6 / 40
第6話:騎士団長は鬼でした
しおりを挟む
早速ハルに教えてもらった通り、ミノムシの中に入った。あら、これ以外と寝心地がよさそうね。さすがに今日は疲れたわ。ゆっくり目を閉じると、一瞬にして夢の世界へと旅立った。
「おいコラ!てめぇはいつまで寝てやがるんだ!とっとと起きろ!」
ドス!
お尻に鈍い痛みが走った。どうやら蹴られた様だ。急いで目を覚ますと、そこには鬼の様な顔をした騎士団長が立っていた。
「申し訳ございません!すぐに準備します」
「1分で準備しろ!いいな!」
そう言い残し出て行った騎士団長。とにかく急がないと!急いで着替えるが、慣れない着替えに手間取ってしまい、時間が掛かってしまった。
「遅いぞ!着替えるだけでいつまで掛かっているんだ!そんなノロマだと、ここでは生きて行けないぞ!」
朝から怒鳴り散らす騎士団長。
「申し訳ございません!」
とにかく必死で頭を下げた。
「ウィリアム。それくらいにしておけよ。クレアはここに来たばかりなんだ。ほら、クレア。こっちで一緒にご飯を食べよう。おいで」
助けてくれたのはもちろん副騎士団長だ。なんて優しいのかしら。そんな私たちを鬼の形相で睨んでいる騎士団長。恐怖でしかないので、見ない事にした。
「はい、これがクレアの分。基本的に食事を作るのも当番でやっているから、よろしくね」
副騎士団長から手渡されたのは、パンとチーズだ。きっと討伐中はシンプルな食事が多いのだろう。ふと周りを見ると、皆パンにかぶり付いてた。本来であれば、直接かぶり付くなんて、令嬢としてあるまじき行為だが、今は令嬢ではない。見よう見まねでかぶり付いた。うん、美味しいけれど、なんか変な感じね。
「へ~、令嬢なのにそんな食べ方をするんだね。でも、無理しなくてもいいよ。クレアは普段通りに食べたらいいんだよ」
「ありがとうございます。副騎士団長様。それでは、いつも通り食べさせていただきますね」
早速パンを1口サイズにちぎって食べる。やっぱりこの食べ方が食べやすいわ。食後は早速討伐開始だ。確かジークとハルが私の教育係だったから、彼らの元に行けばいいのよね。そう思っていたのだが…
「おい、お前は俺と一緒にこい!お前の実力を確認する」
騎士団長が声を掛けて来た。正直気が重いが、付いて行くしかない。
「とっとと歩け!このノロマ!」
早速怒鳴られてしまい、小走りで付いて行く。既に恐怖しかないが、とにかく付いて行くしかない。
その時だった。魔物の群れが現れた。皆一斉に攻撃魔法と剣を使って攻撃をする。よし、私も!手をかざし「炎」と叫ぶと、一気に炎が噴き出た。
ただ持続性が無いらしく、すぐに消えてしまう。あら?皆みたいにずっと炎を出すにはどうしたらいいのかしら?
その時だった!1匹の魔物が私目掛けて飛んできた。しまった!やられる!そう思って目を閉じた!あら?襲って来ない?
「お前は何を目を瞑っているんだ!このバカが!!!」
隣から騎士団長の怒鳴り声が聞こえて来た。ゆっくり目を開けると、鬼の形相の騎士団長と目が合った。
「申し訳ございません!」
とりあえず謝る。
「謝る暇があるなら、攻撃魔法を掛け続けろ!!」
そうだわ!急いで攻撃魔法を掛けるが、やっぱり持続性が無い。それも強弱が難しく、炎の大きさも定まらない!
「おい、もうちょっと上手く攻撃魔法を掛けられないのか!!」
隣で再び騎士団長の怒鳴り声が聞こえる。そんな事を言われても、出来ないものは出来ないのだ!完全にパニックになる!
結局周りの騎士団がほとんど魔物を倒してくれたので、何とか事なきを得たのだが…
「お前!そんな技術でよく討伐部隊に参加したいと思ったな!そもそも、お前の様な弱い人間がいると、隊員皆の命が危険に晒されるんだ!意気込みだけは立派だが、お前の弱さによって、他の者が迷惑する!!!分かっているのか!」
「はい、申し訳ございません!」
「申し訳ございませんはいらん!!とにかく、もう少し強くなるまでは、お前の討伐は禁止する!いいな!」
結局しばらくは討伐に出る事を禁止された。ただ、ここには置いてもらえる様だ。良かった。お昼になり、皆でお昼ご飯を食べる。どうやらお肉を焼いた物の様だが、味付けも薄く、お肉も堅い。なんだかゴムを食べている様だ。
でも文句は言えないわよね。黙って食べた。
「クレア、お疲れ様!騎士団長にかなりきつく怒られていたみたいだったが、大丈夫か?」
「騎士団長厳しからな。でも、最初はあんなもんだ。気にするな」
声を掛けて来てくれたのは、ジークとハルだ。
「ありがとう、ジーク、ハル。でも騎士団長の言う通り、今の私では明らかにお荷物だから、もっと頑張らないとね」
「お前本当に令嬢かよ。随分と強靭な精神を持っているんだな!あんなに騎士団長に怒鳴られたら、騎士志願者でも泣いて帰って行くのに」
そう言って笑っていた。確かに騎士団長は言葉も悪いし、暴力的だし(朝もお尻を蹴られた)鬼だけれど、あの程度で逃げ出すなんて皆柔なのね。
「俺達お前の事気に入っているんだよ。だから、午後から俺たちが魔術を教えてやる」
「本当!ありがとう」
彼らに教えてもらえるなら、少しは上達するわね。そう思っていたのだが…
「いつまでのんびり飯を食べているんだ!今から俺が稽古を付けてやる。さっさと来い!」
何と、騎士団長が呼びに来たのだ。ふとジークとハルの方を見ると、可哀そうな者を見る目をしていた。
「ごめん、忘れていた。新人は騎士団長自ら稽古を付けるのがルールなんだ。かなり厳しいけれど、頑張れよ」
そう耳元で呟いて去っていく2人。そんな大事な事、なぜ今話すのかしら。でも、騎士団長自ら稽古を付てけ貰えるなんてある意味ラッキーよね。よし、頑張るか!気合いを入れて、早速騎士団長に付いて行ったのだが…
「お前の魔力はその程度か!まだ行けるだろう!ほら、もっと腹に力を入れろ!」
そう言ってお腹をバシバシ叩く騎士団長。
「次は体力作りだ!あそこまでダッシュ30本だ!さっさと走れ!」
「誰が休んでいいと言った!バツとしてスクワット50回!」
やっぱり鬼の様な稽古だった。そもそも、スクワットって何かしら?
「あの、騎士団長様。スクワットとは何でしょうか?」
「お前はスクワットも知らないのか!どれだけ甘っちょろい世界で生きて来たんだ。いいか!スクワットはこうやるんだ!やって見ろ」
見よう見まねでやるものの…
「なんだ!そのスクワットは!!バカにしているのか!!!」
すかさず怒鳴る騎士団長。いくら怒鳴られても出来ないものは出来ないのだ。
「もういい!次はもう一度攻撃魔法を掛けて見ろ!とにかく手に魔力をずっと集中するんだ!!」
何度も何度も攻撃魔法を掛けさせられ、正直最後の方は記憶がないほど限界まで魔力を使い切った。
「よし、午後の稽古は終わりだ!次はもっと厳しくするから覚悟しろ!」
そう言って去って行った騎士団長。あの人はまさしく鬼だ。鬼としか思えない!騎士団長の稽古を終え、地面にぐったりと倒れこむクレアであった。
「おいコラ!てめぇはいつまで寝てやがるんだ!とっとと起きろ!」
ドス!
お尻に鈍い痛みが走った。どうやら蹴られた様だ。急いで目を覚ますと、そこには鬼の様な顔をした騎士団長が立っていた。
「申し訳ございません!すぐに準備します」
「1分で準備しろ!いいな!」
そう言い残し出て行った騎士団長。とにかく急がないと!急いで着替えるが、慣れない着替えに手間取ってしまい、時間が掛かってしまった。
「遅いぞ!着替えるだけでいつまで掛かっているんだ!そんなノロマだと、ここでは生きて行けないぞ!」
朝から怒鳴り散らす騎士団長。
「申し訳ございません!」
とにかく必死で頭を下げた。
「ウィリアム。それくらいにしておけよ。クレアはここに来たばかりなんだ。ほら、クレア。こっちで一緒にご飯を食べよう。おいで」
助けてくれたのはもちろん副騎士団長だ。なんて優しいのかしら。そんな私たちを鬼の形相で睨んでいる騎士団長。恐怖でしかないので、見ない事にした。
「はい、これがクレアの分。基本的に食事を作るのも当番でやっているから、よろしくね」
副騎士団長から手渡されたのは、パンとチーズだ。きっと討伐中はシンプルな食事が多いのだろう。ふと周りを見ると、皆パンにかぶり付いてた。本来であれば、直接かぶり付くなんて、令嬢としてあるまじき行為だが、今は令嬢ではない。見よう見まねでかぶり付いた。うん、美味しいけれど、なんか変な感じね。
「へ~、令嬢なのにそんな食べ方をするんだね。でも、無理しなくてもいいよ。クレアは普段通りに食べたらいいんだよ」
「ありがとうございます。副騎士団長様。それでは、いつも通り食べさせていただきますね」
早速パンを1口サイズにちぎって食べる。やっぱりこの食べ方が食べやすいわ。食後は早速討伐開始だ。確かジークとハルが私の教育係だったから、彼らの元に行けばいいのよね。そう思っていたのだが…
「おい、お前は俺と一緒にこい!お前の実力を確認する」
騎士団長が声を掛けて来た。正直気が重いが、付いて行くしかない。
「とっとと歩け!このノロマ!」
早速怒鳴られてしまい、小走りで付いて行く。既に恐怖しかないが、とにかく付いて行くしかない。
その時だった。魔物の群れが現れた。皆一斉に攻撃魔法と剣を使って攻撃をする。よし、私も!手をかざし「炎」と叫ぶと、一気に炎が噴き出た。
ただ持続性が無いらしく、すぐに消えてしまう。あら?皆みたいにずっと炎を出すにはどうしたらいいのかしら?
その時だった!1匹の魔物が私目掛けて飛んできた。しまった!やられる!そう思って目を閉じた!あら?襲って来ない?
「お前は何を目を瞑っているんだ!このバカが!!!」
隣から騎士団長の怒鳴り声が聞こえて来た。ゆっくり目を開けると、鬼の形相の騎士団長と目が合った。
「申し訳ございません!」
とりあえず謝る。
「謝る暇があるなら、攻撃魔法を掛け続けろ!!」
そうだわ!急いで攻撃魔法を掛けるが、やっぱり持続性が無い。それも強弱が難しく、炎の大きさも定まらない!
「おい、もうちょっと上手く攻撃魔法を掛けられないのか!!」
隣で再び騎士団長の怒鳴り声が聞こえる。そんな事を言われても、出来ないものは出来ないのだ!完全にパニックになる!
結局周りの騎士団がほとんど魔物を倒してくれたので、何とか事なきを得たのだが…
「お前!そんな技術でよく討伐部隊に参加したいと思ったな!そもそも、お前の様な弱い人間がいると、隊員皆の命が危険に晒されるんだ!意気込みだけは立派だが、お前の弱さによって、他の者が迷惑する!!!分かっているのか!」
「はい、申し訳ございません!」
「申し訳ございませんはいらん!!とにかく、もう少し強くなるまでは、お前の討伐は禁止する!いいな!」
結局しばらくは討伐に出る事を禁止された。ただ、ここには置いてもらえる様だ。良かった。お昼になり、皆でお昼ご飯を食べる。どうやらお肉を焼いた物の様だが、味付けも薄く、お肉も堅い。なんだかゴムを食べている様だ。
でも文句は言えないわよね。黙って食べた。
「クレア、お疲れ様!騎士団長にかなりきつく怒られていたみたいだったが、大丈夫か?」
「騎士団長厳しからな。でも、最初はあんなもんだ。気にするな」
声を掛けて来てくれたのは、ジークとハルだ。
「ありがとう、ジーク、ハル。でも騎士団長の言う通り、今の私では明らかにお荷物だから、もっと頑張らないとね」
「お前本当に令嬢かよ。随分と強靭な精神を持っているんだな!あんなに騎士団長に怒鳴られたら、騎士志願者でも泣いて帰って行くのに」
そう言って笑っていた。確かに騎士団長は言葉も悪いし、暴力的だし(朝もお尻を蹴られた)鬼だけれど、あの程度で逃げ出すなんて皆柔なのね。
「俺達お前の事気に入っているんだよ。だから、午後から俺たちが魔術を教えてやる」
「本当!ありがとう」
彼らに教えてもらえるなら、少しは上達するわね。そう思っていたのだが…
「いつまでのんびり飯を食べているんだ!今から俺が稽古を付けてやる。さっさと来い!」
何と、騎士団長が呼びに来たのだ。ふとジークとハルの方を見ると、可哀そうな者を見る目をしていた。
「ごめん、忘れていた。新人は騎士団長自ら稽古を付けるのがルールなんだ。かなり厳しいけれど、頑張れよ」
そう耳元で呟いて去っていく2人。そんな大事な事、なぜ今話すのかしら。でも、騎士団長自ら稽古を付てけ貰えるなんてある意味ラッキーよね。よし、頑張るか!気合いを入れて、早速騎士団長に付いて行ったのだが…
「お前の魔力はその程度か!まだ行けるだろう!ほら、もっと腹に力を入れろ!」
そう言ってお腹をバシバシ叩く騎士団長。
「次は体力作りだ!あそこまでダッシュ30本だ!さっさと走れ!」
「誰が休んでいいと言った!バツとしてスクワット50回!」
やっぱり鬼の様な稽古だった。そもそも、スクワットって何かしら?
「あの、騎士団長様。スクワットとは何でしょうか?」
「お前はスクワットも知らないのか!どれだけ甘っちょろい世界で生きて来たんだ。いいか!スクワットはこうやるんだ!やって見ろ」
見よう見まねでやるものの…
「なんだ!そのスクワットは!!バカにしているのか!!!」
すかさず怒鳴る騎士団長。いくら怒鳴られても出来ないものは出来ないのだ。
「もういい!次はもう一度攻撃魔法を掛けて見ろ!とにかく手に魔力をずっと集中するんだ!!」
何度も何度も攻撃魔法を掛けさせられ、正直最後の方は記憶がないほど限界まで魔力を使い切った。
「よし、午後の稽古は終わりだ!次はもっと厳しくするから覚悟しろ!」
そう言って去って行った騎士団長。あの人はまさしく鬼だ。鬼としか思えない!騎士団長の稽古を終え、地面にぐったりと倒れこむクレアであった。
112
あなたにおすすめの小説
婚約者は冷酷宰相様。地味令嬢の私が政略結婚で嫁いだら、なぜか激甘溺愛が待っていました
春夜夢
恋愛
私はずっと「誰にも注目されない地味令嬢」だった。
名門とはいえ没落しかけの伯爵家の次女。
姉は美貌と才覚に恵まれ、私はただの飾り物のような存在。
――そんな私に突然、王宮から「婚約命令」が下った。
相手は、王の右腕にして恐れられる冷酷宰相・ルシアス=ディエンツ公爵。
40を目前にしながら独身を貫き、感情を一切表に出さない男。
(……なぜ私が?)
けれど、その婚約は国を揺るがす「ある計画」の始まりだった。
【完結】呪いのせいで無言になったら、冷たかった婚約者が溺愛モードになりました。
里海慧
恋愛
わたくしが愛してやまない婚約者ライオネル様は、どうやらわたくしを嫌っているようだ。
でもそんなクールなライオネル様も素敵ですわ——!!
超前向きすぎる伯爵令嬢ハーミリアには、ハイスペイケメンの婚約者ライオネルがいる。
しかしライオネルはいつもハーミリアにはそっけなく冷たい態度だった。
ところがある日、突然ハーミリアの歯が強烈に痛み口も聞けなくなってしまった。
いつもなら一方的に話しかけるのに、無言のまま過ごしていると婚約者の様子がおかしくなり——?
明るく楽しいラブコメ風です!
頭を空っぽにして、ゆるい感じで読んでいただけると嬉しいです★
※激甘注意 お砂糖吐きたい人だけ呼んでください。
※2022.12.13 女性向けHOTランキング1位になりました!!
みなさまの応援のおかげです。本当にありがとうございます(*´꒳`*)
※タイトル変更しました。
旧タイトル『歯が痛すぎて無言になったら、冷たかった婚約者が溺愛モードになった件』
お堅い公爵様に求婚されたら、溺愛生活が始まりました
群青みどり
恋愛
国に死ぬまで搾取される聖女になるのが嫌で実力を隠していたアイリスは、周囲から無能だと虐げられてきた。
どれだけ酷い目に遭おうが強い精神力で乗り越えてきたアイリスの安らぎの時間は、若き公爵のセピアが神殿に訪れた時だった。
そんなある日、セピアが敵と対峙した時にたまたま近くにいたアイリスは巻き込まれて怪我を負い、気絶してしまう。目が覚めると、顔に傷痕が残ってしまったということで、セピアと婚約を結ばれていた!
「どうか怪我を負わせた責任をとって君と結婚させてほしい」
こんな怪我、聖女の力ですぐ治せるけれど……本物の聖女だとバレたくない!
