32 / 81
第32話:婚約者が決まりました
しおりを挟む
移動中退屈なのか、馬車の中で走り回るチャチャ。
「チャチャ様、少しはじっとしていられないのですか!」
余りにも動き回る為、ルシアナに怒られたチャチャは、慌てて私の膝の上に避難した。どうやら、日頃から容赦なく怒るルシアナが恐い様だ。
「ルシアナ、チャチャは普段走り回っているのだから、少しは多めに見てあげてよ!チャチャが可哀そうでしょう」
すかさず抗議の声を上げたのだが…
「だからって、こうウロウロとされては目障りです!」
そう言って怒るルシアナ。ルシアナに一喝され、私の膝の上で大人しくなったチャチャは、いつの間にか眠っていた。
その日は、行きとは別のホテルに泊まった。どうやら、動物も一緒に泊れるホテルを予約してくれた様だ。
行きはお母様と一緒だったが、帰りはチャチャと一緒だ。狭い馬車から降ろされ、大はしゃぎで部屋を走り回るチャチャ。
そして2日目、チャチャも随分と馬車になれたのか、比較的おとなしく乗っていた。
今日はエレナが私たちと一緒に馬車に乗っているのだが
「随分とお利口ですね、チャチャ様は。昨日ルシアナが、チャチャ様が走り回って大変だったって言っていましたが、全然じゃないですか」
そう言ってクスクス笑っていた。
あ~、それで今日はエレナが私たちの馬車に乗っているのね…
定期的に休憩を挟み、今日泊まるホテルに到着した。王都からもほど近い事もあり、明日は午前中には公爵家に帰れそうだ。
チャチャと一緒に部屋で休憩をしていると、ルシアナがやって来た。
「お嬢様、旦那様と奥様がいらっしゃいましたよ」
「お父様とお母様が?」
部屋に入ってきたのは、間違いなくお父様とお母様だ。どうやら、迎えに来てくれた様だ。
「ミシェル、久しぶりね。元気そうでよかったわ。チャチャも相変わらず元気ね」
私を抱きしめるお父様とお母様。チャチャも嬉しそうに走り回っている。
「どうしたの?わざわざ私を迎えに来てくれるなんて!」
「実はミシェルに大事な話があってね。ちょっと一緒に来てくれるかい?」
そう言って私を部屋の外へと連れ出した。もちろん、チャチャも一緒で、チャチャはお母様が抱っこしている。
私達が連れてこられたのは、ホテル側が準備してくれた特別な部屋の様だ。
中に入ると、そこに居たのは…
「ミシェル、久しぶりだな!随分奇麗になって、見違えたよ」
「レオ、どうしてあなたがここに居るの?でも、会いたかったわ!」
そう、部屋の中に居たのはレオとレオのご両親だ。嬉しくて、レオに抱き着いた。レオも私をギューッと抱きしめてくれる。
「レオ、随分背が伸びたのね。私より頭1つ分高いわ」
「一気に伸びたからな。それにしてもミシェル、お前随分いやらしい体になったな。まさか、他に男でも出来たのか?」
なぜそんな発想になるのよ!そもそも、いやらしい体って何よ!
「相変わらず失礼ね!男なんていないわよ」
そう言って頬を膨らませた。
「キャンキャン」
お母様の腕から抜け出したチャチャが、私たちの足元でウロウロしていた。
「お前がチャチャだな。ミシェルとずっと一緒に居てくれて、ありがとな」
そう言って、チャチャを抱きかかえたレオ。いつも通り、尻尾を振ってレオの顔を舐めて歓迎している。
「さあ感動の再会はもういいだろう?とにかく2人共座りなさい」
お父様に促され、席に座った。
「ミシェル、お前には一切話していなかったが、実はまだ第二王子と王妃がお前の事を諦めていない様でな。お前が帰って来たタイミングを見計らって、もう一度結婚を申し込んで来る様なんだ」
「そうみたいね。シュミナが教えてくれたわ。シュミナは王都の状況を、事細かく報告してくれていたから」
私の反応を見て、目を丸くするお父様たち。あら?私何かおかしな事を言ったかしら?
「すまん。あまりにも冷静だったから、驚いたんだ!それじゃあお前は、第二王子との婚約を受け入れるつもりなのかい?」
「それは無理よ!絶対に嫌!もちろん、お父様が断ってくれるのでしょう?」
第二王子と婚約なんて、死んでも嫌よ!
「ミシェルの気持ちは分かったよ。その件で、お前に相談があるんだ。実はスタンディーフォン家の3男、レオから結婚の申し込みを受けたのだが。お前さえよければ、この場でレオと婚約をさせようと思っている」
え?レオと?
無意識にレオの方を見た。
「ミシェル、俺は物心ついた時からお前が好きだ!この気持ちは誰にも負けない!絶対お前を幸せにする。だから、俺を選んで欲しい!それに、もし俺との結婚話を断れば、お前はユーグラテスと婚約する事になるんだぞ。嫌だろう?」
「おいレオ。気持ちは分かるが、ミシェルを脅すな!でもミシェル、レオにしといた方がいいぞ。お前、あの王子が嫌いなのだろう!レオは俺に似てイケメンだし、女にも優しいぞ」
どうやらおじ様も私とレオの結婚に賛成の様だ。それにしてもまさかこのタイミングで、レオにプロポーズされるなんて思ってもみなかったわ。
まるで夢みたいね。
そう思ったら、涙がジュワっと込み上げてきた。私の涙を見て、焦ったのはお父様だ。
「ミシェル、泣くほど嫌だったのか?嫌ならレオも第二王子も断っていいんだぞ」
「お父様、違うのよ。嬉しくて泣いているの」
そう言うと、私はレオの前に立った。
「レオ、私もあなたが大好きよ。こんな私で良ければ、よろしくお願いします」
深々と頭を下げた。
次の瞬間、レオにおもいっきり抱きしめられた。
「本当か?本当に俺はお前と結婚できるのか?おい、みんな聞いたか!これでミシェルは正真正銘俺のものだ!」
そう言ってさらにギューッと抱きしめるレオ。普段騎士として体を鍛えているレオに強く抱きしめられると、さすがに苦しい。
私がもがいている事に気が付いたレオが、力を緩めてくれた。
「ごめん、ミシェル。大丈夫か?」
ぐったりしている私を抱きかかえると、なぜかレオの膝の上に座らされた。それを見て、お父様以外の3人がニヤニヤしている。
「レオ、恥ずかしいわ。降ろして」
急いで降りようとした私を阻止し、後ろからギューッと抱きしめるレオ。
「俺はずっとお前に片思いをしていたんだ。これくらいしても罰は当たらないだろう」
そう言ってさらにギューッと抱きしめるレオ。
「コホン、とにかくミシェルはレオが婚約者でいいのだね?」
「もちろんよ」
再度お父様に確認され、即答した。
「わかったよ。それじゃあ、彼を呼んでくれるかい?」
彼?一体誰かしら?
お父様が側に控えていた執事に声を掛けた。しばらくすると、1人の男性が入って来た。
「わざわざ来てもらってすまないね」
「いいえ、これが私の仕事ですので。それでは早速、こちらの書類に記入していただけますでしょうか?」
私たちの目の前には、婚約書がおかれた。そうだわ、思い出した。確か婚約をする場合、自分たちが知らないところで勝手に婚約が成立しない様に、必ず役所の人間の立ち合いの元、書類を作成する決まりになっているのだった。
という事は、この人は役所の人なのね。それにしても、レオに抱かれていては書けないわね。そう思い降りようとしたのだが、やっぱり降ろしてもらえない。
「レオ、ミシェルを抱いていたら書けないだろう。ミシェルを解放しなさい」
見かねたお父様が、レオに私を降ろす様伝えてくれた。お父様に言われ、渋々私を解放するレオ。2人で必要事項を記入した後は、家の両親とレオの両親が書類に記入していく。
ちなみに書類を書き終えた私は、再びレオの膝の上に戻された。
「確かに見届けさせていただきました。最後に私のサインと証明印を押しましたので、明日役所に届けてください。それでは私はこれで」
「助かったよ。本当にありがとう」
お父様とレオのお父様が男性に頭を下げている。一応私も頭を下げた。
「よし、後はこの書類を提出すれば、お前たちは晴れて婚約者同士だ。レオ、お前には今後ミューティング公爵家を継ぐ者として、しっかり勉強してもらうがいいな?」
「もちろんだよ!ミシェルと結婚できるなら、何だってするよ」
そう言って、私の頬に口付けをしたレオ。一気に顔が赤くなるのが分かった。もう、どうして親が見ている前でこういう事をするのかしら。
「レオ、ミシェルと婚約出来て嬉しいのは分かるが、節度を保った行動を心がけろ」
お父様がレオに釘を刺した。
「そうだぞ、レオ。そう言うのは2人きりの時にしろ。いいな」
おじ様の言葉に、明らかに不満そうな顔をするお父様。何はともあれ、私は念願だったレオと婚約出来て、物凄く幸せなのであった。
~あとがき~
久しぶりに会ったレオと、そのまま婚約という流れになりました!
次回はレオ視点です。
よろしくお願いしますm(__)m
「チャチャ様、少しはじっとしていられないのですか!」
余りにも動き回る為、ルシアナに怒られたチャチャは、慌てて私の膝の上に避難した。どうやら、日頃から容赦なく怒るルシアナが恐い様だ。
「ルシアナ、チャチャは普段走り回っているのだから、少しは多めに見てあげてよ!チャチャが可哀そうでしょう」
すかさず抗議の声を上げたのだが…
「だからって、こうウロウロとされては目障りです!」
そう言って怒るルシアナ。ルシアナに一喝され、私の膝の上で大人しくなったチャチャは、いつの間にか眠っていた。
その日は、行きとは別のホテルに泊まった。どうやら、動物も一緒に泊れるホテルを予約してくれた様だ。
行きはお母様と一緒だったが、帰りはチャチャと一緒だ。狭い馬車から降ろされ、大はしゃぎで部屋を走り回るチャチャ。
そして2日目、チャチャも随分と馬車になれたのか、比較的おとなしく乗っていた。
今日はエレナが私たちと一緒に馬車に乗っているのだが
「随分とお利口ですね、チャチャ様は。昨日ルシアナが、チャチャ様が走り回って大変だったって言っていましたが、全然じゃないですか」
そう言ってクスクス笑っていた。
あ~、それで今日はエレナが私たちの馬車に乗っているのね…
定期的に休憩を挟み、今日泊まるホテルに到着した。王都からもほど近い事もあり、明日は午前中には公爵家に帰れそうだ。
チャチャと一緒に部屋で休憩をしていると、ルシアナがやって来た。
「お嬢様、旦那様と奥様がいらっしゃいましたよ」
「お父様とお母様が?」
部屋に入ってきたのは、間違いなくお父様とお母様だ。どうやら、迎えに来てくれた様だ。
「ミシェル、久しぶりね。元気そうでよかったわ。チャチャも相変わらず元気ね」
私を抱きしめるお父様とお母様。チャチャも嬉しそうに走り回っている。
「どうしたの?わざわざ私を迎えに来てくれるなんて!」
「実はミシェルに大事な話があってね。ちょっと一緒に来てくれるかい?」
そう言って私を部屋の外へと連れ出した。もちろん、チャチャも一緒で、チャチャはお母様が抱っこしている。
私達が連れてこられたのは、ホテル側が準備してくれた特別な部屋の様だ。
中に入ると、そこに居たのは…
「ミシェル、久しぶりだな!随分奇麗になって、見違えたよ」
「レオ、どうしてあなたがここに居るの?でも、会いたかったわ!」
そう、部屋の中に居たのはレオとレオのご両親だ。嬉しくて、レオに抱き着いた。レオも私をギューッと抱きしめてくれる。
「レオ、随分背が伸びたのね。私より頭1つ分高いわ」
「一気に伸びたからな。それにしてもミシェル、お前随分いやらしい体になったな。まさか、他に男でも出来たのか?」
なぜそんな発想になるのよ!そもそも、いやらしい体って何よ!
「相変わらず失礼ね!男なんていないわよ」
そう言って頬を膨らませた。
「キャンキャン」
お母様の腕から抜け出したチャチャが、私たちの足元でウロウロしていた。
「お前がチャチャだな。ミシェルとずっと一緒に居てくれて、ありがとな」
そう言って、チャチャを抱きかかえたレオ。いつも通り、尻尾を振ってレオの顔を舐めて歓迎している。
「さあ感動の再会はもういいだろう?とにかく2人共座りなさい」
お父様に促され、席に座った。
「ミシェル、お前には一切話していなかったが、実はまだ第二王子と王妃がお前の事を諦めていない様でな。お前が帰って来たタイミングを見計らって、もう一度結婚を申し込んで来る様なんだ」
「そうみたいね。シュミナが教えてくれたわ。シュミナは王都の状況を、事細かく報告してくれていたから」
私の反応を見て、目を丸くするお父様たち。あら?私何かおかしな事を言ったかしら?
「すまん。あまりにも冷静だったから、驚いたんだ!それじゃあお前は、第二王子との婚約を受け入れるつもりなのかい?」
「それは無理よ!絶対に嫌!もちろん、お父様が断ってくれるのでしょう?」
第二王子と婚約なんて、死んでも嫌よ!
「ミシェルの気持ちは分かったよ。その件で、お前に相談があるんだ。実はスタンディーフォン家の3男、レオから結婚の申し込みを受けたのだが。お前さえよければ、この場でレオと婚約をさせようと思っている」
え?レオと?
無意識にレオの方を見た。
「ミシェル、俺は物心ついた時からお前が好きだ!この気持ちは誰にも負けない!絶対お前を幸せにする。だから、俺を選んで欲しい!それに、もし俺との結婚話を断れば、お前はユーグラテスと婚約する事になるんだぞ。嫌だろう?」
「おいレオ。気持ちは分かるが、ミシェルを脅すな!でもミシェル、レオにしといた方がいいぞ。お前、あの王子が嫌いなのだろう!レオは俺に似てイケメンだし、女にも優しいぞ」
どうやらおじ様も私とレオの結婚に賛成の様だ。それにしてもまさかこのタイミングで、レオにプロポーズされるなんて思ってもみなかったわ。
まるで夢みたいね。
そう思ったら、涙がジュワっと込み上げてきた。私の涙を見て、焦ったのはお父様だ。
「ミシェル、泣くほど嫌だったのか?嫌ならレオも第二王子も断っていいんだぞ」
「お父様、違うのよ。嬉しくて泣いているの」
そう言うと、私はレオの前に立った。
「レオ、私もあなたが大好きよ。こんな私で良ければ、よろしくお願いします」
深々と頭を下げた。
次の瞬間、レオにおもいっきり抱きしめられた。
「本当か?本当に俺はお前と結婚できるのか?おい、みんな聞いたか!これでミシェルは正真正銘俺のものだ!」
そう言ってさらにギューッと抱きしめるレオ。普段騎士として体を鍛えているレオに強く抱きしめられると、さすがに苦しい。
私がもがいている事に気が付いたレオが、力を緩めてくれた。
「ごめん、ミシェル。大丈夫か?」
ぐったりしている私を抱きかかえると、なぜかレオの膝の上に座らされた。それを見て、お父様以外の3人がニヤニヤしている。
「レオ、恥ずかしいわ。降ろして」
急いで降りようとした私を阻止し、後ろからギューッと抱きしめるレオ。
「俺はずっとお前に片思いをしていたんだ。これくらいしても罰は当たらないだろう」
そう言ってさらにギューッと抱きしめるレオ。
「コホン、とにかくミシェルはレオが婚約者でいいのだね?」
「もちろんよ」
再度お父様に確認され、即答した。
「わかったよ。それじゃあ、彼を呼んでくれるかい?」
彼?一体誰かしら?
お父様が側に控えていた執事に声を掛けた。しばらくすると、1人の男性が入って来た。
「わざわざ来てもらってすまないね」
「いいえ、これが私の仕事ですので。それでは早速、こちらの書類に記入していただけますでしょうか?」
私たちの目の前には、婚約書がおかれた。そうだわ、思い出した。確か婚約をする場合、自分たちが知らないところで勝手に婚約が成立しない様に、必ず役所の人間の立ち合いの元、書類を作成する決まりになっているのだった。
という事は、この人は役所の人なのね。それにしても、レオに抱かれていては書けないわね。そう思い降りようとしたのだが、やっぱり降ろしてもらえない。
「レオ、ミシェルを抱いていたら書けないだろう。ミシェルを解放しなさい」
見かねたお父様が、レオに私を降ろす様伝えてくれた。お父様に言われ、渋々私を解放するレオ。2人で必要事項を記入した後は、家の両親とレオの両親が書類に記入していく。
ちなみに書類を書き終えた私は、再びレオの膝の上に戻された。
「確かに見届けさせていただきました。最後に私のサインと証明印を押しましたので、明日役所に届けてください。それでは私はこれで」
「助かったよ。本当にありがとう」
お父様とレオのお父様が男性に頭を下げている。一応私も頭を下げた。
「よし、後はこの書類を提出すれば、お前たちは晴れて婚約者同士だ。レオ、お前には今後ミューティング公爵家を継ぐ者として、しっかり勉強してもらうがいいな?」
「もちろんだよ!ミシェルと結婚できるなら、何だってするよ」
そう言って、私の頬に口付けをしたレオ。一気に顔が赤くなるのが分かった。もう、どうして親が見ている前でこういう事をするのかしら。
「レオ、ミシェルと婚約出来て嬉しいのは分かるが、節度を保った行動を心がけろ」
お父様がレオに釘を刺した。
「そうだぞ、レオ。そう言うのは2人きりの時にしろ。いいな」
おじ様の言葉に、明らかに不満そうな顔をするお父様。何はともあれ、私は念願だったレオと婚約出来て、物凄く幸せなのであった。
~あとがき~
久しぶりに会ったレオと、そのまま婚約という流れになりました!
