22 / 26
第22話:イジャ様を傷つける人は絶対に許さない!
しおりを挟む
目の前に現れたお父様を睨みつけた。ルルも威嚇している。
「嫌よ!私は帰らないわ!私の事は諦めて、さっさと帰って!さもないと!」
魔力を集中させる!その瞬間、周りから物凄い風が吹く。このままだと家が壊れるが、今はそんな事を言っている場合じゃない!とにかくこの人たちを追い張らなわいと!
「さすが聖なる魔力を持つ者だけの事はある…凄い魔力だな…エリー、聞け!お前と一緒にいた男は、私たちが連れ去った!お前、あの男が好きなんだろう!早く国に帰らないと、あの男がどうなっても知らないぞ!」
そう言ってニヤリと笑ったお父様。イジャ様が?ふとイジャ様の魔力を探すが、全く感じられない。どういう事なの?
「お父様!一体イジャ様に何をしたの?」
「別に何もしていない!人様の娘を勝手に連れ歩いていたんだ。ただ、制裁を加えただけだ」
「ふざけないで!」
とにかく、すぐにモールズ王国に戻らないと!急いで魔力を集中させ、モールズ王国に戻る。すると、かすかだがイジャ様の魔力を感じた。でも、かなり弱っている。急がないと!再び転移魔法でイジャ様の元へと向かう。
ゆっくり目を開ける。見た感じ、公爵家の庭の様だ。周りを見渡すと…
そこには拘束されたイジャ様が、大勢の魔術師たちに攻撃魔法を受けていた。近くにはお母様もいる!
「あなた達!止めなさい!!!イジャ様、今お助けします!」
急いでイジャ様の元に向かう!かなりの攻撃魔法を受けた様で、体中傷だらけだ。何て事なの…
「エリー…」
「イジャ様、ごめんなさい!今すぐ拘束を解きます。それから、傷も!」
急いで治癒魔法で傷を治し、拘束も解いた。
「エリー、どうしてその男を助けるの?その男はあなたを連れ去った悪い男なのよ!」
そう叫んだのはお母様だ。
「何を言っているの?私は自分の意志で、この国から出たのよ!そして、右も左も分からない私を助けてくれたのがイジャ様よ!彼は私の命の恩人!変な言いがかりはよして!」
お母様をキッと睨みつけた。一瞬動揺するお母様の隣にやって来たのは、お父様だ。
「たとえそうだとしても、その男はエリーの居場所が分からない様、ずっとお前に魔法を掛けていたんだ!そもそも、お前は聖なる魔力を受け継いだ大事な人間なんだ!そんな男なんかに、渡すものか!」
そう言ってイジャ様目掛けて攻撃魔法を掛けて来るお父様。ふざけないで!!!もちろん、バリアで攻撃を塞いだ。
「私は、イジャ様を心から愛しているわ!誰が何と言おうと、イジャ様と結婚します!」
両親に向かって叫んだ。
「エリーのご両親。僕はエリーを心から愛しています。どうか、僕達の結婚を認めて下さいませんか?お願いします」
必死に頭を下げるイジャ様。
次の瞬間!
「ふざけるな!誰がお前なんかにエリーを渡すか!死ね!!」
一瞬姿を消したお父様が、私たちの目の前に現れ、剣でイジャ様の体を貫いたのだ。
「ぐわぁ」
血を吐いて倒れこむイジャ様。
「イジャ様!」
急いでイジャ様に近付こうとしたのだが
「動くな!エリー。この剣は聖剣と言ってな!この剣を使えば、たとえ聖なる魔力を持つお前でも倒すことが出来るんだ。お前も死にたくはないだろう?」
そう言って私の喉元に剣を突き付けた。聖剣と言えば、二度と使えない様に聖なる魔力を持つ者達が惨殺された場所に聖盾と一緒に埋められていたはず…まさか、無断で掘り出したという事なの…
自分の父親ながら、この男は何処まで腐っているのだろう。今まで感じた事のない怒りが、体中から溢れ出した!
許せない!
