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第3話:グレイズが気を使ってくれます
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翌朝、お兄様と一緒に貴族学院へと向かう。
「アンリ…その、元気出せ。令息はエディソン様だけではない。お前にもきっと素敵な殿方が現れるだろうし…」
どうやら私が落ち込んでいると思っているのか、珍しく優しい言葉を掛けてくるお兄様。
「ありがとうございます、お兄様。でも、私は大丈夫ですわ。これからは、学院生活を楽しみたいと思っております」
「そうか、そうだな。お前はこの1年半、エディソン様に全力をささげてきたんだ。今後は友人との思い出作りに励むといい」
そう言って励ましてくれたお兄様。でも私、グレイズ以外の友人はいないのよね…と、都合の悪い事は、心の中でそっと呟いた。
「さあ、学院に着いたぞ。いいな、絶対に3年棟に来るなよ」
「分かっていますわ。さっきまで優しい言葉を掛けていてくれたのに、どうしてまたその話に戻るのですか?」
「それだけお前は、今までやりたい放題だったって事だ。俺は心配でたまらないんだ」
一気に元のお兄様に戻ってしまった。まあ、妹が家より身分の高い侯爵令息を追い回していれば、気が気じゃないのは理解できる。私、本当にお兄様にも迷惑を掛けていたのね…
「お兄様、今までごめんなさい。でも、本当に大丈夫ですので。それじゃあ、先に行きますね」
お兄様に頭を下げ、自分の教室へとやって来た。いつもなら真っ先に3年棟に行くのだが、そのまま自分の席についた。
「アンリ、おはよう。今日は3年棟に行かないのか?」
不思議そうに私に聞いて来たのは、グレイズだ。
「ええ、私、もうエディソン様に付きまとうのは止めたの。本人はもちろん、ネリア様や家族にも迷惑を掛けていた様だし。それに何より、私自身も疲れてしまったから」
「そうか、やっと諦めたか。そもそもお前みたいなどこにでもいる伯爵令嬢を、貴族界で3本の指に入るほどの人気の高い、マッキーノ侯爵令息が相手にする訳ないもんな。それでいいんだよ、アンリ。お前にはお前に合った男がいるはずだ。やっと現実を見てくれたんだな、俺は嬉しいよ」
私の肩をバシバシ叩きながら、失礼な事を言うグレイズ。こいつ、黙って聞いていれば、私の事を何だと思っているのよ!それも大きな声でベラベラ話すから、皆がこちらを見ているじゃない。本当に恥ずかしい男ね!
グレイズに絡まれている間に、授業が始まった。そんなグレイズ、休み時間のたびに私に話しかけてくれる。そのお陰で、時間を持て余すことはない。
そして迎えた昼休み。いつもなら真っ先に3年棟に向かうのだが、さて、どこでお弁当を食べようかな?
「アンリ、飯だぞ。今日は天気がいいからテラスに行こう」
そう言うと、グレイズが私の手を掴んだ。
「お~い、皆も今日はテラスで食べようぜ。ほら、行くぞ」
グレイズの掛け声で、皆がぞろぞろとテラスにやって来た。そしてクラスの子たちも交えて、昼食タイムだ。
「おお、アンリの弁当に入っているその肉炒め、旨そうだな。1口よこせ」
ちょっと目を離したすきに、私のお弁当からお肉を強奪するグレイズ。私の大好物を食べるなんて、許すまじ~
「グレイズ、よくも私のお肉を食べたわね。それなら私は、このステーキをいただくわ」
すかさずグレイズのお弁当から、ステーキを強奪し、口に放り込んだ。このお肉、柔らかくて美味しいわ。それにソースも私好みの甘めだし。
「おい、俺の肉を取るなんて。お前それでも令嬢かよ」
「先に私のお弁当を取ったのは、グレイズの方でしょう。あっ、また食べた!」
私に文句を言いながらも、再びお肉を強奪するグレイズ。こいつ、どれだけ食い意地が入っているのよ。
そんな私たちの姿を見た令息が急に笑い出したのだ。つられて他の子たちも笑い始めた。一体何がおかしいのかしら?