このまま正体バレして国に搾取される人生を送るか、他の方法を探して婚約破棄をするか。
婚約破棄に向けて悩むアイリスだったが、罪悪感から求婚してきたはずのセピアの溺愛っぷりがすごくて⁉︎
「ずっと、どうやってこの神殿から君を攫おうかと考えていた」
麗しの公爵様は、今日も聖女にしか見せない笑顔を浮かべる──
※タイトル変更しました
【完結】二度目の子育て~我が子を可愛がったら溺愛されました
三園 七詩
恋愛
私は一人娘の優里亜の母親だった。
優里亜は幼い頃から体が弱く病院でほとんどの時間を過ごしていた。
優里亜は本が好きでよく私にも本の話をしてくれた。
そんな優里亜の病状が悪化して幼くして亡くなってしまう。
絶望に打ちひしがれている時事件に巻き込まれ私も命を落とした。
そして気がつくと娘の優里亜が大好きだった本の世界に入り込んでいた。
身代わりの公爵家の花嫁は翌日から溺愛される。~初日を挽回し、溺愛させてくれ!~
湯川仁美
恋愛
姉の身代わりに公爵夫人になった。
「貴様と寝食を共にする気はない!俺に呼ばれるまでは、俺の前に姿を見せるな。声を聞かせるな」
夫と初対面の日、家族から男癖の悪い醜悪女と流され。
公爵である夫とから啖呵を切られたが。
翌日には誤解だと気づいた公爵は花嫁に好意を持ち、挽回活動を開始。
地獄の番人こと閻魔大王(善悪を判断する審判)と異名をもつ公爵は、影でプレゼントを贈り。話しかけるが、謝れない。
「愛しの妻。大切な妻。可愛い妻」とは言えない。
一度、言った言葉を撤回するのは難しい。
そして妻は普通の令嬢とは違い、媚びず、ビクビク怯えもせず普通に接してくれる。
徐々に距離を詰めていきましょう。
全力で真摯に接し、謝罪を行い、ラブラブに到着するコメディ。
第二章から口説きまくり。
第四章で完結です。
第五章に番外編を追加しました。
旦那様、政略結婚ですので離婚しましょう
おてんば松尾
恋愛
王命により政略結婚したアイリス。
本来ならば皆に祝福され幸せの絶頂を味わっているはずなのにそうはならなかった。
初夜の場で夫の公爵であるスノウに「今日は疲れただろう。もう少し互いの事を知って、納得した上で夫婦として閨を共にするべきだ」と言われ寝室に一人残されてしまった。
翌日から夫は仕事で屋敷には帰ってこなくなり使用人たちには冷たく扱われてしまうアイリス……
(※この物語はフィクションです。実在の人物や事件とは関係ありません。)
【完結】「お前とは結婚できない」と言われたので出奔したら、なぜか追いかけられています
22時完結
恋愛
「すまない、リディア。お前とは結婚できない」
そう告げたのは、長年婚約者だった王太子エドワード殿下。
理由は、「本当に愛する女性ができたから」――つまり、私以外に好きな人ができたということ。
(まあ、そんな気はしてました)
社交界では目立たない私は、王太子にとってただの「義務」でしかなかったのだろう。
未練もないし、王宮に居続ける理由もない。
だから、婚約破棄されたその日に領地に引きこもるため出奔した。
これからは自由に静かに暮らそう!
そう思っていたのに――
「……なぜ、殿下がここに?」
「お前がいなくなって、ようやく気づいた。リディア、お前が必要だ」
婚約破棄を言い渡した本人が、なぜか私を追いかけてきた!?
さらに、冷酷な王国宰相や腹黒な公爵まで現れて、次々に私を手に入れようとしてくる。
「お前は王妃になるべき女性だ。逃がすわけがない」
「いいや、俺の妻になるべきだろう?」
「……私、ただ田舎で静かに暮らしたいだけなんですけど!!」
何もしない公爵夫人ですが、なぜか屋敷がうまく回っています
鷹 綾
恋愛
辺境公爵カーネル・クリスの妻となったフィレ・バーナード。
けれど彼女は、屋敷を仕切ることも、改革を行うことも、声高に意見を述べることもしなかった。
指示を出さない。
判断を奪わない。
必要以上に関わらない。
「何もしない夫人」として、ただ静かにそこにいるだけ。
それなのに――
いつの間にか屋敷は落ち着き、
使用人たちは迷わなくなり、
人は出入りし、戻り、また進んでいくようになる。
誰かに依存しない。
誰かを支配しない。
それでも確かに“安心できる場所”は、彼女の周りに残っていた。
必要とされなくてもいい。
役に立たなくてもいい。
それでも、ここにいていい。
これは、
「何もしない」ことで壊れなかった関係と、
「奪わない」ことで続いていった日常を描く、
静かでやさしい結婚生活の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる