18 / 40
第18話:クレアは伝説の騎士だったようだ~ウィリアム視点~
しおりを挟む
※少し話が遡ります。
すっかり熱も下がり、元気になったクレア。クレアが元気になり、討伐部隊に戻ったその日、俺宛に手紙が届いた。母上からだ。どうせ早く帰って来いという内容なのだろう!
そう思いつつ、手紙を開いた。そこには、“クレアちゃんを守ってあげて!それから、もう1通の手紙は、彼女の両親からです。必ずクレアちゃんに渡すように!”そう書かれていた。一体どういう事なのだろう。
疑問に思いつつ、クレアに手紙を渡した。一瞬動揺するクレア、手が震えていた。一体その手紙には、なんと書かれているのだろう。気になって、クレアのテントの前をウロウロする。すると、クレアが出て来た。
クレアについて行くと、川の方へとやって来た。そして、座り込み空を見上げている。
声を掛けようか、そう思った時だった。ジークがやって来たのだ。ジークに自分の過去を話すクレア。その内容は、はっきり言って胸糞悪い物だった。婚約者に裏切られただけでなく、家族という人質を取り、無理やり討伐に行かせるなんて!
婚約者もクズだが、何よりエミリア!あいつだけは絶対に許さない!こんなにも怒りを覚えたのは初めてだ!
ふと2人の方を見ると、ジークも同じように怒っていた。そりゃそうだろう!あまりにも、クレアが可哀そうすぎる。そんなジークに、クレアは泣きながら自分の気持ちをぶつけていた。
その姿を見て、胸が締め付けられた。そう、クレアが頼ったのは俺ではなく、ジークだったのだ。そう思うと、胸が苦しい。ただ、クレアはジークの事を“お兄様みたい”そう言っていたから、兄妹みたいな感じなんだろう。
とにかく、今はクレアを見守ろう。彼女が傷つかない様に、しっかりと!それが、今の俺が出来る唯一の事だから!
その日以降、今まで以上にクレアを気に掛ける様になった。とにかく彼女が心配で、極力側にいる様にした。クレアも俺になれて来たのか、俺が側にいても怯えなくなった。
そんなある日、デビッドと森の見回りに行った時の事だった。
「ウィリアム、あれを見ろ!」
デビッドが指さした先には、大きな洞窟があった。やっと見つけた!間違いない、ジャイアントスネークの巣だ!実はこのジャイアントスネーク、魔物界のトップに君臨しており、このジャイアントスネークから魔物が生産されているのだ。
そしてこのジャイアントスネークは、常に番で生活しており、オスが巣を守り、メスが魔物を生み出す。そう、このジャイアントスネークを倒せば、もうあえて魔物を討伐する必要も無くなる。こいつらを倒せば、クレアを家族の元に帰してやれるのだ。
「ウィリアム、早速明日にでもジャイアントスネーク討伐に向かおう」
「ああ、分かっている。ただ、あいつは凶悪で有名だ。下手をすると、全滅するかもしれない。とにかく、志願者を募ろう」
出来ればクレアを参加させたくはない。それくらい危険な戦いだからだ。だからこそ、志願者のみにした。
「ウィリアム、うちの隊にそんな腰抜けはいないよ。きっと全員が志願するだろう」
「確かにそうかもしれないが…」
「あぁ、クレアを連れて行きたくないと言いたいのだろう。でも、彼女は付いて来ると思うよ。諦めろ!ウィリアム」
デビッドの言った通り、志願者を募った時、真っ先に手を挙げたクレア。もちろん、他の隊員も全員手を挙げた。とにかく、クレアだけは俺が守ろう!たとえ命に代えても。
もちろん、好意を抱いているというのもあるが、何より今まで誰よりも辛く悲しい思いをして来た彼女には、今後の人生で幸せを掴んで欲しい。そう強く思っている。出来ればその相手が俺なら嬉しいが、無理強いをするつもりはない。
ただ、王都に帰った後、クレアが辛い思いをしない様に、公爵令息として全力で守るつもりだ。
正直身分なんていらないと思っていたが、まさか公爵令息として産まれた事に感謝する時が来るなんてな。
でも、まだ気が早いか。とにかく、何が何でもジャイアントスネークを倒さないと!