「ハハハッハハ、アンリ嬢って、こんな子だったんだ。いつも教室にいないし、俺たちには見向きもしないから、高貴な身分の人間しか興味がないのかと思っていたよ」
「確かに、いつもグレイズ様とお話をしている姿しか見た事がなかったので…きっと私たちの事なんて眼中にないと思っていましたわ」
「私は高貴な身分の人間にしか興味がないのではなく、エディソン様をお慕いしていただけですわ。でも、私なんて全く眼中に無かったようですが」
そう、私はただエディソン様が好きだっただけなのだ。
「もしよろしければ、これからは私とも仲良くして頂けますか?実はずっとクラスの皆様と仲良くしたいと思っていたのです。でも、どうしていいか分からなくて…」
「もちろんだよ。せっかく同じクラスになったんだ。仲良くしようぜ」
そう言ってほほ笑んでくれた令息。他の令嬢や令息たちも、頷いてくれている。
「よかったな、アンリ。こいつ実はずっと皆と仲良くしたいって悩んでいたんだ。本当に、世話の焼ける奴だぜ」
私の頭をポンポンと叩きながら、笑っているグレイズ。そういえば昼食に誘ってくれたのも、皆を呼んでくれたのもグレイズだった。もしかして、私が早く皆に馴染めるように、わざとお弁当を取ったのかしら?普段バカな事ばかりやっているグレイズだけれど、私が困ったり落ち込んだりしていると、いつもこうやって助けてくれる。
なんだか胸の奥が温かいもので包まれた。
その時だった。
「アンリ、弁当食わないのか?それなら俺が貰ってやるよ」
そう言って他のおかずまで食べ始めていたのだ。
「ちょっと、誰が食べないなんて言ったのよ。人のお弁当を勝手に取らないでよね」
急いでグレイズからお弁当を奪い取る。
「ハハハッハ、お前みたいな食いしん坊令嬢じゃあ、世界がひっくり返ってもマッキーノ侯爵令息に相手にされることはないわな。お前、1年半、本当に無駄な時間を過ごしたな」
ちょっと、誰が食いしん坊令嬢よ。その上、また暴言を!こんな失礼な男に、少しでも感謝した私がバカだったわ。
「うるさいわね、食いしん坊なのはグレイズでしょう。すぐに人のお弁当を取るんだから。皆、気を付けて。油断するとグレイズにお弁当とられるわよ!」
「おい、人聞きの悪い事を言うなよ」
「人聞きの悪い事を言っているのはグレイズでしょう。そんな失礼な事ばかり言っているから、あなたは令嬢にモテないのよ」
「俺がいつモテなかったんだよ。大体お前は…」
「お前たち、いい加減にしろよ。本当にさっきから子供の喧嘩みたいなことをして」
は~とため息を吐きながら、令息が私たちの喧嘩を止めた。
「「ごめんなさい」」
2人でシュンとなって頭を下げた瞬間、なぜか周りから笑いが沸き起こった。なぜ笑われているかよくわからない。
ただ、この一件ですっかりクラスの皆と仲良くなったのであった。
「アンリ…その、元気出せ。令息はエディソン様だけではない。お前にもきっと素敵な殿方が現れるだろうし…」
どうやら私が落ち込んでいると思っているのか、珍しく優しい言葉を掛けてくるお兄様。
「ありがとうございます、お兄様。でも、私は大丈夫ですわ。これからは、学院生活を楽しみたいと思っております」
「そうか、そうだな。お前はこの1年半、エディソン様に全力をささげてきたんだ。今後は友人との思い出作りに励むといい」
そう言って励ましてくれたお兄様。でも私、グレイズ以外の友人はいないのよね…と、都合の悪い事は、心の中でそっと呟いた。
「さあ、学院に着いたぞ。いいな、絶対に3年棟に来るなよ」
「分かっていますわ。さっきまで優しい言葉を掛けていてくれたのに、どうしてまたその話に戻るのですか?」
「それだけお前は、今までやりたい放題だったって事だ。俺は心配でたまらないんだ」
一気に元のお兄様に戻ってしまった。まあ、妹が家より身分の高い侯爵令息を追い回していれば、気が気じゃないのは理解できる。私、本当にお兄様にも迷惑を掛けていたのね…
「お兄様、今までごめんなさい。でも、本当に大丈夫ですので。それじゃあ、先に行きますね」
お兄様に頭を下げ、自分の教室へとやって来た。いつもなら真っ先に3年棟に行くのだが、そのまま自分の席についた。
「アンリ、おはよう。今日は3年棟に行かないのか?」
不思議そうに私に聞いて来たのは、グレイズだ。
「ええ、私、もうエディソン様に付きまとうのは止めたの。本人はもちろん、ネリア様や家族にも迷惑を掛けていた様だし。それに何より、私自身も疲れてしまったから」
「そうか、やっと諦めたか。そもそもお前みたいなどこにでもいる伯爵令嬢を、貴族界で3本の指に入るほどの人気の高い、マッキーノ侯爵令息が相手にする訳ないもんな。それでいいんだよ、アンリ。お前にはお前に合った男がいるはずだ。やっと現実を見てくれたんだな、俺は嬉しいよ」
私の肩をバシバシ叩きながら、失礼な事を言うグレイズ。こいつ、黙って聞いていれば、私の事を何だと思っているのよ!それも大きな声でベラベラ話すから、皆がこちらを見ているじゃない。本当に恥ずかしい男ね!
グレイズに絡まれている間に、授業が始まった。そんなグレイズ、休み時間のたびに私に話しかけてくれる。そのお陰で、時間を持て余すことはない。
そして迎えた昼休み。いつもなら真っ先に3年棟に向かうのだが、さて、どこでお弁当を食べようかな?
「アンリ、飯だぞ。今日は天気がいいからテラスに行こう」
そう言うと、グレイズが私の手を掴んだ。
「お~い、皆も今日はテラスで食べようぜ。ほら、行くぞ」
グレイズの掛け声で、皆がぞろぞろとテラスにやって来た。そしてクラスの子たちも交えて、昼食タイムだ。
「おお、アンリの弁当に入っているその肉炒め、旨そうだな。1口よこせ」
ちょっと目を離したすきに、私のお弁当からお肉を強奪するグレイズ。私の大好物を食べるなんて、許すまじ~
「グレイズ、よくも私のお肉を食べたわね。それなら私は、このステーキをいただくわ」
すかさずグレイズのお弁当から、ステーキを強奪し、口に放り込んだ。このお肉、柔らかくて美味しいわ。それにソースも私好みの甘めだし。
「おい、俺の肉を取るなんて。お前それでも令嬢かよ」
「先に私のお弁当を取ったのは、グレイズの方でしょう。あっ、また食べた!」
私に文句を言いながらも、再びお肉を強奪するグレイズ。こいつ、どれだけ食い意地が入っているのよ。
そんな私たちの姿を見た令息が急に笑い出したのだ。つられて他の子たちも笑い始めた。一体何がおかしいのかしら?
「ハハハッハハ、アンリ嬢って、こんな子だったんだ。いつも教室にいないし、俺たちには見向きもしないから、高貴な身分の人間しか興味がないのかと思っていたよ」
「確かに、いつもグレイズ様とお話をしている姿しか見た事がなかったので…きっと私たちの事なんて眼中にないと思っていましたわ」
「私は高貴な身分の人間にしか興味がないのではなく、エディソン様をお慕いしていただけですわ。でも、私なんて全く眼中に無かったようですが」
そう、私はただエディソン様が好きだっただけなのだ。
「もしよろしければ、これからは私とも仲良くして頂けますか?実はずっとクラスの皆様と仲良くしたいと思っていたのです。でも、どうしていいか分からなくて…」
「もちろんだよ。せっかく同じクラスになったんだ。仲良くしようぜ」
そう言ってほほ笑んでくれた令息。他の令嬢や令息たちも、頷いてくれている。
「よかったな、アンリ。こいつ実はずっと皆と仲良くしたいって悩んでいたんだ。本当に、世話の焼ける奴だぜ」
私の頭をポンポンと叩きながら、笑っているグレイズ。そういえば昼食に誘ってくれたのも、皆を呼んでくれたのもグレイズだった。もしかして、私が早く皆に馴染めるように、わざとお弁当を取ったのかしら?普段バカな事ばかりやっているグレイズだけれど、私が困ったり落ち込んだりしていると、いつもこうやって助けてくれる。
なんだか胸の奥が温かいもので包まれた。
その時だった。
「アンリ、弁当食わないのか?それなら俺が貰ってやるよ」
そう言って他のおかずまで食べ始めていたのだ。
「ちょっと、誰が食べないなんて言ったのよ。人のお弁当を勝手に取らないでよね」
急いでグレイズからお弁当を奪い取る。
「ハハハッハ、お前みたいな食いしん坊令嬢じゃあ、世界がひっくり返ってもマッキーノ侯爵令息に相手にされることはないわな。お前、1年半、本当に無駄な時間を過ごしたな」
ちょっと、誰が食いしん坊令嬢よ。その上、また暴言を!こんな失礼な男に、少しでも感謝した私がバカだったわ。
「うるさいわね、食いしん坊なのはグレイズでしょう。すぐに人のお弁当を取るんだから。皆、気を付けて。油断するとグレイズにお弁当とられるわよ!」
「おい、人聞きの悪い事を言うなよ」
「人聞きの悪い事を言っているのはグレイズでしょう。そんな失礼な事ばかり言っているから、あなたは令嬢にモテないのよ」
「俺がいつモテなかったんだよ。大体お前は…」
「お前たち、いい加減にしろよ。本当にさっきから子供の喧嘩みたいなことをして」
は~とため息を吐きながら、令息が私たちの喧嘩を止めた。
「「ごめんなさい」」
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