりますか」
「そう、無い。無いんだよこんなチャンス。だから君も一緒に見よう!」
「はいそうですね♪ とでも言うと思ったんですかアンタわーっ!
そんなオカシイ事させられる訳ないでしょうがっ!」
「えーっ、やだーっ。見たい~。見たい見たい見たいーっ」
「子供じゃないんですから駄々をこねないで下さいっ!」
大柄な部類に入る真志を、小柄で幼さが残る、可愛らしさのある未来がたしなめているのを見ていると、しっかり者の妹がダメな兄の世話を焼いているように見える。
とはいえ二人は同級生な高校二年なので、ほのぼの感よりもひたすらダメっぽい空気が流れていたりした。
しかしそんなことでは真志はメゲない。いつものことではあるし。
縋りつくような眼差しで懇願するように続けた。
「未来君、実は僕は後輩のパンツを見ないと死ぬ病に」
「死ね」
「酷い! なんでそんなこと言うんだ! だったら君がパンツ見せてくれるって言うのかい!」
「会長、少しそこ横に避けてくれます? 机の引き出しにアイスピックが有った筈ですから」
「笑顔のまま言われると恐怖が増すんだが。
何故だ、なにが君をそうさせるんだ!」
「説明されないと分からないぐらいアホですかアンタは。
とにかく、ダメです。ここで破廉恥な真似はさせませんよ」
「破廉恥だなんて。えっちだなぁ、未来君は。
パンツ脱いでるのを見るだけだよ?」
「そんな朗らかな笑顔をされても、ダメなものはダメです」
「え~、けちーっ。良いじゃないか~、勝負をするのは僕なんだし。
後輩のパンツが見れるなら幾らでも勝負するよ~」
「なら、今から脱ぎますね」
「は? ちょ、待っ――」
未来が止める暇もなく、今年入学したばかりの新入生の一人、小鳥遊新和はスカートの下に手を這わす。
奥に手を這わすほどに、スカートの裾は上がり、滑らかで柔らかそうな肌があらわになる。
「んっ……――」
どこか恥ずかしげな声を上げ、手の動きが一瞬止まる。既に脚の付け根辺りまで素肌が見え、あと僅かでその先さえ見えそうなほど。
じらすような間を空けて、奥に辿り着いた手はゆっくりと下に降りていく。
もちろん、その動きに合わせ、下着がゆっくりとあらわに。
滑るように降りて行き、肌を伝い膝の辺りに。
そこで新和は上履きの片方を脱ぐ。脱いだ方の足を上げ、下着を潜らせる。
動きに合わせスカートの裾は上がり、見えそうで見えないギリギリのラインを死守しながら、新和は下着を脱ぎ終わった。
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