大切なイジャ様を傷つけたこの男だけは!!体中から怒りの魔力が溢れ出す。その瞬間、髪も虹色に戻った。
「…駄目だ…エリー…落ち着くんだ…」
隣で血を流しながら倒れているイジャ様が、必死に私に訴えかける。でも…
「あなただけは、絶対に許さない!聖剣だか何だか知らないけれど、受けるがいい!我が聖なる魔力を!!!」
「や…止めるんだ!エリー。俺はお前の実の父親だぞ!」
そう叫んでいるが、もちろん我を忘れている私が止められる訳がない!そのまま怒りに身を任せ、一気に父親目掛けて魔力を放出する!
「うぁぁぁぁぁぁ」
物凄い光と共に、爆発音が響き渡る。爆風で屋敷は吹き飛び、周りは瓦礫が飛んでいる。
あまりの破壊力に、目を開けていられない!しばらくすると、光も落ち着いた。ゆっくり目を開けると、私の目に飛び込んできたのは…
「どうして…」
お父様を庇う様に立っていたイジャ様が、私の魔力をモロに受けてしまい、ぐったりと倒れ込んだのだった。
「嫌よ!私は帰らないわ!私の事は諦めて、さっさと帰って!さもないと!」
魔力を集中させる!その瞬間、周りから物凄い風が吹く。このままだと家が壊れるが、今はそんな事を言っている場合じゃない!とにかくこの人たちを追い張らなわいと!
「さすが聖なる魔力を持つ者だけの事はある…凄い魔力だな…エリー、聞け!お前と一緒にいた男は、私たちが連れ去った!お前、あの男が好きなんだろう!早く国に帰らないと、あの男がどうなっても知らないぞ!」
そう言ってニヤリと笑ったお父様。イジャ様が?ふとイジャ様の魔力を探すが、全く感じられない。どういう事なの?
「お父様!一体イジャ様に何をしたの?」
「別に何もしていない!人様の娘を勝手に連れ歩いていたんだ。ただ、制裁を加えただけだ」
「ふざけないで!」
とにかく、すぐにモールズ王国に戻らないと!急いで魔力を集中させ、モールズ王国に戻る。すると、かすかだがイジャ様の魔力を感じた。でも、かなり弱っている。急がないと!再び転移魔法でイジャ様の元へと向かう。
ゆっくり目を開ける。見た感じ、公爵家の庭の様だ。周りを見渡すと…
そこには拘束されたイジャ様が、大勢の魔術師たちに攻撃魔法を受けていた。近くにはお母様もいる!
「あなた達!止めなさい!!!イジャ様、今お助けします!」
急いでイジャ様の元に向かう!かなりの攻撃魔法を受けた様で、体中傷だらけだ。何て事なの…
「エリー…」
「イジャ様、ごめんなさい!今すぐ拘束を解きます。それから、傷も!」
急いで治癒魔法で傷を治し、拘束も解いた。
「エリー、どうしてその男を助けるの?その男はあなたを連れ去った悪い男なのよ!」
そう叫んだのはお母様だ。
「何を言っているの?私は自分の意志で、この国から出たのよ!そして、右も左も分からない私を助けてくれたのがイジャ様よ!彼は私の命の恩人!変な言いがかりはよして!」
お母様をキッと睨みつけた。一瞬動揺するお母様の隣にやって来たのは、お父様だ。
「たとえそうだとしても、その男はエリーの居場所が分からない様、ずっとお前に魔法を掛けていたんだ!そもそも、お前は聖なる魔力を受け継いだ大事な人間なんだ!そんな男なんかに、渡すものか!」
そう言ってイジャ様目掛けて攻撃魔法を掛けて来るお父様。ふざけないで!!!もちろん、バリアで攻撃を塞いだ。
「私は、イジャ様を心から愛しているわ!誰が何と言おうと、イジャ様と結婚します!」
両親に向かって叫んだ。
「エリーのご両親。僕はエリーを心から愛しています。どうか、僕達の結婚を認めて下さいませんか?お願いします」
必死に頭を下げるイジャ様。
次の瞬間!
「ふざけるな!誰がお前なんかにエリーを渡すか!死ね!!」
一瞬姿を消したお父様が、私たちの目の前に現れ、剣でイジャ様の体を貫いたのだ。
「ぐわぁ」
血を吐いて倒れこむイジャ様。
「イジャ様!」
急いでイジャ様に近付こうとしたのだが
「動くな!エリー。この剣は聖剣と言ってな!この剣を使えば、たとえ聖なる魔力を持つお前でも倒すことが出来るんだ。お前も死にたくはないだろう?」
そう言って私の喉元に剣を突き付けた。聖剣と言えば、二度と使えない様に聖なる魔力を持つ者達が惨殺された場所に聖盾と一緒に埋められていたはず…まさか、無断で掘り出したという事なの…
自分の父親ながら、この男は何処まで腐っているのだろう。今まで感じた事のない怒りが、体中から溢れ出した!