次回はレオ視点です。
よろしくお願いしますm(__)m
51
あなたにおすすめの小説
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
溺愛最強 ~気づいたらゲームの世界に生息していましたが、悪役令嬢でもなければ断罪もされないので、とにかく楽しむことにしました~
夏笆(なつは)
恋愛
「おねえしゃま。こえ、すっごくおいしいでし!」
弟のその言葉は、晴天の霹靂。
アギルレ公爵家の長女であるレオカディアは、その瞬間、今自分が生きる世界が前世で楽しんだゲーム「エトワールの称号」であることを知った。
しかし、自分は王子エルミニオの婚約者ではあるものの、このゲームには悪役令嬢という役柄は存在せず、断罪も無いので、攻略対象とはなるべく接触せず、穏便に生きて行けば大丈夫と、生きることを楽しむことに決める。
醤油が欲しい、うにが食べたい。
レオカディアが何か「おねだり」するたびに、アギルレ領は、周りの領をも巻き込んで豊かになっていく。
既にゲームとは違う展開になっている人間関係、その学院で、ゲームのヒロインは前世の記憶通りに攻略を開始するのだが・・・・・?
小説家になろうにも掲載しています。
公爵令嬢は嫁き遅れていらっしゃる
夏菜しの
恋愛
十七歳の時、生涯初めての恋をした。
燃え上がるような想いに胸を焦がされ、彼だけを見つめて、彼だけを追った。
しかし意中の相手は、別の女を選びわたしに振り向く事は無かった。
あれから六回目の夜会シーズンが始まろうとしている。
気になる男性も居ないまま、気づけば、崖っぷち。
コンコン。
今日もお父様がお見合い写真を手にやってくる。
さてと、どうしようかしら?
※姉妹作品の『攻略対象ですがルートに入ってきませんでした』の別の話になります。
公爵家の秘密の愛娘
ゆきむらさり
恋愛
〔あらすじ〕📝グラント公爵家は王家に仕える名門の家柄。
過去の事情により、今だに独身の当主ダリウス。国王から懇願され、ようやく伯爵未亡人との婚姻を決める。
そんな時、グラント公爵ダリウスの元へと現れたのは1人の少女アンジェラ。
「パパ……私はあなたの娘です」
名乗り出るアンジェラ。
◇
アンジェラが現れたことにより、グラント公爵家は一変。伯爵未亡人との再婚もあやふや。しかも、アンジェラが道中に出逢った人物はまさかの王族。
この時からアンジェラの世界も一変。華やかに色付き出す。
初めはよそよそしいグラント公爵ダリウス(パパ)だが、次第に娘アンジェラを気に掛けるように……。
母娘2代のハッピーライフ&淑女達と貴公子達の恋模様💞
🔶設定などは独自の世界観でご都合主義となります。ハピエン💞
🔶稚拙ながらもHOTランキング(最高20位)に入れて頂き(2025.5.9)、ありがとうございます🙇♀️
はじめまして、旦那様。離婚はいつになさいます?
あゆみノワ@書籍『完全別居の契約婚〜』
恋愛
「はじめてお目にかかります。……旦那様」
「……あぁ、君がアグリア、か」
「それで……、離縁はいつになさいます?」
領地の未来を守るため、同じく子爵家の次男で軍人のシオンと期間限定の契約婚をした貧乏貴族令嬢アグリア。
両家の顔合わせなし、婚礼なし、一切の付き合いもなし。それどころかシオン本人とすら一度も顔を合わせることなく結婚したアグリアだったが、長らく戦地へと行っていたシオンと初対面することになった。
帰ってきたその日、アグリアは約束通り離縁を申し出たのだが――。
形だけの結婚をしたはずのふたりは、愛で結ばれた本物の夫婦になれるのか。
★HOTランキング最高2位をいただきました! ありがとうございます!
※書き上げ済みなので完結保証。他サイトでも掲載中です。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
【完結】記憶喪失の令嬢は無自覚のうちに周囲をタラシ込む。
ゆらゆらぎ
恋愛
王国の筆頭公爵家であるヴェルガム家の長女であるティアルーナは食事に混ぜられていた遅延性の毒に苦しめられ、生死を彷徨い…そして目覚めた時には何もかもをキレイさっぱり忘れていた。
毒によって記憶を失った令嬢が使用人や両親、婚約者や兄を無自覚のうちにタラシ込むお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる