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台所で食器を洗っていると、扉が遠慮がちに開かれた。
「姫。今、少しいいだろうか」
「ルーヴァス?」
入ってきたのはルーヴァスだ。若干迷ったような表情を浮かべつつ、私に歩み寄ってくる。それから、私の手元――洗っている途中の皿をみて、瞬きをした。
「今日は、ユンファスが当番ではなかっただろうか?」
「食事の当番ですか? そうみたいですね」
「ならば食器洗いなど、あなたは今日はしなくても良いのだが……」
「でもすることがないんです」
私がそう言うと、ルーヴァスは困ったように笑った。
「……真面目な人なのだな」
言われればそうかもしれない。とはいえ、元の世界ではきっとこんなことはしないと思う。わざわざこんなことをしているのは暇という理由ももちろんあったが、「只の居候」として私への印象をガタ落ちさせて放り出されることを恐れたのが一番の理由だ。
元々ろくな印象を持たれていないのは織り込み済みだが、それをより確実なものにする必要は全くない。というかそうなったらそれこそ死活問題である。
「まぁ……それはそうと、姫。明日からのことなのだが」
「? はい」
「仕事が入った」
ルーヴァスの言葉に、ふと記憶を巡らせる。
そういえば彼らは狩人を生業にしているのだった。普段まったりと過ごしているので忘れかけていたが、仕事のある日は家を留守にするとかなんとか言っていたような。
「そういえば家を空けると聞いたような……どれくらい空けられるんですか?」
「詳しいことはまだ、今のところはわからない。だが、日帰りということはない。恐らく二、三日はかかるだろう。だから、その間、大変申し訳ないのだが――」
ルーヴァスは申し訳なさげに目をそらした。
「? ええと、なんでしょう?」
「森から出ることなく、この家にいて欲しいのだ。食事の当番も、本来はあなたではないだろうが、我々が仕事の間はあなたが自分の食事を用意することになる」
ルーヴァスは大変申し訳なさげな顔だが、それは確かここに来た当日の夜、シルヴィスに突きつけられた条件にあったはずだ。
「ええと、それでしたら平気です。この森から出ないで、皆さんを待っていればいいのですよね。大丈夫だと思います。……というか、私の場合は森に行っても迷うと思います……」
「そ、そうか。まぁ、あなたは人間だからな。迷うのも仕方ないことだろう。――食材は、二、三日日程度ならば困らぬよう揃えてある。心配はしないで欲しい」
「わかりました。でも、皆さんが帰ってくるのがいつかわからないなら、みなさんの食事を用意できませんね……」
「食事?」
「え? はい。だって、帰ってきた時に食事があったほうが良くありませんか? みなさん、お仕事の帰りだったら疲れているんじゃないかと思いますし」
「……」
ルーヴァスは目を見開いて私を見ていたが、それからそっと微笑んだ。
「……真面目な人だ」
「そんなことはないと思いますけど……あ、ご迷惑でしたら控えます」
「あぁいや、迷惑などではない。むしろ、頼みたいところだが――あなたはそれでいいのか」
「私のことは、気になさらないでください。居候の身ですし、今のところ時間を持て余しているくらいです。だから、それくらいは全然問題ないです」
時間を持て余しているのは本当なので、嘘は言っていない。と思う。
「ならば、我々の帰る目処がついたらあなたの元に鳥を飛ばそう」
鳥……というと、もしかして以前、手紙を咥えて窓をたたいていた、あの真っ白で綺麗な鳥のことだろうか。
「文を持たせておく。それを読んでもらえればいつ帰るかが分かるように記しておくので、読んでもらえると助かる」
「わかりました。……でもそれまで暇ですね……」
若干トーンの落ちた声音でそうつぶやくと、「すまない」とルーヴァスは謝った。
「だが、今のところあなたの暇を紛らわせることはできそうにない。……いや、そういえば」
ルーヴァスはふと思いついたように私を見つめた。
「あなたの部屋の前に、本棚があるだろう。あの場所のものは、好きに読んでもらって構わない」
私はこの世界の文字が読めない!!