「ウィリアム、ジャイアントスネーク討伐に関する作戦だが、まず僕とジーク、ハルが馬でオスをおびき寄せるから、出て来たところを皆で一斉に攻撃をしよう」
「ああ、分かった。でも、そんな危険な仕事は、団長の俺の仕事だ!俺が行く!」
「いいや、僕達が行くよ。おびき寄せるだけだ。心配は要らない」
「わかった、とにかく今日はオスだけを狙おう。どれくらい強いのかは未知数だが、さすがに2匹同時には倒せないだろう」
「そうだな、でも、ジャイアントスネークの場合、オスを倒しても、メスが生きている限り1ヶ月もすればまた新しいジャイアントスネークが誕生すると聞く。オスを倒した後、1ヶ月以内にメスも倒さないと意味がない」
「分かっている!とにかく、今日はオスを倒す事に全力を尽くそう」
早速ジャイアントスネークの巣がある場所へと馬で向かう。もちろん、クレアは俺の馬に一緒に乗っている。久しぶりに感じるクレアの温もり。この温もりを離したくない。そんな思いが込み上げる。
ダメだ!今はジャイアントスネークを倒す事に集中しないと!高鳴る鼓動を抑え、何とか目的地に着いた。とにかくクレアには、俺から離れない様に伝えた。
そして作戦通り、デビッドたちがジャイアントスネークをおびき寄せた。姿を現したジャイアントスネーク、正直、その大きさに圧倒される。他の奴らも、かなり驚いて固まっている。
「皆、攻撃魔法を掛けろ!」
俺の掛け声で一斉に攻撃魔法を掛けるが、全く効いていない様だ。そうだ、確かジャイアントスネークは凍らせて倒すのだった。
早速指示を出す。もちろん、ジャイアントスネークも黙っていない。口から毒を出して攻撃してくる。
とにかく凍らせるしかない。俺の掛け声に合わせ、皆で一斉に氷魔法を掛けた。どれくらいかけ続けただろうか。何とかジャイアントスネークを凍らせることが出来た。
周りを見渡すと、皆魔力を使い果たし、倒れこんでいる者も多い。メスはまた今度にしよう。ただ、オスもこのまま凍らしておく訳には行かない。明日、止めを刺しにこよう。
一旦テントに戻る様に指示を出し、皆で馬が繋いである場所に向かおうとした時だった。氷が割れるような音がしたのと同時に、ジークの悲鳴が聞こえた。
急いで後ろを向くと、氷を砕いたジャイアントスネークの側に、ジークが倒れていた。しまった!まだ完全に凍っていなかったのだ!でも、もう魔力もほとんど残っていない。
その時だった、クレアがジークの側へと駆け寄って行ったのだ!
「デビッド、今すぐ皆を連れて逃げろ!このままでは全滅する!」
急いでデビッドに指示を出し、クレアの元へと向かう。次の瞬間、ジャイアントスネークがクレアたちに向かって、尻尾を振り攻撃しようとしたのだ。ダメだ!間に合わない!
その時だった。すっと立ち上がり、ジークを守る様に手を大きく広げたクレアから、物凄い魔力と共に光が放出されたのだ。
正直、眩しすぎて目を開けていられない。
それと同時に、ジャイアントスネークが苦しそうに唸り声をあげる。しばらくすると、光が落ち着いた。
「クレア!」
急いでクレアの元に駆け付ける。クレアを抱き起し、呼吸を確認する。どうやら、気を失っているだけの様だ。
「おい、大丈夫か?」
デビッドと隊員もこちらに走って来た。ふと周りを見ると、ジャイアントスネークが横たわっているのが目に付いた。どうやらクレアが倒した様だ。
「ジャイアントスネークは、クレアが倒した様だ!とにかくジークを!」
俺の言葉で、ジークに駆け寄るデビッド。
「ウィリアム、何とか生きている。ただ、怪我が酷い。魔力が残っている奴は、治癒魔法を!」
そう言って、皆がジークに治癒魔法を掛けるが、やはり意識は戻らない。急いでジークをテントに運ぶよう指示を出した。多分一命を取り留めても、ジークはもう戦えないだろう。
「ウィリアム、さっきの光は…」
「クレアが放ったものだ」
「という事は、クレアは伝説の騎士なのか?」
「その様だな…」
伝説の騎士…
100年に1回程度のペースで産まれると言われる伝説の騎士。その魔力は絶大で、主に光の力でどんな魔物もやっつけると言われている。
まさかクレアが…
「とにかく、テントに戻ろう」
デビッドに促され、クレアを抱きかかえると一旦テントへと戻ったのであった。
すっかり熱も下がり、元気になったクレア。クレアが元気になり、討伐部隊に戻ったその日、俺宛に手紙が届いた。母上からだ。どうせ早く帰って来いという内容なのだろう!