許せない!
大切なイジャ様を傷つけたこの男だけは!!体中から怒りの魔力が溢れ出す。その瞬間、髪も虹色に戻った。
「…駄目だ…エリー…落ち着くんだ…」
隣で血を流しながら倒れているイジャ様が、必死に私に訴えかける。でも…
「あなただけは、絶対に許さない!聖剣だか何だか知らないけれど、受けるがいい!我が聖なる魔力を!!!」
「や…止めるんだ!エリー。俺はお前の実の父親だぞ!」
そう叫んでいるが、もちろん我を忘れている私が止められる訳がない!そのまま怒りに身を任せ、一気に父親目掛けて魔力を放出する!
「うぁぁぁぁぁぁ」
物凄い光と共に、爆発音が響き渡る。爆風で屋敷は吹き飛び、周りは瓦礫が飛んでいる。
あまりの破壊力に、目を開けていられない!しばらくすると、光も落ち着いた。ゆっくり目を開けると、私の目に飛び込んできたのは…
「どうして…」
お父様を庇う様に立っていたイジャ様が、私の魔力をモロに受けてしまい、ぐったりと倒れ込んだのだった。
3
あなたにおすすめの小説
誰も愛してくれないと言ったのは、あなたでしょう?〜冷徹家臣と偽りの妻契約〜
山田空
恋愛
王国有数の名家に生まれたエルナは、
幼い頃から“家の役目”を果たすためだけに生きてきた。
父に褒められたことは一度もなく、
婚約者には「君に愛情などない」と言われ、
社交界では「冷たい令嬢」と噂され続けた。
——ある夜。
唯一の味方だった侍女が「あなたのせいで」と呟いて去っていく。
心が折れかけていたその時、
父の側近であり冷徹で有名な青年・レオンが
淡々と告げた。
「エルナ様、家を出ましょう。
あなたはもう、これ以上傷つく必要がない」
突然の“駆け落ち”に見える提案。
だがその実態は——
『他家からの縁談に対抗するための“偽装夫婦契約”。
期間は一年、互いに干渉しないこと』
はずだった。
しかし共に暮らし始めてすぐ、
レオンの態度は“契約の冷たさ”とは程遠くなる。
「……触れていいですか」
「無理をしないで。泣きたいなら泣きなさい」
「あなたを愛さないなど、できるはずがない」
彼の優しさは偽りか、それとも——。
一年後、契約の終わりが迫る頃、
エルナの前に姿を見せたのは
かつて彼女を切り捨てた婚約者だった。
「戻ってきてくれ。
本当に愛していたのは……君だ」
愛を知らずに生きてきた令嬢が人生で初めて“選ぶ”物語。
【完結】冷酷伯爵ディートリヒは、去った妻を取り戻せない
くろねこ
恋愛
名門伯爵家に政略結婚で嫁いだ、正妻エレノア・リーヴェルト。夫である伯爵ディートリヒ・フォン・アイゼンヴァルトは、
軍務と義務を最優先し、彼女に関心を向けることはなかった。
言葉も、視線も、愛情も与えられない日々。それでも伯爵夫人として尽くし続けたエレノアは、ある一言をきっかけに、静かに伯爵家を去る決意をする。
――そして初めて、夫は気づく。
自分がどれほど多くのものを、彼女から与えられていたのかを。
一方、エレノアは新たな地でその才覚と人柄を評価され、
「必要とされる存在」として歩き始めていた。
去った妻を想い、今さら後悔する冷酷伯爵。前を向いて生きる正妻令嬢。
これは、失ってから愛に気づいた男と、
二度と戻らないかもしれない夫婦の物語。
――今さら、遅いのです。
侯爵家の婚約者
やまだごんた
恋愛
侯爵家の嫡男カインは、自分を見向きもしない母に、なんとか認められようと努力を続ける。
7歳の誕生日を王宮で祝ってもらっていたが、自分以外の子供を可愛がる母の姿をみて、魔力を暴走させる。
その場の全員が死を覚悟したその時、1人の少女ジルダがカインの魔力を吸収して救ってくれた。
カインが魔力を暴走させないよう、王はカインとジルダを婚約させ、定期的な魔力吸収を命じる。
家族から冷たくされていたジルダに、カインは母から愛されない自分の寂しさを重ね、よき婚約者になろうと努力する。
