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恐怖の大王編
悪女と操り人形
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大陸全土に現れる鉄人形は陽動。未開の土地に集められた鉄人形も陽動。
では本命である目的地は何処か?
予測はできなかった。
それも当然だった。鉄人形の侵攻は大陸を支配する為のものだと思っていた。
しかし今回の侵攻は私怨だったのだから。
歳は十代の真ん中から後半。肩に掛かる黒髪、黒い瞳。日本人の高校生だろう。なぜならその服装は学生のセーラー服姿だったからだ。
その彼女の足元。艶々とした毛並みの黒猫がいた。ただの猫ではない、ゆらゆらと揺れる複数の尾。数えてみれば九本もの尻尾がある。
黒猫は少年のような声で言う。
「さぁて、ユエ。全部が君の理想通りだね。さすが希代の悪女様だよ、運も良い」
「待って。私知ってる。世の中には良い悪女と悪い悪女がいるの。良い悪女は役割のせいで悪く言われるけど、その行動は長い目で見ればみんなの役に立ってるの。悪い悪女ってのは自分中心のワガママで周りを振り回して悪影響だけを与える存在。悪女なんて一言でまとめちゃうのは私的には『どうなの?』って思うんだよね。それを踏まえて私の事を希代の悪女様とか言うの? ホントもう一度考えてみてよ」
「世界一つだけじゃ飽き足らず、こっちの世界まで手を出して引っ掻き回し、さらに封印された仕返しをする為にアンゴルモアを復活させてまた戦争を起こす……悪い悪女以外の選択肢が無いんだけど。もう一度考えた結果」
「……おはぎ。それよりユエっての止めて。ほらこの姿を見てよ。元の姿と同じく、元の名前で呼んで」
「元って、どっちの方?」
「私がこの世で一番好きな食べ物の方」
「すあま、ね。だったら俺の事も元の名前で呼んで欲しいんだけど」
「おはぎはおはぎで良いんだよ。真っ黒だし、私が二番目に好きな食べ物だし」
セーラー服の彼女が『すあま』
そして黒猫が『おはぎ』
「それと今、露骨に話題を変えただろ?」
「だってどう考えても私は悪い悪女の方だったんだよ。できれば悪い聖女様くらい、せめて良い悪女くらいの格上げにならないかなと思ったんだけど自分でも擁護は無理と判断した」
そう言ってすあまは笑う。
つられておはぎも笑ってしまう。
「でも言い訳をさせてもらうなら、きっと私のサキュバスに生まれ変わった本能だと思うよ。人を操りたい、って衝動はね」
「俺が反論させてもらうなら、逆、すあまは人を操りたいからサキュバスに生まれ変わったはずだけど」
「……よーし、じゃあ仕返しするぞー。人をあんな馬の置物に封印してくれちゃって。ララだっけ、ボッコボコのギッタンギッタンにしてやるよー」
「無視した……」
今、二人の目の前に見えるのは大きな壁だった。その壁に囲まれるのは……
『王立学校』
「ねぇ、すあま。仕返しの後は?」
「さぁ。やりたい事をやったら、その後の事はまた後で考える」
「ああ、そうだった。すあまはそういう子だったね」
「でもシノブって子には会うつもりだよ。名前からして私と同じ世界の子だろうし。それに今回の作戦ってシノブが考えたんでしょ? だからこうして楽に近付けた。ちょっと興味があるんだよね」
言いながらすあまは微笑むのだ。
★★★
時間は少しだけ遡る。
ママ、ママ、うるさいな、コイツは。
相変わらずのアンゴルモア。一緒に過ごして数日して分かった事がある。この男……どこかおかしい……いや『ママ』とか言ってる時点でおかしいんだけどさ。
寝る前の断片的な独り言。話が繋がらない。そして同じ内容だけを繰り返している。無意識に言葉を出してしまうほど執着している。なのに他の話が全く出てこない。もっと思い出だって色々あるだろうに……
そしてベッドに上に座る俺。膝枕でアンゴルモアの頭を撫でる。
「ママ……私は世界の全てを破壊したいのだ。しかし同時にママ、ママにも愛されたい。だから全ての指揮をママに任せる」
「それはどういう意味でしょうか?」
「そのままの意味だ」
「……」
「ママの話は聞いた。その知略で救国の小女神とも呼ばれているのだろう?」
「確かに私をそう呼ぶ人もいますけど……」
「私が世界を手中に収めようとすれば多くの被害が出るだろう。だがママが指揮すれば、より少ない被害で済むかもしれない。つまりママに『壊滅的な被害で全てを手に入れる』か『少ない被害で全てを手に入れる』か、その選択肢を与えよう。ママの為に」
「あの世界征服を止めるという選択肢は?」
「それだけはない」
「……指揮するには、こちらの戦力全てを知る必要があります」
「教えよう」