そう思いつつ、手紙を開いた。そこには、“クレアちゃんを守ってあげて!それから、もう1通の手紙は、彼女の両親からです。必ずクレアちゃんに渡すように!”そう書かれていた。一体どういう事なのだろう。
疑問に思いつつ、クレアに手紙を渡した。一瞬動揺するクレア、手が震えていた。一体その手紙には、なんと書かれているのだろう。気になって、クレアのテントの前をウロウロする。すると、クレアが出て来た。
クレアについて行くと、川の方へとやって来た。そして、座り込み空を見上げている。
声を掛けようか、そう思った時だった。ジークがやって来たのだ。ジークに自分の過去を話すクレア。その内容は、はっきり言って胸糞悪い物だった。婚約者に裏切られただけでなく、家族という人質を取り、無理やり討伐に行かせるなんて!
婚約者もクズだが、何よりエミリア!あいつだけは絶対に許さない!こんなにも怒りを覚えたのは初めてだ!
ふと2人の方を見ると、ジークも同じように怒っていた。そりゃそうだろう!あまりにも、クレアが可哀そうすぎる。そんなジークに、クレアは泣きながら自分の気持ちをぶつけていた。
その姿を見て、胸が締め付けられた。そう、クレアが頼ったのは俺ではなく、ジークだったのだ。そう思うと、胸が苦しい。ただ、クレアはジークの事を“お兄様みたい”そう言っていたから、兄妹みたいな感じなんだろう。
とにかく、今はクレアを見守ろう。彼女が傷つかない様に、しっかりと!それが、今の俺が出来る唯一の事だから!
その日以降、今まで以上にクレアを気に掛ける様になった。とにかく彼女が心配で、極力側にいる様にした。クレアも俺になれて来たのか、俺が側にいても怯えなくなった。
そんなある日、デビッドと森の見回りに行った時の事だった。
「ウィリアム、あれを見ろ!」
デビッドが指さした先には、大きな洞窟があった。やっと見つけた!間違いない、ジャイアントスネークの巣だ!実はこのジャイアントスネーク、魔物界のトップに君臨しており、このジャイアントスネークから魔物が生産されているのだ。
そしてこのジャイアントスネークは、常に番で生活しており、オスが巣を守り、メスが魔物を生み出す。そう、このジャイアントスネークを倒せば、もうあえて魔物を討伐する必要も無くなる。こいつらを倒せば、クレアを家族の元に帰してやれるのだ。
「ウィリアム、早速明日にでもジャイアントスネーク討伐に向かおう」
「ああ、分かっている。ただ、あいつは凶悪で有名だ。下手をすると、全滅するかもしれない。とにかく、志願者を募ろう」
出来ればクレアを参加させたくはない。それくらい危険な戦いだからだ。だからこそ、志願者のみにした。
「ウィリアム、うちの隊にそんな腰抜けはいないよ。きっと全員が志願するだろう」
「確かにそうかもしれないが…」
「あぁ、クレアを連れて行きたくないと言いたいのだろう。でも、彼女は付いて来ると思うよ。諦めろ!ウィリアム」
デビッドの言った通り、志願者を募った時、真っ先に手を挙げたクレア。もちろん、他の隊員も全員手を挙げた。とにかく、クレアだけは俺が守ろう!たとえ命に代えても。
もちろん、好意を抱いているというのもあるが、何より今まで誰よりも辛く悲しい思いをして来た彼女には、今後の人生で幸せを掴んで欲しい。そう強く思っている。出来ればその相手が俺なら嬉しいが、無理強いをするつもりはない。
ただ、王都に帰った後、クレアが辛い思いをしない様に、公爵令息として全力で守るつもりだ。
正直身分なんていらないと思っていたが、まさか公爵令息として産まれた事に感謝する時が来るなんてな。
でも、まだ気が早いか。とにかく、何が何でもジャイアントスネークを倒さないと!
「ウィリアム、ジャイアントスネーク討伐に関する作戦だが、まず僕とジーク、ハルが馬でオスをおびき寄せるから、出て来たところを皆で一斉に攻撃をしよう」
「ああ、分かった。でも、そんな危険な仕事は、団長の俺の仕事だ!俺が行く!」
「いいや、僕達が行くよ。おびき寄せるだけだ。心配は要らない」
「わかった、とにかく今日はオスだけを狙おう。どれくらい強いのかは未知数だが、さすがに2匹同時には倒せないだろう」
「そうだな、でも、ジャイアントスネークの場合、オスを倒しても、メスが生きている限り1ヶ月もすればまた新しいジャイアントスネークが誕生すると聞く。オスを倒した後、1ヶ月以内にメスも倒さないと意味がない」
「分かっている!とにかく、今日はオスを倒す事に全力を尽くそう」
早速ジャイアントスネークの巣がある場所へと馬で向かう。もちろん、クレアは俺の馬に一緒に乗っている。久しぶりに感じるクレアの温もり。この温もりを離したくない。そんな思いが込み上げる。
ダメだ!今はジャイアントスネークを倒す事に集中しないと!高鳴る鼓動を抑え、何とか目的地に着いた。とにかくクレアには、俺から離れない様に伝えた。
そして作戦通り、デビッドたちがジャイアントスネークをおびき寄せた。姿を現したジャイアントスネーク、正直、その大きさに圧倒される。他の奴らも、かなり驚いて固まっている。
「皆、攻撃魔法を掛けろ!」
俺の掛け声で一斉に攻撃魔法を掛けるが、全く効いていない様だ。そうだ、確かジャイアントスネークは凍らせて倒すのだった。
早速指示を出す。もちろん、ジャイアントスネークも黙っていない。口から毒を出して攻撃してくる。
とにかく凍らせるしかない。俺の掛け声に合わせ、皆で一斉に氷魔法を掛けた。どれくらいかけ続けただろうか。何とかジャイアントスネークを凍らせることが出来た。
周りを見渡すと、皆魔力を使い果たし、倒れこんでいる者も多い。メスはまた今度にしよう。ただ、オスもこのまま凍らしておく訳には行かない。明日、止めを刺しにこよう。
一旦テントに戻る様に指示を出し、皆で馬が繋いである場所に向かおうとした時だった。氷が割れるような音がしたのと同時に、ジークの悲鳴が聞こえた。
急いで後ろを向くと、氷を砕いたジャイアントスネークの側に、ジークが倒れていた。しまった!まだ完全に凍っていなかったのだ!でも、もう魔力もほとんど残っていない。
その時だった、クレアがジークの側へと駆け寄って行ったのだ!
「デビッド、今すぐ皆を連れて逃げろ!このままでは全滅する!」
急いでデビッドに指示を出し、クレアの元へと向かう。次の瞬間、ジャイアントスネークがクレアたちに向かって、尻尾を振り攻撃しようとしたのだ。ダメだ!間に合わない!