だが、母が死に際に枕元にジルダを呼んだのを知り、ジルダもまた自分を裏切ったのだと絶望する。
17歳になった2人は、翌年の結婚を控えていたが、関係は歪なままだった。
そんな中、カインは仕事中に魔獣に攻撃され、死にかけていたところを救ってくれたイレリアという美しい少女と出会い、心を通わせていく。
全86話+番外編の予定
【完結】王子妃候補をクビになった公爵令嬢は、拗らせた初恋の思い出だけで生きていく
たまこ
恋愛
10年の間、王子妃教育を受けてきた公爵令嬢シャーロットは、政治的な背景から王子妃候補をクビになってしまう。
多額の慰謝料を貰ったものの、婚約者を見つけることは絶望的な状況であり、シャーロットは結婚は諦めて公爵家の仕事に打ち込む。
もう会えないであろう初恋の相手のことだけを想って、生涯を終えるのだと覚悟していたのだが…。
「地味ブス」と捨てられた私、文化祭の大型スクリーンで王子様の裏の顔を全校生に配信します
スカッと文庫
恋愛
「お前みたいな地味女、引き立て役にもならないんだよ」
眼鏡にボサボサ頭の特待生・澪(みお)は、全校生徒が見守る中、恋人だった学園の王子・ハルトから冷酷に捨てられた。
隣には、可憐な微笑みを浮かべる転校生・エマ。
エマの自作自演により「いじめの犯人」という濡れ衣まで着せられ、学園中から蔑まれる澪。
しかし、彼女を嘲笑う者たちはまだ知らない。
彼女が眼鏡の奥に、誰もが平伏す「真実の美貌」と、学園さえも支配できる「最強の背景」を隠していることを――。
「……ねぇ、文化祭、最高のステージにしてあげる」
裏切りへのカウントダウンが今、始まる。
スクリーンの裏側を暴き、傲慢な王子と偽りのヒロインを奈落へ突き落とす、痛快・学園下剋上ファンタジー!
側妃の条件は「子を産んだら離縁」でしたが、陛下は私を離してくれません!
花瀬ゆらぎ
恋愛
「おまえには、国王陛下の側妃になってもらう」
婚約者と親友に裏切られ、傷心の伯爵令嬢イリア。
追い打ちをかけるように父から命じられたのは、若き国王フェイランの側妃になることだった。
しかし、王宮で待っていたのは、「世継ぎを産んだら離縁」という非情な条件。
夫となったフェイランは冷たく、侍女からは蔑まれ、王妃からは「用が済んだら去れ」と突き放される。
けれど、イリアは知ってしまう。 彼が兄の死と誤解に苦しみ、誰よりも孤独の中にいることを──。
「私は、陛下の幸せを願っております。だから……離縁してください」
フェイランを想い、身を引こうとしたイリア。
しかし、無関心だったはずの陛下が、イリアを強く抱きしめて……!?
「離縁する気か? 許さない。私の心を乱しておいて、逃げられると思うな」
凍てついた王の心を溶かしたのは、売られた側妃の純真な愛。
孤独な陛下に執着され、正妃へと昇り詰める逆転ラブロマンス!
※ 以下のタイトルにて、ベリーズカフェでも公開中。
【側妃の条件は「子を産んだら離縁」でしたが、陛下は私を離してくれません】
【完結】愛したあなたは本当に愛する人と幸せになって下さい
高瀬船
恋愛
伯爵家のティアーリア・クランディアは公爵家嫡男、クライヴ・ディー・アウサンドラと婚約秒読みの段階であった。
だが、ティアーリアはある日クライヴと彼の従者二人が話している所に出くわし、聞いてしまう。
クライヴが本当に婚約したかったのはティアーリアの妹のラティリナであったと。
ショックを受けるティアーリアだったが、愛する彼の為自分は身を引く事を決意した。
【誤字脱字のご報告ありがとうございます!小っ恥ずかしい誤字のご報告ありがとうございます!個別にご返信出来ておらず申し訳ございません( •́ •̀ )】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる