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第32話:リュカ様が私の為に動いてくれていました
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何度も休憩をはさみ、食事をしながら進んでいく。リュカ様は何度も私に、体調は大丈夫かと聞いてくれた。自慢ではないが、体の丈夫さなら誰にも負けない。きっとリュカ様より私の方が丈夫だろう。それでも私の事を気にかけてくれることは嬉しい。
「ジュリア、疲れただろう。もう領地に入ったよ」
馬車の窓の外には、たくさんのブドウ畑が広がっていた。しばらく進むと、牛や馬、羊など牧場もある。
さらに進むと、立派な屋敷が見えて来た。
「あの屋敷が、王家の為に建てられた屋敷だよ。いずれ僕たちの屋敷になる。と言っても、基本的に僕たちは王都で暮らすから、領地に来たときにのみ利用する事になるんだけれどね」
リュカ様が丁寧に説明してくれる。そして屋敷内に入ると、馬車が停まった。リュカ様にエスコートされ、ゆっくり馬車を降りる。
「「「ようこそいらっしゃいました、リュカ殿下、ジュリア様」」」
たくさんの使用人たちが、出迎えてくれた。
「皆、出迎えありがとう。今日から約1ヶ月、よろしく頼むよ」
「もちろんです。さあ、お疲れになったでしょう。中へ」
使用人に促され、早速中に入る。そして、早速部屋に案内してくれた。
「まあ、とっても広い部屋ですね」
私の為に準備してくれた部屋は、とても立派で、さらに小さなキッチンまで付いているのだ。きっと自分で料理をする私の為に、リュカ様が準備をしてくれたのだろう。
「ジュリア、疲れただろう。領地でとれたブドウを使ったジュースだ」
リュカ様が手渡してくれたのは、美しい紫色をしたジュースだ。でも、ぷくぷくと小さな泡が付いている。これはまさか…
早速飲んでみる。これは!
「リュカ様、このシュワシュワは、炭酸入りのジュースですか?」
「君はこのシュワシュワしたジュースが気に入っていたからね。準備したんだよ」
「私の為に、ありがとうございます」
まさか炭酸入りのぶどうジュースが飲めるなんて思わなかったわ。それにこの炭酸ぶどうジュース、とても美味しい。これは病みつきになりそうね。
「ジュリア、今日は疲れただろう。ゆっくりするといい。僕はちょっとやらなければいけない事があるから」
そう言って部屋から出て行った。やらなければいけない事ってなにかしら?そういえば領地経営に関しても、色々と勉強していると言っていた。早速領地について、色々と確認しているのかしら?
おいしいぶどうジュースを飲みながら、窓を開けた。あぁ、何て空気が美味しいのかしら。やっぱり自然豊かなところはいいわね。
「失礼いたします。ジュリア様、そろそろ夕食のお時間です。どうぞこちらへ」
しばらくのんびりと部屋で過ごしていると、メイドが私を呼びに来てくれたのだ。
「ありがとう。すぐに行くわ。それにしても領地でとれたこのぶどうジュース、とても美味しいわね。こんなにも美味しいジュース、初めて飲んだわ」
すぐ近くにいたメイドにそんな話をした。
「実はそのジュース、殿下が開発したのですよ。ジュリア様がシュワシュワしたジュースがお好きとの事で、わざわざ隣国から職人を取り寄せて。何度も領地にも足を運ばれていたのですよ」
そう若いメイドが教えてくれた。
「コラ、あなたは何をベラベラと話しているのですか?ジュリア様、申し訳ございません。このメイドは、最近入ったばかりでして」
隣にいたベテランのメイドが、すぐさま私に頭を下げた。若いメイドも、しまったと思ったのか、慌てて頭を下げている。
「頭を上げて。このジュースの事、教えてくれてありがとう。リュカ様が私の為にジュースを開発してくれていたなんて、とても嬉しいわ」
まさか私の為に、リュカ様がジュースを開発してくれていたなんて…それもわざわざ領地にまで来て。
リュカ様ったら…
今までに感じた事のない、何とも言えない温かい気持ちになった。早くリュカ様に会いたい、そんな思いから、急いで食堂へと向かう。
でも、まだリュカ様は来ていなかった。しばらく待っていると
「ジュリア、お待たせ」
この声は、リュカ様ね。
声の方を振り向くと、なんとリュカ様が料理をもってこちらにやって来るではないか。この料理は…
「ジュリア、いつも美味しい料理をありがとう。今日はどうしても僕が作りたくて、君が連れて来た料理人たちに頼んで、特別に作らせてもらったんだ。それにしても、料理って本当に難しいね。ちょっと失敗しちゃったけれど、よかったら食べてほしい」
そう言ってお皿をテーブルに置いた。
「まあ、てんぷらを作ってくださったのですね。とても美味しそうですわ。て、リュカ様、腕はどうされたのですか?まさか火傷を…すぐに手当てをしないと!どうして料理人たちはすぐに手当てをしなかったの?」
リュカ様の腕には、赤い水ぶくれが出来ていたのだ。きっと火傷をしたのだろう。すぐにリュカ様の側に駆け寄った。
「あぁ、バレちゃったか。君が心配すると思って、あえて手当てをせず目立たない様にしていたのだが…」
「そんなのすぐに気が付きますわ。さあ、まずは手当てを」
すぐにメイドに頼んで、手当てをしてもらった。それにしても、痛そうだ。きっと慣れないてんぷらを、一生懸命揚げてくれたのだろう。
「ねえ、ジュリア。僕の作ったてんぷら、早速食べてみて」
「はい、もちろんです」
早速1口頂く。
「サクサクで、とても美味しいですわ。今まで食べたてんぷらの中で、一番です。さあ、リュカ様もって、怪我をしているのでしたね」
エビのてんぷらを小皿に移し、フーフーした後、リュカ様の口に入れた。すると、なぜか真っ赤な顔をしたリュカ様。
「ジュリアに食べさせてもらえるなんて嬉しいな。怪我をしてよかったよ」
「もう、リュカ様ったら。わ…私でよければ、また食べさせて差し上げますので、どうかもう怪我をしないでくださいませ…」
よく考えたら、リュカ様に自分から食べさせるだなんて、恥ずかしいわ。前世で女友達に食べさせる感じでやってしまったが、私ったらなんて大胆な事を…
急に恥ずかしくなって、しどろもどろになってしまった。
「ジュリアはやっぱり可愛いね。さあ、他の料理も運ばれてきたよ。早速食べよう」
「はい」
私の為に慣れない料理をしてくれたり、ジュースを開発してくれたりしてくれたリュカ様。そんなリュカ様が、無性に愛おしい。少しずつ私の中で、リュカ様の存在が大きくなっている、そんな気がした出来事だった。
「ジュリア、疲れただろう。もう領地に入ったよ」
馬車の窓の外には、たくさんのブドウ畑が広がっていた。しばらく進むと、牛や馬、羊など牧場もある。
さらに進むと、立派な屋敷が見えて来た。
「あの屋敷が、王家の為に建てられた屋敷だよ。いずれ僕たちの屋敷になる。と言っても、基本的に僕たちは王都で暮らすから、領地に来たときにのみ利用する事になるんだけれどね」
リュカ様が丁寧に説明してくれる。そして屋敷内に入ると、馬車が停まった。リュカ様にエスコートされ、ゆっくり馬車を降りる。
「「「ようこそいらっしゃいました、リュカ殿下、ジュリア様」」」
たくさんの使用人たちが、出迎えてくれた。
「皆、出迎えありがとう。今日から約1ヶ月、よろしく頼むよ」
「もちろんです。さあ、お疲れになったでしょう。中へ」
使用人に促され、早速中に入る。そして、早速部屋に案内してくれた。
「まあ、とっても広い部屋ですね」
私の為に準備してくれた部屋は、とても立派で、さらに小さなキッチンまで付いているのだ。きっと自分で料理をする私の為に、リュカ様が準備をしてくれたのだろう。
「ジュリア、疲れただろう。領地でとれたブドウを使ったジュースだ」
リュカ様が手渡してくれたのは、美しい紫色をしたジュースだ。でも、ぷくぷくと小さな泡が付いている。これはまさか…
早速飲んでみる。これは!
「リュカ様、このシュワシュワは、炭酸入りのジュースですか?」
「君はこのシュワシュワしたジュースが気に入っていたからね。準備したんだよ」
「私の為に、ありがとうございます」
まさか炭酸入りのぶどうジュースが飲めるなんて思わなかったわ。それにこの炭酸ぶどうジュース、とても美味しい。これは病みつきになりそうね。
「ジュリア、今日は疲れただろう。ゆっくりするといい。僕はちょっとやらなければいけない事があるから」
そう言って部屋から出て行った。やらなければいけない事ってなにかしら?そういえば領地経営に関しても、色々と勉強していると言っていた。早速領地について、色々と確認しているのかしら?
おいしいぶどうジュースを飲みながら、窓を開けた。あぁ、何て空気が美味しいのかしら。やっぱり自然豊かなところはいいわね。
「失礼いたします。ジュリア様、そろそろ夕食のお時間です。どうぞこちらへ」
しばらくのんびりと部屋で過ごしていると、メイドが私を呼びに来てくれたのだ。
「ありがとう。すぐに行くわ。それにしても領地でとれたこのぶどうジュース、とても美味しいわね。こんなにも美味しいジュース、初めて飲んだわ」
すぐ近くにいたメイドにそんな話をした。
「実はそのジュース、殿下が開発したのですよ。ジュリア様がシュワシュワしたジュースがお好きとの事で、わざわざ隣国から職人を取り寄せて。何度も領地にも足を運ばれていたのですよ」
そう若いメイドが教えてくれた。
「コラ、あなたは何をベラベラと話しているのですか?ジュリア様、申し訳ございません。このメイドは、最近入ったばかりでして」
隣にいたベテランのメイドが、すぐさま私に頭を下げた。若いメイドも、しまったと思ったのか、慌てて頭を下げている。
「頭を上げて。このジュースの事、教えてくれてありがとう。リュカ様が私の為にジュースを開発してくれていたなんて、とても嬉しいわ」
まさか私の為に、リュカ様がジュースを開発してくれていたなんて…それもわざわざ領地にまで来て。
リュカ様ったら…
今までに感じた事のない、何とも言えない温かい気持ちになった。早くリュカ様に会いたい、そんな思いから、急いで食堂へと向かう。
でも、まだリュカ様は来ていなかった。しばらく待っていると
「ジュリア、お待たせ」
この声は、リュカ様ね。
声の方を振り向くと、なんとリュカ様が料理をもってこちらにやって来るではないか。この料理は…
「ジュリア、いつも美味しい料理をありがとう。今日はどうしても僕が作りたくて、君が連れて来た料理人たちに頼んで、特別に作らせてもらったんだ。それにしても、料理って本当に難しいね。ちょっと失敗しちゃったけれど、よかったら食べてほしい」
そう言ってお皿をテーブルに置いた。
「まあ、てんぷらを作ってくださったのですね。とても美味しそうですわ。て、リュカ様、腕はどうされたのですか?まさか火傷を…すぐに手当てをしないと!どうして料理人たちはすぐに手当てをしなかったの?」
リュカ様の腕には、赤い水ぶくれが出来ていたのだ。きっと火傷をしたのだろう。すぐにリュカ様の側に駆け寄った。
「あぁ、バレちゃったか。君が心配すると思って、あえて手当てをせず目立たない様にしていたのだが…」
「そんなのすぐに気が付きますわ。さあ、まずは手当てを」
すぐにメイドに頼んで、手当てをしてもらった。それにしても、痛そうだ。きっと慣れないてんぷらを、一生懸命揚げてくれたのだろう。
「ねえ、ジュリア。僕の作ったてんぷら、早速食べてみて」
「はい、もちろんです」
早速1口頂く。
「サクサクで、とても美味しいですわ。今まで食べたてんぷらの中で、一番です。さあ、リュカ様もって、怪我をしているのでしたね」
エビのてんぷらを小皿に移し、フーフーした後、リュカ様の口に入れた。すると、なぜか真っ赤な顔をしたリュカ様。
「ジュリアに食べさせてもらえるなんて嬉しいな。怪我をしてよかったよ」
「もう、リュカ様ったら。わ…私でよければ、また食べさせて差し上げますので、どうかもう怪我をしないでくださいませ…」
よく考えたら、リュカ様に自分から食べさせるだなんて、恥ずかしいわ。前世で女友達に食べさせる感じでやってしまったが、私ったらなんて大胆な事を…
急に恥ずかしくなって、しどろもどろになってしまった。
「ジュリアはやっぱり可愛いね。さあ、他の料理も運ばれてきたよ。早速食べよう」
「はい」
私の為に慣れない料理をしてくれたり、ジュースを開発してくれたりしてくれたリュカ様。そんなリュカ様が、無性に愛おしい。少しずつ私の中で、リュカ様の存在が大きくなっている、そんな気がした出来事だった。
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