「わざと負けるような指揮をするかも知れませんよ?」
「私を裏切るような行為をすれば……」
アンゴルモアは俺の首元へと触れる。
このチョーカーが爆発するのか、もしくは締め殺されるのか……しかしこれは同時にチャンスだ。アンゴルモア全ての戦力が分かるのならば……
「分かりました。私が指揮します。けど絶対に口出しはしない。そして必要な戦力は貸し出してください。約束ができますか?」
「ママ……約束だ」
★★★
こうして俺は大陸侵攻の指揮をする事になるのであるが、そのこちらの戦力。
アンゴルモアの能力は鉄人形を生み出すもの。
いくつかの希少金属と魔法の力で錬成するらしい。錬成できる数は数日に一体。その状態でどうしてあれだけの数の鉄人形を用意できたのか。
それは鉄人形が新たな鉄人形を錬成しているからだ。しかもアンゴルモアが封印されている長い年月の間にも錬成され続けていた。
今も別の空間で錬成は続けられている。
その別の空間、俺達の世界、アンゴルモアの世界を魔法陣で繋げる男がいる。
想定もしていたが最悪だ、クソッ……過去に残された魔法陣を破壊していけば、侵攻の阻止は容易になるはずだった。
ただ新たに転移の魔法陣を設置できる人間がいるならば話は別、対応が全く変わってくる。そもそも大陸側はそれを想定しているのだろうか?
それがこの男である。
「アソブーと申します。これから私が補佐をしますので」
温和な表情で笑みを浮かべるアソブー。良い人そうに見えるが、こういう相手が一番信じられなかったりするからな。気を付けんと。
「シノブです。さっそくですがアソブーさんが魔法陣を創り出して別の世界を繋げている事は聞いています。それは本当でしょうか?」
「はい。その通りです」
「こちらの世界にも『魔法』と呼ばれるものがあるのは分かりました。アソブーさんが使うのはその魔法という範疇のものでしょうか?」
俺は一度見た事のある魔法陣ならば、そのまま無詠唱魔法として使う事ができる。しかしあの転移の魔法陣を構築する事はできなかった。それは俺の世界の魔法ではないから……そう考える事ができるが、もう一つ……
「あれは私個人の能力と思っていただければ」
「具体的にはどのような能力でしょうか?」
「それは今回の侵攻に必要な事ですか?」
「当然です。詳細の分からない能力の人を自分の近くになんて置けませんから」
アソブーは同席しているアンゴルモアにチラッと視線を向ける。
アンゴルモアは一言。
「構わぬ」
「……実は能力自体は譲り受けたものなのです」
「誰にですか?」
「……分かりません……ただ彼女はアンゴルモア様と同じ時代に生きていた者だと思います」
「どうしてそう思うんですか?」
「彼女がアンゴルモア様を復活させたからです」
「だったらその彼女こそユエさんなんじゃないですか? アンゴルモア様が探している女性の」
俺はアソブーとアンゴルモアの顔を交互に見る。
アンゴルモアの表情に変わりはない。
「いえ、彼女は黒い髪と黒い瞳でした。ユエ様はシノブさんと同じく白い髪と赤い瞳だと聞いています。別人だと思います」
「今、その人と会えますか?」
「無理ですね。接触は常に向こうからですし、私達には彼女の素性も何もかも全く分からないのです」
「ちょ、ちょっと待ってください……」
さすがに呆れる。
「……いくら何でも不自然過ぎます」
「不自然……ですか?」
「つまり今回の始まりは、その正体不明の彼女が現れて始まった事ですよね? アンゴルモア様の復活も、別世界への侵攻も、その彼女がいてこそ可能だった。だけど素性も正体も分からない。つまり目的だって分からない。そんな彼女を信じるように侵攻を始めるなんて……戦争ですよ? そんな大きな行動の中心に正体不明の人間が関わっているなんて……正気の行動とは思えません」
アンゴルモアに視線を向ける。
「些末な事だ」
「さ、些末? こ、これが些末な事?」
「この世界は私のものだ。そして時期にお前の世界も私のものとなるだろう。その為の手段がそこにあるから使っただけだ。女にどんな思惑があろうが些末な事。そんなものは私のこの強大な力で打ち壊してしまえば良いのだからな」
反射的にアソブーへと視線を向ける。
アソブーは苦笑い。
「私はアンゴルモア様に従うだけですから」
異論があろうが無かろうが、圧倒的な力に従うしかないアソブーの立場は分かる。
ただアンゴルモアはやはりおかしい……ユエに執着するならば、何かしら繋がりのありそうなその彼女にもっと関心を持つべきなのに、まるで意に介していない。
それに世界を征服だ、蹂躙だと言う割に積極的な行動を起こさず、侵攻状況にもあまり興味を示さない。
その印象はまるで……操り人形だ……
では本命である目的地は何処か?
予測はできなかった。
それも当然だった。鉄人形の侵攻は大陸を支配する為のものだと思っていた。
しかし今回の侵攻は私怨だったのだから。
歳は十代の真ん中から後半。肩に掛かる黒髪、黒い瞳。日本人の高校生だろう。なぜならその服装は学生のセーラー服姿だったからだ。
その彼女の足元。艶々とした毛並みの黒猫がいた。ただの猫ではない、ゆらゆらと揺れる複数の尾。数えてみれば九本もの尻尾がある。
黒猫は少年のような声で言う。
「さぁて、ユエ。全部が君の理想通りだね。さすが希代の悪女様だよ、運も良い」
「待って。私知ってる。世の中には良い悪女と悪い悪女がいるの。良い悪女は役割のせいで悪く言われるけど、その行動は長い目で見ればみんなの役に立ってるの。悪い悪女ってのは自分中心のワガママで周りを振り回して悪影響だけを与える存在。悪女なんて一言でまとめちゃうのは私的には『どうなの?』って思うんだよね。それを踏まえて私の事を希代の悪女様とか言うの? ホントもう一度考えてみてよ」
「世界一つだけじゃ飽き足らず、こっちの世界まで手を出して引っ掻き回し、さらに封印された仕返しをする為にアンゴルモアを復活させてまた戦争を起こす……悪い悪女以外の選択肢が無いんだけど。もう一度考えた結果」
「……おはぎ。それよりユエっての止めて。ほらこの姿を見てよ。元の姿と同じく、元の名前で呼んで」
「元って、どっちの方?」
「私がこの世で一番好きな食べ物の方」
「すあま、ね。だったら俺の事も元の名前で呼んで欲しいんだけど」
「おはぎはおはぎで良いんだよ。真っ黒だし、私が二番目に好きな食べ物だし」
セーラー服の彼女が『すあま』
そして黒猫が『おはぎ』
「それと今、露骨に話題を変えただろ?」
「だってどう考えても私は悪い悪女の方だったんだよ。できれば悪い聖女様くらい、せめて良い悪女くらいの格上げにならないかなと思ったんだけど自分でも擁護は無理と判断した」
そう言ってすあまは笑う。
つられておはぎも笑ってしまう。
「でも言い訳をさせてもらうなら、きっと私のサキュバスに生まれ変わった本能だと思うよ。人を操りたい、って衝動はね」
「俺が反論させてもらうなら、逆、すあまは人を操りたいからサキュバスに生まれ変わったはずだけど」
「……よーし、じゃあ仕返しするぞー。人をあんな馬の置物に封印してくれちゃって。ララだっけ、ボッコボコのギッタンギッタンにしてやるよー」
「無視した……」
今、二人の目の前に見えるのは大きな壁だった。その壁に囲まれるのは……
『王立学校』
「ねぇ、すあま。仕返しの後は?」
「さぁ。やりたい事をやったら、その後の事はまた後で考える」
「ああ、そうだった。すあまはそういう子だったね」
「でもシノブって子には会うつもりだよ。名前からして私と同じ世界の子だろうし。それに今回の作戦ってシノブが考えたんでしょ? だからこうして楽に近付けた。ちょっと興味があるんだよね」
言いながらすあまは微笑むのだ。
★★★
時間は少しだけ遡る。
ママ、ママ、うるさいな、コイツは。
相変わらずのアンゴルモア。一緒に過ごして数日して分かった事がある。この男……どこかおかしい……いや『ママ』とか言ってる時点でおかしいんだけどさ。
寝る前の断片的な独り言。話が繋がらない。そして同じ内容だけを繰り返している。無意識に言葉を出してしまうほど執着している。なのに他の話が全く出てこない。もっと思い出だって色々あるだろうに……
そしてベッドに上に座る俺。膝枕でアンゴルモアの頭を撫でる。
「ママ……私は世界の全てを破壊したいのだ。しかし同時にママ、ママにも愛されたい。だから全ての指揮をママに任せる」
「それはどういう意味でしょうか?」
「そのままの意味だ」
「……」
「ママの話は聞いた。その知略で救国の小女神とも呼ばれているのだろう?」
「確かに私をそう呼ぶ人もいますけど……」
「私が世界を手中に収めようとすれば多くの被害が出るだろう。だがママが指揮すれば、より少ない被害で済むかもしれない。つまりママに『壊滅的な被害で全てを手に入れる』か『少ない被害で全てを手に入れる』か、その選択肢を与えよう。ママの為に」
「あの世界征服を止めるという選択肢は?」
「それだけはない」
「……指揮するには、こちらの戦力全てを知る必要があります」
「教えよう」
「わざと負けるような指揮をするかも知れませんよ?」
「私を裏切るような行為をすれば……」
アンゴルモアは俺の首元へと触れる。
このチョーカーが爆発するのか、もしくは締め殺されるのか……しかしこれは同時にチャンスだ。アンゴルモア全ての戦力が分かるのならば……
「分かりました。私が指揮します。けど絶対に口出しはしない。そして必要な戦力は貸し出してください。約束ができますか?」
「ママ……約束だ」
★★★
こうして俺は大陸侵攻の指揮をする事になるのであるが、そのこちらの戦力。
アンゴルモアの能力は鉄人形を生み出すもの。
いくつかの希少金属と魔法の力で錬成するらしい。錬成できる数は数日に一体。その状態でどうしてあれだけの数の鉄人形を用意できたのか。
それは鉄人形が新たな鉄人形を錬成しているからだ。しかもアンゴルモアが封印されている長い年月の間にも錬成され続けていた。
今も別の空間で錬成は続けられている。
その別の空間、俺達の世界、アンゴルモアの世界を魔法陣で繋げる男がいる。
想定もしていたが最悪だ、クソッ……過去に残された魔法陣を破壊していけば、侵攻の阻止は容易になるはずだった。
ただ新たに転移の魔法陣を設置できる人間がいるならば話は別、対応が全く変わってくる。そもそも大陸側はそれを想定しているのだろうか?
それがこの男である。
「アソブーと申します。これから私が補佐をしますので」
温和な表情で笑みを浮かべるアソブー。良い人そうに見えるが、こういう相手が一番信じられなかったりするからな。気を付けんと。
「シノブです。さっそくですがアソブーさんが魔法陣を創り出して別の世界を繋げている事は聞いています。それは本当でしょうか?」
「はい。その通りです」
「こちらの世界にも『魔法』と呼ばれるものがあるのは分かりました。アソブーさんが使うのはその魔法という範疇のものでしょうか?」
俺は一度見た事のある魔法陣ならば、そのまま無詠唱魔法として使う事ができる。しかしあの転移の魔法陣を構築する事はできなかった。それは俺の世界の魔法ではないから……そう考える事ができるが、もう一つ……
「あれは私個人の能力と思っていただければ」
「具体的にはどのような能力でしょうか?」
「それは今回の侵攻に必要な事ですか?」
「当然です。詳細の分からない能力の人を自分の近くになんて置けませんから」
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アンゴルモアは一言。
「構わぬ」
「……実は能力自体は譲り受けたものなのです」
「誰にですか?」
「……分かりません……ただ彼女はアンゴルモア様と同じ時代に生きていた者だと思います」
「どうしてそう思うんですか?」
「彼女がアンゴルモア様を復活させたからです」
「だったらその彼女こそユエさんなんじゃないですか? アンゴルモア様が探している女性の」
俺はアソブーとアンゴルモアの顔を交互に見る。
アンゴルモアの表情に変わりはない。
「いえ、彼女は黒い髪と黒い瞳でした。ユエ様はシノブさんと同じく白い髪と赤い瞳だと聞いています。別人だと思います」
「今、その人と会えますか?」
「無理ですね。接触は常に向こうからですし、私達には彼女の素性も何もかも全く分からないのです」
「ちょ、ちょっと待ってください……」
さすがに呆れる。
「……いくら何でも不自然過ぎます」
「不自然……ですか?」
「つまり今回の始まりは、その正体不明の彼女が現れて始まった事ですよね? アンゴルモア様の復活も、別世界への侵攻も、その彼女がいてこそ可能だった。だけど素性も正体も分からない。つまり目的だって分からない。そんな彼女を信じるように侵攻を始めるなんて……戦争ですよ? そんな大きな行動の中心に正体不明の人間が関わっているなんて……正気の行動とは思えません」
アンゴルモアに視線を向ける。
「些末な事だ」
「さ、些末? こ、これが些末な事?」
「この世界は私のものだ。そして時期にお前の世界も私のものとなるだろう。その為の手段がそこにあるから使っただけだ。女にどんな思惑があろうが些末な事。そんなものは私のこの強大な力で打ち壊してしまえば良いのだからな」
反射的にアソブーへと視線を向ける。
アソブーは苦笑い。
「私はアンゴルモア様に従うだけですから」
異論があろうが無かろうが、圧倒的な力に従うしかないアソブーの立場は分かる。
ただアンゴルモアはやはりおかしい……ユエに執着するならば、何かしら繋がりのありそうなその彼女にもっと関心を持つべきなのに、まるで意に介していない。
それに世界を征服だ、蹂躙だと言う割に積極的な行動を起こさず、侵攻状況にもあまり興味を示さない。
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