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第27話:感動の再会です
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皆からの大歓声を受けながら、王宮の門をくぐったところで止まった。
「「「クレア!!!」」」
「お父様、お母様、お兄様!」
3人にギューッと抱きしめられた。もちろん、私も抱きしめ返す。
「あぁ、クレア。よく無事で帰ってきてくれた!髪が随分と短くなっているが、生きて帰ってきてくれただけで十分だ!」
「お父様たちも元気そうで何よりです!」
感動の再会を行った後、陛下と王妃様、さらに王太子殿下がやって来た。
「クレア嬢、うちのバカ娘のせいで随分と酷い目に合わせてしまった事、本当に申し訳なく思っている。謝って済む問題ではないが、まずは謝罪させてくれ。本当にすまなかった」
そう言って私に頭を下げる陛下たち。
「頭をお上げください。私はこうして元気に帰って来る事が出来ましたので。そんなに気にしないで下さい!」
恐れ多すぎて、急いで頭を上げてもらうよう頼んだ。その時だった。
「クレアちゃんは本当に謙虚なのね。それにしても、令嬢なのにバッサリ髪を切って!可哀そうに!令嬢が髪を切るという事は余程の事よ!あなたは十分傷ついたのだから、大きな顔をして、王族に莫大な慰謝料を請求すればいいのよ」
そう言ったのは、お母様の隣に居た物凄く美しい女性だ。そう言えばこの女性、誰かに似ている…
「それにしても、こんなにも辛い目に合ったのに、バカな王族を気遣うなんて優しい子ね。どう?家の息子と結婚しない?ウィリアムはとてもいい男よ!そもそも、あの子が女の子を追い返さないなんて、きっとクレアちゃんを気に入っているに違いないわ!」
なぜか目を輝かせる夫人。この人、まさか…
「母上、クレアに鼻息荒く迫るのは止めろ。クレアが怯えている!クレア、紹介するよ。母上と父上、こっちが長兄でその横が次兄だ」
ウィリアム様が家族を紹介してくれた。それにしても、全員超絶美男美女だ。美しすぎて目が回りそうだ。おっといけない、私も挨拶をしないと。
「お初にお目にかかります。クレア・マケットと申します。今回の件で私だけでなく、家族までも助けて頂いたと聞いております。本当にありがとうございました」
ウィリアム様の家族に深々と頭を下げた。
「クレアちゃん、そんな事は気にしなくていいのよ!夫人とは今では大の仲良しだし」
そう言って家のお母様の肩を叩いている夫人。
「ウィリアム騎士団長様、クレアが随分とお世話になった様で、ありがとうございました。クレアが無事私たちの元に戻ってきてくれたのも、あなた様のおかげです」
深々と頭を下げる両親とお兄様。私もつられて頭を下げた。
「頭をあげてください!そもそも、今回ジャイアントスネークを倒したのはクレアです。クレアは伝説の騎士だったのです。そのおかげで、討伐部隊も解散する事が出来たのです」
「クレアが…伝説の騎士?」
あり得ないと言った表情をした両親とお兄様。それはそうだろう。私も今でも信じられないくらいだ。
「まあ、まさかクレアちゃんが伝説の騎士だったなんて!凄いわ!」
隣で夫人も大興奮している。
「それから、もう一つ報告があります。実は昨日クレアにプロポーズをして、無事承諾して頂きました。今回の件で伯爵や夫人も慎重になっている部分はあるかと思います。でも、必ずクレアを幸せにします。どうか、クレアを俺にください!」
えぇぇぇ、ここでお父様やお母様にそれを話すの!それにここには沢山の人が居るのよ。副騎士団長始め、ハル達がニヤニヤしながらこっちを見ているわ。陛下や王太子殿下も、口をポカンと開けている。
「ウィリアム騎士団長様、ありがとうございます。娘があなた様を選んだのであれば、私たちが反対する理由はありません!あの子は、今回の件で本当に辛い思いをしました。辛い思いをした分、誰よりも幸せになって欲しいと私どもは思っております。どうか娘を幸せにしてやってください」
ウィリアム様に深々と頭を下げるお父様とお母様。その姿を見て、涙が込み上げて来た。
「ありがとうございます。命に代えても必ず幸せにします」
その瞬間、周りから大歓声が上がった。
「いいぞ!団長!」
「クレア、幸せになれよ!」
「実は俺もクレアが好きだったけれど、団長なら仕方ない!」
「僕も好きだった!」
「おい、誰だ!今どさくさに紛れてクレアの事が好きだったと暴露した奴は!」
ウィリアム様が騎士団員に向かって怒鳴っている。その姿がおかしくて、つい笑いが込み上げた。
「クレアちゃん、あんな息子だけれど、どうかよろしくね」
私の側に来て、そう言ってくれたのはウィリアム様のお母様だ。
「こちらこそ、よろしくお願いします」
急いで頭を下げた。
「ウィリアムはずっと女嫌いで、絶対結婚なんかしないって言っていたから諦めていたの。でも、あなたの様な素敵な女性が来てくれて、本当に嬉しいわ!今度、ウィリアムの兄たちの嫁や孫たちも紹介するわね!また家族が増えると思うと、嬉しいわ」
そう言って嬉しそうに笑ったウィリアム様のお母様。どうやら認めてもらえた様だ。よかった!
「バーレッジ公爵夫人、本当に今回の件、ありがとうございました。まさか、あなた様が言っていた通り、私たちが家族になるなんて思いませんでしたわ」
「あら、だから言ったでしょう。マケット伯爵夫人。私たちは必ず家族になるって。これからもよろしくね」
話しには聞いていたが、まさかお母様同士こんなにも仲がいいなんて、なんだか不思議な光景ね。
「さあ、クレア。そろそろ屋敷に戻ろう。使用人たちがお前の帰りを、首を長くして待っている」
「ええ、分かったわ。それじゃあ、ウィリアム様。また今度」
「今度?明日にもクレアに会いに伯爵家に行くよ。今後正式に婚約を結ぶ話もしないといけないし。俺ももう23歳だ。あまりのんびりはしていられないからね」
確かにこの国では、男性も女性も20歳までに結婚する人が多い。ウィリアム様が早く結婚したいと思うのも無理はないわね。
「マケット伯爵、息子もこう言っていますし、至急婚約だけでも結びたいのですが、よろしいでしょうか」
「もちろんです。バーレッジ公爵。ぜひよろしくお願いします」
隣でお父様同士も話をしている。この分だと、とんとん拍子で話が進みそうね。その後、それぞれの馬車に乗り、各人家路についたのであった。
追記:サミュエルは討伐メンバーではないので、王宮の門をくぐる事が出来ませんでした。
「「「クレア!!!」」」
「お父様、お母様、お兄様!」
3人にギューッと抱きしめられた。もちろん、私も抱きしめ返す。
「あぁ、クレア。よく無事で帰ってきてくれた!髪が随分と短くなっているが、生きて帰ってきてくれただけで十分だ!」
「お父様たちも元気そうで何よりです!」
感動の再会を行った後、陛下と王妃様、さらに王太子殿下がやって来た。
「クレア嬢、うちのバカ娘のせいで随分と酷い目に合わせてしまった事、本当に申し訳なく思っている。謝って済む問題ではないが、まずは謝罪させてくれ。本当にすまなかった」
そう言って私に頭を下げる陛下たち。
「頭をお上げください。私はこうして元気に帰って来る事が出来ましたので。そんなに気にしないで下さい!」
恐れ多すぎて、急いで頭を上げてもらうよう頼んだ。その時だった。
「クレアちゃんは本当に謙虚なのね。それにしても、令嬢なのにバッサリ髪を切って!可哀そうに!令嬢が髪を切るという事は余程の事よ!あなたは十分傷ついたのだから、大きな顔をして、王族に莫大な慰謝料を請求すればいいのよ」
そう言ったのは、お母様の隣に居た物凄く美しい女性だ。そう言えばこの女性、誰かに似ている…
「それにしても、こんなにも辛い目に合ったのに、バカな王族を気遣うなんて優しい子ね。どう?家の息子と結婚しない?ウィリアムはとてもいい男よ!そもそも、あの子が女の子を追い返さないなんて、きっとクレアちゃんを気に入っているに違いないわ!」
なぜか目を輝かせる夫人。この人、まさか…
「母上、クレアに鼻息荒く迫るのは止めろ。クレアが怯えている!クレア、紹介するよ。母上と父上、こっちが長兄でその横が次兄だ」
ウィリアム様が家族を紹介してくれた。それにしても、全員超絶美男美女だ。美しすぎて目が回りそうだ。おっといけない、私も挨拶をしないと。
「お初にお目にかかります。クレア・マケットと申します。今回の件で私だけでなく、家族までも助けて頂いたと聞いております。本当にありがとうございました」
ウィリアム様の家族に深々と頭を下げた。
「クレアちゃん、そんな事は気にしなくていいのよ!夫人とは今では大の仲良しだし」
そう言って家のお母様の肩を叩いている夫人。
「ウィリアム騎士団長様、クレアが随分とお世話になった様で、ありがとうございました。クレアが無事私たちの元に戻ってきてくれたのも、あなた様のおかげです」
深々と頭を下げる両親とお兄様。私もつられて頭を下げた。
「頭をあげてください!そもそも、今回ジャイアントスネークを倒したのはクレアです。クレアは伝説の騎士だったのです。そのおかげで、討伐部隊も解散する事が出来たのです」
「クレアが…伝説の騎士?」
あり得ないと言った表情をした両親とお兄様。それはそうだろう。私も今でも信じられないくらいだ。
「まあ、まさかクレアちゃんが伝説の騎士だったなんて!凄いわ!」
隣で夫人も大興奮している。
「それから、もう一つ報告があります。実は昨日クレアにプロポーズをして、無事承諾して頂きました。今回の件で伯爵や夫人も慎重になっている部分はあるかと思います。でも、必ずクレアを幸せにします。どうか、クレアを俺にください!」
えぇぇぇ、ここでお父様やお母様にそれを話すの!それにここには沢山の人が居るのよ。副騎士団長始め、ハル達がニヤニヤしながらこっちを見ているわ。陛下や王太子殿下も、口をポカンと開けている。
「ウィリアム騎士団長様、ありがとうございます。娘があなた様を選んだのであれば、私たちが反対する理由はありません!あの子は、今回の件で本当に辛い思いをしました。辛い思いをした分、誰よりも幸せになって欲しいと私どもは思っております。どうか娘を幸せにしてやってください」
ウィリアム様に深々と頭を下げるお父様とお母様。その姿を見て、涙が込み上げて来た。
「ありがとうございます。命に代えても必ず幸せにします」
その瞬間、周りから大歓声が上がった。
「いいぞ!団長!」
「クレア、幸せになれよ!」
「実は俺もクレアが好きだったけれど、団長なら仕方ない!」
「僕も好きだった!」
「おい、誰だ!今どさくさに紛れてクレアの事が好きだったと暴露した奴は!」
ウィリアム様が騎士団員に向かって怒鳴っている。その姿がおかしくて、つい笑いが込み上げた。
「クレアちゃん、あんな息子だけれど、どうかよろしくね」
私の側に来て、そう言ってくれたのはウィリアム様のお母様だ。
「こちらこそ、よろしくお願いします」
急いで頭を下げた。
「ウィリアムはずっと女嫌いで、絶対結婚なんかしないって言っていたから諦めていたの。でも、あなたの様な素敵な女性が来てくれて、本当に嬉しいわ!今度、ウィリアムの兄たちの嫁や孫たちも紹介するわね!また家族が増えると思うと、嬉しいわ」
そう言って嬉しそうに笑ったウィリアム様のお母様。どうやら認めてもらえた様だ。よかった!
「バーレッジ公爵夫人、本当に今回の件、ありがとうございました。まさか、あなた様が言っていた通り、私たちが家族になるなんて思いませんでしたわ」
「あら、だから言ったでしょう。マケット伯爵夫人。私たちは必ず家族になるって。これからもよろしくね」
話しには聞いていたが、まさかお母様同士こんなにも仲がいいなんて、なんだか不思議な光景ね。
「さあ、クレア。そろそろ屋敷に戻ろう。使用人たちがお前の帰りを、首を長くして待っている」
「ええ、分かったわ。それじゃあ、ウィリアム様。また今度」
「今度?明日にもクレアに会いに伯爵家に行くよ。今後正式に婚約を結ぶ話もしないといけないし。俺ももう23歳だ。あまりのんびりはしていられないからね」
確かにこの国では、男性も女性も20歳までに結婚する人が多い。ウィリアム様が早く結婚したいと思うのも無理はないわね。
「マケット伯爵、息子もこう言っていますし、至急婚約だけでも結びたいのですが、よろしいでしょうか」
「もちろんです。バーレッジ公爵。ぜひよろしくお願いします」
隣でお父様同士も話をしている。この分だと、とんとん拍子で話が進みそうね。その後、それぞれの馬車に乗り、各人家路についたのであった。
追記:サミュエルは討伐メンバーではないので、王宮の門をくぐる事が出来ませんでした。
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