と突っ込むのはさすがに不審すぎるので、私は「わぁありがとうございます!」と笑顔で言ってみた。
……うん。七人がいない間は、リオリムに頼んでこの世界の文字について教えてもらおうかな。
そういえば、料理も彼にいくつか教えてもらわなくては。レシピの一つや二つは頭の中に叩き込んでおきたい。
……とはいえ、私の低スペックな頭でそこまで完全に覚えられるとも思えない。
私はルーヴァスを見上げた。
「あの、ルーヴァス。お願いがあるんです」
「? 何だろうか」
「何枚か、紙をもらえないですか?」
毎回毎回リオリムに料理の手順を教えてもらうのではいずれ彼の存在が七人に知られる可能性が高いだろう。
しかしリオリムに習った料理のレシピを紙に記し、それを見て料理する分には、彼らもリオリムの存在に感づくことはないのではないだろうか。
名案、とちょっと心の中でガッツポーズをしたところで、
「駄目だよそんなの~」
と、即座に拒否の言葉が返ってきた。
「ユンファス?」
声のする方を振り向くと、いつになく険しい色をたたえた目で私を見据えるユンファスの姿がある。
「ええと、駄目っていうのは」
「当然、紙を頂戴っていうその要求のことだよ?」
「ど、どうしてですか? ……もしかして紙が滅茶苦茶高騰しているとか!? 買えないんですか?」
「人を愚弄するのも大概になさい。そんなわけがないでしょう」
ユンファスに続いて現れたのはシルヴィスだった。呆れ顔の彼に、私は首を傾げた。
「じゃあ、どうしてですか?」
「貴女、本物のバカですか? 考えが浅すぎて使えないとかよく言われないですか」
ひどい言い草だ。どうして私が今ここまで言われなければならないのか。
「私たぶん女王……じゃなかった、私女王なので、そんなこと言う人はいません。……多分」
最後の一言は小さく付け加えておく。実際のことはわからないし、そもそも今私がここにいる理由を鑑みればあながち否定できることでもない。暴走中の娘を諌めることができない母親。しかも城はすさまじい勢いで衰退中……とこう来れば、まぁあまり高評価を受けている女王だとは思えなかった。
「貴女が口にする言い訳には興味がありませんが、紙など貴女に渡すと思いますか? 少しはここにいるという状況が何を指すのか、幾らその頭でも判らないはずはありませんよね?」
……まったくもって意味が分からない上に理不尽に貶されているように感じるのは気のせいだろうか。
大体口にする言い訳とはいったい何のことなのか。私はまだレシピの話をしていない。見透かしているとは思いにくいのにこの発言。何らかの誤解を受けているとしか思えなかった。
「あの、私まだ紙の用途についてお話していないのですが」
「どんな用途を言い並べ立てられようと、答えは変わりません」
聞く耳を持たないとはまさにこのこと。シルヴィスはぴしゃりと冷たく言い放つとそのまま台所から去っていく。
結局紙が欲しい、という話はなし崩しになってしまい、私は皿洗いを終えると自室に帰らざるを得ない雰囲気になってしまったのだった。
「姫。今、少しいいだろうか」
「ルーヴァス?」
入ってきたのはルーヴァスだ。若干迷ったような表情を浮かべつつ、私に歩み寄ってくる。それから、私の手元――洗っている途中の皿をみて、瞬きをした。
「今日は、ユンファスが当番ではなかっただろうか?」
「食事の当番ですか? そうみたいですね」
「ならば食器洗いなど、あなたは今日はしなくても良いのだが……」
「でもすることがないんです」
私がそう言うと、ルーヴァスは困ったように笑った。
「……真面目な人なのだな」
言われればそうかもしれない。とはいえ、元の世界ではきっとこんなことはしないと思う。わざわざこんなことをしているのは暇という理由ももちろんあったが、「只の居候」として私への印象をガタ落ちさせて放り出されることを恐れたのが一番の理由だ。
元々ろくな印象を持たれていないのは織り込み済みだが、それをより確実なものにする必要は全くない。というかそうなったらそれこそ死活問題である。
「まぁ……それはそうと、姫。明日からのことなのだが」
「? はい」
「仕事が入った」
ルーヴァスの言葉に、ふと記憶を巡らせる。
そういえば彼らは狩人を生業にしているのだった。普段まったりと過ごしているので忘れかけていたが、仕事のある日は家を留守にするとかなんとか言っていたような。
「そういえば家を空けると聞いたような……どれくらい空けられるんですか?」
「詳しいことはまだ、今のところはわからない。だが、日帰りということはない。恐らく二、三日はかかるだろう。だから、その間、大変申し訳ないのだが――」
ルーヴァスは申し訳なさげに目をそらした。
「? ええと、なんでしょう?」
「森から出ることなく、この家にいて欲しいのだ。食事の当番も、本来はあなたではないだろうが、我々が仕事の間はあなたが自分の食事を用意することになる」
ルーヴァスは大変申し訳なさげな顔だが、それは確かここに来た当日の夜、シルヴィスに突きつけられた条件にあったはずだ。
「ええと、それでしたら平気です。この森から出ないで、皆さんを待っていればいいのですよね。大丈夫だと思います。……というか、私の場合は森に行っても迷うと思います……」
「そ、そうか。まぁ、あなたは人間だからな。迷うのも仕方ないことだろう。――食材は、二、三日日程度ならば困らぬよう揃えてある。心配はしないで欲しい」
「わかりました。でも、皆さんが帰ってくるのがいつかわからないなら、みなさんの食事を用意できませんね……」
「食事?」
「え? はい。だって、帰ってきた時に食事があったほうが良くありませんか? みなさん、お仕事の帰りだったら疲れているんじゃないかと思いますし」
「……」
ルーヴァスは目を見開いて私を見ていたが、それからそっと微笑んだ。
「……真面目な人だ」
「そんなことはないと思いますけど……あ、ご迷惑でしたら控えます」
「あぁいや、迷惑などではない。むしろ、頼みたいところだが――あなたはそれでいいのか」
「私のことは、気になさらないでください。居候の身ですし、今のところ時間を持て余しているくらいです。だから、それくらいは全然問題ないです」
時間を持て余しているのは本当なので、嘘は言っていない。と思う。
「ならば、我々の帰る目処がついたらあなたの元に鳥を飛ばそう」
鳥……というと、もしかして以前、手紙を咥えて窓をたたいていた、あの真っ白で綺麗な鳥のことだろうか。
「文を持たせておく。それを読んでもらえればいつ帰るかが分かるように記しておくので、読んでもらえると助かる」
「わかりました。……でもそれまで暇ですね……」
若干トーンの落ちた声音でそうつぶやくと、「すまない」とルーヴァスは謝った。
「だが、今のところあなたの暇を紛らわせることはできそうにない。……いや、そういえば」
ルーヴァスはふと思いついたように私を見つめた。
「あなたの部屋の前に、本棚があるだろう。あの場所のものは、好きに読んでもらって構わない」
私はこの世界の文字が読めない!!
と突っ込むのはさすがに不審すぎるので、私は「わぁありがとうございます!」と笑顔で言ってみた。
……うん。七人がいない間は、リオリムに頼んでこの世界の文字について教えてもらおうかな。
そういえば、料理も彼にいくつか教えてもらわなくては。レシピの一つや二つは頭の中に叩き込んでおきたい。
……とはいえ、私の低スペックな頭でそこまで完全に覚えられるとも思えない。
私はルーヴァスを見上げた。
「あの、ルーヴァス。お願いがあるんです」
「? 何だろうか」
「何枚か、紙をもらえないですか?」
毎回毎回リオリムに料理の手順を教えてもらうのではいずれ彼の存在が七人に知られる可能性が高いだろう。
しかしリオリムに習った料理のレシピを紙に記し、それを見て料理する分には、彼らもリオリムの存在に感づくことはないのではないだろうか。
名案、とちょっと心の中でガッツポーズをしたところで、
「駄目だよそんなの~」
と、即座に拒否の言葉が返ってきた。
「ユンファス?」
声のする方を振り向くと、いつになく険しい色をたたえた目で私を見据えるユンファスの姿がある。
「ええと、駄目っていうのは」
「当然、紙を頂戴っていうその要求のことだよ?」
「ど、どうしてですか? ……もしかして紙が滅茶苦茶高騰しているとか!? 買えないんですか?」
「人を愚弄するのも大概になさい。そんなわけがないでしょう」
ユンファスに続いて現れたのはシルヴィスだった。呆れ顔の彼に、私は首を傾げた。
「じゃあ、どうしてですか?」
「貴女、本物のバカですか? 考えが浅すぎて使えないとかよく言われないですか」
ひどい言い草だ。どうして私が今ここまで言われなければならないのか。
「私たぶん女王……じゃなかった、私女王なので、そんなこと言う人はいません。……多分」
最後の一言は小さく付け加えておく。実際のことはわからないし、そもそも今私がここにいる理由を鑑みればあながち否定できることでもない。暴走中の娘を諌めることができない母親。しかも城はすさまじい勢いで衰退中……とこう来れば、まぁあまり高評価を受けている女王だとは思えなかった。
「貴女が口にする言い訳には興味がありませんが、紙など貴女に渡すと思いますか? 少しはここにいるという状況が何を指すのか、幾らその頭でも判らないはずはありませんよね?」
……まったくもって意味が分からない上に理不尽に貶されているように感じるのは気のせいだろうか。
大体口にする言い訳とはいったい何のことなのか。私はまだレシピの話をしていない。見透かしているとは思いにくいのにこの発言。何らかの誤解を受けているとしか思えなかった。
「あの、私まだ紙の用途についてお話していないのですが」
「どんな用途を言い並べ立てられようと、答えは変わりません」
聞く耳を持たないとはまさにこのこと。シルヴィスはぴしゃりと冷たく言い放つとそのまま台所から去っていく。
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