その時だった。すっと立ち上がり、ジークを守る様に手を大きく広げたクレアから、物凄い魔力と共に光が放出されたのだ。
正直、眩しすぎて目を開けていられない。
それと同時に、ジャイアントスネークが苦しそうに唸り声をあげる。しばらくすると、光が落ち着いた。
「クレア!」
急いでクレアの元に駆け付ける。クレアを抱き起し、呼吸を確認する。どうやら、気を失っているだけの様だ。
「おい、大丈夫か?」
デビッドと隊員もこちらに走って来た。ふと周りを見ると、ジャイアントスネークが横たわっているのが目に付いた。どうやらクレアが倒した様だ。
「ジャイアントスネークは、クレアが倒した様だ!とにかくジークを!」
俺の言葉で、ジークに駆け寄るデビッド。
「ウィリアム、何とか生きている。ただ、怪我が酷い。魔力が残っている奴は、治癒魔法を!」
そう言って、皆がジークに治癒魔法を掛けるが、やはり意識は戻らない。急いでジークをテントに運ぶよう指示を出した。多分一命を取り留めても、ジークはもう戦えないだろう。
「ウィリアム、さっきの光は…」
「クレアが放ったものだ」
「という事は、クレアは伝説の騎士なのか?」
「その様だな…」
伝説の騎士…
100年に1回程度のペースで産まれると言われる伝説の騎士。その魔力は絶大で、主に光の力でどんな魔物もやっつけると言われている。
まさかクレアが…
「とにかく、テントに戻ろう」
デビッドに促され、クレアを抱きかかえると一旦テントへと戻ったのであった。
114
あなたにおすすめの小説
婚約者は冷酷宰相様。地味令嬢の私が政略結婚で嫁いだら、なぜか激甘溺愛が待っていました
春夜夢
恋愛
私はずっと「誰にも注目されない地味令嬢」だった。
名門とはいえ没落しかけの伯爵家の次女。
姉は美貌と才覚に恵まれ、私はただの飾り物のような存在。
――そんな私に突然、王宮から「婚約命令」が下った。
相手は、王の右腕にして恐れられる冷酷宰相・ルシアス=ディエンツ公爵。
40を目前にしながら独身を貫き、感情を一切表に出さない男。
(……なぜ私が?)
けれど、その婚約は国を揺るがす「ある計画」の始まりだった。
【完結】呪いのせいで無言になったら、冷たかった婚約者が溺愛モードになりました。
里海慧
恋愛
わたくしが愛してやまない婚約者ライオネル様は、どうやらわたくしを嫌っているようだ。
でもそんなクールなライオネル様も素敵ですわ——!!
超前向きすぎる伯爵令嬢ハーミリアには、ハイスペイケメンの婚約者ライオネルがいる。
しかしライオネルはいつもハーミリアにはそっけなく冷たい態度だった。
ところがある日、突然ハーミリアの歯が強烈に痛み口も聞けなくなってしまった。
いつもなら一方的に話しかけるのに、無言のまま過ごしていると婚約者の様子がおかしくなり——?
明るく楽しいラブコメ風です!
頭を空っぽにして、ゆるい感じで読んでいただけると嬉しいです★
※激甘注意 お砂糖吐きたい人だけ呼んでください。
※2022.12.13 女性向けHOTランキング1位になりました!!
みなさまの応援のおかげです。本当にありがとうございます(*´꒳`*)
※タイトル変更しました。
旧タイトル『歯が痛すぎて無言になったら、冷たかった婚約者が溺愛モードになった件』
お堅い公爵様に求婚されたら、溺愛生活が始まりました
群青みどり
恋愛
国に死ぬまで搾取される聖女になるのが嫌で実力を隠していたアイリスは、周囲から無能だと虐げられてきた。
どれだけ酷い目に遭おうが強い精神力で乗り越えてきたアイリスの安らぎの時間は、若き公爵のセピアが神殿に訪れた時だった。
そんなある日、セピアが敵と対峙した時にたまたま近くにいたアイリスは巻き込まれて怪我を負い、気絶してしまう。目が覚めると、顔に傷痕が残ってしまったということで、セピアと婚約を結ばれていた!
「どうか怪我を負わせた責任をとって君と結婚させてほしい」
こんな怪我、聖女の力ですぐ治せるけれど……本物の聖女だとバレたくない!
このまま正体バレして国に搾取される人生を送るか、他の方法を探して婚約破棄をするか。
婚約破棄に向けて悩むアイリスだったが、罪悪感から求婚してきたはずのセピアの溺愛っぷりがすごくて⁉︎
「ずっと、どうやってこの神殿から君を攫おうかと考えていた」
麗しの公爵様は、今日も聖女にしか見せない笑顔を浮かべる──
※タイトル変更しました
【完結】二度目の子育て~我が子を可愛がったら溺愛されました
三園 七詩
恋愛
私は一人娘の優里亜の母親だった。
優里亜は幼い頃から体が弱く病院でほとんどの時間を過ごしていた。
優里亜は本が好きでよく私にも本の話をしてくれた。
そんな優里亜の病状が悪化して幼くして亡くなってしまう。
絶望に打ちひしがれている時事件に巻き込まれ私も命を落とした。
そして気がつくと娘の優里亜が大好きだった本の世界に入り込んでいた。
身代わりの公爵家の花嫁は翌日から溺愛される。~初日を挽回し、溺愛させてくれ!~
湯川仁美
恋愛
姉の身代わりに公爵夫人になった。
「貴様と寝食を共にする気はない!俺に呼ばれるまでは、俺の前に姿を見せるな。声を聞かせるな」
夫と初対面の日、家族から男癖の悪い醜悪女と流され。
公爵である夫とから啖呵を切られたが。
翌日には誤解だと気づいた公爵は花嫁に好意を持ち、挽回活動を開始。
地獄の番人こと閻魔大王(善悪を判断する審判)と異名をもつ公爵は、影でプレゼントを贈り。話しかけるが、謝れない。
「愛しの妻。大切な妻。可愛い妻」とは言えない。
一度、言った言葉を撤回するのは難しい。
そして妻は普通の令嬢とは違い、媚びず、ビクビク怯えもせず普通に接してくれる。
徐々に距離を詰めていきましょう。
全力で真摯に接し、謝罪を行い、ラブラブに到着するコメディ。
第二章から口説きまくり。
第四章で完結です。
第五章に番外編を追加しました。
旦那様、政略結婚ですので離婚しましょう
おてんば松尾
恋愛
王命により政略結婚したアイリス。
本来ならば皆に祝福され幸せの絶頂を味わっているはずなのにそうはならなかった。
初夜の場で夫の公爵であるスノウに「今日は疲れただろう。もう少し互いの事を知って、納得した上で夫婦として閨を共にするべきだ」と言われ寝室に一人残されてしまった。
翌日から夫は仕事で屋敷には帰ってこなくなり使用人たちには冷たく扱われてしまうアイリス……
(※この物語はフィクションです。実在の人物や事件とは関係ありません。)
【完結】「お前とは結婚できない」と言われたので出奔したら、なぜか追いかけられています
22時完結
恋愛
「すまない、リディア。お前とは結婚できない」
そう告げたのは、長年婚約者だった王太子エドワード殿下。
理由は、「本当に愛する女性ができたから」――つまり、私以外に好きな人ができたということ。
(まあ、そんな気はしてました)
社交界では目立たない私は、王太子にとってただの「義務」でしかなかったのだろう。
未練もないし、王宮に居続ける理由もない。
だから、婚約破棄されたその日に領地に引きこもるため出奔した。
これからは自由に静かに暮らそう!
そう思っていたのに――
「……なぜ、殿下がここに?」
「お前がいなくなって、ようやく気づいた。リディア、お前が必要だ」
婚約破棄を言い渡した本人が、なぜか私を追いかけてきた!?
さらに、冷酷な王国宰相や腹黒な公爵まで現れて、次々に私を手に入れようとしてくる。
「お前は王妃になるべき女性だ。逃がすわけがない」
「いいや、俺の妻になるべきだろう?」
「……私、ただ田舎で静かに暮らしたいだけなんですけど!!」
何もしない公爵夫人ですが、なぜか屋敷がうまく回っています
鷹 綾
恋愛
辺境公爵カーネル・クリスの妻となったフィレ・バーナード。
けれど彼女は、屋敷を仕切ることも、改革を行うことも、声高に意見を述べることもしなかった。
指示を出さない。
判断を奪わない。
必要以上に関わらない。
「何もしない夫人」として、ただ静かにそこにいるだけ。
それなのに――
いつの間にか屋敷は落ち着き、
使用人たちは迷わなくなり、
人は出入りし、戻り、また進んでいくようになる。
誰かに依存しない。
誰かを支配しない。
それでも確かに“安心できる場所”は、彼女の周りに残っていた。
必要とされなくてもいい。
役に立たなくてもいい。
それでも、ここにいていい。
これは、
「何もしない」ことで壊れなかった関係と、
「奪わない」ことで続いていった日常を描く、
静かでやさしい結婚生活の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる